【硬式野球】2季の空白を乗り越えた古川翼 磨き上げた真っすぐと経験を武器にラストシーズンに挑む(秋季リーグ戦直前インタビュー⑫)
古川 翼 投手
――現在のコンディションは
関西遠征から引き続き、8月中はオープン戦などが続いているので、連戦の疲れじゃないですけど、そういう部分もちょっとは残りつつ。試合の数を重ねている分、明確に課題の克服もできてきていますし、リーグ戦に向けてのパフォーマンスの調整というのはしっかりできているかなという感じです。
――リーグ戦が近づく中での心境
良くも悪くも実感なしという感じです。リーグ戦に向けて今試合もやっていますし、チームとして雰囲気も上がってきていて、リーグ戦にしっかりと勝ちにいく準備、雰囲気というのは着実にできていますし、進んでいると実感もあります。一方で、4年生としての気持ちというところで考えると、まだなかなか実感はないかなというのが心境です。
――オープン戦振り返って
チームとしては、7月末から8月いっぱいとオープン戦をやってきて、一つひとつ課題を見つけて、それを練習で修正して、試合でまた実践してというのを繰り返して、リーグ戦に臨める形作りというのはできてきていると思います。一方で、チーム的に完成した状態でリーグ戦に望みたいのはもちろんですけど、リーグ戦を通して成長できるチームというのも強さかなと思っています。リーグ戦の中でもうひとつ強くなっていくというのも見て感じてもらいたいですし、僕たちとしてもそういう風に強くなっていって、勝ちを積み重ねられれば1番いいかなというのは、チームとして思います。
個人的には、去年1年間なかなか思うように投げられなかったというところがあったので、1年間苦しんできたじゃないですけど、その経験を経て、最後の秋のシーズンに向けて、着実に試合で投げられる状態まで、今回のオープン戦を通して、調整できているなという実感はあります。逆に、まだまだ本来出せるパフォーマンスのマックスには程遠いと思っていますので、残りのオープン戦とリーグ戦を通して、もう1段、もう2段パフォーマンスを上げていけるかなと思っています。
――マチュアカップの慶大戦は最終回にサヨナラ負けとなったが振り返って
あの時は、自分の中で少しずついい感覚を取り戻してきていたタイミングだったので、なんとかマチュアカップで、秋に向けてのアピールをしたいという気持ちで望んでいました。その中で打たれたことで、まだまだ足りないということもそうですし、やれることや伸ばせることがまだまだ沢山あるというのが確認できた1試合でした。あの1試合というのは、今回ここまでオープン戦に食い込んでこられた1つの要因となる試合だったかなと僕の中では思っています。
――ご自身の強みと課題は
課題は、たくさんあるけど投球スタイルを考えた時に、低めに投げるというところが相手を抑える上で1番意識しなければいけないポイントになるところだと思っているので。いかにリーグ戦の中でも高さを気をつけられるか、みたいなところがピッチングの課題かなと思っているところです。
強みは、1年生から投げさせてもらっているという経験値もありますし、4年生としての落ち着きじゃないですけど、マウンドでの立ち振る舞いだったりいろんな引き出しを持っていたりすると思っているので。今は途中から投げることが多いですけど、変わった時に試合をまた作れるところが強みかなと思っています。
――関西遠征を改めて振り返ってみて
関西遠征はやってきたことの確認をするためのものだと思っているので、確認ができて取り組んできたことが正しかったことももちろんありました。逆に、8月中のオープン戦に向けての課題というのが、チーム全体としても、ピッチャーとして、野手としてそれぞれのところでも明確に出た期間だったからこそ、帰ってきてからのオープン戦が、すごく充実していますし、関西遠征を活かせているかなと思います。
――この夏1番力を入れたことは
真っすぐです。色々あげればあるんですけど、真っすぐがピッチャーとしては1番自信を持って投げられないと、始まらないと思っているので、より良い真っすぐを投げられるようにやってきたつもりです。
――投手陣の状態は
全体的に若いピッチャーが多い状態にあるので悪く言えば、経験も少ないですし、不安感というのも、多分あるかなというのは正直なところです。逆に言えば、フレッシュでどんどん投げ込んでいける、ピッチャー全体としても、若い学年が多いからこそ活気あるピッチャー陣かなという風には思っています。上級生は導く役割があって、下級生はイキイキと投げていってというバランスが徐々取れてきているピッチャー陣かなと思っています。
――2季連続で出場がなかったが心境は
1年生の秋から試合に出ていたから、やらなきゃいけないなという気持ちもありつつ、試合に出られてない期間だからこそ、色々自分をもう1回見つめ直す期間にもできたかなというふうに今では思っています。
――慶大と明大が今期も連続しているカードだがどのように乗り切るか
特に慶大に関しては、打撃が今年は例年以上にいい選手が揃っていて、抜け目ない打線かなと思っているので。誰か1人のピッチャーが頑張って抑えるというよりかは、ピッチャー陣全員で、一人ひとりアウトを積み重ねて、最終的に自分のチームの得点よりも1失点でも少なくできれば、少しずつ勝機が見えてくるかなという風に思っています。
明大に関しては、打線で戦ってくるチームという印象があるので、いかに先頭バッターを出さないことやストライク先行で打たせて、野手で守って取れるかということがポイントになるかなという風に思っています。
――秋の法大注目選手は
キャプテンの藤森康淳(営4=天理)かなと思っています。1番チームを引っ張っている存在ですし、誰よりもプレーとか行動とかという部分で、チームに見せてくれているというのを日々の練習などからも感じているので。どのチームもそうかもしれないですけど、キャプテンが成績で活躍するというよりかは、やることを淡々とやってチームの鑑になってくれれば、チーム全体がいい雰囲気で一戦一戦戦えるかなと思っています。藤森康淳のプレーももちろんプレー以外のところというのも注目して欲しいですし、期待しています。
――リーグ戦を通して対戦してみたい選手は
誰か1人をあげるよりかは、半シーズン、半シーズンで1年分空いているのでその分を取り戻すではないですけど、空いたからこそレベルが上がって帰ってきた自分のパフォーマンスを表現したり、見せたりしたいので一人ひとりとの対戦を楽しめたらなと思います。私情を挟むなら、仙台育英の選手全員とは試合で交えたらいいなとは思っています。
ーー4年間の法大野球も終わりに近づいているが、振り返って
うまくいかないことばかりだったかなとは思っています。高校の時からそうなんですけど、大学に入っても同級生にすごく支えられているなというのは思っています。
法大の同級生もそうですし、他大の同じ世代の選手たちにすごく支えられた4年間だったかなと思っています。
――高校時代とは少し違う大学4年間で何か成長したこと
高校時代は、野球を通してプレーや技術的なところもそうですし、試合を通して経験値をたくさん詰めたかなと思っていました。大学は、野球で何かここが大きく成長したやすごく伸びたという部分ももちろんあるんですが、それ以上に人として大きく成長させてもらったかなと思います。
――秋季リーグの目標は
チームとしては、もちろんリーグ優勝と日本一です。そこは譲れないところです。
個人としては、一人ひとりとの対戦を全力でやりきりたいですし、楽しめたらなと思っています。
――秋注目してほしい部分は
ルーティーンが決まっていて、毎回これ同じ動きをしているなどを探してほしいです。それと僕は、基本的にマウンドでは感情を出さないようにしているつもりです(笑)なので、淡々と投げているピッチングスタイルを見てもらえればなと思います。
(ーー感情を出さないようにしている理由はあるのか)
気持ち的に感情を出してのっていきたいなとも思うんですけど、淡々と何事もなく投げている方がかっこいいかなと思ったからです。あと、細かいことを気にしちゃうタイプなので、なるべくそういうことを気にしないように黙々と投げられたらなと思っています。
――ファンの方々へ一言
長らく優勝が遠ざかって色々と期待されている部分も大きいとは思うんですけど、今年のチームは今年のチームで勝つためにオープン戦や練習を積み重ねてきました。とにかくチーム自体が若いので、プレーもですけど、例えば一塁を全力で駆け抜けていく姿だったり、ポジションまで全力でいく姿だったり、そういう野球以外の部分でも、法政を応援したくなるようなところを見せられたらなと思います。僕たちは一戦一戦必死に戦うので、ぜひ神宮に足を運んで一緒に法政を目一杯応援してもらえたらなと思います。
(インタビュー:田中心之祐)
古川翼(ふるかわ・つばさ)
キャリアデザイン学部4年・2004年4月14日生まれ
宮城県出身・仙台育英
173cm74kg・左投左打
硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。
【秋季リーグ戦直前インタビュー一覧(公開次第更新いたします)】


