【ハンド】2015年関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦 第5節 対国士大 らしさ出せず 後半のミスに付け込まれ敗北
2015年関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦 男子1部
第5節 対国士舘大学
2015年9月12日(土)
早稲田大学東伏見スポーツホール
この試合で秋季リーグ戦も折り返し。ここまで1勝3敗と満足な結果を残せていない法大。昨季は10点もの差をつけられ敗れた国士大相手にどこまで張り合えるかが注目された。前半は法大の良さが随所の見られ、互角に渡り合うも、エンドを替えた後半は法大のミスが目立ち、一方的な展開に…
試合結果
トータル試合結果
21 法政大学 |
11 | 前半 | 12 | 28 国士舘大学 |
---|---|---|---|---|
10 | 後半 | 16 |
スターティングメンバー
選手名 | 身長 | ポジション | 出身校 | 得点 |
---|---|---|---|---|
#20 高間アミン(経2) | 178 | LW | 群馬・富岡 | 9 |
#7 遠藤由陽(経4) | 177 | LB | 栃木・國學院栃木 | 1 |
#13 猪俣淳三郎(経3) | 168 | CB | 神奈川・法政二 | 2 |
#18 石川雄貴(経3) | 183 | RB | 神奈川・法政二 | 3 |
#5 竹野恭平(社2) | 170 | RW | 神奈川・法政二 | 2 |
#3 長谷川良介(社3) | 184 | PP | 茨城・藤代紫水 | 0 |
#1 仲村充(社1) | 180 | GK | 茨城・藤代紫水 | – |
交代選手
選手名 | 身長 | ポジション | 出身校 | 得点 |
---|---|---|---|---|
#26 内門竜之介(経2) | 178 | RB | 鹿児島・鹿児島工業 | 2 |
#28 田島走(社1) | 175 | RB | 茨城・藤代紫水 | 1 |
#29 福本直也(経1) | 172 | CB | 神奈川・法政二 | 0 |
#30 黛祐貴(経1) | 177 | LB | 群馬・富岡 | 1 |
#21 柿崎雅俊(デ工3) | 183 | GK | 埼玉・浦和学院 | – |
#31 深井亮太(理工1) | 180 | GK | 埼玉・浦和学院 | – |
※LW…レフトウイング(レフトサイド)、LB…レフトバック、CB…センターバック、RB…ライトバック、RW…ライトウイング(ライトサイド)、PP…ピヴォットプレーヤー(ポストプレーヤー)、GK…ゴールキーパー
戦評
この試合、スタテーティングメンバーに主将・渡邉大貴(社4)の姿は見えず。練習でけがを負ったため、ベンチからチームメートと共に戦った。
前半序盤、先制点こそ取られたものの、すぐに高間アミン(経2)の速攻で追い付いた。そのままの流れで石川雄貴(経3)らが次々と速攻で得点を重ねる。ディフェンスも全員で声を出し、コミュニケーションを取ろうという意識の高さがうかがえた。この試合スターターのGK仲村充(社1)も好調であり、決められたくない場面でのセーブが光る。国士大は、#14玉川裕康(埼玉・浦和学院)へのパスミスがやや目立ったものの、速攻で確実に得点。互いに一歩も譲らない展開となった。相手にPTが与えられたときのGKはまたも深井亮太(理工1)。一度弾いて勢いを殺したボールを、ゴールに入る前のギリギリのところでしっかりとキャッチし、チームを盛り上げる好セーブを見せた。最後残り2分を切ったところで11-11と同点。1本決めリードしたかったが、逆に相手に決められ11-12で前半を折り返した。
後半10分間は前半同様の均衡した流れで2点以上の差はつかない。ベンチから渡邊が「ここ集中!」と激を飛ばしていたが、14:59で19-15と一気に4点差になりたまらず法大がタイムアウト。立て直しを図るはすが、そこからは一気に崩れてしまった。試合後に佐藤浩監督が「自分たちのミスが相手のチャンスになってしまった」と語るように、法大のパスミスをしっかり速攻のシュートまで繋げた国士大が大きくリードした。高間アミンがPTとサイドからのシュート2本を決めひとり気を吐いたが、そこまで。試合終了のブザーが鳴る頃には21-28と7点もの差をつけられていた。
後半序盤まで競った試合だっただけに、非常に悔しい結果となってしまった。点差を離され始めたときにどこまで粘り、ミスを防げるか。ここにポイントが置かれる。次の試合には「言葉での修正をするしかない」と佐藤監督。強く攻め続ける気持ちを胸に、この先の負けられない戦いに挑む。(宮下優希)
監督・選手コメント
佐藤浩 監督
―今日の試合を振り返って
今日は相手がどうのこうのよりも、自分たちのミスで苦しんでこういう結果になってしまいました。特に攻撃でのミスが多かったです。
―ポストへのパスミスが多かったように感じましたが
そうですね。向こうの大きい人間がいるところにパスする必要はなくて、そこに入れるならおとりとして使って、違うところで勝負しなくてはなりませんでした。1プレーだけで決めようとしていて、工夫が足りなかったです。
―サイドからの得点が多かったがこれは作戦だったのですか
サイドが広ければ高間で勝負するという形になっていたので、前半はその状況になりやすかったというだけです。後半は向こうが対応してきたから打てなくなりましたけど、そうしたら今度は逆で、というように次のプレー次のプレーを考えていかないとダメでした。
―途中から競れなくなったのは
セットのディフェンスはできていて、そこからの速攻は何回もチャンスがありました。でもそこでパスミス、シュートミスをして、結果的に崩れた状態のところへ相手に速攻されて決められたのが4.5本ありました。そこが点差が開いてしまった決定的なところでした。本来うちが決めていればこっちのペースだったのに。そういった競ったところや、強いプレッシャーの中でのプレーの精度が良くなくて、向こうにチャンスを渡してしまいましたね。自分たちのミスが相手のチャンスになってしまった、ということです。
―リーグ半分を終えて
入れ替え戦を意識しなくてはいけないです。他のチームに目を向けると、2部から上がってきたチーム(駿大、立大)にはしっかり勝っています。法政もこれからやる立教にな勝たなくてはいけないし、他のチームにも勝たないと彼らを上回れないです。明日以降の試合も全部勝ちにいかないとダメ。ただ今日の試合の流れは悪かった訳じゃないので、限られたポイントでのミスを修正していけば、良い試合ができるんじゃないかと思います。
―修正は明日のアップで、ということでしょうか
まずは意識合わせなので、学生にも言ったけど、「言葉」で変えることですね。ミスをした人も、それを見てた人も、ミスを改善するためにどうしたらいいのかすぐに会話して欲しいと話しました。シルバーウィークの試合に向けては、決まってない約束事があるなら決めて欲しいし、決まってるんだったらそれを守り精度を上げる練習をして欲しいと思います。とりあえず明日は言葉で意識を変えて、連携取っていきたいです。今日のミスはみんなわかったと思うので、明日はそこを決め切って法政のペースで試合をして頑張りたいと思います。
フォトギャラリー
- DFから速攻を仕掛ける田島走(社1)
- チーム最多得点を挙げた高間
- 故障中の渡邉の代わりにチームを引っ張る遠藤由陽(経4)
- 深井は毎試合のようにPTをセーブする頼もしい存在
- 猪俣淳三郎(経3)のフェイントで相手を翻弄する
- 公式戦初得点の黛祐貴(経1)
- ミドルシュートを放つ石川
- 長身ポスト・玉川裕康(国士大)に苦しめられた