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【準硬式野球】東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦 対慶大2回戦 慶大投手陣の前に零封負け…勝負の行方は第3戦へ

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【準硬式野球】東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦 対慶大2回戦 慶大投手陣の前に零封負け…勝負の行方は第3戦へ

東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦 対慶大2回戦
2016年10月11日(火)
明治大学府中グラウンド

昨日の試合では投打がかみ合い、快勝した法大。優勝の可能性はなくなったものの、六大学王者として第2戦も意地を見せたいところ。だが、終盤に手痛い失点を喫し、打線も最後まで得点を奪うことはできず。勝ち点の行方は第3戦に持ち越された。

0X0A9570 R
第2戦を落とし、悔しさをにじませる法大ナイン

試合結果

トータル試合結果

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
法 大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 0
慶 大 0 0 0 0 0 0 2 1 × 3 6 3

(法大)●末次(1勝2敗)、松田ー栗田
(慶大)○猪砂、高木―有賀

打撃成績

打順 位置 選手名 出身校 打数 安打 打点 四死球 打率
1 (4) 藤口帝(社3)  遊学館 4 0 0 0 .250 
2 (8) 甲本裕次郎(社3)  鳴門 4 2 0 0 .276 
3 (2) 栗田和憲(社3)  掛川西 4 1 0 0 .389 
  PR 窪田剛士(経3)  桐蔭学園 0 0 0 0 ―― 
4 (9) 小野慶典(経4)  静岡 3 0 0 0 .120 
  9 石橋優一朗(法2)   徳島北 1 0 0 0 .286 
5 (3) 永田直(経4)  桐蔭学園 3 0 0 1 .273 
6 (7) 中村聖弥(経4)  藤代 4 1 0 0 .250 
7 (6) 三品勇人(社2)  報徳学園 3 0 0 0 .308 
8 (1) 末次慶一郎(社4)  佐賀北 2 1 0 0 .400 
  PH 飯嶋直也(法4) 弥栄 1 0 0 0 .400 
  1 松田一将(現2) 新田 0 0 0 0 1.000 
9 (5) 大石智貴(経1)  静岡 3 0 0 0 .083 

投手成績

  被安打 奪三振 四死球 自責点 防御率
末次 7 5 5 1 2 2.81 
松田 1 1 0 1 1 1.50 

リーグ戦途中経過(10/11現在)

  早大 慶大 明大 法大 立大 東大 試合 勝点 勝率
――   ○●○ ○○ ○○ ○○ 9 8 1 0 4 .889
  ―― ○○ ●○ ○●○ ○○ 9 7 2 0 3 .779
●○● ●● ―― ●○○ △●○○   12 5 6 1 2 .455
●● ○● ○●● ――   ○○ 9 4 5 0 1 .445
●● ●○● △○●●   ―― ○○ 11 4 6 1 1 .400
●● ●●   ●● ●● ―― 8 0 8 0 0 .000
 

戦評

 第1戦では打線が藤口帝(社3)、中村聖弥(経4)の本塁打などで8点を挙げ、先発の室木大(経4)も終盤に失点をするも完投。快勝で1勝目を手にした法大。苦しい結果が続く今季の中で、明るい光が差し込んだかに思えた。だが、今日の試合ではまた問題点が露呈してしまった。

 法大の先発は末次慶一郎(社4)。百戦錬磨のエースは初回から凡打の山を築いていく。3回には、この試合初安打を許し、その後不運な安打などで、2死1,3塁のピンチを作ってしまうが、ここで空振りを奪い、ピンチを脱した。
 打線は相手先発の猪砂に苦戦。4回まで毎回の安打で出塁するも、得点圏に走者を進められたのは2度のみ。しかも3塁すら踏めず、もどかしい展開が続いた。

 流れは五分五分という中で、チャンスをものにしたのは慶大だった。7回、1死から右中間を深々と破る三塁打で、チャンスを作ると、ベンチが選択した作戦は、スクイズ。2度ファールでミスをし、追い込まれたが、3球目もスクイズを敢行。スリーバントを成功させ、ついに均衡が破られた。また、スクイズの打者は、盗塁で2塁に進み、スコアリングポジションに進んだ。その後、末次は痛恨の中前適時打を打たれ、痛い2点目を失った。

 法大打線は、先発の猪砂が降板し、高木が登板した後も打ち崩すことはできなかった。制球に苦しむ投手に対して出塁はするものの、併殺やあとが続かず、0をスコアボードに並べられてしまう。

 8回には、松田一将(現2)は先頭に四球を与えると、2死から右翼線に打球を運ばれ、万事休す。9回の攻撃も先頭こそ失策で出塁するも、つながりを欠いた打線には3点を返す力は残されていなかった。完封負けで、第3戦で決着をつける形となった。

 第1戦では本来の「打の法政」で圧倒したが、第2戦では、今季の法大を象徴しているかのような結果に終わってしまった。4年生がプレーできるのもあと3試合ほど。第3戦では、4年生も、あとを引き継ぐ後輩も悔いが残らないようなプレーを見せてほしい。4季連続優勝という偉業は達成できなかったものの、まだ王者・法大のプレーを披露できる機会はある。まだ、終わりではない。(橋爪優典)

監督・選手コメント

永田直(主将として奮闘するも結果にはつながらず)

―今日の試合を振り返って
悔しい結果になりましたね。  

―終盤、慶大の勢いに押される形になりましたが
ベンチやスタンドを含めた一体感というのが相手の一番の武器だと思うので、あのような形になるとこちらが不利になるかなとは感じました。  

―第1戦は8得点を挙げましたが、この試合は無得点に終わりました
今日は相手のピッチャーが良いボールを投げていましたね。もう少しうまくつなげたかったのですが、ボールも低めに集まっていましたし、しょうがないです。  

―今季5敗目となりましたが、春と違って何がうまくいってない印象ですか
違いといったら打線だと思います。1人が打てないとみんな打てなくなってしまうのが今の状態です。ポイントゲッターが打線に散らばっているというのがチームの売りなのですが、今日だと栗田がポイントゲッターとして働くだけで、あとはみんな同じように機能してませんでした。ポイントゲッターの前にランナーを溜めるということもできてないですね。  

―優勝の可能性は消滅してしまっている現状ですが、何をモチベーションにしていますか
ここまで野球に打ち込むというのは、4年生にとってはおそらく最後だと思うので、悔いは残さないようにしたいです。それにプラスして、後輩のために自分たちの姿を背中で見せたいです。3年生以下についてはベンチメンバーの入れ替えを頻繁に行っているので、来年につなげてほしいですね。  

―その中で残りの試合をどのようなものにしたいですか
基本的には残りの全ての試合で勝ちたいです。その中で慶應大学に関しては、4年間でかなり苦しめられてきた相手なので、3連覇してきた立場として、優勝するのは難しいんだぞということを教えられるような結果にしたいです。  

―明日の第3戦への意気込みをお願いします
4年間分の慶應に対する悔しさをぶつけられるような試合にしたいです。

 

甲本裕次郎(沈黙した打線の中で唯一のマルチ安打)

―今日の試合を振り返って
相手とヒットの数が変わらないですよね。でも、相手の方が長打も多かったですし、盗塁もしてきたし、スコアリングポジションにランナーを置いていたのは相手だったので、チャンスが少なかったら点は入らないし、相手の方が上だったのかなという感じですね。

―慶大との差は感じましたか
チャンスで1本打てるか打てないか、相手はスクイズもしてきましたし、チャンスをものにしてきたのは相手だったので、今日は負け試合でしたかね。負けるべくして負けました。

―4年生とはあと3試合ほどですが
中村さんだったり小野さんと3人で守ってきたので、残り3試合でその景色を目に焼き付けたいです。

―チーム全体での課題は
やっぱり打てないというのが一番大きいかなとは思いますけどね。

―その原因は何かありますか
優勝がないというのが一番大きいかなとは思いますね。モチベーションの問題もあって、優勝が懸かっていたらもっと気合も入るし、それを言い訳にしてはいけないとは思うんですけど、あるのかなと思いますね。

―残り3試合ほどですが、どう戦っていきたいですか
4年生と野球ができるのはあと3試合ほどなので、最後に4年生に負けて終わるのも嫌なので、勝って終わるのと、次は新チームがあるので、しっかりそれに向けた準備だったり新しいことをやれたらいいですね。

―新チームでは最上級生ですが、どういったチーム作りをしたいですか
僕たちが引っ張っていかないといけないのは間違いないですし、下の代ももうちょっと出てきてくれたらうれしいんですけどね。今日だったら石橋だったり大石だったり代打でも鳴川(宗志)もいますし、そういったメンバーが4年生がいるのでしょうがないんですけど、もうちょっとアピールできるところがあればしっかり結果を残してもらいたいですね。

―最後に明日の試合に向けて一言
叩きのめします。

 

フォトギャラリー

  • 0X0A9570 R第2戦を落とし、悔しさをにじませる法大ナイン
  • 0X0A9417 R5安打に終わったチームの中でマルチ安打と気を吐いた甲本
  • 0X0A9115 R末次は無失点に抑えてきたが、7回に痛い2失点を喫してしまった
  • 0X0A9454 R松田はリリーフするも追加点を許してしまった
  • 0X0A9496 R松田は失点後に悔しさをあらわにした
  • 0X0A9069 R栗田は今季好調を維持し続けている
  • 0X0A9511 R代走として今季初出場を果たした窪田
  • 0X0A9236 R一振りでチームに勢いをもたらすことができる、4番小野の復調がカギになってくる
 

 

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