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【硬式野球】今泉秀悟・執念の適時打で早大に競り勝ち23年春以来の勝ち点獲得 丸山陽太5回1失点ピッチング&熊谷陸リーグ戦初の1発! 次戦の明大撃破で優勝へ/早大3回戦

東京六大学野球2025秋季リーグ戦 早大2回戦
2025年10月6日(月)
神宮球場
大波乱となった第2戦をものにできず、1勝1敗で迎えた第3戦。勝ち点を懸けた運命の一戦で先発マウンドを任されたのは、第1戦でも好投を見せた 丸山陽太(スポ4=成東)。対する早大の先発は 伊藤樹(4年=仙台育英)。
法大は23年春以来となる勝ち点奪取を狙う。

決勝打を放ちガッツポーズする今泉秀

試合結果

トータル試合結果

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
法大 0 0 3 0 0 0 3 0 2 8 13 2
早大 0 0 0 0 1 0 2 3 0 6 10 2

(法大)丸山、山床、野崎ー井上和、土肥
(早大)伊藤樹、田和、安田ー吉田瑞

[本塁打]
法大:熊谷 1号ソロ (7回 伊藤樹)
早大:なし

打撃成績

打順 位置 選手 打数 安打 打点 四死球 打率 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回
1 (9) 5 1 0 0 .239 三ゴロ 左2 中飛 捕ゴロ 一ゴロ
2 (4) 中村騎 5 1 1 0 .205 遊ゴロ 左2 左飛 遊ゴロ 遊ゴロ
3 (8) 藤森康 4 1 0 1 .538 遊飛 空三振 中安 遊失 死球
4 (5) 松下 4 1 0 1 .297 左飛 三邪飛 中飛 左2 四球
5 (7) 片山 4 1 0 1 .333 中安 一安 左安 右安
R7 西 0 0 0 0 .000
H 内山 1 0 0 0 .000 中飛
7 石井 0 0 0 0
6 (3) 今泉秀 4 1 1 0 .294 二ゴロ 一犠打 左飛 二ゴロ 中安
7 (2) 井上和 3 2 0 1 .389 右2 空三振 四球 右安
2 土肥 1 1 1 0 .600 左安
8 (6) 品川 1 0 0 0 .042 一犠打 空三振
H 浜岡 1 0 0 0 .286 二ゴロ
1 山床 1 0 0 0 .125 空三振
1 野崎 1 0 0 0 .167 空三振
9 (1) 丸山 2 0 1 0 .143 三野選 二ゴロ
6 熊谷 2 1 1 0 .071 三ゴロ

投手成績

球数 打者 防御率
丸山 5 76 22 4 1 3 1 1.48
山床 2 41 14 0 3 4 8.17
野崎 2 40 9 0 1 1 0 6.11

ベンチ入りメンバー

10 松下歩叶(営4=桐蔭学園) 27 土肥憲将 (キャ3=鳴門 ) 7 浜岡陸 (法4=花咲徳栄 )
13 赤間梢吾(キャ4=法政二) 23 只石貫太 (営1=広陵 ) 9 内山陽斗 (文4=天理 )
15 丸山陽太 (スポ4=成東 ) 42 井上和輝 (法1=駿台甲府 ) 1 藤森康淳 (営3=天理 )
16 永野司 (営4=倉敷商 ) 今泉秀悟 (キャ2=石見智翠館 ) 33 片山悠真 (文3=八王子学園 )
18 野崎慎裕(営4=県岐阜商 ) 4 中村騎士 (営2=東邦 ) 34 西凌矢(法3=広陵)
25 助川太志 (グロ3=茗渓学園) 品川侑生 (文4=三重 ) 44 石井翔大(人2=札幌日大)
12 山床志郎 (文2=高鍋 ) 31 金谷竜汰 (法3=東海大菅生) 26 境亮陽 (営1= 大阪桐蔭 )
48 櫻田朔(法1=青森山田) 2 熊谷陸(人2=花巻東) 50 平尾聡一郎(文4=海星)
22 中西祐樹(法3=木更津総合 ) 8 小川大地 (営2=大阪桐蔭) 51 鶴丸紘(スポ4=都城東)

戦評

壮絶な打ち合いを制することができず、1勝1敗で迎えた早大との第3戦。法大の先発は丸山陽太(スポ4=成東)、早大はエース・伊藤樹(4年=仙台育英)がマウンドに立った。

初回、2回は丸山がピンチを背負いながらも粘投。両チーム無得点で立ち上がる。
試合が動いたのは3回。法大は7番・井上和輝(法1=駿台甲府)の右翼線二塁打を皮切りに、丸山の三ゴロ野選で1点を先制。続く境亮陽(営1=大阪桐蔭)、中村騎士(営2=東邦)の連続二塁打でこの回一挙3点を奪った。

丸山はその後も粘り強く投げたが、5回裏に小澤周平(4年=健大高崎)の適時打で1点を失い3-1。6回からは山床志郎(文2=高鍋)が継投し、試合は膠着状態に入った。

再び主導権を握ったのは7回表。先頭の熊谷陸(人2=花巻東)が右翼スタンドへリーグ戦初本塁打を放ち4-1。さらに藤森康淳(営3=天理)の出塁から、松下歩叶(営4=桐蔭学園)の二塁打、片山悠真(文3=八王子学園八王子)の2点適時打で6-1と突き放す。

だが7回裏、早大が反撃。寺尾拳聖(3年=佐久長聖)の2点二塁打で6-3と迫る。続く8回には無死満塁のピンチを招き、代打・松江一輝(4年=桐光学園)に2点適時打を浴び6-5。ここで大島監督は野崎慎裕(営4=県岐阜商)を投入したが、内野の失策も重なり6-6の同点に追いつかれた。それでも野崎は後続を断ち、最少失点で切り抜けた。

そして9回表、法大が再び意地を見せる。藤森、松下の出塁から、代打・内山陽斗(文4=天理)の中飛で二死一、三塁と好機を作る。打席には今泉秀悟(キャ2=石見智翠館)。失策を取り返す一打は中堅へ抜ける勝ち越し打。さらに土肥憲将(キャ3=鳴門)の左前打で松下が本塁へ滑り込み、送球が逸れて追加点。8-6と再びリードを広げた。

9回裏、野崎は先頭打者の出塁でピンチを背負いながらも、最後は三振、遊ゴロで締め試合終了。
8-6で法大が接戦を制し、23年春以来となる早大からの勝ち点を奪取した。これで勝ち点は2。優勝戦線に踏みとどまった法大は、11日(土)から首位・明大との大一番に挑む。

(記事:中山達喜)

選手インタビュー

丸山 陽太 選手

ーー本日の試合を振り返って
勝てて本当に良かったです。全員が最後まで貪欲に勝ちを目指した結果だと思います。

ーー勝ち点がかかった重要な一戦での先発だったが、どのような意識でマウンドに上がったか
まずはゲームメイクをすることを第一に考えました。そのうえで、野手陣が打ちやすいようにリズムよく投げることを意識しました。

ーー早大打線相手に5回1失点の好投だったが、ご自身のコンディションは
コンディションは良いです。

ーー早大相手に23年春以来の勝ち点奪取たが、チームの雰囲気は
みんなとても喜んでいて、チーム全体が良い雰囲気です。この流れを次につなげたいです。

ーー早大1回戦でも6回無失点の好投だったが、掴んだ自信や手応えは
コントロールとテンポを意識して投げれば、野手がしっかり守ってくれると改めて感じました。

ーー明大戦への意気込みを
チーム一丸となって、全員で勝ちにいきます。

今泉 秀悟 選手

ーー昨日の試合で同点となる適時打を放った感想を
ピッチャーが苦しんでいたので、なんとか野手陣が頑張ろうという話があって、チャンスで回してくれたので、ランナーを返すだけ意識しました。

ーー本日の試合では、8回にゴロを弾いてしまった場面がありましたが、悔しさが適時打に繋がったのでは
そうですね。守備ではミスをしない目標で春からやってきていたので、ピッチャーを苦めてしまったので、なんとかしてやろうという気持ちが結果につながったと思います。

ーー勝ち越しのチャンスで打席が回ってきた時の気持ちは
立教、早稲田戦ともに、チームに貢献することができていなかったので、自分が決めるという気持ちで打席に入りました。

ーー打ったボールと手応えは
チェンジアップです。「やばい、セカンドゴロ」と思いました。抜けてくれてよかったです。

ーー明大戦への意気込みを
明治戦も勝ち点をとらないと優勝もないので、応援のほどよろしくお願いします。

熊谷 陸 選手

ーー今日の試合を振り返って
まずは勝つことができて凄くうれしいです。自分がたくさん迷惑をかけているので申し訳ない気持ちもあります。

ーーリーグ戦初となるホームランだったが、打ったボールと感触はどうか
凄くうれしいです!打ったボールは浮いたスライダーかカットボールだと思います。感覚は芯に当たってくれたのでよかったです。

ーー今季なかなか安打が出ない中での一発だが、どう受け止めているか
今季はほんとにたくさんチームメイトに迷惑をかけているので、もっとちゃんとやらないとダメだと思っています。

ーーチームも勝利し勝ち点も獲得したが、今の気持ちは
勝って勝ち点を取ることができて凄くうれしいです。

ーー「血の法明戦」へ向けて一言
全員で一戦必勝で行きたいと思います!

硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。

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