2023年11月18日(土)
JR東日本カップ2023第97回関東大学サッカーリーグ
第22節 法大-東洋大
埼玉スタジアム2002 第2グラウンド
心機一転、背番号と選手を大きく入れ替えた法大はフレッシュな戦いでインカレ出場校との善戦を演じた。
松村の運びが、小湊のバースデー弾を演出するなど、ルーキーコンビが躍動を見せると、締めては川﨑が新守護神としてファインセーブを見せる。エンド変わった後半、差し込む夕日で目測を誤り1失点を喫するもフルメンバーのインカレ出場校から勝ち点をもぎ取った。
結果として降格を回避することはできなかったが、戻るべき場所に向けて快調なスタートを切ったといっていいだろう。
バースデーゴールの小湊。素晴らしいGKを交わした一撃だった。
試合結果
トータル試合結果
1
法政大学 |
1 |
前半 |
0 |
1
東洋大学 |
0 |
後半 |
1 |
試合スタッツ
時間 |
経過 |
大学 |
選手名 |
得点経過 |
30分 |
得点 |
法大 |
小湊絆 |
1-0 |
70分 |
得点 |
法大 |
松村晃助→前田康尋 |
|
70分 |
交代 |
法大 |
小湊絆→石井稜真 |
|
72分 |
得点 |
東洋大 |
髙橋輝 |
1-1 |
73分 |
交代 |
法大 |
浅野直希→薬師田澪 |
|
78分 |
交代 |
法大 |
青木俊輔→中村翼 |
|
85分 |
交代 |
法大 |
日高華杜→櫻井稜 |
|
スターティングメンバー
背番号 |
ポジション |
選手名 |
学部・出身校 |
21 |
GK |
川﨑淳 |
社会2・浦和レッズユース |
3 |
DF |
竹内豊 |
現福3・新潟明訓 |
4 |
DF |
木村恵風 |
社会3・横浜F・マリノスユース |
18 |
DF |
日高華杜 |
経済2・大津 |
28 |
DF |
梅津龍之介 |
経済1・鹿島アントラーズユース |
7 |
MF |
青木俊輔 |
社会3・東福岡 |
8 |
MF |
浅野直希 |
経済2・ガンバ大阪ユース |
10 |
MF |
中川敦瑛 |
経済3・横浜FCユース |
22 |
MF |
大畑凜生 |
現福2・矢板中央 |
23 |
MF |
松村晃助 |
経済1・横浜F・マリノスユース |
27 |
FW |
小湊絆 |
スポ1・青森山田 |
サブメンバー |
1 |
GK |
寺田周太 |
経済1・法政二 |
2 |
DF |
八十島陸翔 |
経済1・鵬学園 |
29 |
DF |
櫻井稜 |
経済1・鹿島学園 |
5 |
MF |
薬師田澪 |
経済2・大津 |
14 |
MF |
中村翼 |
経済3・横浜F・マリノスユース |
15 |
MF |
揖斐俊斗 |
経済3・柏レイソルU-18 |
9 |
FW |
石井稜真 |
経済3・アビスパ福岡U-18 |
19 |
FW |
相澤デイビッド |
スポ2・日本文理 |
試合スタッツ
節 |
日付 |
対戦校 |
結果 |
会場 |
1 |
4月2日 |
東洋大 |
〇2-1 |
非公開 |
2 |
4月8日 |
国士館大 |
△2-2 |
国士舘大学楓の杜キャンパスサッカー場 |
3 |
4月15日 |
東海大 |
△2-2 |
東海大学湘南キャンパスサッカー場 |
4 |
4月29日 |
拓殖大 |
△2-2 |
相模原ギオンスタジアム |
5 |
5月13日 |
筑波大 |
●1-5 |
味の素フィールド西が丘 |
6 |
5月27日 |
中大 |
〇4-2 |
法政大学城山サッカー場 |
7 |
6月3日 |
日大 |
△1-1 |
法政大学城山サッカー場 |
8 |
6月10日 |
明大 |
●1-2 |
法政大学城山サッカー場 |
9 |
6月17日 |
東京国際大 |
△1-1 |
法政大学城山サッカー場 |
10 |
7月15日 |
流通経済大 |
●1-2 |
法政大学城山サッカー場 |
11 |
7月23日 |
桐蔭横浜大 |
●0-1 |
ニッパツ三ツ沢球技場 |
12 |
7月29日 |
中大 |
△3-3 |
中央大学多摩キャンパスサッカー場 |
13 |
8月5日 |
筑波大 |
●0-3 |
筑波大学第一サッカー場 |
14 |
8月12日 |
流通経済大 |
●2-4 |
流通経済大学龍ヶ崎フィールド |
15 |
9月30日 |
日大 |
●0-1 |
スポーツ日大 アスレティックパーク稲城 サッカー場 |
16 |
10月7日 |
拓殖大 |
●1-2 |
拓殖大学八王子国際キャンパスサッカー場 |
17 |
10月14日 |
東京国際大 |
●2-4 |
東京国際大学坂戸キャンパス第一グラウンド |
18 |
10月22日 |
明大 |
●1-2 |
AGFフィールド |
19 |
10月28日 |
東海大 |
●1-5 |
法政大学城山サッカー場 |
20 |
11月4日 |
桐蔭横浜大 |
△2-2 |
法政大学城山サッカー場 |
21 |
11月11日 |
国士舘大 |
●0-1 |
法政大学城山サッカー場 |
22 |
11月18日 |
東洋大 |
△1-1 |
埼玉スタジアム2002 第2グラウンド |
マッチレポート
変えられない降格という結果。最速で一部に戻るために監督がとった手段は下級生の起用だった。4年生の選手スタッフは全員ベンチを外れて挑む2023年度ラスト公式戦。背番号10とキャプテンマークは中川敦瑛(経3=横浜FCユース)が継承して今節に挑んだ。
前半から法大は積極的に攻める。25分、浅野直希(経2=ガンバ大阪ユース)のCKのこぼれ球を拾った中川敦が右足一閃。惜しくもバーに当たり、スーパーゴールとはいかないものの法大のペースで試合が進む。するとその直後、松村晃助(経1=横浜F・マリノスユース)がハーフェーライン付近からドリブルで運ぶとラストパス。これに反応した小湊絆(スポ1=青森山田)がGKをずらしてゴールイン。自らの19歳の誕生日に華を添えるバースデーゴールで、インカレがかかっている東洋大から戦士絵展を奪い1-0で前半を折り返す。
エンドの変わった後半、インカレ出場権をがっちりつかみ取りたい東洋大が勢いを増し、受け身の姿勢になる。選手を交代しながら追加点を目指すも、目測誤った隙を突かれ同点弾を許す。その後は両チーム惜しい展開も作れずタイムアップ。1-1で試合終了となった。
どこよりも早い新体制として挑んだこの一戦だったが、16試合勝ちなしのままシーズン終了を迎えた法大サッカー部。最下位が確定し、天皇杯予備予選に回ることが確定した。本格的な新体制はここから始まる。絶対に1年で戻らなくてはならない1部の舞台。今節の経験が1年後笑顔になることを祈る。
(取材:大草拓馬、中田沙羅 撮影:大隈慶吾、矢花怜奈)
継承完了。中川敦瑛が見せる至高のセンスをこの日もいかんなく発揮した。
試合後順位表
順位 |
大学名 |
勝点 |
試合数 |
勝-分-負 |
得点/失点 |
得失点 |
1位 |
筑波大 |
52 |
22 |
16-4-2 |
52/20 |
32 |
2位 |
東京国際大 |
43 |
22 |
13-4-5 |
33/22 |
11 |
3位 |
明治大 |
38 |
22 |
13-5-4 |
51/29 |
22 |
4位 |
日本大 |
37 |
22 |
10-7-5 |
42/27 |
15 |
5位 |
流通経済大 |
36 |
22 |
11-3-8 |
41/42 |
-1 |
6位 |
東洋大 |
30 |
22 |
8-6-8 |
38/37 |
2 |
7位 |
桐蔭横浜大 |
28 |
22 |
7-7-8 |
41/38 |
3 |
8位 |
東海大 |
23 |
22 |
6-5-11 |
25/32 |
-7 |
9位 |
国士舘大 |
20 |
22 |
5-5-12 |
29/38 |
-9 |
10位 |
中央大 |
19 |
22 |
4-7-11 |
27/40 |
-13 |
11位 |
拓殖大 |
17 |
22 |
4-5-13 |
22/58 |
-26 |
12位 |
法政大 |
14 |
22 |
2-8-12 |
30/49 |
-19 |
伝統ある背番号14を継承したのは、中村翼。