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【硬式野球】東京六大学野球秋季リーグ戦開幕直前特集 幹部インタビュー編 ~中村迅、高田孝一、羽根龍二~

2020年9月3、4日(木、金)
法政大学野球部合宿所(オンライン)

昨季に3季ぶり46度目のリーグ優勝を果たした法大。その優勝からはや1カ月、9月19日に秋季リーグが開幕する。5回に分けてお送りするインタビューでは、連覇を目指す法大ナインの今季の目標や意気込みを伺った。今回は幹部編、中村迅(営4)、高田孝一(法4)、羽根龍二(社4)のインタビューをお届けする。(新型コロナウイルス感染拡大防止のため、取材はオンラインで実施)

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連覇を目指し、チームを率いる

選手インタビュー

中村迅主将

ー昨季を振り返って
優勝できて良かったです。

ー寮で優勝を知ったときのお気持ちは
最高です!

ー今年のチームの活躍を改めて振り返って
「『負けない野球』を初戦からやってきたので、粘りのある野球ができたのではないかと思います。

ー主将としての初めてのリーグ戦でしたが、チームにどのような言葉をかけたのか
チームを引っ張ろうという思いで、「絶対に勝つぞ」という言葉を毎試合かけていました。

ー5試合を終えて、見えたチームの課題
投手陣は非常に良かったですが、野手陣は得点がなかなか取れなくて、ピッチャーに助けられた試合が多かった点です。秋は、打撃面を成長させて、打って勝ちます!

ー自身の課題は
打撃面で、もっとコンスタントに毎試合打てるようになることです。判断をし、勝負強い打撃ができるように今は練習しています。

ーリーグ戦終わってから、チームでどんなことに取り組んでいるか
チームでも打撃の強化を行っているので、それを秋の試合で全部出します。

ー秋のキーマンは
他大なら、清水風馬(明大)しかいないです。法政は、立花(海都、文4)という4年生の外野手です。

ー今のチームの雰囲気は
(リーグ戦を終えて)オープン戦が3連敗から始まったんですけれど、今(取材日時点で)2連勝してるので、チームとして徐々に上がってきています。この調子で秋のリーグ戦に持っていきたいです。

ーラストシーズンとなります、個人の目標は
勝負強いバッティングをして、点を稼げるようにしていきます。

ーチームとして達成したいことは
連覇は法政しかできないので、連覇できるようにしっかり準備してやっていきたいです。

(取材・山岡菜月)

中村迅(なかむら・じん)
経営学部4年 1999年1月28日生まれ
茨城県出身・常総学院
184cm84kg 右投げ左打ち
昨季成績:5試合 22打席 19打数 6安打 0本塁打 2打点 1四死球 6三振 打率.316
『春季は言葉でもプレーでもチームをけん引。秋季も中村迅を中心に「勝負強い打撃」で連覇を狙う』

高田孝一 副将

ー昨季を振り返って
総当たりで5試合しかなかった中でも、自分の中でもある程度良い状態で3試合投げることができたので、そこは良かったかなと思います。また、約1年間くらいリーグ戦の経験が空いてしまったんですけど、その中でもチームに貢献できたかなと思います。

ー真夏の中行われたリーグ戦だったが、疲労は大きかったか
そうですね。暑さと連投は今までに無い部分だったので、そこは対策はしていたんですけれど、(疲労は)ありました。

ー具体的にはどのような対策を
普通の水だけではなくて、いろいろドリンクを自分で用意するなどの栄養補給での面で対策をしました。

ー3季ぶりとなる優勝でしたが、改めて振り返って
自分たちの代で優勝ができたというのはすごく大きいことなので、これをつなげられるようにやっていきたいです。秋は1試合だけでなく(各2試合ずつの)10試合の総当たりでやっていくので、そこはしっかり対応しながら、チームとしてしっかりやっていけると思います。

ー慶大に勝利しての優勝でした
今までずっと勝てていなかったので、慶応を意識はしてましたし、首位での対決となったので気持ちはすごく入りました。

ー今年の法大は例年以上にチームワークを感じるという声も聞かれましたが、高田孝選手自体はチームの雰囲気をどう感じていたか
もともと今年のチームは、例年にはないまとまりというか、チームワークがあるチームだと感じていました。それがしっかり神宮球場で出せていたので、そこはすごく良かったかなと思います。

ーその中で高田孝選手が意識して取っていた行動はあるか
副主将という立場でやらしてもらっているので、ピッチャーだけではなく、チーム全体を引っ張ることができるように意識していました。また、キャプテンの中村(迅、営4)が頑張ってチームを引っ張ろうとしてくれていたので、そこにチームをついてこさせることができるようにしっかりサポートしていました。

ー慶大戦で154㌔を計測されましたが、リーグ戦では最速か
そうですね。

ー球速にこだわりは
最近はしっかり球速が出るようになってますし、スピードにこだわっていく中でも、バッターと勝負していく中で0を積み重ねることができるようにようにしていきたいと思います。

ー自粛期間中に自身の体であったり投球を振り返ったと言っていたが、その成果が出たといえるか
そうですね。自粛期間でもう一回自分を見つめなおして、しっかり自分の体を思い通りに動かすことができるようにしました。また、精神面でも自分の体と向き合っていろいろとやっていたので、そこの成長はすごく大きかったと思います。

ープロ志望届を提出したが、本格的にプロを意識したのはいつか
しっかり目指し始めたのは去年の12月の代表合宿です。六大学以外のいろんなピッチャーとかが投げているのを見て刺激を受けました。そこら辺から明確に意識し始めました。

ー春季リーグから秋季リーグまで約1カ月しか間がありませんが、調整に難しさはあるか
例年はリーグ戦の間が2、3カ月空くので、一回体を休めてからしっかり作り直すということができていました。今回は1カ月ちょっとしかないので、最初の1週間はお休みをいただいて、もう一回けっこう急ピッチというか早い段階で仕上げています。今はオープン戦で投げたりしているので、早めの調整はしています。

ーラストシーズンとなるが、ここまでを振り返って
3年の秋頃から自分の思うような結果が徐々に出つつあるので、最後の集大成として、個人としてもチームとしてもしっかり頑張っていきたいなと思います。

ー今季の目標は
今のところは先発で投げると思うので、しっかりチームの勝利に貢献できるように、試合を作っていけるようにしたいです。個人的な数字はあまりなくて、勝てるようなピッチングをすることが一番の目標です。

ー最後にファンの方に一言
春はファンの方々の応援でしっかり優勝することができたので、秋も応援よろしくお願いします。

(取材・五嶋健)

高田孝一(たかだ・こういち)
法学部4年 1998年6月3日生まれ
神奈川県出身・平塚学園
183cm92kg 右投右打
3試合 10回⅓ 被安打10 奪三振11 与四死球4 自責点2 防御率1.74 0勝0敗
『昨季は3試合に登板。勝ち星こそなかったが、安定感のある投球でチームを優勝に導いた。ラストシーズンとなる今季も投手陣の柱として期待がかかる』

羽根龍二 副将

ー春季リーグを振り返って
個人の成績はあまり良くありませんでしたが、チーム全体として優勝という形で終われたのは本当に良かったと思います。

ー優勝が決まった時の瞬間は
寮で早稲田対立教戦を見ていましたが全員で一球一球、アウト一つ一つを喜んで、試合が決まった瞬間はうれしく思いました。

ー個人成績について
なかなか結果が出ないことが多くて慶応戦で負けている場面で自分がつなげてそこから同点、勝ち越しまで持っていけたあの回は本当に良かったと思うのであの一打は出て良かったと思います。

一結果が出てこない中でも慶大戦で貴重な適時打を放ちましたが、打席に立った時の気持ちは
自分としてはやれることはやってきたので特に気負うことなく無心で打席に入りました。

ーリーグ戦期間中の自身のバッティングの調子は
自分の中ではそこまで悪いイメージはなくて、バッティング練習でも良い打球はいっていて形もそれほど悪くありませんでしたが、外の変化球であったりボール球になる変化球に手を出してしまうことが多かったのでボール選びが少し良くなかったのかなと思います。

ー全試合スタメン出場されました
監督の期待を込めての全試合スタメンだったと思うので打てなくてもスタメンで使っていただいて監督には感謝しています。

ー秋のリーグ戦までに調整したい部分は
ストライク、ボールの見極めと変化球への対応です。

ー来季のチームへの貢献の仕方は
とにかく春は全く打てなかったので一本でも多く打ってチームの勝利に貢献したいです。

ー来季にむけて意気込みをお願いします
春はみんなの力で優勝できたと思うので、秋も全員の力を合わせて連覇したいと思います。

(取材・吉本侑樹)

羽根龍二(はね・りゅうじ)
社会学部4年 1998年4月10日生まれ
東京都出身・日大鶴ヶ丘
185cm98kg 右投右打
昨季成績:5試合 14打席 12打数 1安打 0本塁打 1打点 1四死球 5三振 打率.083
『大事な試合で適時打を放つなど、勝負強さを発揮した。最後のリーグ戦で初本塁打を記録できるか』

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