【サッカー】第38回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント2回戦 対大体大戦 星の2ゴールで強豪相手に勝利!!
第38回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント
2014年8月11日(火)
ヤンマースタジアム長居(大阪府)
アミノバイタルカップ(本大会関東予選)で1部チームを相手に戦い、見事2年連続で出場権を手にした法大。2回戦からの出場となり、初戦の相手は昨年度インカレ王者の大阪体育大学。強力な攻撃陣を相手にした戦いは、ゲームキャプテン星雄次(社4)の2ゴールで2-1と勝ちきり、3回戦進出を果たした。
トータル試合結果
2 法政大学 |
2 | 前半 | 0 | 1 大阪体育大学 |
---|---|---|---|---|
0 | 後半 | 1 |
※詳しい結果はJUFA公式サイト、もしくは後日更新の本ページをご覧ください
戦評
今年も戻ってきた総理大臣杯の舞台。「法政にかかわる人を笑顔に」と意気込みを語っていた長山一也監督率いる法大の初戦は、全日本大学選抜のFW澤上竜二らを擁する昨年度インカレ王者大体大。強豪相手にどのような戦いを見せるか注目が集まった。
両チームやや硬さが見えた立ち上がり。長山監督が「最初の10分は蹴っていこうと話していた」と語ったようにお互いにセーフティにプレーした。試合が動いたのは開始10分。FW清水道浩(経4)が負傷交代で退き、高橋健哉(社4)が投入されると、法政のパスワークが徐々に見え始める。投入直後には高橋がミドルシュート、14分には高橋と鈴木貴大(現3)のコンビネーションで中央を崩してゴールに迫るなど、法大が終始ボールを保持する展開となった。大体大は法大の高いラインからのプレスに苦しみなかなか攻撃の形がつかめない、それでもFW澤上と金が個人能力を生かし攻め込むが、GK四宮祐貴(経4)がゴールに鍵をかけ相手に得点を許さない。
ペースはつかんでいるものの、得点が奪えず焦りが見え始めた37分。欠場の主将・宗近慧(経4)に代わってゲームキャプテンを務める星が待望の先制点を奪う。この日再三攻め上がりを見せる右SBの山田将之(経2)のクロスを中央で合わせてゴールへ沈めた。勢いに乗る法大は立て続けに2点目を奪いに行く、そして直後の39分にエリア内へ侵入した山田が倒されこぼれたボールを星が拾いゴール右隅へ突き刺し2-0とした。この後は相手のミスを突き追加点を狙うも得点は奪えず。このまま前半は終了した。
後半に入っても法政の猛攻は続く。47分には高橋がエリア中央手前からトーキック気味でシュート。枠の上に外れてしまうものの、守備専攻にならず「点を取りに行く」という気持ちを感じさせるプレーでスタートした。この後も逆サイドの選手が積極的に中央へ絡みに行く、人数をかけた攻撃でチャンスを作っていく。特に三田尚希(現)、星の両サイドハーフは運動量豊富に相手をかき乱し、何度もチャンスを作っていった。
このまま2点差で勝利かと思われたこの試合。しかし70分を過ぎ、法大の運動量にも少し陰りが見られると、インカレ王者がだんだんと牙をむき始める。澤上を中心とした攻撃をDF陣を中心になんとか抑えていたが、87分に澤上にゴール正面の直接FKを見事に決められて一点差。その後も迫力ある攻撃で何度も法大ゴールが脅かされるが、巧く時計を進めてタイムアップ。強豪相手に2-1で勝利をつかんだ。
チーム全体でつかんだ初戦の勝利。中一日で迎える相手は関東リーグ3連覇中の専大だ。「チャレンジャー精神で挑む」と選手たちは口々に語り、関東王者に対して臆する様子はない。「法政にかかわる人を笑顔に」。長山法政の正念場となる試合、選手たちがどのような戦いを見せるか注目だ。(佐藤康平)
※更新サイトの不具合により、掲載が遅れたことをお詫び申し上げます
監督・選手コメント
長山一也監督
―試合の総括を
やはり入りが良かったことにつきます。今日は試合前からそれについて強く伝えていて、それを改善してくれました。また、最初の10分は蹴って、それが過ぎたらつなごうと伝えていて、それを彼らが体現してくれたのが良かったかなと思います。
―清水選手の怪我は元々の負傷だったのか
いや、今日のです。(高橋選手の投入が逆に好影響をもたらした?)そうですね。本当は、もう少し相手が披露してから健哉(高橋)を入れたかったんですが。ただ先に入ったことで前に落ち着くところができて、うまくつながるようにもなりましたね。
―逆サイドの選手が絡む良い攻撃ができていたのでは
全体でボールが回せたというのはすごく良かったと思います。それをずっと最近できていたので、今日、全国大会の一回戦でそれができましたし、今後も続けていければと思います。
―試合後の「長山法政」のコールには笑顔を見せていた
昨日もこっちへ来る前にチーム全体で練習して、(出場する選手には)チームの代表であることを伝えてからこっちへ来ています。応援してくれくれる人も含めて法政のサッカー部なので、みんなの期待に応えることができてよかったと思います。応援の力もすごくありました。
―次節は中一日です、意気込みをお願いします
うちは常にチャレンジしていくチームだし、勢いは初戦でついたと思います。チーム全体で戦って勝ちたいと思います。
MF星雄次
–今日の個人の出来としてはどうでしたか
点を取ったっていうところは良かったんですが、その他のプレーの細かいところを見れば、課題はたくさんありました。もっと点を取れた場面はあったと思うし、もっとプレーの精度を高めないといけないと思います。
–得点の場面は2得点ともうまくディフェンスの合間をついたものだったが
ボールが来ると予測していたというか、外で潰れてくれる選手がいたので、後ろにこぼれたボールというのは常に狙っていました。チームとしても、誰かが仕掛けた後のこぼれ球っていう狙いはチーム全体であったので、その結果が出たのかなと思います。
–今日はサイドハーフとしての出場ということで、普段よりも前への意識があったりしたのか
そうですね。やっぱり前での出場なので、前線での仕掛けだったり、いつも以上にゴールを意識してプレーしていました。
–前期は引き分けが多かった中で、今日のような試合で勝てたのは大きかったのでは
そうですね。今日の勝ちはチームの自信になると思います。
–今日の試合では前回王者に挑んだということで、気持ち的に気負ったりはしたか
やっぱり相手を意識した部分というのはあったんですが、まずは自分たちが春監督が代わってからやってきたサッカーをやろうという気持ちで試合に挑みました。
高橋健哉
―試合の総括をお願いします
最初入りはイーブンで、お互いどちらが優勢ということもない試合でした。流れの中で法政が一点取ることで、こっちに流れが傾きそのまま早い時間に追加点を取れた試合でした。あとから考えればそこで試合が決まったんだと思います。
―投入後すぐに試合へ入れていた
気持ちのほうはずっと準備していました。体のほうはまだアップを始めていなかったこともあり、完ぺきではありませんでしたが、自分の役割はわかっていたの。入ってシュートを打つ、そういった役割をすぐにこなせてはいたかと思います。
―自身のオフェンス面に関して
得点を狙っていたので、自分で仕掛けてシュートを打ったり、相手を抜いてスルーパスを味方に出して決めてもらったり、そういったプレーを意識していました。結果的に得点はできませんでしたが、惜しいのは何本かあったので次は決められるようにしたいです。
―星選手の2ゴールには意識するものもあるのでは(共に横浜FMユース出身)
そうですね。ただ、単純にうれしかったです。次は自分も負けないように頑張ります。
―中一日はどう調整するか
ランニングなどの軽めのメニューで気持ちもリフレッシュして、新進ともに回復して明後日臨めるように準備します。
―意気込みをお願いします
法政はチャレンジャーの気持ちでいるので、積極的に仕掛けて勝ちたいと思います。
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