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【準硬式野球】第65回関東地区大学選手権大会6回戦 対帝京大 投手戦の末先制を決めるも、一挙に4失点。流れを振り払えずに、準決勝敗退。

第65回関東地区大学選手権大会準決勝
2023年3月24日(金)

雨天による順延の末、準決勝が行われた。相手は、東都リーグ1部の帝京大。投手戦の末、試合が動いた6回、唐橋の適時打で法大が先制点を挙げる。しかし7回表、先発・藤中が捕らわれ一挙に4失点。流れを変えることはできず、6-1で敗戦した。法大は明日、早大の待つ3位決定戦に挑む。

この日チームトップの2安打を放った、唐橋

試合結果

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
帝京大 0 0 0 0 0 0 4 0 2 6 11 0
法大 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 4 0

(帝京大)〇小石川、山崎ー浅見

(法大)●藤中、古川端ー澤野

盗塁死: 澤野 智哉(3回)
走塁死: 小原 捷平(1回)

打撃成績

打順 守備 選手、学部、学年 出身校 打席数 安打 打点 四死球
1 (6) 唐橋悠太(経3) 桐光学園 4 2 1 0
2 (8) 小原捷平(社1) 仙台育英 3 0 0 1
3 (9) 鈴木歩夢(社3) 明星 4 0 0 0
4 (DH) 福本陽生(経3) 星稜 2 0 0 0
PH 関宮楓馬(社2) 静岡 1 1 0 0
PR→DH 井岡皇雅(現2) 健大高崎 0 0 0 0
5 (4) 高橋凌(社3) 花巻東 3 0 0 0
6 (5) 須賀椋也(現2) 新田 2 0 0 1
7 (7) 和泉直人(文3) 札幌第一 2 0 0 0
7 森涼太(経1) 三重 1 0 0 0
8 (3) 塩唐松宏将(社3) 鳴門 2 0 0 1
9 (2) 澤野智哉(社3) 国士館 2 1 0 0
P 藤中壮太(社2) 鳴門
古川端晴輝(社2) 花巻東

投手成績

被安打 奪三振 四死球 自責点
藤中 6 2/3 7 2 3 4
古川端 2 1/3 4 4 3 2

戦評

雨による順延の末、準決勝が行われた。昨年は3位、一昨年は4位と壁の高い準決勝。今年は破ることはできるのか。

相手は、東都1部リーグに属する帝京大。昨年の練習試合では負けた相手だ。立ちむかう法大は、藤中壮太(社2)を先発のマウンドへ。ランナーは出すも要所を締めた投球で、6回無失点のピッチングを続けた。しかし法大も帝京大を前に、5回まで澤野智哉(社3)の1安打に封じ込まれる。

試合が動いたのは6回裏、先頭の8番・塩唐松宏将(社2)が死球で出塁する好機が巡ってくる。後続が犠打で送り、1番・唐橋悠太(経3)が中前適時打を放ち、先制に成功した。

しかし7回表、先発・藤中が二死から猛打を浴び、流れを断ち切れずに4失点。左腕・古川端晴輝(社2)にマウンドを託すことに。2死三塁で後を任された古川端は、三振を奪い追加点を許さなかった。

4-1と3点を追う7回裏、今大会初出場の関宮楓馬(社2)が送り込まれる。代打の期待に沿う、内野安打を放った。関宮のヘッドスライディングのプレーにさらにチームの士気は高まるも、この好機は生かせず。9回にも、1死から唐橋が安打で塁に出るも後続が凡退。

投げては古川端が9回、球が乱れ安打や四球で2失点。法大は無念の6-1で敗戦した。

先制はするも逆転負けを喫した法大は、3位決定戦へすすむ。3位決定戦の相手は、同じ六大学リーグの早大。同じリーグだからこそ、負けられない相手だ。昨年に続き、六大学トップの3位の座は死守できるか、注目が集まる。

(記事・写真:田中さや)

6回まで無失点ピッチングを続けた藤中

選手インタビュー

藤中壮太選手

ー試合を秘り返って
ピッチャーのせいで負けました。特に僕のせいで負けました。それだけです。

ー自身のコンディションは
今日は湿気がすごくて、ブルペンで投げていても中々ストライクが入らなかったので調子が悪いなとは試合前から思っていました。ただ、それなりには外の変化球が決まったりゴロを打たせたりできていたんですけど「いけるな」と思ってしまったその気の緩みが7回の4失点につながったのかなと、反省しています。

ー7回の投球を振り返って
ツーアウトを取って正直油断した部分はあります。相手の流れに押されてこっちが押し切れなかったのは悔しいなと思います。

ー明日の早大戦のポイントは
早大は同じ六大学なので、六大学内では負けないように。六大学では法政がトップでいることができるように。少ないピッチャーと野手陣で一致団結して3位をもぎとりたいと思います。

ー明日の試合への意気込みを
絶対勝ちます!

唐橋悠太選手

ー今日の試合を振り返って
試合前からロースコアが予想されていて、ミスした方が負けると思っていました。(7回表で)1点返された時、レフト前っていう記録だったのですけど、自分が体でも止められていたら、4点というのはなかったかなっと。あそこは何としても外野にいかせないで、止められていたらこういう結果にはならなかったのかなと思います。なので、自分のせいでこんな試合になったというか…。

ー今日は一段とベンチからの声がたくさん出ていたように思います。チーム全体でどのような気持ちで今日の試合を迎えたか
関東選手権は、去年一昨年と準決勝でいつも敗退していて、今年はその壁を越えようという気持ちで全員挑みました。なのでいつも以上にみんなの声はあったかな、と。

ー先制点を決めました。6回の打席を振り返って
この試合で初めてのチャンスだったので、後ろにつなぐという意識で打席に立ちました。結果的にタイムリーになって。走塁でアウトにはなってしまったのですけど、相手の中継プレーが上手かったと思います。

ー最終回の打席を振り返って
6点取らないと勝てなかったので、自分がなんとか出て後ろにつなぐという意識で、打席に立ちました。それが結果的にヒットになってよかったと思います。どんな結果であれ、必ず塁に出ようと思って打席に立ちました。

ー3位決定戦への意気込みを
優勝はできなかったのですけど、まだ3位は残されているので。同じ六大学リーグで負けられない相手なので、絶対に勝ちにいこうと思います。

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