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【サッカー】「自分たちの甘さが顕著に出たゲーム。」前半終了間際の2失点で降格圏に転落。/関東大学サッカーリーグ2部 第6節 法大 0-2 順大

2024年5月26日(日)
JR東日本カップ2024第98回関東大学サッカーリーグ2部
第6節 法大-順大
順天堂大学キャンパスさくらサッカー場

まさかの2部リーグでも降格圏内に沈んでしまうこととなった。
前半終了間際にミスから2失点を喫すると、後半はわずかシュート5本に抑え込まれ勝利への活路を見出せず。追加点こそ与えなかったものの、前半を無失点で終えられなかったことを悔やむ一戦となった。

試合結果

0
法政大学
0 前半 2 2
順天堂大学
0 後半 0

試合スタッツ

時間 経過 大学 選手名 得点経過
44分 得点 順大 今井啓太 0-1
45+1分 得点 順大 今井啓太 0-2
後半開始 交代 法大 青木俊輔→松村晃助
60分 交代 法大 洪怜鎭→小湊絆
64分 交代 法大 中川敦瑛→石井稜真
75分 交代 法大 小倉幸成→浅野直希
84分 交代 法大 小池直矢→根津元輝

スターティングメンバー

背番号 ポジション  選手名 学部・出身校
21 GK 寺田周太 経済2・法政二
16 MF 荒井駿希 スポ3・静岡学園
18 DF 日髙華杜 経済3・大津
20 DF 梅津龍之介 経済2・鹿島アントラーズユース
26 DF 薬師田澪 経済3・大津
7 MF 青木俊輔 社会4・東福岡
15 MF 揖斐俊斗 経済4・柏レイソルU-18
24 MF 小池直矢 現福2・前橋育英
30 MF 小倉幸成 経済1・鹿島アントラーズユース
10 FW 中川敦瑛 経済4・横浜FCユース
17 FW 洪怜鎭 社会3・三菱養和SCユース
サブメンバー
1 GK 諏訪部隼 経済3・法政二
3 DF 竹内豊 現福4・新潟明訓
19 DF 保田成琉 社会2・阪南大高
8 MF 浅野直希 経済3・ガンバ大阪ユース
23 MF 松村晃助 経済2・横浜F・マリノスユース
28 MF 根津元輝 経済2・前橋育英
29 MF 島田春人 社会2・横浜F・マリノスユース
9 FW 石井稜真 経済4・アビスパ福岡U-18
27 FW 小湊絆 スポ2・青森山田

日程と結果

日付 対戦校 結果 会場
1 4月7日 神奈川大 ●0-1 法政大学城山サッカー場
2 4月14日 山梨学院大 ●1-2 山梨学院大学川田ツインサッカー場
3 4月28日 日本体育大 ●0-1 法政大学城山サッカー場
4 5月5日 拓殖大 ⚪︎3-0 拓殖大学八王子国際キャンパスサッカー場
5 5月19日 早稲田大 △2-2 早稲田大学東伏見サッカー場
6 5月26日 順天堂大 ●0-2 順天堂大学キャンパスさくらサッカー場
7 6月2日 立教大 法政大学城山サッカー場
8 6月9日 立正大 法政大学城山サッカー場
9 6月16日 城西大 法政大学城山サッカー場
10 7月14日 慶應義塾大 慶應義塾大学下田キャンパス
11 7月21日 産業能率大 産業能率大学第二グラウンド
12 7月28日 立正大 立正大学熊谷キャンパスサッカー場
13 8月3日 早稲田大 法政大学城山サッカー場
14 9月21日 立教大 立教大学富士見総合グラウンド
15 9月29日 日本体育大 日本体育大学横浜・健志台キャンパスグラウンド
16 10月6日 城西大 JOSAI SPORTS FIELD 第1グラウンド
17 10月13日 順天堂大 法政大学城山サッカー場
18 10月20日 慶應義塾大 法政大学城山サッカー場
19 10月27日 産業能率大 法政大学城山サッカー場
20 11月3日 神奈川大 神奈川大学中山キャンパストラック内フィールド
21 11月10日 拓殖大 法政大学城山サッカー場
22 11月16日 山梨学院大 法政大学城山サッカー場

マッチレポート

苦しい展開から追いついた早大戦から1週間が空き、迎えるのは前節終了時点で5位に位置する順大。スタメンには竹内豊(現4=新潟明訓)に代わり、梅津龍之介(経2=鹿島アントラーズユース)がセンターバックに入った。

前半は開始早々から互いにロングボールを多用し、空中戦の競り合いや激しい球際の攻防が多く見られる展開に。法大は16分にスローインからピンチを迎えるも相手のシュートは枠外に飛び、難を逃れた。その後は法大がボールを保持する展開が続くもビルドアップが上手くいかず、決定的なチャンスを作るに至れない。28分にはペナルティエリア右から枠内にシュートを打たれるも 寺田周太(経2=法政二)が右手一本でセーブし、先制点を与えずにいると、法大は37分にビッグチャンスを迎える。寺田のロングフィードに抜け出した洪怜鎭(社3=三菱養和SCユース)がヘディングでゴールを狙うも、惜しくも枠の左に外れ、ゴールを奪えない。このままスコアレスで折り返すと思われた矢先のことだった。44分、薬師田澪(経3=大津)が自陣でボールを奪われると、そのままキーパーとの1対1を冷静に決められて、痛恨の失点。46分には敵陣でボールを奪われると、ロングシュートを突き刺されて連続失点。そのまま前半は0-2で折り返した。

意地を見せたい法大は後半から青木俊輔(社4=東福岡・V・ファーレン長崎内定)に代えて、松村晃助(経2=横浜F・マリノスユース)を投入。49分には投入されたばかりの松村が敵陣中央から右足でシュートを放つも、これは枠の左に外れる。その後は法大がボールを保持し、順大がカウンターを狙う展開に。60分に 小湊絆(スポ2=青森山田)、64分に石井稜真(経4=アビスパ福岡U-18)を投入し、長短のパスを生かした攻撃で順大のブロックを崩しにかかるも、パスミスや相手の激しい寄せを前に効果的な攻撃を仕掛けられない。試合終了間際に小湊を中心にゴールに迫るも、ネットを揺らすことは出来ず、試合終了。0ー2でリーグ戦3試合ぶりの敗戦となった。

5月のリーグ戦は1勝1分1敗で勝ち点4を積み上げた法大。目標である2部優勝での1部昇格を達成するには、これ以上の足踏みは致命的だ。この後は「アミノバイタル®」カップも始まるため、文字通りの『総力戦』となることが予想される。今まで出場機会に恵まれなかった選手たちから救世主は現れるか。6月はチームの総合力が問われる1ヶ月になりそうだ。

(記事:白戸大貴、撮影:大隈慶吾、山口晴暉)

試合後順位表

順位 大学名 勝点 試合数 勝-分-負 得点/失点 得失点
1位 慶應義塾大 13 6 4-1-1 21-8 13
2位 山梨学院大 13 6 4-1-1 16-9 7
3位 日本体育大 13 6 4-1-1 13-9 4
4位 順天堂大 11 6 3-2-1 8-6 2
5位 早稲田大 8 6 2-2-2 10-12 -2
6位 産業能率大 8 6 2-2-2 7-9 -2
6位 立正大 8 6 2-2-2 7-9 -2
8位 立教大 7 6 2-1-3 8-9 -1
9位 神奈川大 7 6 2-1-3 6-7 -1
10位 拓殖大 6 6 2-0-4 9-11 -2
11位 法政大 4 6 1-1-4 6-8 -2
12位 城西大 3 6 1-0-5 8-22 -14

 

監督インタビュー

井上平監督

ーー試合を通して上手くいかない展開が多かったがどのように感じたか
グラウンド状況、個々のコンディションやフィーリングは良くなさそうなイメージがありました。それにせよ、準備してきたものはあまり出せませんでした。前半は特に良くなかったなという印象です。失点のところはイージーなところと、相手のロングスーパーシュート。でもそれは本来は自分たちがしっかりボール保持したいところで、出来なかったりということがありました。やりたいことが自分たちでやれてなかったなと思います。

ーーボールを奪った後のパスがつながらないことが多かったが
(パスの受け手を)見て出すけど、結局(受け手と出し手の)どっちのミスかはちゃんと見れば分かるけど、今は分かりづらい状況です。でもそういう試合もあります。実際ここ2節は前線から守備してショートカウンターで点取って、悪くない試合はありました。でもその中でもなんとか0ー0で持ってくるとか、最悪0ー1で帰ってきて、ハーフタイムで修正して後半にという状況になんないといけなかったです。やっぱり上手くいかなかった時のピッチの中の空気感だったり、声掛けを聞いても、もうちょっとコミュニケーションのところが足りなかった気もします。

ーーリーグ戦に加えて「アミノバイタル®」カップも始まるが
5月無敗で勝ち切っていって、アミノもっていう想いではありました。また6月から仕切り直して、ここ5月で良かった部分はより良くしていくようにしていきたいです。上手くいかなかった部分は、当たり前なんだけどより改善できるようにしていきたいです。チームとして、今日はあまり良くなかったからね。なんだけどここ2節を考えるとトータルで悪くないとは思います。やるべきこと、積み上げていくことは変わらないから継続して積み重ねる部分と、改善していかなきゃいけない部分は改善して、チーム力をあげて、チーム全体で勝てる準備をしたいです。

 

揖斐俊斗(主将・経4=柏レイソルU-18)

ーー今日の試合を振り返って
自分たちのミスからの失点っていうか、防げるような失点だったので、自分たちが崩されて失点したってわけじゃなくてそこの要所のプレーだったりっていうのは、チームとしてもっと気をつけてやらないといけないと思いますし、前線がなかなか良くなかった中で、監督からも話があったんですけど、その中で前半で2失点したっていうのは、ほんとにこの試合のカギだったのかなと思います。そこで前半でもし点は取れなくてもゼロで抑えることができてれば、 後半自分たちのペースで掴むこともできたと思いますし、そこはもう本当に自分たちの甘さが顕著に出たゲームだったのかなと感じています。

ーー今週に向けてどのような準備を
チーム全体でのハードワーク、攻守におけるハードワークっていうのは、もう日頃から平さんからも話があって、その中で自分たちの特徴だったり、質の高さっていうのプラスアルファで見せていこうっていう話があった中で、そのハードワークの部分が正直前節、前々節に比べたら落ちてしまっている部分はありましたし、その質の部分で言ったら、もっと自分たちならやれる選手がいますし、もっとやる、やらないといけないっていう風には思っているので、そこは急に変わるもんじゃないので日頃のトレーニングと、質はとにとにかく求め続けていかないといけないなと思います。

ーーピッチ上でフラストレーションを感じている選手がいたが、主将から見て今のチームの現状は
上手くいっている時間は人間なので、多分誰しもがポジティブにできるんですけど、上手くいかない時間や時期に、どれだけの選手が主体性をもってチームのために動いたり、チームを鼓舞する声だったり、プレーで引っ張るだったりっていうのができるかっていうのがカギだと思いますし、その中で今日4年生がスタートで3人しかいないっていう事実があって、サブに2人いましたけど、正直 20分の5じゃ絶対に少ないと思いますし、もっと4年生が絶対的な存在でならないといけないなっていう風に日頃から感じているので、そこは自分だけじゃなくて、学年としてのレベルアップというか、競争っていうのは絶対必要だと思うので、もっと4年生が他の学年を巻き込んでやっていかないといけないなっていう風には感じてるので、もっとそこは4年生全体に求めたいです。

ーーチーム全体にはどのようなことを求めていきたいか
勝ちはしませんでしたけど、 こういう試合を勝ち切っていかないと、自分たちの目標としている2部優勝だったり一部昇格っていうところには到達できないと思うので、自分たちにはもう下を向いてる時間もないですし、来月にカップ戦も控えてますし、そこは焦れずに1日1日のトレーニングをより良いものにして、1週間いい積み重ねをしてゲームをしていくことが、 その目先の1勝だったり、自分たちの目標到達するために必要なことだと思うんで、自分だったり、チームの中心選手である中川敦瑛だったりっていう選手が、日頃のトレーニングからそこの声かけをやっていかないといけないと思います。

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