第52回東日本フィギュアスケート選手権大会
2026年11月1日(日)
ALSOKぐんまアイスアリーナ
大久保政宗(人3)は靴を変えて間もない中での試合となった。SPで軽い着氷ミスがあったものの、転倒などはなくまとめ9位につけた。今季苦手としているFSでも今季最高の演技を見せるが、他選手の得点が例年より高く、総合11位。惜しくも全日本出場を逃した。演技後「もっともっと練習を積んでいきたい」と語った。
加藤海里(営2)はSPで3Aを2Aに変更。後半の3回転ルッツで回転不足の減点を受けるなどもあり、点数を落とし14位。全日本出場へは「難しいかな」と語る8.44点差の中でのFSでは、最初の3Aでミスが出るもそれ以降は安定した演技を見せた。総合15位も「やるべきことは出し尽くした」と次戦へ目線を向けた。
左から加藤、大久保
大会結果
| クラス |
選手名(学部・学年) |
総合成績・得点 |
| シニア男子 |
大久保政宗(人3) |
11位:164.68 |
| 〃 |
加藤海里(営2) |
15位:161.71 |
戦評
大久保政宗(人3)、加藤海里(営2)・シニア男子
大久保は10月頭の東京選手権で、靴の不具合によりSP、FS共に技術点を大きく落としていた。東インカレで初実践のあと間もない中での今大会となった。SPでは転倒もなく、全日本出場圏内の9位につけた。しかし、FSでは序盤の3回転フリップで減点を受けるとその後も回転不足を受けることに。足替えキャメルスピンのレベル3では要件を満たさず無効となり0点。それでも今季最高得点の103.59点を残した。総合11位で惜しくも全日本出場はならなかったが、「今大会のショートは良かったので、またショートのようなまとまった演技が安定してできるように練習していきたいと思います」と手応えを語った。
加藤はSPで3回転アクセルを2回転に組み直し挑んだ。その中で「思ったよりミスが出てしまった」と後半のジャンプで減点を受けるなど苦しみ14位。「諦めかけていた」と振り返る中で、気持ちの整理をしてFSに臨んだ。最初の3回転アクセルを回転不足で大幅減点を受けると3つのジャンプを連続でGOEの減点評価。なんとか立て直すも109.06点で総合15位となった。演技後「切り替えて次に向かえるように気持ちを上げていきたいと」前を向いた。
(記事:山田竣矢)
インタビュー
大久保政宗(人3)
ーー演技を振り返って
今シーズンの試合の中では、割とジャンプを決められた本数が多かった試合だったと思います。ただ体力が足りないことや、もう少し練習すべきだったことを痛感しました。
ーー靴を変えてまだ間もない中、東京選手権から大幅に点数を上げた。どのように調整してきたか
1週間前が東日本インカレだったので、とにかく慣らすために量をこなしてたつもりだったのですが、もっと長く練習するべきだったと思います。慣らし切れていないから、3Aの感覚が戻せないまま東日本選手権に臨む形になってしまったので。練習がもうちょっと必要だったなと思います。
ーーSPでは特に技術点を大きく上げたが、要因は
慣らせていないとはいっても、ルッツやフリップとかのジャンプは割と慣らせていた方なので、ちゃんとやったことが形になったショートでした。
ーーそのショート終了時点で全日本出場圏内の9位。今日へのフリーに臨む前の心境は
去年も同じ順位だったんです。ショートが終わってちょうど全日本選手権の進出ライン上でした。去年はそこでやる気が出すぎて力んで空回りしてしまったので、今回は順位や数字を気にしないで臨んだつもりでした。
ーー今後の目標
今大会のショートは良かったので、もっともっと練習を積んで、またショートのようなまとまった演技が安定してできるように練習していきたいと思います。
加藤海里(営2)
ーー演技を振り返って
昨日のショートが思ったよりミスが出てしまって、自信を無くして諦めかけていたのですが、1日空いて気持ちを整理して、今日は落ち着いて演技できたかな、と思います。
ーー全日本進出圏内の9位とは8.44点差でのフリーとなったとなったが、そこへの意識はあったか
正直、ショートが終わった時点で難しいかな、という点差だったので、今日はあまり考えずに、ただ最後まで諦めずにやり切ろうという気持ちで臨めました。
ーーショートではは3Aが2Aに。予定したものだったのか
ショートは2Aの予定で、その通り跳びました。
ーー今日のフリーでは3Aに挑戦したが、感触はどうだったか
すごくアクセルジャンプの調子は良くなっていたので、ショートをきっちり決めるという意味で2Aを跳んだのですが、思いのほかショートでミスが出てしまったので、フリーではやるしかないという状況でした。その中できっちり跳びにいけたのは良かったです。
ーー今後の目標
東日本選手権に向けて自分のやるべきことは出し尽くしたつもりなので、切り替えて次に向かえるように気持ちを上げていきたいです。
(撮影・取材:山田竣矢)