【陸上競技】第99回日本陸上競技選手権大会 1日目 男子200mで長田が決勝進出を決める!
第99回日本陸上競技選手権大会
2015年6月26日(金)
デンカビッグスワンスタジアム
本日から行われた日本陸上競技選手権大会(日本選手権)。初日は男子200m予選に長田拓也(経3)、猪口悠太(経4)が出場し、大瀬戸一馬(スポ3)は欠場した。長田は組2着となり、明日の決勝へと進んだ。
種目別結果
種目 | 名前 | 記録 | 順位 |
---|---|---|---|
男子200m予選 | 長田拓也 (経3) | 20秒70 | 1組2着 |
猪口悠太(経4) | 21秒08 | 2組4着 | |
大瀬戸一馬(スポ3) | DNS | – |
戦評
陸上の日本一を決める、第99回日本陸上競技選手権大会(日本選手権)が開幕。3日間に渡って行われる今大会は、8月の世界陸上北京大会の代表選考も兼ねる重要な大会だ。
初日は大瀬戸一馬(スポ3)が棄権したが、男子200mに長田拓也(経3)と猪口悠太(経4)が出場。
1組目に出場した長田は今季日本でトップタイムを持つ高瀬慧(富士通)、実力者の谷口耕太郎(中大)、代表経験の豊富な高平慎士(富士通)らとのレースとなった。
この厳しい組でも長田は実力を発揮。まずまずのスタートを切り、コーナーを曲がったあたりで先頭に立つ。後半高瀬に追い上げられるも、2着でゴールし着順での決勝進出を決めた。自己ベスト(20秒69)に迫るタイムをマークした長田だが、「タイムには納得していない」とレース後語り、予選を突破を決めても満足はしていない様子。明日行われる決勝では自己ベスト、また世界選手権の参加標準記録(20秒50)を切ることができるか。
実力者を抑え、組2着でフィニッシュ
2組目に出場した猪口は、優勝候補とも言われる藤光謙司(ゼンリン)と同組。
「スタートは良かったが、後半固くなってしまった」とレースを振り返った猪口。100mを過ぎたあたりから力みが出たのか、後半は伸ばすことができず。トップの藤光以外の選手と接戦になったが、競り負けて4着。地元の新潟で行なわれた大会で、決勝に残ることはできなかった。
2日目の明日は、長田が出場する200m決勝のほか、5名の選手が出場予定。日本一、そして世界選手権代表をかけた選手たちの明日以降の走りに注目だ。(佐々木岳)
選手コメント
猪口悠太 主将
―今日のレースを振り返って
一言でいうと全く駄目でしたね。地元の新潟なので、応援に来てくれた人もいたのですが、固くなってしまって力を出せずに終わってしまいました。
―駄目だったというのは具体的にどういったところでしょうか
スタートは自分の中では良かったのですが、コーナー明けのラスト100mあたりで隣と内側の選手3人くらいと並んでいて、そこで固くなってしまって、あまり持ち味を出せずに終わってしまいました。
―今回の結果やタイムには満足していないということでしょうか
そうですね。藤光さんがいたので、2着取りを狙っていました。2着の選手が20秒9くらいで、その結果を見ると自分の実力なら余裕で残れたはずなので、力が足りなかったですし詰めが甘かったです。
―藤光選手を始め、実力のある選手が多く出ていましたが、周りの選手は意識されましたか
特に意識はしていなかったのです。僕も調子が良くてベストタイムくらい出るのかなと思っていました。
―今回の日本選手権を迎えるにあたってどのような調整をしてきましたか
2週間前に学生個人に出て感覚を取り戻しつつありました。スピードも上がってきて、スタートダッシュも変えて、良い方向に向かっている感じでした。
―学生個人の際は足が気になったと言っていましたが、影響はありましたか
足は治って良い感じだったと思います。
―今回の大会でシーズン前半を終えましたが、振り返ってみていかがでしたか
4年生として、主将として結果を残すことができなかったというのは僕個人としては悔しいですね。シーズン後半結果を残せるように頑張りたいと思います。
―シーズン前半の結果を踏まえて夏の期間に取り組んでいきたいことは
シーズン後半は恐らく200mメインになると思うので、スピードとシーズン後半しっかり戦えるように体力をつけたり、補強系をしっかりやってけがをしない体作りをうまくやっていきたいと思います。
―シーズン後半の目標や意気込みを
まだ何もできていないので、まずは決勝進出を目指したいです。できればベスト更新もして、自分の中で最高の形で終われれば良いかなと思います。
長田拓也
ー組2着、20秒70のタイムでゴールしたことについて
すごく強い組だったので、着で入れたのは良かったのですがタイムは正直納得していません。5台か6台前半はいきたかったという感じはします。
ー自己ベスト20秒69よりもさらに高い目標を設定していたということでしょうか
そうですね。自己ベストのときが関東インカレで8本目のときでしたし、2週間前の学生個人でも100mで良いタイムで走れていたので、もっと正直いけるのかなと思ったのですが、スタートでミスをしてしまって、前半遅れてあんまりレースの流れとしては良くなかったです。
ーご自身の調子はいかがですか
調子はアップの段階で良かったので、たぶん100mは問題ないかと。スタート次第だと思います。
ー今大会200mでの目標は
200mはあまり得意な方ではないですし、タイムは全体で5、6番手なのですが、なんとか3、4番くらいは入っていきたいなと思います。タイムは世界陸上の標準が20秒50なので、そこを切れたら。切れないとしても、それに近いくらいの5台でベストは出したいです。
フォトギャラリー
- 予選を通過した長田
- 自己ベストに迫るタイムでゴール
- 猪口は惜しくも20秒台を出すことができず