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【テニス】関東学生新進テニス選手権 5日目 男女シングルス3回戦 同校対決となった女子は猪川が制し、ベスト8進出!一方の男子は単複共に入賞者なしと悔しい結果に…

関東学生新進テニス選手権
2020年2月19日(水)
早稲田大学東伏見テニスコート明治大学西調布合宿所テニスコート

新進本戦大会5日目。女子シングルス3回戦は猪川結花(社1)と蛸井涼華(スポ2)の同校対決。接戦の末、猪川が法大勢としては4年ぶりとなる準々決勝進出を決めた。男子シングルス3回戦にはリーグ戦出場経験のある賀川稜太(社3)と横尾淳司(社3)が登場。しかし、両者ともベスト8の壁を破ることができず、無念の3回戦敗退となった。

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同校対決は猪川に軍配が上がった

試合結果

男子シングルス3回戦

勝敗 選手名 スコア 対戦相手
賀川稜太(社3) 6(2)-7,4-6 樋口廉太郎(早大)
横尾淳司(社3) 2-6,5-7 萩野颯太(青学大)

 

女子シングルス3回戦

勝敗 選手名 スコア 対戦相手
猪川結花(社1) 6-0,7-6(4) 蛸井涼華(スポ2)

戦評

早大東伏見テニスコート

男子シングルス3回戦に登場した賀川稜太(社3)。相手は同じく3年生である早大の樋口廉太郎だ。3年生同士の対戦となったこの試合は、フォアハンドを武器とする両者から繰り出される力強いショットが応酬する熱戦となった。
第1セット。最初のゲームで賀川がブレイクに成功すれば、次のゲームではすかさず樋口もブレイクバック。試合序盤から互いに譲らないシーソーゲームを展開する。そんな中、賀川はこの日不調のフォアハンドをファーストサーブや前に出てのネットプレー、持ち前の気迫でカバーし、勝負はタイブレークへ。幸先よく2ポイントを先行するが、その後は相手に7連続ポイントを許し、このセットを落としてしまう。
第2セットでは徐々にらしさを取り戻すものの、安定したプレーを披露する相手を前に、流れを引き寄せることができず4-6で競り負け、悔しい敗戦を喫した。

明大西調布テニスコート

明大西調布のテニスコートで行われた男子シングルス3回戦。登場したのは、横尾淳司(社3)だ。第1セット、2ゲーム目でブレイクをされてしまうが、20回を超えるラリーを制し、さらにはバックハンドからネットぎりぎりのショットを繰り出すなどして、その後はしっかりキープする。しかし、流れをうまくつかみきることができず、2-6で第1セットを落としてしまう。
続く第2セットは大接戦となる。ライン際を攻めたサービスエースを許すも、粘りのラリーや高い打点からの強烈なフォアハンドを繰り出し、互いにブレイクを一切許さない。10ゲームが終了した段階でゲームポイント5-5。最後は相手にブレイクをされてしまい、7-5で2セット目を落とし、準々決勝進出を逃すこととなった。

女子シングルス3回戦は蛸井涼華(スポ2)と猪川結花(社1)の法大対決。迎えた第1セット、蛸井はネット際の鋭いショットにもうまく対応し、さらに力強いフォアハンドを見せる。対する猪川は、相手を左右に振り回すラリーや、絶妙な角度のショットでポイントを重ねていく。このセットは猪川が6-0でストレートでものにし、第2セットに突入。
このセットでは両者が一歩も譲らない展開となる。蛸井が流れを引き寄せ、最初の2ゲームを連取。一方、猪川もラインぎりぎりを狙ったショットを繰り出し差をつめる。12ゲームを終えた地点でゲームポイントは6-6。試合はタイブレークにもつれ込む。最終的には、長いラリーを制すなどした猪川が意地を見せ、7-4で13ゲーム目を奪い、セットポイント2-0でこの戦いを勝ち切った。

 

(記事:岩田かおり、宮川昇)

選手コメント

賀川稜太(社3)

ー試合を振り返って
就活でテニスしてないわけじゃないですけど、ずっとそこまで満足にできるわけじゃなくて、そんな中でも、初めてシングルスで3回戦に行けたっていうことに関しては、よかったかなと思うんですけど、実際今回は、もっと上、優勝とか狙えたと思うので、やっぱり準備不足っていうのもあったし、試合始まってからも自分の武器であるフォアが全然うまく機能しなくて、苦しんだところがあったので、もったいないし、情けないし、不甲斐ないっていう感じですかね。

ーコンディションは万全ではなかった
まあでも、実際そこをあんまり言い訳にしたくないですけど、練習できなくても、自分なりに時間を作って練習したつもりでした。でも結局この結果だったので、これからは数少ない時間をもっと有効に使わないとなってすごい思いました。

ー試合後にもしばらく2人でお話しされていましたが、相手の選手との関係は
同い年で何度か試合したこともあるので、ふつうに友達って感じですね。

ー相手の印象や対策
フォアがすごい強くて、バックが弱点っていうのは分かっていたので、僕はあんまり嫌いなタイプじゃないなと思っていて、もっとうまくバックに集めてやろうかなと思っていたんですけど、最後の最後でそれがやりきれなかったかなーって感じですかね。

ーフォアを中心にプレーに波があったように感じました
この試合始まってからあんまりフォアの感覚が良くなかったんですけど、その中でも、うまく声を出したり誤魔化してきたんですけど、ちょっと今回は誤魔化しきれなかったです(笑)。

ー新体制になって
上の鈴木さんや小谷野さんの代が部を良くしてくれて、実際今は練習しやすい環境だし、練習の雰囲気も悪くはないなと思っていたんですけど、蓋を開けてみたら今回の新進で誰も結果を残さなかったので、いい雰囲気プラスαでもう少し、これからの合宿などで変えていきたいなと思いました。

ー今後の目標
春関は1番就活が忙しい時期だと思うので、そこでインカレ単複ちゃんと勝ち取りたいです。あとはリーグもあるので、どちらかというと僕はやっぱりリーグを頑張りたいなと思っていて、リーグで全勝できるように、これからみんなで練習頑張りたいなと思います。

ーこれからはしばらく就活などで忙しくなりそうですか
案外夜とかにもテニスしてくれる方もいるので、そういう方たちに協力してもらいながら、練習していきたいです。

ー最後に伝えておきたいこと
これから挽回してめちゃくちゃ強くなるので応援よろしくお願いします!

横尾淳司(社3)

ー今日の試合を振り返って
結構前から攻めるテニスを練習していて、ファーストセットはそれで行こうと思ったんですけれど、昨日の試合から風が少し吹いてきて自分の練習したようなテニスが1セット目にできず、セカンドは切り替えようと思ってラリー中心にやったんですけれど、相手の方が日頃の練習で長くラリーをする練習を僕よりも長い時間やっていたので、その辺で僕の方が1枚も2枚も下だったなというのが今日の試合の感想です。

ー大会前のコンディション
すごく大会前は調子が良く、優勝を狙おうと思っていました。今回ベスト16に終わってしまったんですけれど、やっぱり納得のいかない結果ですね。

ー1回戦、2回戦を振り返って
1回戦は今まで練習した通りの攻めるテニスがファーストセット、セカンドセット共にできて、格下相手だったんですけれど、勝つ事ができました。でも昨日の試合からが自分の中でどうしても攻めるのか守るのかで迷ってしまって、今日の試合に響いたかなと思います。2回戦でももう少し風があるからというのを考えておけば今日のように風があった時に対応できたかなと思います。

ーチームの雰囲気
王座出場、そして優勝に向けてキャプテンを筆頭にすごくまとまっているチームだと思います。ただ、新4年生が結果を出していて、後輩があまり(結果が)ついてきていないので、後輩にもしっかり練習をさせてチーム全体の底上げをしないと王座出場は難しくなってしまうのかなと思います。

ー昨年のリーグ戦の時と比べて正確性が増したように見受けられるが、練習で取り組んでいること
リーグでは守ることしかできなくて、どうしても攻めのプレーが必要だなと感じたので、新進まで攻めるプレーを練習していました。所々昨日の2回戦、そして今日の3回戦でも攻める練習が生きた部分が何か所もあったので、リーグに向けてもっともっと精度を上げていきたいなと思います。

ーインカレ予選や春関に向けて取り組みたいこと
ネットプレーがまだまだ少なくて、自分の長所は足だと思うので、足が結構速くてどんなボールでも追いつくので。それで相手を疲れさせた時に自分が前に行けたらなという考えがあるのでネットプレーをしっかり練習したいなと思います。

ー今後の目標
インカレに出場したことがないので、インカレ本戦出場に向けて、そしてインカレに出場できたら上へ勝ち上がるようにしたいですね。後はリーグで全勝しないと後輩がついてきていないので、先輩として全勝していきたいと思います。

蛸井涼華(スポ2)

ー今日の試合を終えていかがですか
もう少しできたかな、という部分はありました。相手がどういうタイプなのかはわかっていたので、相手が嫌がる場所に、もっと自分から積極的に打っていきたかったです。気持ちの面で、テンションが下がってしまっていた部分はありました。

ー同校対決でした
あまり気にはならなかったので、気にせず、普通にやりました。

ー今日の調子はいかがでしたか
調子は悪くなかったと思います。かなり良かったと思うのですが、良かったゆえの雑さが出てしまったかな、と思います。調子がいいからこそ無理に打ちに行って、打つ状況でないところで打ってしまったりしたので、そこに気を付ければ良かったかな、と思いました。

ー今日までの練習で意識したこと
クロスロブの練習です。クロスラリーがかなり苦手でミスも多く、ダブルスでもクロスラリーができなくて相手に打たれてしまうことがあったので、クロスの練習はかなりしました。今回は、ダブルスでもシングルスでも前よりは良くなったかなと思うので、続けていきたいです。

ーこれから強化が必要だと思う部分
―ずっと課題としているサーブをもっとよくすることと、攻める力をもっと強くしていけたらいいな、と思います。

ー今後に向けた意気込みをお願いします
次はもう大学3年生になるので、短い時間の中で、少しでも悔いが残らないように、一つずつ勝っていけるようにしたいと思います。練習にも目的をもって、試合に活かせるように頑張りたいです。

フォトギャラリー

  • 20200219B R本調子ではないものの善戦した賀川
  • DSC 7438 R横尾は攻めのテニスを展開した
  • 20200219A R男子は5日目で大会を去ることになった
  • 20200219D Rガッツポーズを見せる猪川
  • DSC 7705 R粘り強く戦い抜いた蛸井

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