【硬式野球】秋季リーグ振り返りインタビュー⑬～姫野翔学生コーチ～

姫野 翔 学生コーチ

ーー4年間を振り返って印象に残っていることは
1年生の時の下積みや雑用が印象に残っています。同期の皆んなで話す時もよく1年生の頃の話になります。朝早く起きてグラウンド整備をして、練習が終わったら片付けをするというのが1番思い出に残っています。

ーー大島監督、髙村助監督への思いは
監督はチームを勝たせたいという思いが強く、良い監督だったと思います。自分は学生コーチをやっていたので、監督と1対1で話すことが多く、監督の考えをチームに共有していました。その中で、Aの選手だけでは無く、他の選手のことも考えて、練習しやすい環境を作っていたと思います。それだけに、最後リーグ優勝して胴上げしたかったです。助監督はプロ野球を経験しているからこそ、戦術などの野球に対する知識が多いと感じました。その知識のおかげで、野球に対する知見が広がったので、感謝しています。

ーー4年生同期への思いは
同期は個性豊かだったと思います。自分が学生コーチになる時も、個性豊かなメンバーをまとめられるか不安でした。自分達の代は周りから強いと言われていたので、プレッシャーもあり選手それぞれ色々な思いがあったと思います。良いメンバーが揃っている中でも優勝できなかったのは悔しいですが、最後の秋は4年生全員が同じ方向を向いて、良い形で終われたのではないかと思います。

ーー後輩への思いは
今年の秋は石黒（和弥、法3＝高岡商）、松下（歩叶、営3＝桐蔭学園）、藤森（康淳、営2＝天理）、中西（祐樹、法2＝木更津総合）などの下級生も試合に出て、悔しい思いをしたと思うので、試合で感じたことを引き継いでほしいと思います。監督、助監督の野球を理解して、新しい法大野球部を見せてほしいと思います。

ーー他に来年期待している選手は
内山（陽斗、文3＝天理）、浜岡（陸、法3＝花咲徳栄）の2人には期待しています。今年のリーグ戦も代打などで出場していましたが、もっと活躍できると思います。外野手はほとんど4年生が出ていて、総入れ替えになると思うので、3年生の2人には頑張ってほしいです。

ーー学生コーチになった経緯は
2年生の冬に学生コーチになりました。1、2年生の時に選手として、チームに貢献できなかったこともあり決断しました。また、小中高とキャプテンを務めていたので、周りを見る力には自信があり、学生コーチとしてチームに貢献しようと思いました。

ーー選手を続けたい葛藤もあったか
学生コーチになってからも葛藤はありました。自分は大分県から上京してきて、両親に選手として神宮球場で活躍している姿を見せたいという思いがあったので、簡単には決断できませんでした。

ーー学生コーチになる決心を後押ししてくれた存在は
当時マネージャーで4年生の時に学生コーチになった、對馬さん（大浩＝令和5年度卒）に後押ししてもらいました。学生コーチも對馬さんに薦めていただき、對馬さんと話をしていく中で決心しました。

ーー両親に学生コーチになると話した時の反応は
両親は自分が選手として活躍している姿を見たいと自分は思っていたので、正直学生コーチになる報告をする時は怖かったです。それでも、「選手として頑張っている姿を見たいのではなく、野球に対して頑張っている姿を見たい」と言ってもらい、後押しになりました。

ーー三塁コーチャーとしてどんなことを意識していたか
相手の外野手の肩や守備力は意識していました。試合前にアナリストの方からノックの動画を見せてもらい、自分の中でシュミレーションしてから試合に臨んでいました。

ーー学生コーチとして気を付けていたことは
選手に寄り添うということは意識していました。その中でも、選手が一つになり練習から同じ方向を向けるように、選手のことを気にかけていました。（選手をまとめるのは大変だったか）自由人が多いのでまとめるのは大変でした（笑）それでも、野球に対する情熱は皆んなあるので、個性かなと思っていました。大変ではありましたが、苦ではありませんでした。

ーー今秋のベストゲームは
自分は立教3回戦が印象に残っています。その中でも、篠木（健太郎、営4＝木更津総合）が8回に適時三塁打を打った時は鳥肌が立ちました。投手の篠木が打席であれだけ気持ちを出していて、三塁ベースに到達した時も気迫がすごかったです。あの試合で負けていたら勝ち点を落とし、チームの士気も下がっていたと思うので大きな1勝だったと思います。

ーー今秋3位という結果をどのように受け止めたか
勝ち点を取れなかった、早大と明大は完成度がとても高いと感じました。選手層だったら法大も負けてないと思いますが、選手が仕事をしっかり果たす部分が差だったと思います。

ーーこれからのご自身の将来については
法大野球部で培ってきた、マネジメント力やコミュニケーション力を社会に出ても生かしていきたいと思います。法大野球部に注いできた熱量を、今度は仕事に注いでいきたいです。

ーー応援してくださったファンの皆様にメッセージを
今年1年間応援ありがとうございました。法大の応援は他のどこの大学よりも迫力があり、応援が力になりました。結果は3位で期待に応えられなかったと思いますが、後輩達の応援も引き続きお願いします。

（取材：松野要）

姫野 翔（ヒメノ・ショウ）
現代福祉学部4年2002年7月22日生まれ
大分県出身・大分鶴崎
174cm・78kg

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