【サッカー】開始早々の失点が最後まで響き2連敗・・・。
JR東日本カップ2016 第90回関東大学サッカーリーグ戦1部
第3節 対慶応大
2016年4月16日(土)
江戸川区陸上競技場
前節は明治大相手に先制しながらも逆転され、今季初の敗戦となった。今節の対戦相手は開幕から2連敗している慶応大。前節の課題を修正して連敗は避けたいところだったが、試合開始早々に失点すると、チャンスは作るものの、得点が遠く敗戦。2連敗となった。
試合結果
トータル試合結果
1 慶應義塾大学 |
1 | 前半 | 0 | 0 法政大学 |
---|---|---|---|---|
0 | 後半 | 0 |
得点とアシスト
時間 | 大学 | 得点者 | アシスト |
---|---|---|---|
2分 | 慶應義塾大学 | 加瀬澤力 | 増田皓夫 |
メンバー
慶應義塾大学 監督: |
法政大学 監督:長山一也 |
||||
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31 | GK | 上田朝都 | 21 | GK | 関口亮助 |
3 | DF | 溝渕雄志 | 2 | DF | 山田将之 |
4 | DF | 宮地元貴 | 4 | DF | 柳沢拓希 |
5 | DF | 望月大知 | 6 | DF | 伊藤航希 |
6 | DF | 井上大 | 23 | MF | 黒柳駿 |
2 | MF | 豊川功治 | 29 | MF | 長倉颯 →富田(45分) |
8 | MF | 加瀬澤力 | 17 | MF | 武藤友樹 →大迫(78分) |
11 | MF | 手塚朋克 | 14 | MF | 上田慧亮 |
13 | MF | 松木駿之介 | 31 | MF | 青柳燎汰 →紺野(55分) |
20 | MF | 増田皓夫 | 22 | MF | 永戸勝也 |
10 | FW | 山本哲平 | 26 | FW | ディサロ燦シルヴァーノ |
サブメンバー | |||||
21 | GK | 藤川誠人 | 1 | GK | 林翔太 |
15 | DF | 森下翔馬 | 33 | DF | 加藤威吹樹 |
25 | DF | 鴻巣良真 | 8 | MF | 富田亮輔 |
7 | MF | 渡辺夏彦 | 15 | MF | 川崎雅哉 |
14 | MF | 小谷春日 | 32 | MF | 紺野和也 |
16 | MF | 片岡立綺 | 36 | MF | 大迫柊斗 |
18 | FW | 矢野峻寛 | 18 | FW | 玉田晃太郎 |
※(カッコ内)は、選手の学年、および交代した時間を表示しています。
マッチレビュー
前節明大に敗れ、なんとしても連敗だけは避けたかった法大。しかし開始2分、右サイドからマイナス気味に折り返されると、中央でフリーだった加瀬澤力にミドルシュートを叩き込まれ失点。リーグ戦3戦目にして、初めて先制点を奪われる形となった。
その後はボールを保持しながら得点を狙う。10分には長倉颯(経2)のコーナーキックを伊藤航希(社4)がニアで合わせるも相手DFのライン上でのクリアによって阻まれる。19分にもゴール正面から青柳燎汰(現2)が狙うも、シュートは枠の上。その間慶大も素早いカウンターからシュートチャンスを迎えるも、シュートの正確性を欠き、追加点を奪えない。35分には上田慧亮(現3)が中盤でうまく前を向くと一気にカウンター。高い位置にいた永戸勝也(スポ4)の折り返しから最後は青柳が絶好機を迎えるも、シュートは枠を越え得点とはならない。前半終了間際にも右ウイングバックの武藤友樹(社3)のドリブル突破などで波状攻撃を試みるも慶大守備陣を崩せない。前半を0-1のビハインドで折り返す。
後半頭から長倉を下げ、富田亮輔(経4)を投入。さらに53分にも1年生の紺野和也(現1)を起用。早めの選手交代で流れを変えたいところだったが、強風や荒れたピッチコンディションも影響し、互いにミスの多い展開となる。後半最初のチャンスとなったのは72分、永戸のロングスローからゴール前でスクランブルを起こすと、こぼれ球を武藤がボレーシュート。完璧にミートしたボールだったが僅かに枠を逸れ、同点ゴールとはならない。75分にはオーバーラップしていた伊藤のクロスに上田がバックヘッドで合わせるも相手GKの正面を突く。その直後この日がデビュー戦となる大迫柊斗(経2)を投入し、すべてのカードを切り終えた法大。残り時間が少なくなったところで、前節同様山田将之(経4)を前線に上げたパワープレーで得点を狙う。85分、左サイドに流れたディサロ燦シルヴァーノ(経2)のクロスのこぼれ球に黒柳駿(社4)が胸トラップから右足を振り抜くものの、無情にもGK正面。88分にも右CKを柳沢拓希(経4)がゴール中央へ折り返すも、相手GKの勇気ある飛び出しに阻まれ、シュートまでいけない。4分間のアディショナルタイムでもチャンスを作れず、0-1で試合終了。開始早々の失点が響き、手痛い連敗を喫した。
得点がどうしても欲しい場面でゴールが遠く、2試合連続での1点差負け。しかし4年生の3人が構成する3バックは円熟味を増してきており、チームは安定している。比較的若いメンバーの多い前線がさらに機能し得点力が上がれば、流れに乗っていけるはずだ。ここまで3試合連続で同じメンバーで戦ってきたが、長山監督は試合後に次節のスタメン変更を示唆。長いシーズンはまだ始まったばかり。最後に笑うために、今は試行錯誤の時期だ。(下田朝陽)
監督・選手コメント
長山一也監督
ー試合の総括を
立ち上がり失点して、意図したゲーム運びを逆に自分たちで作ってしまったかなと。アディショナルタイム含め90分以上ある中で、一点も取れなかったというところにチームの弱さがあると思います。チーム力がないというのを改めて突きつけられたなと。しかし逆にこれをプラスに捉えて、今後切り替えてやっていきたいと思います。
ー前半ボールを持つ時間帯が多かった中で、点を取るためにどういうことが必要ですか
ボランチがワンボランチでその脇がある程度取れていました。それを意図してトレーニングしてきたんですが、そこから先のところで落ち着いてフィニッシュすること。あとはもう少し自分で仕掛けること。慌ててシュートを打つ場面があるので、そこを自分でもう少し運んでフィニッシュまで持っていくことがないと相手にとって怖さがないと思います。そういったところを含めて、もう少しゴールに近づいてプレーしないといけないのかなと思います。
ー後半開始から富田選手をピッチに送り込んだ意図は
ある程度ボールを握れるようになったので、彼が一番前にボールを出すことが得意なので、そういうプレーをしてもらいたいと思ってました。そういう状況を含めて、スカウティングから考えていたんですが、そこはピッチのところに足とられたりとかで僕の判断面も含めてプラスにならなかったと思います。
ー次節に向けて
連敗しないようにと思ってやってきたんですけど、やってしまったものは仕方ないので、次まずは勝ち点取れるように。そして、ここ3節はスタートの選手は変わっていないので、選手の表情・内面から見て本当に責任を持ってピッチに立てる選手を選びたいと思います。
永戸勝也
ー今日の試合を振り返って
試合開始早々失点をしてしまいました。それは試合の入りっていう以前からの課題を直せていなかったということであまり成長が見られていないなと思いました。これまでの3試合、自分たちは勝てるっていう自信はあったんですけど結果は1勝2敗ですよね。1試合目はたまたま勝てたのかなっていう印象です。1点差でも勝てないなら0点に抑えるつもりで4戦目から死ぬ気でやっていきたいと思います。
ーカウンターが多い慶應大への対策は
特別な守備の対策はしてませんでしたが速くて上手い選手がいるのは知っていたので、相手の攻撃パターンは想定内でした。
ー失点してから高い位置でのポジション取りでしたが
相手の右サイドハーフの選手が攻撃より守備という感じだったので航希(伊藤航希)とも下がらなくていいかという話はしました。だから高い位置にいました。
ー得点につながる攻撃にするための工夫は
仲間に求めたいこともありますけど自分でやるしかないかなと思います。積極的にシュート打って決めたりクロスをあげて合わせるとか自分で出来ることを考えてやっていきたいです。
ー芝のコンディションが悪かったが
僕はあんまり気にしないですね。気にせず出来たんですけど、チームメイトの中には嫌だった人もいると思います。
ー次の試合にむけて
とりあえず前期は7勝2敗2分けを目標にしているのでもう負けられないですね。今日の試合も見つめ直して、さらに一生懸命プレイしたいと思います。これからは絶対勝てると思います。
黒柳駿
ー試合を振り返って
立ち上がり失点して、それを取り返す力が自分達にはありませんでした。
ー早い時間での失点となったが
失点直後に前向きにやろうという話はしました。
ーピッチコンディションについての話し合いはあったか
ボランチのところが結構悪かったので、DFからボランチではなく、その一つ前につけて、自分達はそのサポートをしようという話はしていました。
ー得点を決められた加瀬澤選手について
自分と同じ静岡の高校で、シュートはうまいということは分かっていたんですけど、そこをやられてしまったのが悔しいです。
ー得点をとるために必要なこと
崩しのところまではいけていると思うので、シュートを落ち着いて打つところだと思います。
ー試合後のミーティングでは
まだまだ自分達が弱いというのは監督やコーチから言われました。細かいところのスキを疲れた失点だったので、そこを1週間突き詰めていこうということです。
ー次節に向けて
2連敗してしまったので、絶対に勝って流れに乗っていきたいです。