【フィギュア】明治×法政 ON ICE 大観衆の前で魅せた!宮田大地『感謝』の舞!!
明治×法政 ON ICE
2019年2月24日(日)
東伏見・ダイドードリンコアイスアリーナ
今シーズンをもってフィギュアスケートを引退する宮田大地(文4)、梶田健登、佐上凌(ともに明大4年)を送り出すべく開催された法大と明大の合同エキシビション『明治×法政 ON ICE』。会場には500人を超える観客が最後の雄姿を見ようと詰めかけた。演技では3ルッツや持ち前の美しいスケーティングで観客を終始魅了。演技を終えると会場はスタンディングオベーション。鳴りやまない拍手を前に、宮田は笑顔で観客の声援に応えた。終演後も引退する3選手の前にはプレゼントや写真撮影などを求め長蛇の列が。多くのファンから愛された宮田は1人1人と笑顔でふれあい、4年間慣れ親しんだ東伏見のリンクを後にした。
出場選手
選手名(学部・学年) | 佐上黎(文1) | 小林諒真(営2) | 小林建斗(文2) | 宮田大地(文4) |
インタビュー
-今の素直な気持ちを聞かせてください
疲れたー、寒いねー、ですね笑。
-引退を決めた理由は
体もきついし、引き時だなという感じですね。
-以前全九州には出ないとおっしゃっていましたが、今日出ると表明されました。出場すると決めた理由は
福岡で始めたスケートを福岡で滑り納めるのが筋かなと。あと1ヶ月続けるのはしんどいかなと思っていたんですけど、しばらくスケートから離れてみてやりたいなと思ったので。だから卒業式出れないんですよね笑。
-宮田大地選手との思い出をそれぞれ聞かせてください
建斗:インカレに初めて出て同じ部屋になった時、練習から帰って来るたびにベッドの上にカメムシがいて笑。虫と大地くんが格闘しているのが面白かったことですね笑。プライベートでも温泉に行ったり、飲みに行ってご馳走になったり、本当にリンクの中でも外でも助けて頂いて感謝の気持ちでいっぱいです。
諒真:拠点リンクが違って、練習場所も違ったんですけど、学校とか試合とかで優しくして頂いて。試合では足引っ張っちゃうこともありましたけど支えてくれて、とても尊敬している先輩です。
阿部芙弓奈(キャ2):初めは何も考えてなさそうな人だなと思ってたんですけど笑。主務になってから、連絡を取ったり相談したりすることが増えたんですけど、いつも仕事を手伝ってくれたりしてくれて、すごい人の事を見ている人だなと思いました。あと、けがした時に将来の方が長いから体を1番大切にしなきゃいけないよって言ってくださったのが心に残っています。
佐上:入学式の後に履修組んでもらったり、お昼をご馳走してもらったり、たくさんお世話になりました。いつもれいぴーって言ってくれるのがうれしかったです。
-スケート人生で特に印象に残っている大会、試合は
やっぱりインカレじゃないですかね。フィギュアスケートは個人競技ですけど、団体で競う大会でもあるし、部活として部活らしい大会なので個人的に好きで。リンクサイドにたくさん仲間がいるのでいつも以上に頑張れた大会だったかなと思います。
-九州出身の宮田選手が法政大学に入学しようと思ったきっかけ、理由は
出るなら東京しかないなと思っていて。東京の大学と考えた時に、話を聞く中で法政ならスケートがやりやすいなぁと思ったのがきっかけですかね。
-後輩たちとの印象深い思い出があったら教えてください
全部言ってたら朝になっちゃうね笑。可愛い後輩たちです、以上笑。
-今後はスケートとはどのように関わっていく予定ですか
趣味程度にですね。
-後輩たちに向けてメッセージをお願いします
頑張れよ〜、じゃあな〜笑。
-宮田大地選手にとって『スケート』とは
恋人ですね笑。
-最後にファンの皆様に向けてメッセージをお願いします
苦しい時も辛い時もスケートを続けてこられたのは応援してくれる方々や支えてくれる方々のおかげだと思っています。今まで本当に温かいご声援ありがとうございました。社会人になっても自分らしく頑張っていきたいと思います。
(取材・撮影 湯浅駿)
フォトギャラリー
- 誰からも愛された宮田には大歓声が送られた
- 宮田の学部の後輩にあたる佐上は日頃の感謝を込めた演技
- 憧れの存在を前に小林諒は一層情感のこもった滑り
- 来季から主将の小林建は笑顔で宮田を送り出した
- リンクサイドの選手たちとハイタッチを交わし演技に向かう宮田
- 『シンドラーのリスト』を披露した
- 伸びやかなスケーティングはすべての選手の見本だ
- 指先まで丁寧に、最後まで思いを込めた演技
- 終始柔らかな笑顔が印象的だった『福岡が生んだ逸材』
- 演技後、3月の全九州選手権に出場するといううれしいサプライズ発表も
- 引退する3選手を見るべく会場には大勢のファンが集まった
- チーム法政で笑顔の写真撮影