【準硬式野球】夏季オープン戦 対甲南大 8回に鮮やか逆転勝ち!全日へ弾みをつける!
夏季オープン戦
2014年8月6日(水) 対甲南大学
法政大学多摩グラウンド
8月12日に開幕する全日本選手権(以下全日)への調整は佳境に迫った。大会前最後のオープン戦となったこの日は2年連続全日準優勝の甲南大学と対戦。全日でも対戦の可能性がある強豪相手に順調な仕上がりをみせた。
トータル試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
甲 大 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 8 | 1 |
法 大 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | × | 4 | 10 | 1 |
(法大)松田、○末次-山路
(甲大)東川、●香川-小林
〔本塁打〕甲:小林ソロ(2回・松田)
法:萩原ソロ(8回・香川)
打撃成績
打順 | 位置 | 選手名 | 打数 | 安打 | 打点 | 四死球 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | (4) | 落合 大泰(法4) | 3 | 1 | 0 | 2 |
2 | (8) | 福井 寛(社2) | 0 | 0 | 0 | 1 |
3 | (6) | 橘 廉(社3) | 4 | 1 | 0 | 0 |
4 | (9) | 小野 慶典(経2) | 4 | 0 | 0 | 0 |
5 | (7) | 中村 聖弥(経2) | 4 | 2 | 0 | 0 |
6 | (5) | 萩原 幹斗(社1) | 3 | 2 | 1 | 0 |
7 | (3) | 永田 直(経2) | 4 | 2 | 1 | 0 |
8 | (2) | 山路 脩平(経4) | 4 | 1 | 0 | 0 |
9 | (1) | 松田 知行(経4) | 1 | 0 | 0 | 0 |
PH | 佐藤 裕太(経3) | 1 | 0 | 0 | 0 | |
1 | 末次 慶一郎(社2) | 2 | 1 | 1 | 0 |
投手成績
回 | 被安打 | 奪三振 | 四死球 | 自責点 | |
---|---|---|---|---|---|
松田 | 5 | 6 | 4 | 1 | 2 |
末次 | 4 | 2 | 3 | 1 | 1 |
三塁打:萩原(6回)
二塁打:永田(8回)
盗塁:萩原(2回)、中村(4回)
犠打:福井3(1、3、7回)
残塁:9
戦評
法大の先発はキャプテンの松田。2回表、先頭の5番打者に甘い球をレフトスタンドまで運ばれ、1点を先制されてしまう。しかし、法大打線もその裏。1死一塁から萩原が盗塁を仕掛け、さらに送球が逸れる間に一気にホームイン。ラッキーな形で同点に追い付く。
その後両チーム1点ずつを加え、迎えた7回表。マウンドには松田のあとをうけ5回から登板している末次。先頭に死球を与え、盗塁で無死2塁とされてしまう。その後簡単に2死を奪うも、続く1番打者に適時二塁打を打たれ勝ち越しを許してしまう。
しかし、粘る法大は8回裏。一死から6番・萩原が左中間スタンドに豪快に放り込み同点とすると、続く永田が右翼線へ鋭い当たりを見せチャンスメイク。2死三塁となり、打席には末次。勝利を自分のバットで決めるべく振り抜いた打球はセンターへ抜け、決勝の適時打となった。
1週間後に迫った全日に向け、各々が状態を上げてきている。この試合でも随所で状態の良さが際立った。全日では法大はシードを得て2回戦から登場する。2回戦では明治大学、関西学院大学の勝者と対戦するが、どちらが来ても1点を争う厳しい試合になるのは間違いない。その中で今回、強豪の甲南大相手に接戦を制したのはチームにとって大きな収穫になったはずだ。悲願の日本一へ。法大ナインは最高の状態で岡山へ乗り込む。(渡邉大地)
選手のコメント
松田知行(主将)
―今日の試合を振り返って
最近のオープン戦をふりかえっても一番ためになり、収穫のあった1戦だと思います。
―終盤、いい形で逆転できましたね
一番いいところでしたね。6,7回1点負けてるときに意識的に「逆転して勝とう」っていう気持ちで逆転できた試合なので、すごくよかったですね。たしかに初回から見てもチャンスがあって、でも3、4番が当たっていなくて苦しいなかでしたけど、それを下位が打って、(上位の穴を)埋めてくれたことはすごく大きいですね。いつもは1,2番が出て3、4番が返す野球をずっとやってきたので、下位に出たのはよかったです。
落合大泰(副将)
―今日の試合を振り返って
甲南大学もいい守備からリズムを作るいい野球をしてきて、こういう1点差の競った試合をオープン戦でできたことはすごく大きかったです。でも結構チャンスは作ったんですけど、最後の1本が出なかったので、ピッチャーはよく抑えていたので、最後の1本が出ればもっと楽にいけて、バッティングは出るときと出ないときがあるのでチャンスで1本打てればもっといい試合でした。
萩原幹斗(同点の本塁打を放つ)
ー今日の試合を振り返って
今日の試合は締まった試合でした。こういう試合が大事になってくると思うんで、なんとしても勝ちたいなと思いました。
ー現在のチームの雰囲気はいかがですか
ピッチャーも仕上がってるし、バッターも調子良くて、良い状態で全日に行けると思います。
ー全日へ向けて課題はありますか
守備で凡ミスみたいなのが多くなってきたので、気をつけたいです。
ー入部した当初に受けた法大チームの印象は
超バッティングチームだなって思いました。
ーその印象は今も変わりませんか
変わんないですね。ずっと同じです。
ー現在のモチベーションは
絶好調です。
ー全日への意気込みをお願いします
とりあえず初戦勝てるように頑張りたいです。
永田直(2安打1打点の活躍)
―今日の試合を振り返って
相手も強いチームで、全日の最後の調整の試合だったので本番を意識してやりましたし、チームとしても1点差の試合を勝てて個人的にも結果を残せてよかったかなって思います。
―全日に向けた仕上がり具合は
チームとしては投手がどうかなってところはありますが、基本的にはみんな調子いいし僕も調子いいので、いい形で臨めるんじゃないかなと思います。
―強豪の甲南とやって手応えは
相手の先発からは点を取れなかったんで、そこはどうかなって思いますけどでも、1点差のゲームをものにできたのでよかったです。
―全日まであと1週間ですが
去年の秋から新チームがスタートして、その集大成がやっときたなって感じですね。本当に雰囲気もよくここまできているので、本気で優勝を狙えるんじゃないかと思ってます。
―どういった戦いをしますか
今までは競る試合では負けてしまうことが多かったんですが、全日もたぶん競った試合になると思うので今日みたいな競っても勝てるような展開をしていきたいです。粘り強く、1点でも多く取ったら勝ちなので、そこを意識してやりたいです。
―そのなかでの自分の役割については
ファーストなので、守備機会はそこまで多くないとは思いますが、守備では野手の送球をいかにフォローできるか。打撃では下位打線ですが、自分でチャンスメイクをするところでもあり、チャンスで回ってくることも多くあるのでそこでは走者を還せるように、臨機応変にやりたいです。
―最後に全日への意気込みをお願いします
ここまで自分を使ってくれていたり、秋から新チームの中心になってまとめてきたりした4年生に恩返しの形として優勝をプレゼントしたいと思います。
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