【ハンド】令和元年度全日本学生選手権 2回戦 法政大 対東海大 前半リードを許すも後半波に乗り逆転勝利を収め、ベスト8進出
令和元年度全日本学生ハンドボール選手権 2回戦 法政大‐東海大
2019年11月9日(土)
グランディ21
愛教大戦を一点差で勝ちきり、二回戦に臨んだ法大。東海大はリーグ戦でも対戦経験があり、春秋共に勝利を収めたチームだ。先制点を決めたのは東海大。ここからエンジンがかかると思われたが、東海大にじわじわと点差を広げられる。前半終了間際に山本晃大(スポ4)がシュートを決めるも、14-18と4点差で前半を折り返す。後半も流れは東海大に。柿沼健吾(社3)が退場に追い込まれるなど窮地に陥った。なんとかして流れを断ち切りたい法大は、高木アレキサンダー(経1)が神かがったようにシュートを立て続けにセーブ。そこからチームは持ち直し、後半24分に逆転に成功。これまでが嘘かのようにゴールネットを揺らし続け、東海大に一点も譲らずにそのまま試合終了。結果として30-25で逆転勝利を収めた。危うい場面が何度も見られたが、なんとか勝利をものにした。
試合結果
トータル試合結果
30 法政大学 |
14 | 前半 | 18 | 25 東海大学 |
---|---|---|---|---|
16 | 後半 | 7 |
メンバー
背番号 | スタメン | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 | 今試合得点 | 通算得点 |
2 | 〇 | RW | 山本晃大 | スポ健4・雄城台 | 9 | 18 |
3 | 〇 | CB | 山本祐輝 | 社会4・浦和学院 | 4 | 6 |
4 | RB | 服部流征 | スポ健4・法政二 | 0 | 3 | |
5 | 〇 | LB | 松岡寛尚 | 経済3・藤代紫水 | 9 | 15 |
6 | 青沼優介 | 社会4・昭和学院 | 0 | 0 | ||
7 | 〇 | RB | 能條裕太 | 国文4・法政二 | 1 | 5 |
8 | 中惣康介 | 経済4・小松 | 0 | 0 | ||
9 | 〇 | PP | 柿沼健吾 | 社会3・藤代紫水 | 1 | 4 |
11 | RW | 本田悠也 | 社会3・大分 | 0 | 0 | |
16 | 〇 | GK | 高木アレキサンダー | 経済1・市川 | 0 | 0 |
17 | CB | 宮腰大夢 | 経済4・法政二 | 0 | 1 | |
18 | 〇 | LW | 小林昇太 | スポ健4・法政二 | 0 | 0 |
21 | GK | 河村直人 | 生命1・昭和学院 | 0 | 0 | |
22 | PP | 橋口博隆 | 社会2・雄城台 | 2 | 2 | |
32 | CB | 輪島優太 | 経済2・横浜創学館 | 0 | 0 | |
34 | LW | 佐々木隆斗 | 社会2・浦和学院 | 4 | 4 |
戦評
秋季リーグ戦を終え、4年生最後の大会となるインカレに向け、仙台の地に乗り込んだ法大ハンド部は1回戦の愛知教育大に僅差で勝利を収め、ベスト8入りをかけた戦いに挑んだ。
試合開始早々相手にPTを与え、先制点を許すと攻撃ミスとディフェンスの当たりが甘く次々と点差を離されていく。15分にはディフェンスの要である山本祐輝(社4)が2分間の退場処分に。点差を縮めるため法大フローター陣が果敢に攻めるも相手キーパーの好セーブ、ゴールポストに阻まれ、点差は5点にまで拡がる。途中出場した佐々木隆斗(社2)の2連続ゴールやエース松岡寛尚(経4)のシュートにより4点ビハインドで後半へ。
後半巻き返しを図りたい法大であったが、柿沼健吾(社3)にまさかのレッドカード。後半開始早々人数不利に。逆転の兆しが見えない法大であったが、45分相手選手の2分間退場から大きく流れが変わる。PTを山本晃大(スポ4)が沈めると山本祐、松岡、橋口博隆(社2)が立て続けにゴールネットを揺らし、一気に1点差に追い詰めた。GK高木アレキサンダー(経1)の好セーブも随所で光り、ついに54分佐々木が逆転ゴールを叩き込んだ。そこからさらに4ポイント連続奪取に成功し、30-25で勝利を収めた。
ベスト4入りに立ちはだかるのは、同じ関東1部で凌ぎを削った日大だ。リーグ戦では2勝0敗と負けてない相手であるものの、油断せずインカレ優勝への駒をまた一つ進めてほしい。
(木庭優斗)
選手コメント
佐々木隆斗
—今日の試合を振り返って
ディフェンスで流れを掴めなかったので、攻撃も良いテンポで行うことができませんでした。後半になってから松岡さんの調子がどんどん上がってきて、それとともにディフェンスも良くなってきました。今回の試合でディフェンスからしっかりと流れをつくる重要性を再確認しました。
—逆転ゴールを決めたときの気持ち
インカレ出発前に左足を怪我しちゃってチームに迷惑をかけ、また昨日もメンバーを外されたので、今日の試合に出場してチームの役に立ちたいと思ってたので、逆転ゴールを決められてホッとしています(笑)
—応援席からの声援はどうでしたか
点差を離された時でも一生懸命に応援してくださったおかけで気持ちを切らさずに最後まで戦い抜くことができました。
—同じ関東1部リーグの相手でした
自分たちのプレーをすることができず、苦しい戦いとなってしまいました。インカレでは負けたら終わりなので、負ける恐怖みたいなのを改めて感じました。
—次の試合に向けて
良いムードを作って法政らしいプレーをして勝ちに行きたいと思います。
フォトギャラリー
- 試合前の円陣で士気を上げた
- 連続セーブでチームを救った高木
- エースとして9得点を挙げた松岡
- 逆転ゴールを決めた佐々木
- 攻守にわたって活躍した山本祐
- 逆転勝利に笑みをこぼした選手たち