【ハンド】1年間の集大成 インカレ開幕直前!4年生&注目選手インタビュー
2018年11月4日(日)
法政大学多摩キャンパス
ついに1年間の集大成の舞台が幕を開ける。11月10日から5日間にわたり、大阪の地で開催される全日本学生選手権大会(インカレ)。法大ハンド部は昨年には11年ぶりに3回戦に進出し、ベスト8入りを果たした。昨年から大幅な選手変更、戦力ダウンは見られず、今年も十分に上位を狙えるメンバーがそろっている。今回はチームの様子やインカレにかける思いを、引退を目前に控えた4年生を中心に、注目選手に伺った。
選手コメント
福本直也 主将 (経4)
—入れ替え戦の後から新コーチを迎えたそうですが、チームの変化について
今までは指導者がいなかったので、自分たちの経験でしかプレーの幅がありませんでした。そういったところで春リーグと秋リーグは苦戦したので、教えて頂いている身としてはとてもためになっています。練習試合でもいい成果がでていて、着実にレベルアップしていると思います。
—具体的にどういった指導を受けていますか
ディフェンスのシステムだとか、主に守り方です。今までそこまで決まりがなかったところに決まりができて、相手のプレーに対してどう守るかが明確になりました。攻撃も早打ちしないだとか、指導者に言われることで説得力も増しました。そこからのプレーの展開も幅が広がって色々なところが見えるようになり、攻めも守りもやりやすくなりました。
—練習試合での成果は
今まではずっと同じメンバーが出ていたんですけど、今は全員ができるようにと色々なメンバーで試しています。その中で全員がちゃんとそのシステムに対して入っていけるように練習試合をしました。結果よりも内容にこだわっています。今までは結果だけを見て、勝った負けたで良し悪しを決めていたんですけど、そうではなく負けた中でも通用したプレーを見分けられるようになりました。それはローランドコーチが来てから変わったことだと思います。
—練習メニューはどなたが組み立てていますか
基本は4年生が中心になって考えています。僕と(沖山)葉太が基本考えて、それでいいのかを他の4年生や3年生に聞きながら練習は進めてきました。
—1回戦の対戦相手は愛教大です
相手も身長はないですし、自分たちみたいなチームなのかなと思っています。あまり深く考えずに、結構シンプルなプレーを多く使っていきたいです。考えすぎてうまくいかないよりも、シンプルにやろうと考えています。
—2回戦は福岡大が勝ち上がってくる可能性が濃厚です
福岡大は西日本インカレで優勝しているチームです。西の王者というイメージなんですけど、そこまで情報があるわけではなく、ビデオを見たくらいです。世代別の代表に選ばれている選手もいて、身長も結構あるチームなので手強い相手だとは思います。しっかり自分たちのことを信じて試合をして、最後に結果がついてくればいいかなと思っています。
—どのような戦いを
ディフェンスでしっかりと粘りたいです。秋リーグでは攻撃のミスが多かったんですけど、そこを気にしててもしょうがないです。ディフェンスで守って速攻につなげられた方が、試合としてもうまくいくと思います。点を取るゲームよりも守ってロースコアで勝ち切るゲームをしたいです。
—最後のインカレとなります
本当に最後になるので悔いがないようにやりたいです。チームの勝利だけを考えて行動して、最後は優勝して終われるように1試合目から全力で頑張って行きたいと思います。
沖山葉太 副将 (スポ4)
―現在のチームの雰囲気について
リーグ戦中はあまり良くないというか、意見がかみ合わなかったりしました。入れ替え戦でいい感じで勝ててからは、ローランドさんも来てくださったこともあり、練習の雰囲気とかは良くなりました。一人一人がインカレへ向けて意識を持ってできているので、チームの一体感がより増したように感じます。
―昨季にはオフェンスでの出場機会も増えましたが、現在のご自身の役割は
ディフェンスとかオフェンスとか関係なしに、できることをひたすらに頑張ろうと思っています。インカレでオフェンスをやることはほぼないので、リーグ戦ほど試合に出る時間は長くないと思うんですけど、出ている時間は頑張って後輩にいい姿を見せて引退したいです。
―ディフェンスは現在強化中であると伺いました
リーグ戦が終わってからディフェンスが少し崩れてしまいました。練習試合を重ねていくうちどんどん良くなってきているので、インカレの時には完成すると思っています。1回戦に勝っていくうちにどんどん強くなっていけばいいと思います。
―練習試合の手ごたえは
今までは練習試合をタラタラとこなすような感じだったんですけど、今は一人一人目標を持ってできています。チームとしての雰囲気はまだ盛り上がりには欠けるんですけど、それは本番にとっておいて、技術的な面はどんどん良くなってきているので、あと少ない練習の中で上げていければと思います。
―インカレの対戦相手の対策は
1回戦の相手も強いチームなんですけど、1回戦の相手よりかは2回戦の相手に照準を合わせています。2回戦に上がってくるだろう福大はすごいでかくて、西日本で一番強いチームです。自分たちよりも格は上だと思うんですけど、チームの雰囲気だったり気持ちの部分で上回って勝ちたいと思います。
―最後のインカレとなります
今までハンドボールを続けてきて、これで最後になります。自分自身のパフォーマンスもそうですけどチームが勝つことが全てだと思うので、チームの勝利のために一つでも貢献できたらなと思っています。泥臭いプレーでとにかくチームを盛り上げたいです。
田島走 副将 (社4)
―現在のチームの状況について
上々です。新しい指導者の方が来てくださって、その方が見てくれています。しっかりしてる人なのでみんなそれを聞いて、前よりちゃんとやってるなという感じです。
―指導者の方はいつ頃から
10月末ごろからです。秋リーグの試合も見に来てくれていたんですけど、指導はずっとしていなかったんです。でも本格的に見に来てくれるようになり、インカレもベンチに入ってくれるので心強いです。
―練習に変化は
指導者のローランドさんが考えたメニューをどんどん取り入れています。やっていることはそんなに変わらないんですけど、チームの方向性が変わりました。
―インカレの1回戦の対戦相手が愛教大に決まりました
映像を見てミーティングをしました。そこまで特徴のあるチームではないように感じました。最近教わっていることなどをちゃんとできれば勝てると思います。
―2回戦が山場になると思われます
みんな福大がくると予想しています。福大の映像も見たんですけど、かなり完成度が高かったです。ディフェンスもキーパーも強いので、山場になると思います。
―どのような戦いを
セットディフェンスになると厳しいと思います。相手はでかいし、すごいディフェンスがいい感じだったので。なので相手も狙っていると思うんですけど、こっちが守って速攻で行くパターンで勝てたらと思います。
―昨日の練習試合の雰囲気は
1週間前にも筑波とやりました。その時は筑波もやる気のあるチームなので、互いにいい感じでやれました。ディフェンスとか、教えられたことをどんどん実践して行って、良くはなってきていると思います。
―最後のインカレとなります
入れ替え戦の時なんかは絶対に負けられないってみんな思っていて、がむしゃらになってやっていました。インカレもそれと同じで、もう本当に最後です。今年の4年はみんなハンドボールをやることもないと思うので、かみ締めながらがむしゃらにできればと思います。ハンドボール人生の集大成として、親だったり、見に来てくださる関係者の方々への感謝の気持ちを忘れず、恩返しができるように、自分のプレーでそれを表していきたいと思います。
仲村充 (社4)
―現在のチームの雰囲気は
入れ替え戦が終わってからみんなプレッシャーがなくなりました。インカレへ向けて楽しく、いい感じに雰囲気が保てていると感じます。
―練習面での変化は見られますか
一人一人が自分のやりたいプレーを意識して、前よりもハンドボール集中してプレーできていると思います。
―インカレでどの様なプレーをしたいか、イメージは持っていらっしゃいますか
去年は相当ひどかったので、今年はチームを助けられるセービングをしたいです。
―対戦相手のシュートの映像などはご覧になられましたか
見ました。結構上からのシュートが多いので、自分としては止めやすいかなという印象でした。たぶん大丈夫だと思います。
―最後のインカレとなりますが意気込みを
勝っても負けてもラストで、自分のハンドボール人生の節目になるので、全力を出し切ります。
深井亮太 (理4)
―入れ替え戦を終えてからのチームの雰囲気は
入れ替え戦がすごいいい雰囲気で勝てたので、そのまま継続してこれていると思います。
―キーパーとして普段の練習は
キャンパスが違うので、普段の練習にはあまり参加できていません。そのぶん来た時にはちゃんとどのシュートにも一本一本、真面目にやっています。
―インカレの対戦相手が決まりましたが
1回戦目の相手は実際よく分かりません。普通にこのままの雰囲気でいけば勝てると思います。やっぱり山場は2回戦です。そこを越えられれば、そのままの流れでいけるんじゃないかなと思います。
―来年2人のキーパーが抜けますが、後輩の横山選手について
彼もキーパーになって半年しか経っていないので、一応僕と仲村君で指導はしています。彼は上手い選手なので、来年の法政の守護神になってくれると思います。
―最後のインカレとなります
2年生の時はメンバーに入っていないんですけど、1年生の時から一応入らせてもらっていて、本当にあっという間だったと感じます。最後のインカレは特別で、込み上げてくるものがあるので、全力を出し切りたいです。
黛祐貴 (経4)
―現在のチームの状態について
ローランドさんが来てディフェンスのシステムが結構変わりました。前よりも相手にプレーさせる隙を与えないようになり、ディフェンス面が強化されてきていると感じます。
―具体的なディフェンスの変化は
前までは結構受け身でやっていたんですけど、今は相手にどんどん当たっていってフィジカルで勝っていくような感じになりました。
―練習試合の手ごたえは
昨日(国士大戦)のはあまり良くなかったんですけど、筑波とやった時にはディフェンスがちゃんと機能しました。チーム自体も盛り上がって良かったと思います。
―ご自身の課題は
自分は体がないので当たりが弱いというのがあります。リーグの途中でけがをしてしまったので、最後の方は出ていないんですけど、そこが課題だと思います。
―最後のインカレへ向けて
13年続けてきたハンドボールが一区切りになってしまうので、最後には日本一が取れたらいいなと思います。
松岡寛尚 (経3)
—インカレまで残りわずかですがチームの雰囲気はいかがですか
筑波大学から法政に来たローランドというコーチに自分たちの練習を見てもらっています。今までは選手だけで練習していて、やることが明確じゃありませんでした。各々バラバラで練習していて、チームというよりかは個人の塊みたいな感じだったんですけど、ローランドのおかげでディフェンスの組織とかオフェンスの時間の使い方とかが明確になりました。インカレに向けて良い感じでチームがまとまってきてると思います。
—オフェンスのミスが多いことを課題に挙げていましたが、練習試合ではどうでしたか
練習試合では前半だけでオフェンスが大体28回ありました。その中で18点取ってて、しかもミスらしいミスはなく、シュートを外してしまったというミスだったので良い形だと思います。インカレでも練習試合みたいなオフェンスができれば良いです。できるだけ練習通りのオフェンスができれば良いと思ってます。
—エースという立場でのインカレですが
インカレはリーグ戦と違い、1試合負けたらもう終わりなので1本1本、1戦1戦集中したいですね。シュート確率にこだわってチームを勝たせられるようにしたいです。
—4年生との最後の試合ですが
自分が法政に入った理由が、(田島)走さんと(仲村)充さんとやりたいという思いがあったからです。なのでここ3年で1番気合いが入ってます。
山本晃大 (スポ3)
—入れ替え戦の心境は
負けたら新チームになった時、本当にきついと思ってたので試合中は諦めず戦いました。
—チームの課題と現状は
チームの課題としてはオフェンスのミスを減らすことと、ディフェンスでした。練習試合ではミスも少なく、インカレに向けて良い調子で来てると思います。
—ご自身のコンディションは
別に悪くもなく良くもなく普通ですね。
—4年生との最後の大会となります
4年生の人とは3年間一緒にやってきて感謝の思いがあります。試合に出られない4年生のためにも、勝って良い結果残せるように頑張りたいです。
—法大の強みは
選手の個々の能力が高いことですね。上手く噛み合うと爆発力があってすごいんですけど、かみ合わないときは個々の能力が強すぎるぶん、自分が自分がみたいなプレーをしてしまいます。でも、個々の能力の高さでいえば関東の中でもトップクラスだと思ってます。
—センターというポジションで意識してることは
自分で点を取るよりかは自分のアシストで点を取ってくれる方が嬉しいので、その辺りを意識してプレーしています。
—インカレ向けて
優勝を目標にというよりは、1戦1戦目の前の試合を勝ち進んでいくということを意識して頑張ります。
山本祐輝 (社3)
―現在取り組む課題について
入れ替え戦を終えてチームの雰囲気も戻ってきたと思います。ローランドコーチにも来ていただいて、チームとしての在り方だとか戦術とかを教えてもらっています。インカレへ向けていい状態だと思います。
―現在は当たりの強いディフェンスを意識されていると伺いました
他のチームと比べて、フリースローを取る回数が少ないというのが課題になっていました。チームを統一させることで仲間同士の信頼感が出て、前に出て強く当たることができるようになってきたのだと思います。
―対戦相手の印象について
愛知教育大学というのはあまり聞いたことがありませんでした。でも高校の時に対戦した選手が少しいたりします。2回戦で当たるだろう福岡大学は西日本インカレで優勝しているチームなので、2回戦から厳しい戦いになるだろうと思うんですけど、チーム一丸なって戦いたいと思います。
―福大はフィジカルの強い選手が揃っています
3枚目として、相手に負けずにしっかり当たりにいければいいかなと思います。
―4年生とプレーする最後の試合となります
3年間一緒にハンドをやってきて、色々な思いもあると思うんですけど、まずはそんなことよりも試合に勝つことを優先に考えていきたいです。
―インカレへ向けて
3回目のインカレです。1年生の時は下級生として、何も考えずにやってきたんですけど、3年生になると後輩や出られない人たちの思いとかへの責任が伴ってきます。そういった面を踏まえて、自分の持てる力全てを出し切って勝ちたいと思います。
本田悠也 (社2)
—インカレまで残り1週間ですが
最近は練習の始まる時間が遅くなったので、練習に参加できる時間が増えました。コンディションはどんどん上がってきてます。
—国士大との練習試合はいかがでしたか
練習試合ではディフェンスの改善を目標にしてやってきて、良いディフェンスができました。でもまた新たな課題も見つかったので残りの期間でそれを修正したいです。
—新たな課題とはなんですか
バックチェックという攻撃した後の戻りが遅くて結構点を取られてしました。それが課題です。
—2回目のインカレですが
去年はこの時期にけがをしていて、メンバーには入れませんでした。今年はけがはないので先輩たちの期待に応えられるように頑張ります。
—いろんなポジションに起用されてますが気をつけてることはありますか
みんなが合わせやすいようなプレーをすることですね。周りは上手い選手ばっかりなので、自分が変な動きしたら合わせづらいと思います。周りの選手が合わせやすいプレーをしたいと常に思ってます。
橋口博隆 (社1)
—入れ替え戦はいかがでしたか
リーグ戦と違って負けたら2部に降格するというプレッシャーもあってすごく緊張しました。
—初めてのインカレです
インカレは4年生最後の大会です。みんなのコンディションも上がってきてるので、期待に応えれるようにプレーしていきたいです。
—コンディションはどうですか
練習試合ではオフェンスもディフェンスも良くて、特にディフェンスは良い形ができてたので良かったです。
—ディフェンスで意識してることは
システムが変わって僕は2枚目なんですけど、牽制とかクロスアタックとかするようになり運動量が増えました。隣のディフェンスのサポートとかを意識してやってます。
—ポストでどういうプレーをしたいですか
大学に入って当たりが強くなったので、しっかりと体を張ったプレーをしたいです。自分のシュートチャンスを作ったり、フロントの先輩たちが打ちやすいようにブロックしたりするプレーをしっかりとやりたいです。
—リーグ戦を戦ってきた中で成長したところ
フローターの選手たちのレベルが高いので、最初の頃はそれに合わせるのが大変でした。試合をするにつれてコミュニケーションを取ったり、合わなかったところを話し合うことでだんだん合わせられるようになったと思います。
—インカレに向けて
1年生で試合に出させてもらってるので全力でプレーします!