第59回東京六大学対校陸上競技大会
2026年4月5日(日)
慶大日吉陸上競技場
新年度1発目の競技会となる今大会。伝統の六大学が各校の威信をかけて戦う。法大は2013年から23年まで10連覇を達成した後、一昨年は惜しくも2位に甘んじたが、昨年は2年ぶりの王座奪還。今年は2連覇を狙う。この春入学の1年生も多くエントリーされており、新生法大陸上部の行方をうらなう今大会。今回は短距離と中距離の対校戦エントリーメンバー、注目選手を紹介する。
長距離・フィールド編はこちら

▼エントリー種目
男子
| 種目 | 選手 |
|---|---|
| 100m | 松谷温翔(現4) |
| 100m | 濱椋太郎(スポ2) |
| 200m | 齋藤拓巳アンドレイ(経4) |
| 200m | 田原歩睦(スポ4) |
| 400m | 植田壮太(スポ3) |
| 400m | 菊田響生(スポ2) |
| 800m | 神林輝(社4) |
| 800m | 阿比留天平(経3) |
| 110mH | 浅井惺流(経2) |
| 110mH | 小口蒼葉(スポ2) |
| 400mH | 酒井春名(スポ4) |
| 400mH | 德田隼(スポ3) |
| 4×100mR | 法大
(田原、松谷、齋藤、山野、粟飯原、濱) |
| 4×400mR | 法大
(德田、植田、堀田、菊田、川上、小澤) |
女子
| 100m | 岡田翠(スポ2) |
| 200m | 福島揺(スポ3) |
| 400m | 鈴木菜央(法3) |
| 800m | 小野真那(スポ1) |
| 100mH | 和田咲良(スポ3) |
| 400mH | 入江有咲陽(スポ3) |
| 4×100mR | 法大
(福島、和田、岡田、清水、エゼ、藤田) |
| 4×400mR | 法大
(福島、加藤、鈴木、入江、塩谷、明田川) |
展望
短距離
男子100メートルには濱椋太郎(スポ2=目黒日本大学)、松谷温翔(現4=弘前実業)がエントリー。濱は昨年、U20東アジア選手権男子200メートルで銀メダルを獲得するなど好成績を残しており、その活躍から今後も目が離せない。松谷は3月に行われたレースに出場しており、今大会ではどんな走りを見せてくれるのか期待したい。女子100メートルには岡田翠(スポ2=中京大中京)がエントリー。昨年の大会でも好走を見せてくれたが、今大会では岡田が目標としている自身のPB更新につながる走りを期待したい。

今大会注目の濱
200メートルには齋藤拓巳アンドレイ(経4=市立船橋)、田原歩睦(スポ4=奈良育英)がエントリー。昨年から確実にタイムを更新し続ける2人は4年間の集大成となるシーズンが始まる。齋藤は昨年複数のレースで安定したタイムを出しており、今大会でも更なる好走が期待できる。新短距離ブロック長を務める田原は持ちタイムが1番速く、その走りに注目したい。大会記録の更新も見込め、200メートルに法大旋風を起こせるか、見どころである。

齋藤拓巳アンドレイ
女子200メートルには新女子主将の福島揺(スポ4=法政二)がエントリー。安定した走りでタイムを伸ばし続け、今年はチームを引っ張っていく存在となった福島。マイルリレーでも主力の選手であり、その持久力を武器に後半でも落ちない走りが特徴。個人としても結果を出すことを目標にしており、その走りに注目したい。
400メートルは菊田響生(スポ2=法政二)、植田壮太(スポ3=富士東)がエントリー。菊田は高校時代400メートル、400メートルハードルの全国覇者であり、昨年は関東インカレで決勝8位、日本インカレでは決勝4位の好成績を残した。タイムも好調であり、未来の優勝候補と言っても過言ではない。菊田は自身の走りについて、「前半のスピード感に加えてラストの粘り強さに注目してほしい」と話した。冬季を踏まえてレベルアップした今大会及び、今後の活躍に期待したい。

400メートル優勝を狙う菊田
ハードル
110メートルハードルには浅井惺流(経2=東海大静岡翔洋)、小口蒼葉(スポ2=東海大諏訪)の実力派コンビがエントリー。2人は同等の自己ベストを持ち、関東インカレでも入賞圏内の実力である。先月行われた沖縄の春季記録会にも出場しており、今大会では更なる好走を期待したい。

昨年はOPで出場した小口
男子400メートルハードルには酒井春名(スポ4=杜)、德田隼(スポ3=寝屋川)がエントリー。400メートルハードルは少しのズレがタイムにも影響し、緻密な走行が求められる。ラストシーズンとなる酒井、それに続く德田の走りに注目していきたい。女子400メートルハードルには入江有咲陽(スポ3=八王子)がエントリー。先月行われた春季オープン競技会にも出場し、昨年から実力をつけている選手である。どんな走りを見せてくれるのか注目したい。
(記事:森川葵)
リレー
3連覇を狙う女子4×400メートルリレーは、6人のエントリーメンバー中、1年生が3人登録された。清水あさみ(現1=星稜)、エゼアマカ(スポ1=東海大相模)、藤田歩夢(スポ1=法政二)はいずれも高校時代の4継で好成績を残しており、大学での活躍にも注目だ。昨年から残る岡田翠(スポ2=中京大中京)、新女子主将の福島揺(スポ4=法政二)らもエントリーされており、全員リレーで王座を守りたい。

昨年は1年生ながら1走を務めた岡田
2023以来の優勝を目指す男子4×100メートルリレーは、濱椋太郎(スポ2=目黒日大)、松谷温翔(現4=弘前実業)ら昨年のメンバーに加えて、昨年は4×400メートルリレーへの出場が主だった山野遥希(スポ3=清風)もエントリー。新短距離ブロック長の田原歩睦(スポ4=奈良育英)の走りにも注目だ。

200メートル、4継、マイルの3種目に登録された女子主将の福島
女子4×400メートルリレーは、昨年の女子主将でアンカーも務めた星野莉亜(令8年卒)が抜けたものの、新女子主将の福島揺(スポ4=法政二)や入江有咲陽(スポ3=八王子)など経験者も多く残る。さらに、塩谷香菜(スポ1=相洋)、明田川未来(スポ1=新潟明訓)の1年生コンビは高校時代に全国の舞台を経験しており、期待大だ。
大会を締めくくるのは、男子4×400メートルリレー。3年ぶりの王座奪還を狙う法大は、昨年の六大学陸上で1年生ながらマイルデビューを果たし、関東インカレではアンカーも務めた菊田響生(スポ2=法政二)が中心。登録メンバーは全員3年生以下で、マイルの経験は浅い選手が多いものの個々の力はあり、チームとしてどこまで仕上げられるかが優勝のカギを握る。昨年のインターハイ400メートル覇者の小澤耀平(スポ1=城西)の出走にも注目だ。
(記事:篠﨑勇希)

昨年のマイルでデビューを果たした菊田
中距離
男子800メートルには、昨年の関東インカレで決勝の舞台で競い合った2人が登場。3月に行われた春季オープン競技会でシーズンインし1分45秒台をマークした阿比留天平(経3=淑徳巣鴨)。今シーズン初戦となる、神林輝(社4=法政二)とともに好タイムを狙い、法大に大量得点をもたらせるか。関東勢トップクラスのタイムを持つ2人のレースに目が離せない。

今大会が大学初レースとなる小野真那(スポ1=浜松西)が女子800メートルに出場する。高校時代は静岡県内上位の走りでインターハイにも出場した実力派。ラストのきつい中での粘りがレースのカギとなってくる800メートルで法大女子中距離に新しい風を吹かせられるか注目だ。
(記事:寺西幸咲)


