【硬式野球】劇的今季初勝利の立役者・永野司 怪我にて戦線離脱を余儀なくされた左腕は秋季リーグ戦を走りきる体力づくりが課題(春季リーグ戦振り返りインタビュー⑤)
永野 司 投手
ーー春リーグの法大の結果を振り返って
後半はだんだんいい試合になってきたり、みんな緊張も取れてきたりしていたので第1試合目からマックスのパフォーマンスを発揮できるように練習などが必要だと思うのと、打者と投手で各々個人的にもチーム的にも課題が出ていたのかなと思います。
ーー今季の自分の成績を振り返って
良い時と悪い時の差がはっきりとしていて、悪いときにどれだけ抑えられるかというところをもっと詰めていかなきゃいけないのかなと感じる結果でした。
ーー捕手の只石貫太 (営1= 広陵 )選手とのバッテリーはどうだったか
1年生ってこともあって自分が引っ張っていかなきゃいけないと感じる部分もあって、最初の方はおどおどしている感じとかが見受けられたんですけど後半はしっかり頑張ってやってくれていたのかなと思います。
ーー抑えでの登板が多かったが意識したことは
0でみんなが抑えてくれているのであれば、その作ってくれていた試合を引き継いでそのまま0を積み重ねていくという意識と、逆に点を取られていているときならその悪い流れを断ち切る気持ちは常に持っていました。
ーー初戦から苦しい試合展開の中、早大2回戦では競った場面での登板だったが緊張はあったか
特に緊張はなかったです。
ーー慶大4回戦での先発登板の経緯は
4戦目ということもあってみんなかなり投げていたっていうのと自分が3戦目投げなかったので登板したと思います。
言われたタイミングは、3戦目の夜ご飯のときに助監督さんから「明日先発で」と言われました。
ーー2回無安打無失点の好投の中、緊急降板だったが
悔しかったです。もっと投げたかったというのと自分の不甲斐なさや未熟さが緊急降板につながったと思います。
ーー慶大戦は4連戦と長丁場だったがチームの雰囲気はどうだったか
みんな疲れはあったんですけど、慶應にはもともと華やかなイメージがあったのでそこに負けたくないという雰囲気がありました。
ーー印象に残っている試合は
立教の1戦目と慶応の投げた試合は全部印象に残っています。(どのように)立教戦では同点の中投げて、かなり調子が悪くて苦しい中なんとか1イニング目を抑えた後に、2イニング目も荒れてしまって後1人というところでサヨナラになってしまって、1回戦の一番大事な試合だったと思うので負けたことが後に響く結果だったのかなと思っています。
ーー印象に残っている相手打者は
慶応の今泉(将、慶大4年)ですかね。長打力が凄くてホームランを打たれたので印象には残っています。
ーースタンドからの観戦機会もあったが、今季登板機会が増えてから新たな気づきは
先輩方の気持ちを少し理解できたのかなというのと安達(令和6年度卒=現・三菱重工East)さんとか、去年のメンバーの中だと安達さんみたいな立ち位置だったのかなと思うので、安達さんの凄さであったりを改めて感じました。
ーー1年生の活躍が多く見られたが
シンプルにすごいなと思います。1年生だからなのかはわからないですけど、みんな堂々とプレーできていたのかなというのと4年生がもっと頑張っていかなきゃいけないという現状を感じました。
ーーリーグ戦後半ではチーム全体で勝敗において粘りを見せていたが要因は
どれだけ早く勝ちを取れるかっていうのが大切だと思っていて、みんな緊張していたりとか経験の浅い選手が多かったので神宮で一勝するという感覚がみんなまだ全然掴めてなかったのかなと思っています。早稲田の2回戦目で一勝できてから勝てるような希望が見えたり、東大で勝ち点取れたりとかがつながったと思うのでどれだけ早く一勝や勝ち点を取れるかってところがつながっていたのかなと思います。
ーーリーグ戦中特に交流の多かった選手は
最初は4年生がめちゃ少なかったので野崎(慎裕、営4=県岐阜商)、松下(歩叶、営4=桐蔭学園)、内山(陽斗 、文4=天理)、浜岡(陸、法4=花咲徳栄)とかだけだったのでそこの4年とは関わることが多かったと思います。
ーー秋リーグへの課題は
個人では最後まで投げきれなかったというのが自分の中で一番悔しくって、今まで積み重ねてきた甘えだったりが出たのかなと思うので。今は一旦練習も参加できていない状態なので今の時期に体を作るってことと復帰してから先発を任されても、ずっと投げていられる体力とかコントロールとかそういうところを一度磨き直していくってことを頑張っていきたいです。
ーーこの夏チームとしての取り組みは
投手や野手ともに課題が見つかったリーグ戦ではあったので、野手は尻上がりにバッティングが良くなっていたと思うのでそれを最初の試合からできるようにしていくってことと投手は四球の数とかがかなり目立っていたので、まずはコントロールとか投げきりとかしっかりとみんなできるように練習したいかなと思ってます。
ーー秋リーグでの目標は
まずは怪我を治して、次こそは投げ切るってことと、防御率0.台です。
ーーファンの方にメッセージ
リーグ戦ではこのような結果になってしまったんですけど、秋必ず優勝できるように頑張りますので応援よろしくお願いいたします。
(取材:浅岡凛)
永野司(ながの・つかさ)
経営学部4年・2004年3月30日生まれ
岡山県出身・倉敷商
173cm62kg・左投左打
今季成績:7試合 0勝 2敗 14奪三振 8四死球 自責点6 防御率3.86
硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。
【秋季リーグ直前インタビュー一覧(公開次第更新いたします)】
大島公一監督 | 【硬式野球】大島公一監督が振り返る今季の戦いぶり!4位に終わった悔しさを晴らすべく指揮官は秋の優勝を見据え夏を迎える(春季リーグ戦振り返りインタビュー①) – スポーツ法政 |
髙村祐助監督 | 【硬式野球】髙村祐助監督が感じる投手陣の課題 リーグ戦通して精彩を欠きチーム防御率は4.80とリーグ5位 秋に向けて再起を誓う(春季リーグ戦振り返りインタビュー②) – スポーツ法政 |
松下歩叶(営4=桐蔭学園)主将 | 【硬式野球】シーズン通して1球1プレーの重さに苦しんだ松下歩叶主将 しかし後半戦にかけて自身とチームの成長も実感(春季リーグ戦振り返りインタビュー③) – スポーツ法政 |
野崎慎裕(営4=県岐阜商) | 【硬式野球】今季エースとして初めてリーグ戦を走り切った野崎慎裕 防御率に課題もチームトップの3勝と意地を見せた(春季リーグ戦振り返りインタビュー④) – スポーツ法政 |
永野司(営4=倉敷商) | |
赤間梢吾(キャ4=法政二) | |
小森勇凛(キャ2=土浦日大) | |
槙野遥斗(営1=須磨翔風) | |
山床志郎(文2=高鍋) | |
中西祐樹(法3=木更津総合) | |
土肥憲将(キャ3=鳴門) | |
今泉秀悟(キャ2=石見智翠館) | |
只石貫太(営1=広陵) | |
井上和輝(営1=駿台甲府) | |
中村騎士(営2=東邦) | |
熊谷陸(人2=花巻東) | |
小川大地(営2=大阪桐蔭) | |
浜岡陸(法4=花咲徳栄) | |
藤森康淳(営3=天理) | |
片山悠真(文3=八王子学園八王子) | |
境亮陽(営1=大阪桐蔭) |