【テニス】関東学生新進テニス選手権大会 1日目 男子シングルス1回戦 新進開幕! 5選手が初戦突破を果たす
関東学生新進テニス選手権大会
2016年2月14日(水)
青山学院大学緑ヶ丘テニスコート、明治大学西調布合宿所テニスコート、日本大学玉川上水テニスコート
新進初日。この日は男子シングルス1回戦が行われ、法大からは8名の選手が出場した。同校対決が3回行われるなど、初日から熱戦が繰り広げられた。
試合結果
男子シングルス1回戦
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 |
---|---|---|---|
○* | 柚木武(スポ1) | 6-3,6-3 | 萬福健太郎(経3) |
● | 小谷野佑太(スポ3) | 4-6,2-6 | 池添克哉(明大) |
● | 石澤祐輝(営2) | 5-7,2-6 | 町田亮(早大) |
○ | 前崎直哉(経3) | 6-2,6-1 | 古賀大貴(明大) |
○* | 藪巧光(経2) | 6-2,6-2 | 松尾魁人(社3) |
○ | 楠原悠介(経2) | 7-6(9),6-2 | 蓮見亮登(明大) |
●* | 横尾淳司(社1) | 0-1 | 藤田颯太(早大) |
○* | 鈴木保貴(スポ2) | 6-1,6-1 | 小見山僚(スポ3) |
戦評
青山学院大学緑ヶ丘テニスコートの1回戦目で登場したのは、今年の新進の本戦初出場となった石澤祐輝(営2)。初めは第2ゲーム目でブレイクを取られたものの、後半から相手の緩い球もしっかり打ち返すといたような粘り強さを見せ、5-5まで追い上げた。しかし、第1セットは、ギリギリのところで相手に先取を許してしまう。巻き返したい第2セットでも、長いラリーを続けるものの、2-6で石澤の初本戦は幕を閉じた。今回の本戦を楽しみながらやっていた彼は、また次の試合で天下を目指す。法大同士の戦いとなった柚木武(経2)と萬福健太郎(経3)。柚木の積極的な攻めに萬福は圧倒され、ファーストセットを6−3で柚木が先取する。しかし、セカンドセットで萬福は自分のテニスを取り戻すと、粘りを見せ接戦となった。しかしセカンドセットもファーストセットと同様6−3で柚木が獲得し、柚木のストレート勝ちに終わった。再び法大同士の対決となった藪巧光(経2)と松尾魁人(社3)。物おじせず、のびのびとしたプレーする藪の勢いに松尾はのまれ6-2でファーストセットを終える。セカンドセットではなんとか食らいつこうとする松尾。長いラリーが繰り広げられた。しかしファーストセット同様6-2で試合を終え藪がストレート勝ちを収めた。法大の最大のライバル明大との勝負に当たったのは楠原悠介(経2)。楠原は、ファーストセットから4-1とブレイクをとり上々の滑り出しを見せたが、相手も負けじと追い上げを見せ、タイブレイクへと差し掛かる激戦に。結果は11-9と見事、楠原がファーストセットを物にした。そこからも、相手の追い上げなど苦にせず大差をつけ圧巻な大勝利を収めた。1回戦同校対決のラストを飾ったのは、鈴木保貴(スポ2)と小見山僚(スポ3)。小見山がいろいろと鈴木に仕掛けるものの、なかなかその手には乗らない鈴木。小見山も思わず「もったいねぇ」と悔しさを表すシーンも見られた。結果、鈴木のストレート勝ちとなったが、法大同士、互いに相手のことをよく知っているからこそ両者共に意味のある試合となった。(下石川愛実、近藤のぞみ)
選手コメント
小谷野佑太
ー今日の試合を振り返っていかがですか
昨日ドローが決まって第1シードと対戦することになりました。自分の中ではこの大会は春関につながる大事な試合と位置付けていたので今日の反省としては相手のペースに乗らないようにするということが大事だと思いました。
ー今日の試合のターニングポイントはありますか
2セット目の第4ゲームですね。今日の試合で1番長いラリーを落としてしまったことが精神的にもかなり痛かった場面でした。
ー新体制となりましたが現在のチームの雰囲気はいかがですか
明るい部員が多いので雰囲気良く練習ができていると思います。テニスにより集中できる環境を作ろうと思って今は練習をしているのでそういった意味ではすごく良い状態だと思います。
ー昨年のチームとは何か変えたことはありますか
とりわけ変えたことはないですけど自分たち上級生がしっかりとした行動をしないと後輩に示しがつかないので、まずは上級生がしっかりした振る舞いをするように心がけています。
ー今年の部としての目標などがあれば教えてください
王座優勝を目標に掲げました。
ー個人としての目標を教えてください
自分自身まだインカレの本戦には出場経験がないのでまずは春関でしっかりと結果を残してインカレへとつなげていけるようにしたいです。
ー今後へ向けてひとことお願いします
明日ダブルスの試合があるのでまずはそこで1勝して春関に繋げていきたいです。
小見山僚
―試合を振り返って
最後の新進で、せっかく本戦のシードに入れたのにまさか後輩と当たることとは思ってもいなかったです。一番当たりたくない相手で、普段の練習から負けることが多かったので試合で打ち崩すしかないなと思っていました。今日僕が打ったのは結構入っていたのですが、相手に全部とられたのでどうしようもないなという感じで一瞬で終わってしまいました。今回の新進は鈴木にとって大事な次の春に向けた試合となってくるので、頑張ってもらわないと自分が負けた意味無いと思うので頑張ってもらいたいです。
―昨年痛めた肩の調子は
大分良くなりました。しかし壊す前ほどは打てず、まだ少し違和感を感じます。
―今年のダブルでの目標は
去年インカレベスト4だったので今年はそれ以上を目指し、リーグも全勝でチームも王座に行けるように貢献したいです。
―今年のチームの目標は
今年は王座に行けると思っているので、王座での優勝を目標に頑張っていきたいです。個人的にはダブルスでしか勝っていないので、シングルスでもインカレで本戦の上の方に行きたいと思っています。
松尾魁人
ー今日の試合を振り返ってみて
全体的に見て、流れを変えられなかった所が自分的に納得がいかなかった所です。就職活動の両立が難しく、練習量が減ってしまって自分の持ち味がだせなかったところが一番悔しいところでした。
ー今年の目標は
1年目でインカレはでたのですが、怪我でそれ以降出てないのでまたインカレにもどってベスト8、ベスト4と勝ち進みたいです。そしてリーグ戦にもチャンスがあればもう一回出さしてもらってチームに貢献していきたいです。
ー今後の課題は
練習量が減った時の試合だったのでまたそういった時に自分ができる範囲のテニスというものを考えて合わせていかなければいけないなと思いました。
萬福健太郎
-今日の試合を振り返って
同校対決でお互いに手の内は知りつくしていました。なのでやり方は最初からわかっていたのですが、思った以上に柚木がサーブはもちろん、ストロークも強かったです。もうブレイクされたら負けだなと思っていたのですが、幸先早々ブレイクされてしまったので、意外と厳しいなと思いました。サーブがちょっとイップスでアンダーサーブでいこうと思って、柚木も低い球が苦手なのでそれでなんとかキープはできたのですが、やはり柚木のサーブをなかなかブレイクできない。なので、完敗ですね。
-2次予選はいかがでしたか
とりあえず、サーブは上から打ってコート内に入れるだけ入れて、ストロークがそんなに強い相手じゃないので、なんとかやれました。ラリーしてひたすら粘ってという感じで勝ちましたかね。2回戦の相手はそんなに強い相手じゃなかったのでなんとか気持ちだけで勝ち切った感じですね。あと、2次予選の決勝が高校の後輩だったので本当に意地を見せ勝ち抜いたって感じです。
-今後の目標はありますか
シングルスはまだ新進しか本戦に上がったことがないので、まずは本戦目指したいです。また、まだインカレにも出たことがないので、そのためにまずは予選を勝ち抜けるようにしたいです。就活もあるのですが、空いてる時間しっかり見つけてまた時間作って練習したいと思います。あとはどうしてもサーブが課題になってくるので、時間は短いですが、しっかり治していきたいと思います。
石澤祐輝
ー今日の試合を振り返って
楽しくやれたと思います。
ー2次予選を振り返ってみて
準決勝がファイナルセットまでいって、緊張したのですがしっかりと勝ちきることができたのでそこで良い流れができて2次の決勝も勝つことができたと思います。
ー今年の目標は
春関で勝って、インカレ予選まで引っかかればいいなと思っています。
ー今後の課題は
僕は球が遅く、とりあえず走るしかないので春までに5倍くらい走れるようになります。
ー課題を克服するためには
トレーナーにもっと追い込んでもらってストイックに日々生きていこうと思います。
フォトギャラリー
- 予選からの好調を維持する柚木
- 萬福は柚木に敗北を喫する
- 新進本戦に初出場となった石澤
- 本戦スタートの藪は好調な滑り出し
- けがからの復活を期す松尾
- 相手のペースを崩し、勝利した鈴木
- 小見山は故障からの完全復活とはならず
- 得意のバックハンドで圧倒した前崎
- 新主将に就任した小谷野