【水泳】第56回日本選手権(25m)FINAスイミングワールドカップ2014東京大会 1日目 新体制初陣!HUST世界へ挑む
2月から10月に移つされ、FINAスイミングワールドカップ2014東京大会も兼ねて開催された第56回日本選手権(25m)。インカレから2ヵ月が経ち、新たなシーズンをスタートさせた選手たち。海外選手も多く出場する今大会で、法大の選手たちはどこまで通用するのかー。新たな戦いが今幕を開ける。
試合結果
予選結果(女子)
種目 | 順位 | 選手名 | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|
200㍍自 | 7位 | 青木 智美 | 1分57秒56 | W杯決勝 |
18位 | 西尾 奈那子 | 2分01秒47 | 選手権決勝 | |
100㍍平 | 11位 | 浜野 麻綾 | 1分07秒11 | 選手権決勝 |
20位 | 神宮司 瀬里奈 | 1分08秒23 | ||
50㍍背 | 13位 | 小林 江舞 | 27秒71 | 選手権決勝 |
17位 | 中村 桃子 | 27秒93 | 選手権決勝 | |
200㍍個メ | DNS | 相澤 七実 | ||
50㍍自 | 17位 | 青木 智美 | 25秒52 | 選手権決勝 |
200㍍背 | 18位 | 中村 桃子 | 2分09秒81 | 選手権決勝 |
200㍍混合メドレーリレー (コナミ) |
4位 |
小林 江舞 (第一泳者) |
1分43秒09 | W杯決勝 |
予選結果(男子)
種目 | 順位 | 選手名 | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|
50㍍平 | 27位 | 堤 大陸 | 28秒43 | |
200㍍バ | 13位 | 伊佐治 淳 | 1分56秒24 | 選手権決勝 |
15位 | 伊藤 瑞輝 | 1分56秒75 | 選手権決勝 | |
200㍍平 | 9位 | 渡邊 一輝 | 2分07秒61 | 選手権決勝 |
22位 | 堤 大陸 | 2分10秒56 | ||
100㍍個メ | 23位 | 齊藤 凌 | 56秒04 | |
39位 | 緒方 魁 | 57秒61 | ||
50㍍バ | 17位 | 新保 拓也 | 23秒82 | 選手権決勝 |
タイム決勝結果
種目 | 順位 | 選手名 | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|
女800㍍自 | 23位 | 田中 瑞穂 | 8分50秒61 | |
男400㍍個メ | 12位 | 斎藤 凌 | 4分14秒48 | |
17位 | 緒方 魁 | 4分16秒20 |
日本選手権決勝
種目 | 順位 | 名前 | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|
女200㍍自 | 7位 | 西尾 奈那子 | 2分02秒00 | |
女100㍍平 | 2位 | 浜野 麻綾 | 1分06秒84 | |
女50㍍背 | 2位 | 小林 江舞 | 27秒40 | |
7位 | 中村 桃子 | 27秒96 | ||
男200㍍バ | 3位 | 伊佐治 淳 | 1分56秒33 | |
6位 | 伊藤 瑞輝 | 1分56秒47 | ||
女50㍍自 | 3位 | 青木 智美 | 25秒46 | |
男200㍍平 | 2位 | 渡邊 一輝 | 2分07秒56 | |
女200㍍背 | 8位 | 中村 桃子 | 2分10秒62 | |
男50㍍バ | 8位 | 新保 拓也 | 24秒02 |
ワールドカップ決勝
種目 | 順位 | 選手名 | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|
女200㍍自 | 6位 | 青木 智美 | 1分55秒97 | |
200㍍混合メドレーリレー (コナミ) |
3位 |
小林 江舞 (第一泳者) |
1分42秒31 | 銅メダル |
※W杯決勝出場…国内・国外選手の上位8名
日本選手権決勝出場…海外選手を除く9位から16位の国内選手
戦評
法大が新チームとなって初めて臨んだ大会は、第56回日本選手権(25m)FINAワールドカップ2014東京大会。例年は2月に開催される日本選手権だが、今年はワールドカップとの併開である。法大はまだまだ調整が不完全な中、それぞれが成長を見せる幸先の良いスタートを切った。
女子では青木智美(社2)が200m自由形でワールドカップ決勝に残り、海外の選手に食らい付く泳ぎを見せた。タイムは自己ベストを2秒近く上回る好タイムであり、インカレに引き続き絶好調だ。また、小林江舞(現2)は混合200mメドレーリレーにコナミから出場。小林は第一泳者を務め、最初は出遅れてしまったが、仲間の援護もあり最後見事な追い上げを見せ表彰台に食い込んだ。
そして新チームの男子主将・伊佐治淳(経3)は、200mバタフライで日本選手権決勝に進出し、見事3位でフィニッシュ。泳ぎ方を改善したことで結果を出せたことに手応えを感じている様子だった。また女子主将・浜野麻綾(スポ3)は、日本選手権決勝には進んだものの、「1位を取りたかった」と悔しさを滲ませた。
新チームとなって間もない中、日本選手権決勝進出者10人、ワールドカップ決勝進出者2人と、まずまずの好発進。明日の試合展開にも目が離せない。(鈴木理子)
選手コメント
青木智美
―今のレースを振り返って
目標にしていた55秒台が出てすごく嬉しいです。
―予選よりタイムが2秒もあがりましたが
予選は朝ということもあって、ここまでくるのに50mのレースも何本かやっていたので、体が動いてきたのかなと思います。
―海外のレベルの高い選手と決勝のレースを泳げて、肌で感じたことは
やっぱり外人さんは体格の違いもありますし、この自由形っていうのは世界に比べて日本は遅いと言われているので、こうやって隣で泳げて十二月にも日本代表として世界の戦いに出させていただくので、そのリハーサルにもなったかなと思います。
―インカレからの好調は維持できていると感じますか
そうですね。今回のこのタイムもベストから2秒近く縮めることができたので、良い感じに伸びてきてるかなと思います。
―新体制のチームとなり、実績豊富な青木選手を中心に引っ張っていかれると思いますが
まだ新体制になって学校の方に顔を出したことがないので、いまいち分からないんですけど、今年頑張って強くなって、来年四年生になる先輩と一緒に法政を引っ張って、今年の順位よりも上げていけたらなと思います。
―次のレースへの意気込み
明日の100mと200mフリーリレーに出場するので、またベストを更新して決勝の舞台で泳げるようにしたいです。
小林江舞
―メダルをかけた気持ちは
自分がタイムを落とした時点でメダルは無理だと思っていたので、ほんとに先輩方に感謝です。
―そのレースを振り返って
今日の予選の一発目から徐々にタイムを上げられたのはすごく良かったことだと思うんですけど、最後の一本を緊張で落としてしまったのはまだ練習不足だなと思います。
―レース後には何か声をかけあったりは
タイム落としてしまってすいません、と思わず謝ってしまったんですけど3位取れたから大丈夫だよと言ってもらえたのは、すごく嬉しかったです。
―背泳ぎ50mの方はいかがでしたか
そっちの方は自分でも怖いくらいにスタート、ターンが決まって久々にすごく良いレースができたと思いました。
―決勝には多くの外国人選手が進みましたが
27秒を切らないと東京大会でも戦えないんだなと痛感させられました。
―その中で世界を意識するようなことは
身長などの不利もあるので、もっと泳ぎを大きくして成長して世界でいつか戦えるようになれたら良いなと思っています。
―インカレからはどのような調整を
インカレ終わってから泳ぎ込むことしかしていないので、今回こんなに戦えるとは思っていませんでした。
―上手くいった要因は
予選の一発目が良い泳ぎができたので、その勢いのまま楽しんでレースができたからかなと思いました。
―前回、泳ぎに迷いがあったとおっしゃっていましたが
シーズンオフ中に色々考えて新しいシーズンは切り替えた気持ちでトライすることができたので、そのおかげだと思っています。
―明日のレースに向けて
明日は100mなのでもっと厳しい戦いになると思いますが、まずはベスト更新を目指して前半から思いっきりいきたいと思います。
浜野麻綾
―今のレースを振り返って
隣で鈴木さんが泳いでいたんですけど、自分はスピードでは負けてないと思ったので前半から付いていって後半に良い泳ぎができればと思ったんですけど、隣にいた(今井)月が速くて悔しい気持ちがあります。
―レースプランとしては良かったのでしょうか
そうですね。でも、タイムの明確な目標が無かったのは自分の中の反省点かなと。それでも順位もタイムも上げられたのは良かったかなと思います。
―タイムとしては
ベストに近いタイムではあるんですけど、1位を狙っていたので悔しい気持ちが大きいですね。
―インカレからどのような調整を
ワールドカップがこの時期にあるのは変わらないので、いつも通りオフをとってから練習を開始したのですが今回はゆっくりのスタートだったということもあり体力面で心配がありましたが、レース的には良い泳ぎができたと思うので自分を褒めたいと思います。
―主将として臨む初の大会になりましたが
そんなに大きなことは言えないんですけど責任感を感じるようになりましたが、そんなことは気にしないで自分の結果と努力している姿がみんなに見えれば、みんながついてきて良いチームになると思うので自分らしく同期と協力してやっていけたら一番良いかなと思います。実力だけでは納得できない人もいると思うので、人間的にも自分が思っている中での一番応援される人になれたらそれで良いんじゃないかなと思います。
―明日の意気込みを
明日の50mは、短い距離になると外国人がパワーを発揮してくる部分があるんですけど、しっかり決勝に食い込んで、200mは調整ではベストが出てなくて悔しい思いをしている部分もあるので、200m短水路ではベストを更新していけたら良いなと思います。
伊佐治淳
―今のレースを振り返って
予選より0.1秒落としてしまったんですけど、結果は3位と順位を上げられたことは良かったかなと思います。
―今大会に向けどのような調整を
インカレが終わって9月23日までオフだったんですけど、そこから約1ヶ月練習に取り組んできてけっこうみんなゆっくり練習を始めていたんですけど、僕はそんなことをしてる暇はないなと思いましてオフが開けてすぐオンとオフを切り替えて練習頑張ってきました。
―今大会で何か意識したことは
今回の大会は思いっきり狙うというよりも普段している練習の一環と考えていたので、あまり調整はしてこなかったのですが練習でつくった、試合で通じるか分からない泳ぎが僕の中であったんですけど、今回試してみました。この泳ぎでいけば全然いけるんじゃないかなと思います。
―具体的には
ストロークなんですけど、アジア大会などで萩野公介を見て意外と外でストロークしているなと思い、まずはフリーで真似し始めたんですけどそれを両手のバタフライでやってみようかなと。腕を伸ばした状態で前方で水をとらえてという意識ですね。正直タイムは期待してなかったんですけど、予選で56秒2というタイムが出て150mまではベストラップだったと思うので、午後は55秒台をだしたいと思ったんですけど56秒3で…。予選より上手くいった点は多かったと思うんですけど、最近うちのダメな癖である二本目や決勝でのタイムが上げられないので、そこはもう一回二本目が泳げるような体力づくりをしていきたいと思います。
―主将として臨んだ大会は
みんな僕と同じように調整をしてない中で、B決勝に残ったりとかでみんな頑張ってくれたかなと。練習は正直この1ヶ月で上手くいってるとは思わないんですけど、これからしっかりこの大会を踏まえてワールドカップに出たみんなで先頭をきって練習していきたいです。
―今後の意気込みを
六大学があって選手権、インカレというふうになるんですけど、まずは六大学で明治や早稲田さんは強いですけどその中の争いに食い込めるようにチームとしては頑張っていきたいのと、僕は主将であり水泳人生最後の年になるとと思うので、一年間悔いの残らないように。こんなタイムでは満足していないのでもっと上を目指していけるように頑張ります。
渡邊一輝
―レースを振り返って
練習が積めていない中ではあるんですけど、もう少し良いタイムで泳いで収穫を得たかったです。
―狙っていたタイムは
最低でもベストタイムは更新したいという思いはありました。
―予選では0.01秒というわずかな差でワールドカップ決勝を逃しました
予選も思っていたより遅かったので(決勝から)落ちてしまって当然のタイムだったんですけど、0.01秒で逃したというのはやはり課題と言いますか、今までも4位とか9位とかあと一歩という結果が多かったのでまた(予選)9位を取ってしまったというのは良くないなと思います。
―練習が積めていない中で状態もあまり良くなかったのでしょうか
積めていない割りには上げてこれたとは思ったんですけど、実際この程度かなという感じはします。
―技術的な修正点などは見つかりましたか
ターンの細かい動作が苦手なので、その差がトップの選手とはあるなと思うので、そこを詰めていかないと戦っていけないことに気付けたというのは良かったかなと思います。
―明日のレースへ向けて
今の状況の中でどれだけ結果を出せるかということに挑んでいきたいと思います。
中村桃子
―200m背泳ぎ決勝の泳ぎを振り返って
やっぱり50mの決勝が終わってから30分後のレースといつこともあってきついレースだったんですけど、ちょっと遅すぎるので全然駄目だなという感じでした。
―終盤失速してしまったのはやはり疲労が影響されたのでしょうか
疲労もありますし、オフ明けであまり泳ぎ込めていない影響で持久力もない状態だったので、こんなものかなという感じはありました。
―50m背泳ぎ決勝の泳ぎに関しては
予選より意識したところは多かったんですけどそれを実践することはできなくて、いまいちな結果になってしまいました。
―意識された点というのは
50mはスタートの浮き上がり、ターン後のバサラというところなんですけど、焦り過ぎたのか空回りしてしまって上手くいかなかったです。
―今日の内容を受けて明日までに改善したいことは
スタートからの浮き上がりで出遅れている部分があるのでそこをしっかりやることと、(短水路で)ターンが多いので、そこのバサラも私の武器なのでしっかりやっていきたいと思います。
―明日のレースへ向けて
明日はワールドカップの決勝に出たいなと思います。
伊藤瑞輝
―レースを振り返って
強化期間中ということで、どれだけ力が出せるかという試合でした。やっぱり55秒台を出したかったんですけど、予選で目一杯いって疲労が取れていない状態でタイムを上げられたのは良かったと思います。
―具体的なレースプランは
短水路は僕の不得意分野でもあるので、どれだけ早く泳速をターン後に上げられるかということですね。
―不得意だというレースを終えて感じたものは
タイム的には収穫は無いんですけど、どこを練習しなければならないかということは明確になったので、そこは良かったと思います。
―隣のレーンには伊佐治選手がいました
先輩なので絶対に勝ちたかったです。今回負けてしまったのでまた同じ組で泳ぐ機会があれば勝てるようにしたいと思います。
―レース前に言葉を交わしたりはしましたか
音楽のことであったり、結構リラックスした感じでした。
―インカレで口にされたスピード面に関しては
ウエイトとかはやり方をガラリと変えて、スピードは確実についていると思います。100mを泳いでみないと分からない部分はありますが、感触は十分あります。
―ウエイトはどのように変えられたのでしょうか
コアの筋肉を鍛えるところは前までと違う部分です。
西尾奈那子
―今のレースを振り返って
最近練習が変わってあまりワールドカップにはかけてなかったんですけど、もう少しタイムが欲しかったです。
―インカレよりもタイムがあがりましたが、レースプランなどは
私は後半が持ち味なので、周りの人がいくら速くても落ち着いて自分のレースができるように気をつけて泳ぎました。
―インカレ後どのような調整をされましたか
私はクラブで練習していて、オフっていうオフがないまま来シーズンに向けてやってきて、もう悔しい思いはしたくないんでその気持ちを忘れずにしたいと思います。
―インカレでのリレーの際緊張し過ぎてしまったとおっしゃっていましたが、今回はリラックスできましたか
インカレは初めての雰囲気があって、それに負けてしまったのですが今回はそんなに緊張し過ぎて泳げないっていうのはなかったです。
―同じ種目で青木選手がとても活躍されていますが、刺激は受けますか
同じチームの先輩に世界でも活躍できるような選手がいるので、自分は二番手というわけではなく、私が一番になりたいという気持ちで頑張っていきたいです。
―次のレースへの意気込み
今の2フリで残れたら、予選より良いタイムで泳いで、明日の1フリは決勝に残れるように頑張りたいと思います。
新保拓也
―今のレースを振り返って
予選より遅かったのでダメですね。
―決勝前の心境は
力まないでいこうと思ったのですが、力んでいたので泳ぎがかたかったかなと。
―予選の感触は良かったということですか
そうですね。あんまり調整せずスピードを上げてない中で意外と(タイムが)出たので良かったんですけど、決勝ではスピードが足りなかったですね。
―今大会での収穫や課題は
基礎のスピードは上がっていると思うので、そこから100mにつなげられるようにして、これから追い込みなのでしっかりやりたいと思います。
―大会全体を振り返って
調子は悪いと思っていたんですけど、まあまあなタイムが出たので次につなげていきたいですね。
―今後に向け意気込みを
来年は池端さんがいなくなるので、その穴を埋められるように頑張りたいと思います。
堤大陸
―レースを振り返って
スピードが出ていなかったですし、泳ぎも噛み合わなくて全然駄目でした。
―副主将という立場にもなりましたが
そんなに意識することなくやりました。
―インカレではご自身のベストタイムを更新する好調さを見せていましたが
インカレの結果はそれに向けてずっとやってきたことなので、自己ベストを出して当たり前だと思うんですけど、今回はオフ明けということもあってあまり良い状態ではなかったです。それを含めてもこのタイムは遅いと思います。
―ご自身の中での今大会の位置付けとは
特には考えていないです。とりあえずベストが出せればいいかなと思ってはいましたけど、50mでこれだけ遅かったら200mはどうなるかなと思います。
齊藤凌
―レースを振り返って
楽しんでレースできたと思います。
―400m個人メドレーにも出場されましたが
オフが終わってそれほど期間が経っていない中で、うまく自由形までつなげられたかなと思います。
―100mの個人メドレーは短水路独特の種目になりますが
練習環境が長水路なのでなかなかスピードが出ない部分があるんですけど、日頃経験できないレースができるので楽しもうという感じですね。
―その中で得たものは
スピード感が足りないということも分かりますし、僕は100mの選手ではないのでこれからちゃんとスタミナつけるために頑張っていきたいと思います。
緒方魁
―今のレースを振り返って
100mはあまり得意じゃないんで、ベストを出せるようにと思ってたんですが、ちょっと遅かったです。
―齊藤選手とは400m個人メドレーと同様に同じ組でのレースでしたが、意識はされましたか
あんまりそこは意識しないでやりました。
―その400m個人メドレーのレースを振り返って
今回ワールドカップと日本短水路が一緒ということで、この時期の短水路はみんな合わせてくるわけではないので、普通にベストぐらいで泳げればという感じで。でも16番にはちゃんと入って、8番までにも入れるかなとは思ったんですが、練習が開始したばかりということで、まだまだ練習が足りてないかなと思います。
―今はあまり練習ができていないとおっしゃいましたが、これからはどのような練習をしたいと思われますか
また年明けに向けて冬場の泳ぎ込みをして、四月の日本選手権でしっかり結果を残せるようにやっていきたいです。
―短時間に二つの種目を泳ぐということで、疲労などは
特にないです。
―次の大会への意気込み
次の大会はまだいつあるかわからないんですが、どんな大会でもベストタイムを狙ってやっていきたいです。
竹田渉瑚
―今のレースを振り返って
400m個人メドレーは今回、強化の一環として出たんですけど四種目まんべんなくしっかり飛ばせるようにやって、もうちょっとタイムを出したかったです。朝はあんまり体が動かなくて、良いタイムが出なかったです。でも明日の1500が本番なんで、それに向かって良いアップができたかなと思います。
―インカレのレース後、体作りの基礎から鍛え直したいとおっしゃっていましたが、その後どのような練習をされましたか
アジア大会も終わっていろいろ体の面で課題が見えたんで、まだやってる途中なんですけどもう一度基礎からしっかりと作っていこうと思います。結果が出るにはまだもうちょっと時間がかかると思うんですけど、来年の四月に向けて今体作りを行っています。
―不完全燃焼に終わってしまったインカレですが、1500mに向けてどのように修正しようとお考えですか
アジア大会やインカレのときは四月のベストのときと比べて、左手のエントリーとかが小さくなって泳ぎ全体が小さくまとまらなくなっていたんで、今体幹もそうなんですけど、左手の改善とか泳ぎを大きくする面とか、技術的な練習も取り入れています。
―先日のアジア大会での泳ぎを振り返って
アジア大会は、速い選手と泳げる機会だったんですけど、あんまり自分らしい泳ぎができなくて悔しい思いをしてしまったので、その雪辱を来年は世界水泳で果たせるようにしたいと思っています。
―自分の泳ぎができなかったというのは、日本代表としてのプレッシャーがあったからですか
そうですね。初代表ということで、不必要な緊張を自分にかけてしまった部分があったと思いますし、やっぱりチャンスをものにするっていう力がまだまだ自分に足りないなと痛感しました。
―次のレースへの意気込み
明日の1500が本番なんで、ワールドカップということで他の国の人達も出ると思うんですけど、まずは国内で今一番トップを走っている山本耕平さんに食らいついて、しっかり自己ベストを更新したいです。
田中瑞穗
―レースを振り返って
ベストのタイムから10秒以上遅いので、タイム的には0点という感じです。インカレも含めて大会直前に急に(泳ぎが)噛み合わなくなるということが国体も含めて3大会も続いてしまって。少し自信の面であったり「なんでだろう」という思いできつい部分があるんですけど、まだ今大会は400m個人メドレーがあるので、これからの時間で明日の朝のレースに向けてどこまで(状態を)戻せるかが試されているかなと思います。
―噛み合わなくなる原因というのはメンタルの面によるものでしょうか
たぶんそうだと思います。ここ最近は練習の時は自分でもびっくりするようなタイムで泳げていたので「なんでかな」と思う部分があるんですけど。トップクラスの選手との差はそこなのかなと思います。
―インカレの泳ぎを分析されて、今大会につなげたものは
インカレ前も練習自体はかなり良いものができていて、会場に行くまでは自信を持って行けたのに会場に入ってからは「どうした自分?」という感じになってしまったというのは今大会も同じでした。今までは「(自分は)メンタル強いから大きな大会でも大丈夫」という思いがあったんですけど、狙う位置が高くなるほど難しく考えてしまうところがあるのかなと思います。分かりづらいところではあるんですけど、メンタル強化ができるのは冬だと思うので、チャンスと捉えて乗り越えたいと思います。
―次のレースへ向けて一言
1日目の1番最初(の種目)で法政の方にもコナミの方にも申し訳ない流れをつくってしまったんですけど、また明日は朝一のレースになると思うので、良い意味で「お前昨日どうしたんだよ」って言われるようなレースができればと思います。
フォトギャラリー
- 銅メダルを獲得した小林
- チームをけん引する新主将
・伊佐治 - 副主将の堤
- 400m個人メドレーに出場
した竹田 - 不調に苦しむ田中
- 期待の1年緒方
- 日本選手権決勝に進出した
西尾 - 法大対決(左:伊藤、右:
伊佐治)