六大学対校陸上まで、あと2日!先日エントリーメンバーも発表され、出場選手もついに出揃いました。本企画では、種目ごとに大会の注目選手を紹介します。1本目は短距離種目です。これを読めば、レースをより一層楽しめること間違いなし!!

短距離種目(100メートル・200メートル・4×100メートルリレー)
この大会で最も熱い視線が注がれるのは、学生ながら⽇本を代表するレベルの選⼿たちが激突する男⼦短距離種⽬だ。
中でも今⼤会最も⾼いレベルでの争いが期待されるのが男⼦100mである。優勝候補の筆頭は慶⼤の林明良(新4年)。関東学⽣陸上競技対校選⼿権(関東インカレ)4位や伝統の早慶戦100m優勝など、対抗戦での勝ち⽅を知る勝負師だ。何より、今年2⽉の「Japan Athlete Games in Osaki」100メートル で優勝を飾るなど、シーズンインの仕上がりは順調だ。早大からは、昨年4×100mリレーのメンバーとして活躍した由井響(新4年)が出場。

慶大・林(提供:慶應スポーツ新聞会)
そして、このハイレベルな争い新体制で挑む明⼤だ。新たに主将に就任した神⼾毅裕(新4年)が背中でチームを⿎舞すれば、冬の過酷な合宿を完璧に⾛り抜いた下野玲央(新3年)が、積み上げた練習の成果を爆発させる準備を整えている。立大・森田燿吏(新2年)や東大・小田槇太朗(新2年)の伸び盛りの2年生たちも10秒6台の好記録を持つ。ダークホースとなるか。

明大・神戸(提供:明大スポーツ新聞部)
男⼦200mの注目は法大の濱椋太郎(新2年)だ。200m特有の後半の粘りと、卓越したスピード持続⼒は学⽣屈指。慶⼤も、ブロック⻑としてチームをけん引する中島叶雅(新4年)や慶大・三宅陽立(新2年)など、爆発⼒のあるメンバーで上位独占を狙う。慶大の勢いに対し、伝統ある法政の意地を⾒せられるか。直線の伸びが勝負を分けるスリリングな展開が予想される。
法大・濱
チームの総合⼒が問われる4×100メートルリレーは、昨年度の⽇本インカレで2位に輝いた早⼤が君臨する。関⼝裕太(新4年)、⽔野琉之介(新3年)に、由井ら個の⾛⼒とバトン精度を兼ね備えた4人組は、タイム・完成度ともに⼀歩リードしていると⾔えるだろう。これに対し、関東インカレ⼊賞メンバーの中島叶雅を中⼼に⾼い結束⼒を誇る慶應がどこまで⾁薄できるか。伝統校同⼠の プライドが激突するバトンワークの妙からも⽬が離せない。
短距離種目(400メートル・4×400メートルリレー)

法大・菊田
男子400mにも日本学生界トップレベルの選手たちが集う。 注目は、昨年の六大学陸上2位の明大・古俣由人(新3年)、同3位の早大・権田浬(新3年)らがそれに続く。
他にも、昨年の関東インカレと日本インカレで、1年生ながら入賞を果たした法大の菊田響生(新2年)や、昨年6位、関東インカレ(2部)400メートル入賞の立大・榊原聡真(新4年)主将、東大・井上賢志(新院1)、慶大・久保亮太(新4年)らも上位をうかがう。

明大・古俣(提供:明大スポーツ新聞部)
大会を締めくくり、最も盛り上がりを見せる4×400メートルリレー。先述の400メートルの選手たちも多く出走し、自校のためにバトンをつなぐ。昨年は早大が男女ダブル優勝を果たした。女子は、早大が4連覇を狙い、初優勝を目指す法大がどこまで食らいつけるかに注目。両校は関東インカレでも共に入賞しており、慶大や立大も含めて僅差の勝負が予想される。
男子は対校戦2連覇中の早大、昨年の日本インカレで5位入賞の明大を軸にしたレース展開が予想される。早大は昨年の優勝メンバーが全員、明大もほとんどのメンバーが残り、両校充実の戦力で王座を虎視眈々と狙う。3年ぶりの優勝を狙う法大は、昨季レースを多く経験した下級生が力をつけ、戦力は厚みを増した。昨年の関東インカレ(2部)5位入賞の立大も、そのメンバーが全員残り、上位を狙う。東大や慶大も粘りの走りで、上位争いに絡めるかに注目だ。 各校のプライドをかけた手に汗握る戦いから、最後まで目が離せない。
ハードル競技
続いて紹介するのはハードル競技。直線での勝負となる110(男)/100(女)メートルハードルでは、スタートからの加速と計算されつくしたインターバルの完成度が絡み合い、軸となる選手に対して各校の選手がどこまで食いつけるかが焦点となる。
男子では、この種目トップクラスの証である「13秒台」のハードラーを唯一2人揃えてきた法大が優勢か。浅井惺流(新2年)・小口蒼葉(新2年)の2年生コンビで得点を狙う。
400メートルハードルでは、ハードリング技術もさることながら、最後まで駆け抜けるスタミナ・精神力もみどころとなり、各選手の持つ個性豊かな強みが極限のなかでも存分に発揮される。
男子で注目は、同種目において法大の次なるエース候補として期待が高まる德田隼(新3年)。昨年9月の関東学生新人選手権では(50秒90)で同種目優勝を果たしており、昨季からの更なる飛躍を遂げたいところだ。
他にも、同レース8位入賞の慶大・藤原聡大(新3年)や、先日行われたオープン戦で関東インカレ標準記録を突破するなど勢いを見せる立大・渡井琥鉄(新3年)、など各校の実力者たちがしのぎを削る。前半から積極的に入ることができれば、レースの流れを左右する存在となるだろう。
2026年シーズン、学⽣陸上界の勢⼒図を占う最初のビッグイベント東京六⼤学対校陸上がいよいよ幕を開ける。今年の主役は誰だ⁉
(記事:下⽥裕也/早大スポーツ新聞会、篠﨑勇希/スポーツ法政新聞会、片山春佳/慶應スポーツ新聞会)


