【テニス】全日本学生選手権大会 8日目 ノーシード藪・岡垣ペアが息の合ったプレーで決勝進出!
全日本学生選手権大会
男子ダブルス準決勝
2018年8月20日(月)
岐阜メモリアルセンター
全日本学生選手権大会(インカレ)8日目。昨日準決勝進出を決めた藪巧光(経3)・岡垣光祐(経2)ペアが今大会男子ダブルスの台風の目になっている。今日は午前中に降雨のため開始時間が遅れ、14時過ぎにセンターコートに登場。シングルスで期待をされていた2人だが、息の合ったプレーで自身らも初めてとなるダブルス決勝進出を決めた!
男子ダブルス準決勝
勝敗 | 選手名(学部・学年) | スコア | 対戦相手 |
---|---|---|---|
○ | 藪巧光(経3)・岡垣光祐(経2) | 7-(6)6,6-1 | 柴野晃輔・島田達也(関大) |
戦評
藪巧光(経3)と岡垣光祐(経2)の勢いが止まらない。ノーシードの2人が、今大会台風の目となっている。午前に降った雨の影響で14時過ぎに開始された準決勝。相手は今大会第8シードから勝ち上がってきた柴野晃輔・島田達也(関大)ペア。昨日の勢いそのまま試合は展開された。
しかしピンチは第1セット第1ゲームから訪れる。岡垣のサーブゲームに攻撃を仕掛けるもネットにかけるミスが目立ち、いきなりブレイクを許す。しかし第3ゲームには岡垣のボレーが鋭角へ上手く決まると流れが変わる。第4ゲームには立ち上がりから3ポイントを連取しそのままブレイクに成功し、第1セットは両者互角のままタイブレークにもつれ込んだ。わずかに浮いた球には容赦なくスマッシュを打ち込まれる場面でも、岡垣の安定したストロークと藪のボレーでタイブレークを8-6で制し、第1セットを先取。力強くガッツポーズをした。
連取を狙う第2セットは第1ゲームから早々にブレイクを果たす。自身たちのサーブゲームも粘り強くキープし、6-1と圧巻の勝利を飾った。
喜びに包まれた2人が、試合後真っ先に向かったのはコートだった。「明日のために少し練習します」。ゲーム形式で汗を流し、明日の決勝へ備える。持ち前の明るさと、互いの強みを生かした2人がこの夏、日本一を狙う。
(梅原早紀)
選手コメント
藪巧光・岡垣光祐
ー今日の試合を振り返って
藪:2人ともこれ勝ったら決勝だと思っていたこともあって、センターコートは他のコートと比べてコートの質が違うのでなんとなく2人とも堅い部分はありました。でもチャレンジャーだってことは忘れずにストロークでしっかり攻めていけて相手がすごいボレーの上手い選手だったんですけどそれを第1セットで崩せたので次のセットも気持ち的に楽にプレーが出来た印象があります。
岡垣:今日も楽しかったです!
ーコートの質が違うとは
藪:インドアコートはあまり弾まずに球が速いです。今日のセンターコートは弾んで球が高くなるのでリターンを返す時に注意が必要になります。でも相手も同じ条件なので仕方ないです。
ー今日の戦略としては
藪:相手のボレーが上手くて昨日みたいなロブが出来ないことを知っていたのでもちろんストロークで勝負しました。なるべく球を真ん中に集めるようにしました。
岡垣:藪さんについていきました!
ー第1セットではサーブ前に話し合う場面もありましたがその内容は
岡垣:あれはどの方向へ打つか、どういうリターンが予想されるかという戦略を立てていました。
ー試合中に修正したことは
藪:相手が左利きだったので岡垣のボレーが有効だと思ったので、早い段階でその戦略は使いました。
ー法大の仲間に向けて一言お願いします
岡垣:岐阜に戻ってきてください(笑)。多摩キャンパスのコートからでも岐阜に聞こえるくらい応援してください!岐阜まで声をとどろかせてください。
藪:いつも応援してくれてる萬福さんに明日の応援も期待しています!
ー明日へ向けて一言お願いします
藪:もう挑戦者であることは変わらないので頑張ってプレーします。
岡垣:2人の名前を日本中にとどろかせます!応援よろしくお願いします。
フォトギャラリー
- 得点を決めガッツポーズを決める藪と岡垣
- 藪のストロークと岡垣のボレーが生きた試合だった
- サーブの前に念入りに戦略を考える2人
- 昨日同様勝利の瞬間互いをたたえ合った