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【準硬式野球】東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦 対立大1回戦 昨季の王者に快勝!春の雪辱を果たす!

準硬式野球

【準硬式野球】東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦 対立大1回戦 昨季の王者に快勝!今春の雪辱を果たす!

東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦 対立大1回戦
2017年9月16日(土)
大田スタジアム

昨季はまさかの連敗でBクラス転落のきっかけとなってしまった立大戦。是が非でも勝ちたいところで、今試合は法大の足を使った攻撃が効果的に機能した。立大のエース・森田を5回で引きずり降ろし、その後も相手を突き放して快勝。まずは先勝で優勝争いで一歩前に出た。

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石橋(右)の2ランで試合を大きくリードした

試合結果

トータル試合結果

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
法 大 1 0 4 0 0 1 0 0 0 6 8 0
立 大 2 0 1 0 0 0 0 0 0 3 8 2

(法大)〇竹内、室木―藤江
(立大)●森田、山村、浜崎―木村一

打撃成績

打順 位置 選手名 出身校 打数 安打 打点 四死球 打率
1 (5) 萩原幹斗(社4) 報徳学園 4 1 0 1 .462
2 (8) 甲本裕次郎(社4) 鳴門 4 1 0 0 .444
3 (4) 藤口帝(社4) 遊学館 2 1 1 3 .600
4 (3) 佐々木勇哉(社2) 花巻東 5 2 2 0 .385
5 (9) 石橋優一郎(法3) 徳島北 5 2 2 0 .375
6 (2) 藤江廣祐(社3) 法政 5 0 0 0 .143
7 (6) 三品勇人(社3) 報徳学園 3 1 0 1 .182
8 (7) 窪田剛士(経4) 桐蔭学園 2 0 0 2 .556
9 (1) 竹内悠(社3) 藤代 2 0 0 0 .000
  PH 鳴川宗志(社3) 鳴門 1 0 0 0 .000
  1 室木大(経4) 星陵 0 0 0 0 .000

本塁打:石橋(3回)
盗塁:萩原4(1,3,6回)、佐々木2(1,5回)、窪田(2回)、藤口(3回)、石橋(5回)、三品(7回)

投手成績

  被安打 奪三振 四死球 自責点 防御率
竹内 7 6 0 2 3 1.93
室木 2 2 2 1 0 0.00

併殺:(竹内―三品―佐々木)=6回、(室木―三品―佐々木)=8回

戦評

 今季の山場ともいえる立大1回戦。立大は昨季最優秀防御率と最優秀選手賞の森田を筆頭に優勝への大きな壁として立ちふさがる強敵だ。

 法大打線は初回、先頭の萩原は相手の失策により出塁し、その後すかさず盗塁で二塁へ。続く甲本の進塁打で三塁へ進むと、佐々木の一二塁間への打球の間に生還。積極的な走塁で貴重な先制点を得た。だがその裏、先頭の福田が中安打で出塁すると4番・柴に適時二塁打、続いて遠山に中安打を許しこの回2失点。一気に逆転される。

 
 ここまで劣勢に立たされていた法大打線が3回表に爆発する。先頭の萩原が三塁内野安打で出塁すると、またも自らの足で二盗、三盗と立て続けに成功。藤口も四球により出塁するとすかさず盗塁を決める。1死走者一、三塁で打席には佐々木。ボテボテの内野ゴロだったが、相手の失策により走者2人が一気に生還。なおも得点機で石橋の2ランが飛び出し、この回一挙4得点を挙げる。
 6回にも萩原が四球で出塁するとすかさず二塁へ。2番・甲本、3番・藤口の連続安打で得点を挙げた。終わってみれば打撃陣は強敵・立大相手から6得点を奪った。今日は合計10盗塁と積極的な走塁が功を奏した。

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石橋は複数安打を放ち、存在感を見せた

 一方の投手陣は竹内が7回3失点。立ち上がりの不安定さが少々目立ったものの、打線の援護もあり、中盤からは相手打線を見事に抑えてみせた。8回からは室木が2回を無失点に抑え、念願だった春の王者からの貴重な一勝を手に入れた。

 「立大戦の勝ち点奪取は今季優勝への大きな一歩となる」。これは選手全員の思いであろう。今日の試合は打撃だけではなく、積極的な走塁が相手投手陣を翻弄する鍵となったに違いない。春の王者に連勝で次節の試合に繋げていきたいところだ。(梅原早紀)

監督・選手コメント

本間隆洋監督

―今日の試合を振り返って
竹内がよく踏ん張ってくれました。ゲームを作った竹内、石橋のホームランが大きかったですね。初戦を快勝に近い形で取れたのかなと思います。

―竹内投手は春に比べ制球力が増した印象を受けましたが
とにかく走らせました。2年と3年の春に結果が出ていなかったというのがあり、今までやってない取り組みをやっていこうということで、気持ちを鍛えるという意味で走らせました。本人も心のどこかに引っ掛かりはあったと思うんですけど、こういう形で勝利を飾れたので次もいい形で(結果を)残してくれると思いますね。

ー今日の試合は足を使った攻撃でしたが
選手が個人で考えてっていうのが大きいですね。試合前から投手の癖とか、そういった話にはなりました。萩原が出ていきなりスチールを決めたのが大きかったです。あれでスイッチをいれてくれたというか。「行けるだろう、行けるだろう」って言いながらもうちのチームは意外と行かなかったりというのがあります。萩原が打順通りアクションを起こしてくれるので、初回の萩原のスチールはあとあと残りの選手に影響を与えたというのはあると思います。

ー今後に向けて一言
やる以上、まずは全勝で優勝を獲るというのを崩したくないです。昨年秋、今年の春と2季連続の4位というのは終わってみると結構重い成績ですので、なんとか今年は全勝という形で(優勝を)飾れれば最高だなと思っています。

 

萩原幹斗(4盗塁と走力でチームをかき回した)

―今日の試合を振り返って
今春の王者・立教ということで一人ひとり強い気持ちというか負ける気はなかったですけど、気合が入っていたと思います。

―昨季は連敗を喫してしまいましたが、今日の試合の入り方で意識したことは
昨季はミスもいろいろあってそこで負けたと思っているので、春も負ける気はしなかったし自分たちの野球をやれば勝てる相手だとは思っていたのでいい試合だったと思います。

―今試合では足を使った攻撃が冴えました
秋リーグは足を絡めていこうということでやっていたので、気持ちよかったですね。

―萩原選手自身は4盗塁です
いつも集中できてますし足は4年間経ってもそこまで(走力が)落ちるものではないと思っているので、全力で突っ走っています。

―守備ではピンチの場面で併殺などでテンポよく切り抜けました
そうですね。でも、いいところで併殺を取れていただけでつながれたら失点になっていたと思うのでたまたまかなとは思いますけど、連携の練習はしているのでよかったと思います。

―快勝でしたが、その中でも課題は
(守備で)いらない出塁を無くすこととか(打撃で)3人の攻撃だったり淡泊な攻撃が続いたときがあったので、そこはガツンと今日の石橋くんのホームランみたいに狙っていきたいと思いますね。

―次の試合に向けて意気込みを
秋の王者を狙って、関東王座も狙っているので、ここを通過点として次の試合も頑張っていきたいと思います。

 

竹内悠(先発として充実の投球内容)

ー今日の試合を振り返って
打線が序盤に点を取ってくれたので、ある程度楽な気持ちで放れました。

ー7回3失点という結果について
序盤はどうなるかなと思ったんですけど、後半はうまく粘れたかなと思います。

ー春季リーグ戦では立ち上がりに苦しむ場面も見られましたが
春は立教戦で序盤崩れたんですけど、うまく気持ちを切り替えて今日は投げられたのかなと思います。

ー室木投手から何か言われたことは
後ろにいるから飛ばしていけということは言われていました。

ー夏に積極的に取り組んだことは
ランニングを頑張りました。いっぱい走りました。

ー来年は投手の軸に
とりあえずこの秋結果を出して来年の春以降引っ張っていけるように頑張りたいです。

ー今後の試合に向けて一言
全部の試合勝って優勝できるように頑張りたいと思います。

 

石橋優一郎(本塁打でチームを勢いづける)

―今日の試合を振り返って
昨季は負けているのでやっぱりリベンジしたかったって気持ちと、立大は春優勝しているので今季まずは一勝できたのは大きかったなと思いましたね。あと開幕戦の東大戦で連勝できていたので、少し余裕をもって挑めたかなとは思います。

ー今日は2ランも放ちましたが
本当にたまたまですね(笑) 。本塁打というよりは長打を狙っていたので、本当にたまたまですね。でも東大戦は試合に出れなかったので、今日本塁打を打ててチームに貢献できたのは良かったです。

ー今日はチームで10盗塁と走る場面が多く見られましたが
そうですね。去年のチームよりは打力がないので、もっと走っていこうということになりました。あと今日の相手投手が隙のある投手だったので、今日はかなり積極的に走りましたね。

ー今季の個人目標は
打点に絡むことがチームに貢献できると思っています。なので打点をチームで1番稼げたらなと思っていますね。そうやってチームに貢献することでゆくゆくは今季優勝したいです。

ー次戦に向けて一言
投手も頑張ってくれているので援護できるようにしたいです。勝ち点取ります!

 

 佐々木勇哉(主軸として結果を出す)

―今日の試合を振り返って
相手が立教で春優勝しているということもあってみんな緊張感のある感じのいい試合でした。先制できたことも大きかったんですけど、追い付かれたりしても全然流れに左右されることなく自分たちの野球ができたかなと思います。

―リーグ戦の山場となる立大戦に向けてどんな準備をしていましたか
特に変えたわけじゃないですけど個人でそれぞれバッティングだったり、ダメなとこは意識して修正していたのかなと思います。個人的には先週の試合まで振れていなかったのでバットの振り込みなどを重点的にやってきました。

―盗塁も多かったですが、試合前にミーティングはあったんでしょうか
ありました。相手投手と捕手を見て基本走れるっていう感じだったので、積極的に次の塁を出るようにとは言われてました。なので指示通りにはできたかなと思います。

―チャンスの場面で回ってくることが多かったですが
上位で打たせていただいてるので、今日は4番でしたけどチャンスで回ってくることが多いと思うので、明日以降も同じ場面があれば打てるようにしていきたいと思います。

―複数安打でしたが狙い球や対策はあったのでしょうか
そんなに狙ってはいないですけど、今日の投手は真っ直ぐが多かったので真っ直ぐだけを狙って結果的に打てた感じですかね。

ー次に向けて
立大戦を見てもみんな気合いが入っていますし今日の勝利の仕方が法政らしい良い勝ち方なので、その流れに乗って次の試合も勝ちたいと思います。

 

フォトギャラリー

  • 0X0A4863 R法大のクリーンアップが機能した
  • 0X0A4959 R7回3失点と先発の役目を果たした竹内
  • 0X0A4831 R石橋は右越え本塁打を放ち流れを引き寄せた
  • 0X0A5044 R甲本は着実に安打を積み重ねている
  • 0X0A5104 R4番に座り結果を出している佐々木
  • 0X0A5254-2 R4盗塁と法大の機動力野球の中心となった萩原
  • 0X0A5203 R竹内―藤江のバッテリーで立大打線を手玉に取った
  • 0X0A5505 R最後の打者を打ち取り雄たけびを上げる室木

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