• HOME
  • 記事
  • 硬式野球
  • 【硬式野球】髙村祐助監督は「今年の法政は違うというところを見てほしい」と”チーム松下”に自信を見せる(春季リーグ戦直前インタビュー⑱ 

【硬式野球】髙村祐助監督は「今年の法政は違うというところを見てほしい」と”チーム松下”に自信を見せる(春季リーグ戦直前インタビュー⑱ 

髙村 祐 助監督

ーーここまでのオープン戦を通してのチームの仕上がりは
そうですね。去年の4年生が抜けて新しいメンバーになってるんですけど、なかなかその、今までリーグ戦を経験したメンバーは少ないので、今ずっとオープン戦等で投げてきて、その中でリーグ戦に向けてのメンバーは揃いつつあるかなっていうところが現状です。

ーー新チームに入ってから何か自分の中で変えたことは
基本的なものは変わらないんですけど、
しっかりとゾーンの中で勝負していきなさいよっていうことは常々言ってるってことです。

ーー去年の秋から投手が多く抜け、野崎投手のみがリーグ戦を通して経験しているが、他に柱となる選手は
そのピースをどういう風にするかっていうところをずっと新チームになってからオープン戦にかけてやってきてる状態なんですけど、1人小森(勇凛、キャ2= 土浦日大)っていう2年生ですね、小森が出てきてるのと、新1年生の槙野(遥斗、営1=須磨翔風)、中継ぎ陣ですと4年生の永野(司、営4= 倉敷商)とかですね。はい。その辺りが順調に来てるかなと思います。

ーー小森投手の強みは
ストレートの良さですね。だいぶストレートがこの冬を越えて1月2月ぐらいから質が良くなってきてるので、それに加えて決め球ですね。カウント取れる球が徐々に徐々に安定し始めてきてるので(カウント球はカーブ系か)スライダー系です。

ーー野崎(慎裕、営4= 県岐阜商)投手は大島監督もエースとして期待しているがどう映っているか
実際のところは不安定なところがあって。ただ、本人側はどういう風に考えてリーグ戦までしっかりと持っていくかっていうところの部分になってきてると思います。

ーー野崎投手は勝負のできる球種が多いことが強みと話してくれたが、球種の面でアドバイスしたことは

その決め玉のところ。多分言ってるとこだと思うんですよね。
少し球種を1つ増やすことによって、打者にとって邪魔になるになるボールっていうところも1つポイントだったので、そこをどういう風に、あとはその組み立ての中で入れていくかっていうところが大切になってきますね。

ーキャンプを見ていると選手と積極的にコミュニケーションをとっていたが
そうですね。向こうがどれだけ話してくるかっていうところにはなってくるんですけど、こっちは受け身のところは受け身、行くとこは行くっていう。話すとこは話すですね。そのところは気を付けてるつもりですね。

ーー中継ぎ陣の運用は先ほど永野投手を使うとあったが
今のところそうですね。そこに針谷(隼和、営3=桐光学園)、山口(凱矢、営4=桐蔭学園)っていうところがしどういう風に入ってこれるかっていう。2人がしっかりしてくれないと、勝てないので、ほんとに勝つためにはもう大切な2人になってくると思います。

ーーその中でも永野投手は中継ぎエースを目指すと宣言してくれたが
いや、まだ永野を中継ぎエースにするかというところははっきり言えないですね。だから、その全員でしっかりとゲームを作っていくっていう、勝つために1点でも少なく、どうやって全員でしのいでいくかっていところになると思います。

ーー先ほどあった通り槙野投手のような有力な1年生投手も加わったが
槙野っていうところの存在が出てきたので、やっぱりその1年生と今までずっとやってきた2、3、4年生がどういう風に感じ取って、どういう風に自分たちで練習や行動とかしていくかっていうところは大切になってきますね。負けたくないっていう気持ちはみんな持ってると思うので、そこをどういう風に本人たちが理解しているかっていうところはすごい大切ですし、
そこのところどういう風に選手たちが、学生たちが理解して行動してるかですよね。

ーー社会人対抗戦は下級生が多くベンチに入っているが、上級生を優先して使うお考えは
ないですね。っていうよりも、新チームになった時には学年は関係ないっていう話は学生たちはしているので。そのことは選手も理解はしてると思います。

ーー春季リーグの対戦カードは去年と秋と全く同じ並び、全く同じタイミングの休みですが経験を多く生かすことのできるシーズンになる
そこは変わらないと思いますよね、戦うチームは同じだからといっても、お互いチームは変わってきてる部分もある。ましてや他大学は3年生、去年までのリーグ戦を経験してきたメンバーが残ってるところ、主力選手が残ってるのでそういう部分ではあんまり気にしてるところはないですね。

ーー初戦の立大戦はどう入っていくか
いや、まだそれはこれからオープン戦を消化してからになってくると思います。

ーーファンの皆様に一言
そうですね。また新チームになり、本当に新しい法政っていうチームになってると思うのでね。
だからなんだろう、法政が、その野球部が、ファンの皆さんとか、学生さんとか、色んな応援している方々が、今年の法政は違うな、ちょっと変わったなていうところを見ていただきたいです。そこを楽しみに神宮に来ていただいて、応援はをしていただきたいなっていう風には思います。今年はあれ、ちょっと今年の法政は違うぞっていうところをしっかりと学生たちは見せてくれるとは思ってます。

(取材:中山達喜)

髙村 祐(たかむら・ひろし)
1969年9月2日生まれ
栃木県出身・宇都宮南(甲)→法政大学→近鉄(92年~04年)→東北楽天(05年)
コーチ歴:東北楽天(2007年~2015年)→ソフトバンク(2016年~2023年)

硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。

【秋季リーグ直前インタビュー一覧(公開次第更新いたします)】

松下歩叶主将(営4=桐蔭学園) 【硬式野球】第110代主将・松下歩叶が掲げるキーワードは”執念”豊富な経験値と背中でチームを引っ張るリーダーシップに注目!(春季リーグ戦直前インタビュー①) – スポーツ法政
藤森粋七丞副将(キャ4=青森山田) 【硬式野球】”泰然自若”を体現する副将・藤森粋七丞は理想とするエースの姿を目指しリーグ戦へ!150㎞/hに迫る直球にも注目 (春季リーグ戦直前インタビュー②) – スポーツ法政
内山陽斗副将(文4=天理) 【硬式野球】勝負強さと一発を兼ね備えた打撃で勝負!副将・内山陽斗はリーダーシップにも定評のある法大を裏から支える屋台骨 (春季リーグ戦直前インタビュー③) – スポーツ法政
野崎慎裕(営4=県岐阜商) 【硬式野球】クレバーな投球で走者に本塁を踏ませない新エース・野崎慎裕はレベルアップした多彩な球種をひっさげリーグ戦に殴り込み (春季リーグ戦直前インタビュー④) – スポーツ法政
永野司(営4=倉敷商) 【硬式野球】角度抜群のスライダーで空振り三振を奪う変則左腕・永野司は空席となったリリーフエースの座を狙う (春季リーグ戦直前インタビュー⑤) – スポーツ法政
山口凱矢(営3=桐蔭学園) 【硬式野球】安定感のある投球が強みの山口凱矢は冷静さと低めへのコントロールを武器に投手陣を支える (春季リーグ戦直前インタビュー⑥) – スポーツ法政
小森勇凛(キャ2=土浦日大) 【硬式野球】急成長を見せる期待の2年生右腕・小森勇凛が目指すはリーグ戦初先発 武器は安定感のある投球 (春季リーグ戦直前インタビュー⑦) – スポーツ法政
山床志郎(文2=高鍋) 【硬式野球】フレッシュでは4回無失点と素晴らしい投球を見せた山床志郎は長い回を投げられる投手を目指し成長中 テンポよく打ち取る投球スタイルにも注目 (春季リーグ戦直前インタビュー⑧) – スポーツ法政
中西祐樹(法3=木更津総合) 【硬式野球】昨秋ブレイクした法大の女房役・中西祐樹は安定した守備と投手との積極的なコミュニケーションでチームを勝利に導く (春季リーグ戦直前インタビュー⑨) – スポーツ法政
土肥憲将(キャ3=鳴門) 【硬式野球】ガッツあるプレーでチームを鼓舞する土肥憲将は逆方向への長打にも自信をのぞかせる (春季リーグ戦直前インタビュー⑩) – スポーツ法政
今泉秀悟(キャ2=石見智翠館) 【硬式野球】主将も認める練習の鬼・今泉秀悟は直球に振り負けない打撃が強み 今春のリーグ戦では因縁の相手との対決にも注目 (春季リーグ戦直前インタビュー⑪) – スポーツ法政
中村騎士(営2=東邦) 【硬式野球】堅実な守備とシュアなバッティングが光る中村騎士の目標は打率3割 打ち込みを経て改良されたスイングにも注目 (春季リーグ戦直前インタビュー⑫) – スポーツ法政
熊谷陸(人2=花巻東) 【硬式野球】昨秋の首位打者・熊谷陸は遊撃手のポジションを奪取! 2季連続の首位打者、ベストナインの獲得にも期待 (春季リーグ戦直前インタビュー⑬) – スポーツ法政
小川大地(営2=大阪桐蔭) 【硬式野球】名門・大阪桐蔭出身の大型内野手・小川大地は強肩を活かした遊撃守備が魅力 内野複数ポジションをこなすユーティリティー性も光る (春季リーグ戦直前インタビュー⑭) – スポーツ法政
浜岡陸(法4=花咲徳栄) 【硬式野球】俊足巧打の4年生外野手・浜岡陸は相手の嫌がる選手を目指す いぶし銀の活躍で法大を優勝へ導けるか (春季リーグ戦直前インタビュー⑮) – スポーツ法政
藤森康淳(営3=天理) 【硬式野球】今季より外野陣の要となる藤森康淳は俊足を生かしたダイナミックな守備と意外性の光る打撃に注目 (春季リーグ戦直前インタビュー⑯) – スポーツ法政
境亮陽(営1=大阪桐蔭) 【硬式野球】走・攻・守三拍子そろったスーパールーキー境亮陽は1年生らしいはつらつとしたプレーで神宮の風になる(春季リーグ戦直前インタビュー⑰) – スポーツ法政
大島公一監督
髙村祐助監督

関連記事一覧