【空手】第57回関東大学空手道選手権大会 王者相手に再戦も…リベンジならず
第57回関東大学空手道選手権大会
2014年10月13日(月)
日本武道館
全国選手権の出場権の獲得のための前哨戦となる関東インカレ。法大空手部にとっては、インカレの出場権はもちろんのこと、春追い詰めながら悔しくも敗れた相手帝京大にリベンジするため、関東制覇を目標に掲げチームを仕上げてきたが結果はいかに。
男子団体組手
一回戦 ○5-0(対國學院大学)
先鋒 立花 ○ 6-0
次鋒 山崎 ○ 6-0
中堅 竹迫 ○ 6-0
副将 林 ○ 6-0
大将 鹿島 ○ 5-0
二回戦 ○3-2(対大正大)
先鋒 花車 ● 0-3
次鋒 山崎 ○ 6-5
中堅 竹迫 ● 1-3
副将 林 ○ 6-2
大将 鹿島 ○ 6-0
三回戦 ●1-3(対帝京大)
先鋒 山崎 ● 0-1
次鋒 花車 ● 2-6
中堅 竹迫 ○ 6-1
副将 鹿島 △ 1-1
大将 林 ● 3-4
戦評
春、強豪帝京大を追い詰めながらも敗れ悔し涙を飲んだ法大。チームは打倒帝京大、関東ベスト4を掲げ今大会を迎えた。
初戦國學院大学戦では先鋒に立花を起用すると、その立花が期待に応え6-0と相手を圧倒。幸先よくチームに流れを作ると初戦の硬さもなく相手に1ポイントも与えることなく完勝を収める。
二回戦は大正大。先鋒を花車に代え挑んだが、同じカウンターを狙うタイプ相手に大苦戦し主導権を奪うことができずに初戦を落としてしまう。続く次鋒山崎も開始早々相手の連続技でポイントを奪われ一時は0-5まで追い詰められる。しかしプレッシャーがかかるこの場面でも気持ちを切らすことなくポイントを着実に重ね、同点にまで追いつくと最後は右中段突きで大逆転。勢いに乗った法大は林、鹿島が確実に星を取り勝利。帝京大へのリベンジに駒を進めた。
三回戦で第一シード帝京大と激突。山崎を先鋒に置くなどオーダーに変化を加えるも敗れ、続く花車もいいところなく敗戦を喫する。後がなくなった法大であったが副将竹迫が圧勝し、主将鹿島に繋ぐ。準決勝進出のために落とすことのできない試合を1-0で優勢に進めるも終了間際にポイントを奪われ痛恨のドロー。続く林も個人戦王者相手に善戦するも敗戦。春へのリベンジは今回もお預けとなった。(安藤岳)
選手コメント
竹迫将平選手
―今大会を振り返って
1、2回戦は固くなってしまって、思い通りの動きが出来なかったです。3回戦の相手はこないだのインカレ個人の関東予選でやった時に負けてたので、今回は勝たなければという思いがありました。回ってきた時に二つ負けていたので、どうしても繋がなければいけないと思って頑張りました。
―チームが二敗で自身に回ってきてプレッシャーは
プレッシャーはありましたけど、下がってしまうとやられるので、とにかく自分からいこうと先に仕掛けていったら、それがうまくはまってくれました。
―2回戦で敗れてからの切り替えは
2回戦の相手は大きくて負けてしまったという部分がありました。3回戦の相手は一回やったことがあるというのと、帝京に勝つという気持ちでやってきたので、切り替えていけました。
―今日の調子は
1、2回戦は上手く出来なかったんですけど、3回戦は自分の組手が出来たと思います。
―今大会にはどんな気持ちで臨まれましたか
ベスト4を目標にやってきたんですけど、昨年と同じ顔ぶれになってしまったというのが悔しいですね。
―インカレに向けて
皆がもう少し気持ちが入れば勝てそうなので、次は帝京クラスのチームはやめに当たる可能性もあるんですけと、目標に向けてしっかり結果を残していければいいなと思います。
林康平選手
―大会を振り返って
帝京戦が山になるということはわかっていたんですけど。普段の練習からあと一歩という気持ちでやっていたんですけど、もっと謙虚な姿勢でやっていかなくてはいけないと思いました。
―帝京戦の敗因は
自分の中ではいい技も出ていたんですけど、逆に悪いところも出てしまって大事なところで取りきれなくて、あと一歩の踏ん張りが足りなかったですね。
―最初の2試合は思い通りの戦いが出来ましたか
まだまだ課題はあるんですけど、それなりに体を動かせたと思います。
―今日の調子は
監督にも言われたことなんですけど、攻めている時は良くても、守っている時は自分の悪いところが出て来てしまいました。
―今大会にはどんな気持ちで臨まれましたか
トーナメントを見た時に帝京が山になると思ったので、とにかくそこに勝って決勝に出られるようにチームでイメージしていきました。
―インカレに向けて
チームの目標でもある決勝に進出できるように頑張ります。
フォトギャラリー
- 今大会好調の竹迫
- 初戦快勝し、チームに流れを作った立花
- 主将鹿島
- 帝京大戦善戦も惜しく敗れた林
- 逆転勝ちで流れを作った山崎