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【水泳】ジャパンオープン2015(50m) 1日目 決勝進出者出るも、表彰台飾れず…

水泳

【水泳】ジャパンオープン2015(50m) 1日目 決勝進出者出るも、表彰台飾れず…

ジャパンオープン2015(50m)
2015年5月22日(金)
東京辰巳国際水泳場

3日間にわたる幕が開けた、ジャパンオープン2015(50m)。今大会は8月にカザンにて開催される世界選手権に向け、日本代表に選出された選手はJAPANとしてのエントリー。さらには、オーストラリア代表も参戦しハイレベルなレースとなった。法大からは青木智美(社3)がJAPANジャージを着て大会に臨んだ。初日は、法大勢からのメダル獲得は叶わなかった。

青木は今大会日本代表としての出場

試合結果

予選結果(女子)

種目 順位 選手名 タイム 備考
 200㍍バタフライ 19位 平野香緒里 2分14秒17
200㍍自由形 6位 青木智美 2分00秒75 決勝進出
15位 小松桃子 2分02秒53 B決勝進出
59位 西尾奈那子 2分07秒89
平野香緒里 DNS
100㍍背泳ぎ 7位 中村桃子 1分02秒12 決勝進出
29位 小林江舞 1分03秒54
100㍍平泳ぎ 15位 浜野麻綾 1分09秒75 B決勝進出
21位 茂木美桜 1分10秒22
34位 神宮司瀬里奈 1分11秒48

予選結果(男子)

種目 順位 選手名 タイム 備考
200㍍バタフライ 16位 伊藤瑞輝 1分59秒25 B決勝進出
21位 伊佐治淳 1分59秒80
36位 林孝昴 2分01秒79
44位 馬場航平 2分02秒69
 200㍍自由形 18位 齊藤凌 1分50秒73
43位 豊田裕人 1分52秒59
100㍍背泳ぎ 29位 管谷諭 57秒06
100㍍平泳ぎ 31位 渡邊一輝 1分02秒81
35位 堤大陸 1分03秒09

B決勝結果

種目 順位 選手名 タイム 備考
男子200㍍バタフライ 3位 伊藤瑞輝 1分59秒08
 女子200㍍自由形 4位 小松桃子 2分01秒84
 女子100㍍平泳ぎ 6位 浜野麻綾 1分10秒04

タイム決勝

種目 順位 選手名 タイム 備考
男子1500㍍自由形 7位 竹田渉瑚 15分20秒84

 

決勝結果

種目 順位 選手名 タイム 備考
女子200㍍自由形 5位 青木智美 1分59秒51
女子100㍍背泳ぎ 7位 中村桃子 1分02秒63

戦評

予選

大会1日目、この日は法大からは18名の選手が出場。
 最初に行われたのは、200㍍バタフライ予選。女子では平野香緒里(人1)が出場し、得意の200㍍ということもあり、予選突破が期待されたが19位と振るわず。4月の日本選手権以降伸び悩んでいる様子だ。男子では、この種目のみのエントリーとなる伊藤瑞輝(経2)がB決勝への進出を決めた。今大会が国際辰巳水泳場での最後のレースとなった主将の伊佐治淳(経4)は、前半から積極的なレースを展開。そのままの勢いで逃げ切りたいところだったが、後半にタイムを落としてしまい、惜しくも予選敗退となった。「今は自分ことよりも、チームのことを考えている」とインカレに向けチーム力の強化に重点を置いている。
 続いて行われたのは200㍍自由形。女子は、日本代表に選ばれた青木智美(社3)が危なげなく予選を突破し、決勝へと駒を進めた。さらには、小松桃子(人2)がB決勝への進出を果たした。男子では、齊藤凌(経2)が自己ベストを更新。自由形での強化によって、専門種目である個人メドレーでのレベルアップを図っている。
 100㍍背泳ぎには女子から中村桃子(経4)と小林江舞(スポ3)が出場。中村は日本選手権からの好調を維持し、予選7位で決勝へ進出。小林はメンタル面での改善が見られ、予選突破とはならなかったものの50㍍での結果に期待が懸る。
 法大勢最後の種目となったのは、100㍍平泳ぎ。女子には、浜野麻綾(スポ4)、茂木美桜(人4)と神宮司瀬里奈(現2)がレースに臨んだ。昨年の同大会で4位入賞と好成績を残している浜野だったが、4月以来の不調から脱せず予選は突破するも、B決勝へと回る結果になった。膝の故障が心配させる茂木は、いまだ本来の実力発揮とはいかず予選で姿を消した。神宮司も予選落ちとなり、50㍍での巻き返しを図る。男子では、4月の日本選手権でベストを連発していた渡邊一輝(社3)がまさかの予選敗退。「日本選手権以降泳ぎを崩してしまった」と語る。メインの200㍍での挽回を狙う。

決勝

 B決勝には、男子200㍍バタフライに伊藤が、女子200㍍平泳ぎに浜野が出場。
 伊藤は今月に入り内臓の病気を患い、十分な調整を行うことができず臨んだ今大会。それでも予選よりもタイムを1秒ほど縮め、3位でレースを終えた。「インカレに向け、体調を整えたい」と話し、ベストパフォーマンスを発揮できる状態に改善することが急務である。浜野は前半から勢いに乗りたいところではあったが、上手く乗り切れず6位でフィニッシュ。
 決勝には、男子1500㍍自由形に竹田、女子200㍍自由形に青木、女子100㍍背泳ぎに中村が出場。
竹田は序盤に抑え、後半に追い上げるスタイルでレースに臨むも、スタミナが持たず追い上げに失敗し6位。萩野公介(東洋大)や江原騎士(山学大)など専門外の選手に負けを喫し、本人も納得のいかないレースとなった。青木はJAPANジャージを身にまとい登場。日本代表というプレッシャーの中挑み、課題であった前半のスピードを上げてレースを展開する。しかし、先頭集団との差を埋められずに5位でゴール。58秒台という目標を達せず、悔しさをにじませた。中村は予選の反省を生かし前半から積極的なレースを展開。だが、今大会200㍍に比重を置き練習してきたこともあり、スピードに乗り切れず7位で終えた。(南高節)

選手コメント

青木智美

―今日のレースを振り返って
58秒99でも良いので58秒台を目標にして泳いだのですが、ベストも出なくてすごく悔しいです。

―今大会に臨むにあたって取り組んだことは
日本選手権の結果を見て前半のスピードが足りなくて、後半にどれだけ差をつめてもそこの差が大きい限りつまらないということを実感したので、前半からスピードを上げる練習をしてきました。

―前半は5位で入っていましたが、手応えは
100㍍を折り返したところで先頭が見えて、なかなか良いんじゃないかなと思ったのですが、伸びが足りなかったなと思います。

―今大会はJAPANとしてのエントリーでしたが
このジャージを着ていると一目で代表ということが分かってしまって、これに袖を通したときにプレッシャーを感じて、下手なレースはできないなと思って頑張りました。

―夏の世界水泳までには、57秒80を目指したいとおっしゃっていましたが
この大会で58秒台を出して夏までに57秒を、と思っていたのですが簡単にはうまくいかないです。でも8月まであと2か月はありますし、自分の気持ちが付いてくれば言い方は変ですがどうにでもなると思うので、これを前向きにとらえて頑張っていきたいと思います。

―最後に明日の100㍍に向けて
一番の目標は54秒台を出すことで、日本代表として決勝の舞台で戦えたらなと思います。

 

竹田渉瑚

―何㍍地点からギアを上げることを想定していましたか
500㍍で区切ってラストをもちろん上げるつもりだったのですが、体力が持たなくて。明らかに表彰台に登れる試合だったので、悔しいです。

―調子はいかがですか
あまり良くなかったです。泳ぎの感覚的にしっくりくるものがなかったので、ちょっと不安はあったのですが「やれる」と自分に言い聞かせました。調子が悪いにしてもあまりにもタイムが遅すぎました。

―専門外の選手に負けることに関して
最近は専門外の1500㍍を専門としていない選手が増えてきているので、負けちゃ駄目だと思いました。かなり悔しいです。それは自分の実力がなかったのが悪いので、誰が出てきてもいつでも倒せるぐらいの実力を付けなければいけないと思いました。

―メンタル面を課題としていましたが
すぐに身に付くものではないと思っていましたが粘りが足りなかったので、もっともっと強度の高いことをしていかなきゃいけないと思いました。

―ウエイトトレーニングについては
慣れてきて体にも馴染んでいるところなので、これを結果に結び付なければいけないと思いました。このウエイトトレーニングを夏場までには記録で表せるものにしたいと思います。

―インカレの1500㍍に向けて
やっぱり優勝以外狙っていないです。平井さん(明大)は今回2位になりましたが、余裕で倒せるぐらいに調整して、選手権のステップアップにつながるような試合にしたいと思います。

 

中村桃子

―レースを振り返って
予選では前半いけなかったので、決勝では前半からいって1分01秒台を出すことを目標にしていました。やはり決勝ということで焦りもあり、そこが泳ぎに出てしまったと感じました。

―200mは好調のようですが100mはいかがですか
やはり、選手権が終わって200mの練習しかしてこなかったので、それが原因でスピードが少し足りなかったかと思います。

―次の200mのレースに向けて
今日の予選の泳ぎで疲れなかったので、そこの部分を生かして落ち着いていけたらいいかなと思います。

 

浜野麻綾

―レースを振り返って
アップの時はいい感じでできていたんですけど、レースになり結果を見たらうまく泳げていないことがずっと続いていて、少しやり方を変えてやっていたのですが、うまくいかなかった感じです。

―日本選手権を終えてからの調子は
調子は上がってきてはいて、練習の時も選手権前よりはこの大会の方が良かったので、感覚的には段々調子は上がってきている感じはしています。インカレでしっかり良い結果が残せるように、また練習を組まなきゃいけないと思いました。

―具体的にこれからどのような練習を
今のところ何も分からないので、コーチたちやマネージャーと相談して、何がいけないのかというのが、ずっとさまよっているというか。そういう感じはありますけど良くはなってきているので、ゆっくり修正していけたら良いと思います。

 

伊藤瑞輝

―今のレースを振り返って
すごく調子が悪くて予選も全然駄目だったのですが、予選よりもタイムを上げられたので、良かったと思います。

―調子が悪いのはいつ頃からでしょうか
体重が5キロも痩せてしまったので、自分の体を泳ぎに馴染ませるという面で難しかったです。しっかりとした食事を摂取できていなかったので、内臓が良くなかったのですが、それを言い訳にすることはできないと思っています。病気に関しても見直して、体調管理の方からしっかりして練習をしていきたいです。

―内臓の病気とは
これは持病みたいなものなのですが、食事をできなかったので、食事管理をしてインカレまでもっていきたいと思います。一人暮らしの時になってしまって、今は寮なのでそのようなことはないのですが、食事を摂取して消化に至るまでがなせていないので。3口ぐらい食べるとすぐに気持ち悪くなってしまうんですよ。今月はずっとそのような状態で、ひどい時にはコーヒー1杯でもダメでした。練習もやったのですが、次の日にはめまいがひどくて休んだりしていました。色々な人に相談などはしているのですが、内臓の病気は普通のけがや風邪とは違うので、コアなものだったりするので慎重に調整していきたいと思います。

―インカレに向けて
必ず決勝に残って法政のために得点を稼ぎます。後輩にも200㍍バタフライの選手が2人いるので、良い背中を見せたいですし、主将にも最高の年になるようなインカレにしていきたいと思います。

 

小松桃子

―レースを振り返って
久しぶりの18秒台なのでうれしい気持ちとあと少しでベストだったんだ、という複雑な気持ちがありますが、素直に嬉しいです。

―日本選手権と比較してタイムが上がってきています
練習の仕方を変えて、それがこの短期間で成果が出たので自信になりました。

―具体的にどのように変えましたか
頭を使った練習であったり、力で(タイムを)上げるのじゃなくて感覚で上げる練習であったりですね。

―日本選手権では最初の100mを意識していましたが、今回はどうでしたか
今回はラスト150mを意識した練習をした感じです。

―その意図は
前半はいけるけれど後半はバテることが欠点だったので、そこをこの大会で克服しようと思ったので。

―次のレースに向けて
次はインカレなので、そこでは今回よりもタイムを上げて泳ぎたいと思います。

 

伊佐治淳

泳ぎを振り返って
前半は良かったです。後半は相当タイムが遅かったです。特にラスト1㍍くらいは本当にひどい泳ぎだったので、タイムももっと遅いと思っていたんですけど、前半の貯金もあってなんとか59秒台が出たという感じです。小4の頃からこのプールを使わせてもらっているんですけど、この試合が人生最後の泳ぎとなるので、泳ぎながらも感謝の気持ちを持って泳ぐことができました。

―前半飛ばしていくようなプランだったのでしょうか
昨年までは(前半100㍍を)56秒台で入ることが精いっぱいだったんですけど、今年は気持ちよく56秒台で入ることを目指しています。今回はベストラップを更新できたんですけど、もう少し出せたかなと思います。前半は56秒1を目指していて少し遅れてはしまいましたが(※56秒3で前半を折り返す)、感覚的には良い感触でした。

―今大会に向けた調整などは
ここに向けた調整というものはしていないです。もう9月のインカレを考えているので。(調整として)ここで練習量を落としてしまうよりも、ゴールデンウイークで練習してきた中で、最後にスピードを上げるような練習をしてきました。

―新たに取り組んでいることは
泳ぎを変えている最中で、しっかり水をとらえられる泳ぎを作っている段階です。ばてた中でもぎりぎりでタイムを残せているのはそれが効いてきている成果かなと思います。

―立場としてチームのことを考えることが多いと思われますが
僕が3点、4点取ることも可能ではあると思うんですけど、それよりも一人でも多く得点を取る方がチームにとってプラスだと思うので、自分のことだけにならないようにしています。正直今は自分のことをほとんど考えていないくらいチームのことを見ています。後輩たちは来年以降チームを作っていく存在になるので、自分がいる間に泳ぎだとか考え方などは伝えるようにはしています。

―インカレに向けて
9月が水泳人生15年間の集大成なので、結果を出すことももちろん、最後まで水泳を楽しんで終わりたいなと思います。

 

渡邊一輝

泳ぎを振り返って
ちょっと感覚も良くなくてタイムも悪いので、良くないレースになってしまったと思います。

―課題となった部分は
日本選手権後から少し泳ぎを崩してしまいました。練習の中でもうまく泳げていなかったので、調子を合わせられなかったのは反省点です。

―得意の200㍍平泳ぎに向けて修正すべきポイントは
ストロークもキックもうまく決まっていない状態なのでその動作を確認して、200㍍では良いタイムを出せるように頑張りたいと思います。

―そのレースへ向けて意気込みを
メインは200㍍なので、インカレや来年の日本選手権につながる泳ぎができたら良いなと思います。

 

小林江舞

―泳ぎを振り返って
タイムは悪かったんですけど、4月の日本選手権ですごく結果が悪かったので、それに比べたら良い泳ぎになったかなと思います。

―改善されたのはどういった部分でしょうか
メンタル面です。選手権では初日に決勝を逃してしまって落ち込んでしまったんですけど、今回は全力でレースに臨もうと思っていました。

―技術的に良かった点は
最近は得意の前半50㍍で飛び出すことができていなかったんですけど、今日はいつもより前に出ることができたので、そこは収穫だと思います。

―今後に向けて
選手権では決勝を逃してしまったので、今大会こそは明日の50㍍バタフライも含めて2回泳げるように頑張っていきたいと思います。

 

齊藤凌

―泳ぎを振り返って
ベストではあったんですけど、体に疲労感が残っていないのでスタミナが付いたのかなとは思ったんですけど、正直もう少しいけるかなという感じです。全然納得のいく泳ぎではないです。

―今大会に向けて調整してきたことは
個人メドレーではなく自由形だけに力を入れて取り組んできたので、その分もう少しタイムを出したかったですね。

―3日目には個人メドレーも控えていますが
明日400㍍、100㍍で自由形が控えているので、そこで上げていってメドレーにもつなげられたら良いなと思います。

―明日に向けて
日ごろ出ない種目2つなので、ベストを出してインカレにつなげられるように頑張ります。

 

神宮司瀬里奈

―泳ぎを振り返って
前半は良い感じに泳げていたんですけど、後半にちょっとばててしまいました。

―調子はいかがですか
あまり良くはないですけど、特に悪くもないです。

―前回からの泳ぎの修正などは
頭を下に入れないように気を付けて練習してきたんですけど、まだしっくりきていないです。

―次のレースに向けて
明日の50㍍は得意な方なので、なんとか頑張りたいと思います。

 

西尾奈那子

―泳ぎを振り返って
一言で言うと遅すぎます。練習通りにできなかったわけではないんですけど、練習が足りていなかったことがこういう結果になったんだと思います。

―調子自体は悪くはなかったのでしょうか
選手権のときよりは良かったです。

―具体的な要因は
自分の泳ぎを見失っているというか、後半が持ち味なんですけど後半に落ちてしまっているところです。

―明日の100㍍自由形に向けて
100㍍ならもつかなとも思うので、気持ちを切り替えて頑張りたいと思います。

 

豊田裕人

―泳ぎを振り返って
インカレまでに修正すべきことがたくさん見つかったレースでした

―具体的にはどういったところでしょうか
泳ぎはうまくまとめられたんですけど、スタートやターンといった技術的なところです。

―今大会の位置づけはどういったものでしょうか
ベストが出せれば良いかなという試合だったんですけど、0.1秒くらい下回ってしまったと思います。

―インカレに向けて
すべてにおいて1ランク、2ランクとレベルアップしていきたいです。

 

林孝昴

―泳ぎを振り返って
まだ自分のレースができていないというのが率直な感想です。

―その要因は技術的な部分でしょうか
技術的、体力的、精神的にもまだまだ大学生になってから安定していないです。それらをうまくまとめることが全然できていないのがすごくもどかしいです。体の調子はすごく良いんですけど、いざレースになると思う通りにいかないので、もやもやした感じです。

―日本選手権の際にはメンタルの部分を課題に挙げていましたが
そういったことを課題に練習をやってきたんですけど、まだまだメンタルも弱いですし積極性に欠けています。長い目で見て、大学1年目はそういう所からやらなければいけないのかなと思います。

―インカレに向けての日々が始まります
インカレはチームとして戦うので、個々がベストタイムを出していくことが大事になると思います。チームのために自分もベストを出して貢献していけたら良いなと思います。

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