【スキー】第88回全日本学生スキー選手権大会 男子1部クロスカントリーリレー チーム一丸で1部残留を勝ち取る!
秩父宮・秩父宮妃杯 第88回全日本学生スキー選手権大会
2015年 2月25日~3月2日
長野県 野沢温泉村
獲得ポイント0で最終日を迎えた法大男子チーム。下位2校が2部降格となるだけに、今大会最終競技となるクロスカントリーリレーにチームの命運が託された。法大は小林大輝、石文大樹、竹腰豪之介、佐々木謙也ら4選手が出場。終始安定した滑りを見せ、見事8位入賞。1部残留を勝ち取った。大会全日程を終え、法大は学校別順位では男子12位、女子5位という結果を収めた。
男子1部クロスカントリーリレー
選手名 | タイム | 区間順位 | |
---|---|---|---|
第1走者 | 小林大輝 | 29分12秒0 | 6位 |
第2走者 | 石文大樹 | 30分00秒8 | 10位 |
第3走者 | 竹腰豪之介 | 27分55秒7 | 9位 |
最終走者 | 佐々木謙也 | 26分30秒8 | 3位 |
チーム合計 | 1時間53分39秒4 | 8位 |
リレー戦評
今大会いまだポイントなしと苦しむ法大。同得点で並ぶ國學院、立命大に敗れると2部降格という緊張感の中、最終日のリレーに全てが懸かった。スタートを任された小林大輝(現1)はスタートから快調な滑り出しを見せる。中盤にやや順位を落としたものの、トップと25.6秒差の6位につけ2走の石文大樹(社2)にタッチ。石文は「気持ちで食らいついた」という懸命の走りで、ラストインカレとなる3走の竹腰豪之介(経4)に9位でタッチ。竹腰が順位をキープし最終走者の佐々木謙也(経2)につなぐと、佐々木は区間順位3位となる26分30秒8という快調な走りを見せ、8位でフィニッシュ。見事入賞を果たした。この結果最終種目で3ポイントを獲得し、総合得点でも日体大を抜き12位という結果を残した。
8位でフィニッシュした佐々木
大会総括
今年の全日本学生スキー選手権大会は、昨年に続く優勝者こそ出なかったものの、女子チームからは複数の表彰台を獲得し、総合5位とこれからのますますの飛躍に大きな期待を抱かせる大会になった。男子チームからは個人としての入賞者が0と課題を突き付けられる結果となったが、最終日に見せたリレーのように、その底力はいまだ健在と言えるだろう。悔しさを味わった選手が多数出ただけに、来年こそは個人としてもレベルアップした姿を見せてくれるに違いない。(遠藤礼也)
選手コメント
男子クロスカントリーリレー(小林―石文―竹腰―佐々木)
―滑りを振り返って
小林:今日はスキーがよく滑ってくれましたし、自分も強い気持ちを持って頑張りました。
石文:1走の小林が良い位置でタッチしてくれました。自分は抜かれてしまったんですけど、うまい感じに前の選手に食らいついていきました。スキーも良く滑ってくれましたし、4年生やチームのみんなのために気持ちで食らいついていけたのではないかと思います。
竹腰:とにかく1走2走の下級生が良い位置でつないでくれました。ラストランでもあったので、死力を尽くして走りました。
佐々木:入賞圏内でスタートしたので、自分は最後まで全力を尽くして、1つでも順位を上げることだけを考えていました。今日は全員が良い滑りでつないできてくれたので、個人的にはもう少し順位が上げられたのではないかと思いますけど、1つしか上げられなかったことは結構悔しかったです。入賞できたことは良かったです。
―1部残留がかかったレースでしたが、プレッシャーは
小林:自分はだいぶ追い込まれていました。
石文:クラシカル組(1走2走)で貯金を作りたいと思っていたので、走る前にはそういうプレッシャーはあったんですけど、サポートについてくれている方が多かったので、良いモチベーションで走れたと思います。
竹腰:残留に関してのプレッシャーはあまり感じなかったですけど、それよりもグリップワックスをしっかりと塗ることしか考えていなかったので、そこで流れに乗っていければと思っていました。
佐々木:僕も緊張はそんなにしていなかったです。
―竹腰選手は最後のインカレとなりましたが、ここまでを振り返って
言葉できれいにまとめられなくて何と言うのか分からないんですけど、今までのスキー人生の中で一番感動したものになりました。
―3選手はまた新たな戦いが始まりますが、意気込みを
小林:1年間やってきて、練習が全然足りていなかったと思うので、夏の練習からしっかりやれれば来年はもっと上に行けるかなと思います。
石文:他大学の選手との力の差を感じたシーズンになったので、これからの練習からしっかり考えて取り組んでいかなければいけないと思います。今回の走りも悔しい部分があったので、来年はそういうことがないようにトレーニングしていきたいと思います。
佐々木:2年生になって時間ができて練習量は増えたと思うんですけど、それでもまだインカレで戦うには力不足だったので、この悔しさを胸に引き続きしっかり追い込んで頑張っていきたいと思います。
フォトギャラリー
- 全日程を終え、笑顔を見せた
- 第1走者・小林
- 第2走者・石文
- 第3走者・竹腰
- 第4走者・佐々木
- 1部残留を決め抱き合って喜ぶ竹腰(右)