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【硬式野球】2021社会人対抗戦 対明治安田生命 高田が先制2ランも最終回に逆転され惜しくも敗戦…

2021社会人対抗戦 対明治安田生命
2021年4月3日(土)
神宮球場

新体制の中、無観客試合で迎えた社会人対抗戦。法大は明治安田生命と対戦した。両軍が無得点のまま迎えた4回、高田桐利(営3=広陵)が2ランを放ち法大が先制する。しかし、1点リードで迎えた最終回、古屋敷匠眞(営4=八戸工大一)が3ランを浴び、逆転を許した。法大はその裏に1点を返すも反撃及ばず敗戦。加藤重雄監督の神宮球場初試合を白星で飾ることはできなかった。

先制2ランを放った高田

試合結果

トータル試合結果

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
明治安田生命 0 0 0 0 1 0 0 0 3 4 5 2
法 大 0 0 0 2 0 0 0 0 1 3 5 1

(法大)山下輝、石田、平元、武冨、尾﨑、●古屋敷—大柿
(明治安田生命)北濱、森井、小玉、○新井、小林—福井
[本塁打] 高田1号2ラン(4回=森井)、泉澤1号3ラン(9回=古屋敷)

 

打撃成績

打順 位置 選手 打率 1 2 3 4 5 6 7 8 9
1 (6) 海﨑 4 0 0 .000 遊ゴ   三併   中飛   三振  
2 (8) 岡田悠 4 0 0 .000 一ゴ
  三振 三振 左失
3 (3) 齊藤 4 1 0 .250 左飛 右安 遊ゴ 三振
4 (9) 小池 3 0 0 .000 二飛 三振 右飛
9 神野 0 0 0 .000          
H 後藤 1 0 0 .000       三ゴ
5 (4) 高田 4 1 2 .250 遊ゴ 左本② 右飛 右飛
6 (2) 大柿 3 0 0 .000 三振   中飛   右飛
7 (7) 宮﨑 3 0 0 .000 左飛 三振 中飛
8 (5) 中原 2 2 0 1.00   右安   左安  
H5 松田 1 0 0 .000       遊ゴ
9 (1) 山下輝 0 0 0  
1 石田 0 0 0
H 肥後 1 1 0 1.00 左安
1 平元 0 0 0
H 諸橋 1 0 0 .000 三振
1 武冨 0 0 0
1 尾﨑 0 0 0
1 古屋敷 1 0 0 .000 中飛
32 5 2 .156

 

投手成績

球数 打者 防御率
山下輝 2 20 6 0 2 0 0 0.00
石田 1 14 3 0 1 0 0 0.00
平元 2 40 8 1 2 1 1 4.50
武冨 1 12 3 0 1 0 0 0.00
尾﨑 1 10 3 0 0 0 0 0.00
古屋敷 2 36 10 4 3 0 3 13.5
9 132 33 5 9 1 4 4.00

 

ベンチ入りメンバー

三浦銀二(キャ4=福岡大大濠) 大柿廉太郎(法3=健大高崎) 今泉颯太(法2=中京大中京)
平元銀次郎(営4=広陵) 肥後幸太(法3=法政二) 岡田悠希(人4=龍谷大平安)
古屋敷匠眞(営4=八戸工大一) 中原輝也(人4=尽誠学園) 小池智也(営4=八戸学院光星)
山下輝(営4=木更津総合) 齊藤大輝(人3=横浜) 諸橋駿(法4=中京大中京)
石田旭昇(文3=東筑) 海﨑雄太(文3=埼玉栄) 神野太樹(キャ4=天理)
尾﨑完太(キャ2=滋賀学園) 佐野瞭太(人4=法政二) 宮﨑秀太(営3=天理)
武冨陸(営2=日大藤沢) 松田憲之朗(キャ3=龍谷大平安) 田中悠我(キャ3=帝京)
後藤克基(法4=滋賀学園) 高田桐利(営3=広陵)
舟生大地(文4=日大山形) 高原侑希(法2=福井工大福井)

戦評

新体制になり、初めて迎えた神宮球場での一戦。春の訪れを感じさせる心地よい天候の中、法大は明治安田生命との社会人対抗戦に挑んだ。

先発のマウンドに上がったのは山下輝(営4=木更津総合)。初回を三者凡退で終えると、続く2回も打者3人で切って取る完全投球を披露。左のエースとして期待される山下輝が、最高の結果を残してマウンドを降りた。
2回を投げ無失点、2奪三振と順調な調整ぶりを見せた山下輝

3回は2番手として石田旭昇(文3=東筑)が登板。1回を投げて1奪三振、無失点の好投を見せた。

打線はその裏、1死から8番・中原輝也(人4=尽誠学園)がこの日チーム初安打となる右前打で出塁。続く代打・肥後幸太(法3=法政二)も左前打を放ち、一、二塁とする。しかし、海﨑雄太(文3=埼玉栄)が併殺打に倒れ、得点はならなかった。

代打で安打を放った肥後

4回は平元銀次郎(営4=広陵)が3番手として登板。無失点に抑え、打線の援護を待った。

先制点を挙げたい打線はその裏、1死から齊藤大輝(人3=横浜)が右前打で出塁。続く小池智也(営4=八戸学院光星)は三振に倒れるも、小池の打席で齊藤が二盗。2死二塁とし、打席は5番・高田桐利(営3=広陵)。「ボールを打った音がよかった」という打球は左翼席へ。5番起用に応える高田の2ランで法大は先制に成功する。
先制2ランを放った高田

5回は回またぎでの投球となった平元が1点を失うも、後続をしっかりと断ち、最小失点で切り抜ける。

6回は武冨陸(営2=日大藤沢)、7回は尾﨑完太(キャ2=滋賀学園)の2年生左腕が登板。それぞれ1回を三者凡退に切って取った。

8回は6番手として古屋敷匠眞(営4=八戸工大一)が登板。走者を許しながらも無失点に抑え、リードを保った。

一方の打線は6回から登板した小玉和樹、8回に登板した法大OB・新井悠太朗(令元年度卒)の前に走者を出すことができない。

迎えた最終回、勝利まであと少しとした法大だったが、8回から続投した古屋敷が1死一、二塁から4番・泉澤涼太に3ランを浴び、逆転を許してしまう。

反撃をしたい法大はその裏、相手失策から先頭の岡田悠希(人4=龍谷大平安)が出塁。1死二塁で迎えた後藤克基(法4=滋賀学園)の三塁内野ゴロの間に二塁走者・岡田悠が好走塁を見せ、本塁に生還。1点を返した。しかし、反撃及ばず3ー4で敗戦。加藤重雄監督の神宮初試合を勝利で飾ることはできなかった。

いよいよ来週からリーグ戦が始まる

最終回に逆転されるという結果に終わった今日の試合だが、ベンチの一体感は例年以上に感じられた。今日出た課題を洗い出し、開幕日につなぐことができれば春連覇は見えてくるだろう。

(記事・写真:五嶋健)

選手インタビュー

三浦銀二 主将

ー今日の試合を振り返って
新チームになっての神宮での初めての試合で、みんな程よく緊張してたと思いますがリーグ戦につながるいい試合だったと思います。
負けはしましたが、全員で勝ちに向かうことができていました。

ー主将として臨む初めての神宮球場での試合だったと思いますが、意識されたことなどは
一番意識したことは勝つことです。
勝つためにキャプテンとしてするべきことはみんなの様子を見て地に足つけて自分たちの野球をすることだったので、達成できてよかったです。

ーご自身の登板機会はありませんでしたが、あらかじめ決まっていた
決まっていました。
経験を積ませる意味でたくさんのピッチャーが投げました。

ーチームの現在の雰囲気は
今日は負けてしまったものの、みんな前を向いてリーグ戦でいかに勝つかを一人一人考えています。とてもいい雰囲気で野球できていると思います。

ー今日見つかったチームの課題は
勝負強さです。
リーグ戦はレベルの高いピッチャーが多いので、一つのチャンスをモノにできるかできないかがとても大切だと感じました。

ー開幕に向けて意気込みをお願いします
今チームはいい感じなので、この状態からさらに状態を上げて一人一人が優勝に向けて一つの方向に向かって頑張ります。

岡田悠希 副将

ー今日の試合を振り返って
負けたので悔しいです。
次の試合に今日の反省課題を活かして勝ちます。

ーご自身の現在の調子は
調子は常にフラットです。

ーオープン戦から2番起用が続いています。2番という打順を打つにあたって意識していることは
チームが勝つ事です。何番でもチームが勝つ為に打つってことを意識してます。

ー2回は守備で好プレーをされました。守備の際に意識していることは
試合が始まってから終わるまで一球たりとも(気を)抜かない。集中することを意識してます。

ー9回も好走塁で本塁に生還されました。3月の取材の際には「もっと走塁に挑戦していきたい」とおっしゃっていましたが、その時と比べて自分が成長したと思う点は
一点を取りにいく執念です。

ー今日見つかったご自身の課題は
バッティングです。リーグ戦に向けて修正していきます。

ー開幕に向けて意気込みをお願いします
全試合、全力で力を発揮します。

山下輝 投手

ー今日の試合を振り返って
最終回に逆転されましたが、絶対的に投手はだいぶ良くなってきたと思います。

ーご自身の調子は
順調に上がってきています。

ー今日は2回を完全投球。手応えは
失投もあったのでまずまずです。

ー変化球を多めに投げられていたように感じました
試したい変化球をきっちり決められるようにしたかったので変化(球)多めでいきました。

ー今日見つかった課題は
失投があったのでそれは注意して低めに投げようと思いました。

ー開幕に向けて意気込みをお願いします
必ず優勝します!
神宮で応援宜しくお願いします!

高田桐利 内野手

ー今日の試合を振り返って
負けたので悔しいです。

ーご自身の現在の調子は
少しずつ調子が上がってきてます。

ー5番での起用となりましたが、意識されたことなどは
特になにも考えていません。

ー4回には本塁打を放たれました。打った時の感触は
ボールを打った音が良かった気がします。

ー今日見つかったご自身の課題は
打撃でボールを一発で捉えることです。

ー開幕に向けて意気込みをお願いします
一戦必勝でリーグ優勝します。

フォトギャラリー

試合の写真は、スポーツ法政新聞会の公式ツイッター、また公式インスタグラムに掲載いたします。

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