【サッカー】第92回関東大学サッカーリーグ戦 第6節 法政大1-0国士館大 上田綺世の勢い止まらず!劇的PK弾で最下位相手に点数差以上の勝利を飾る!
第92回関東大学サッカーリーグ戦 第6節 法政大ー国士館大
2018年5月20日(日)
味の素スタジアム西競技場場
最下位相手に3試合ぶりの白星を狙う法大は、時間が経つにつれてリズムをつかんでいく。結局、相手GKの活躍もあり得点は上田綺世(スポ2)が85分に挙げたPK弾のみにとどまったが、実に相手の6倍となる12本のシュートを放つなど、相手を寄せ付けない完勝となった。
試合結果
トータル試合結果
1 法政大学 |
0 | 前半 | 0 | 0 国士館大学 |
---|---|---|---|---|
1 | 後半 | 0 |
試合スタッツ
時間 | 経過 | 大学 | 選手名 | 得点経過 |
---|---|---|---|---|
58分 | 交代 | 法政大学 | ディサロ→平山 | |
82分 | 交代 | 法政大学 | 森→田中 | |
86分 | 得点 | 法政大学 | 上田綺世 | 1-0 |
90+4分 | 交代 | 法政大学 | 上田→飯島 |
スターティングメンバー
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・前所属 | 成績(出場・得点) |
1 | GK | 吉田舜 | 社会4・前橋育英高 | 3・0 |
22 | DF | 黒崎隼人 | 経済4・栃木SCY | 6・0 |
2 | DF | 森岡陸 | 現福2・ジュビロ磐田Y | 2・0 |
32 | DF | 蓑田広大 | 現福1・青森山田高 | 1・0 |
16 | DF | 加藤威吹樹 | 経済3・サンフレッチェ広島Y | 5・0 |
13 | MF | 末木裕也 | スポ3・ヴァンフォーレ甲府Y | 6・0 |
5 | MF | 大西遼太郎 | 社会3・ジュビロ磐田Y | 6・0 |
8 | MF | 紺野和也 | 現福3・武南高 | 6・2 |
9 | MF | ディサロ燦シルヴァーノ | 経済4・三菱養和SCY | 6・0 |
17 | MF | 森俊貴 | 情科3・栃木SCY | 5・0 |
20 | FW | 上田綺世 | スポ2・鹿島学園高 | 6・6 |
サブメンバー | ||||
---|---|---|---|---|
12 | GK | 山岸健太 | 経済3・前橋育英高 | 3・0 |
3 | DF | 前谷崇博 | スポ4・ガンバ大阪Y | 2・0 |
19 | DF | 鳥居俊 | 理工2・東京ヴェルディY | 3・0 |
23 | MF | 関口正大 | 現福2・新潟明訓高 | 1・0 |
14 | MF | 平山駿 | 経済2・三菱養和SCY | 2・0 |
28 | MF | 田中和樹 | 社会1・浦和学院高 | 5・0 |
25 | FW | 飯島陸 | 経済1・前橋育英高 | 4・0 |
※成績は試合終了時のもの
試合後順位表
順位 | 大学名 | 勝点 | 試合数 | 勝-分-負 | 得点/失点 | 得失点 |
1位 | 早稲田大 | 13 | 6 | 4-1-1 | 10/8 | 2 |
2位 | 順天堂大 | 12 | 6 | 4-0-2 | 16/7 | 9 |
3位 | 駒澤大 | 12 | 6 | 4-0-2 | 14/7 | 7 |
4位 | 明治大 | 12 | 6 | 4-0-2 | 10/5 | 5 |
5位 | 法政大 | 10 | 6 | 3-1-2 | 9/8 | 1 |
6位 | 専修大 | 9 | 6 | 3-0-3 | 6/11 | -5 |
7位 | 筑波大 | 8 | 6 | 2-2-2 | 9/10 | -1 |
8位 | 東京国際大 | 8 | 6 | 2-2-2 | 7/10 | -3 |
9位 | 流通経済大 | 7 | 6 | 2-1-3 | 9/10 | -1 |
10位 | 桐蔭横浜大 | 7 | 6 | 2-1-3 | 9/10 | -1 |
11位 | 東洋大 | 3 | 6 | 0-3-3 | 4/12 | -8 |
12位 | 国士館大 | 1 | 6 | 0-1-5 | 5/10 | -5 |
前期リーグ途中経過
節 | 日付 | 対戦校 | 結果 | 会場 |
1 | 4月8日 | 駒澤大 | 〇3-1(詳細) | 味の素フィールド西が丘 |
2 | 4月15日 | 東洋大 | △2-2(詳細) | 県立保土ヶ谷サッカー場 |
3 | 4月29日 | 東国大 | 〇3-1(詳細) | 相模原ギオンスタジアム |
4 | 5月3日 | 筑波大 | ●0-2(詳細) | 柏の葉公園総合競技場 |
5 | 5月6日 | 明大 | ●0-2(詳細) | 前橋総合運動公園サッカー場 |
6 | 5月20日 | 国士大 | 〇1-0 | 味の素スタジアム西競技場 |
7 | 5月30日 | 早大 | 法大城山グラウンド | |
8 | 6月3日 | 桐蔭大 | 味の素スタジアム西競技場 | |
9 | 6月10日 | 専大 | 味の素フィールド西が丘 | |
10 | 6月17日 | 順大 | 佐倉市岩名運動公園陸上競技場 | |
11 | 6月30日 | 流経大 | 柏の葉公園総合競技場 |
マッチレポート
リーグ戦連敗で中断期間を迎えた法大。3試合ぶりの勝利に向けて、蓑田広大がリーグ戦初スタメン入りを果たしたほか、加藤威吹樹が左SBとして起用された。
試合は球際で激しい戦いが繰り広げられ、チャンスらしいチャンスがないまま時間が推移していった。そのような中迎えた10分、上田綺世のポストプレーからディサロ燦シルヴァーノがボールを受けるも、相手GKに処理され決定機には至らず。28分にはディサロが潰れながらつないだボールを受けた森俊貴がシュートを放つ。これはポストに阻まれたが、徐々に国士大ゴールを脅かしていく。39分には相手のパスミスを拾った上田がチャンスを迎えた。
後半に入っても主導権をつかんだのは法大。60分、パスカットから持ち上がった上田がシュートを放つも、これは枠を外れた。67分には加藤のセンタリングを上田が頭で合わせるも、相手GKのビッグセーブで得点ならず。こぼれ球を拾った森のシュートも、相手GKのセーブに阻まれた。
その後も相手の裏を狙ったロングボールで圧力をかけ続けた法大だったが、85分、ついに猛攻が実を結んだ。PA内に侵入した上田が相手DFに倒され、PKを獲得。これを上田が自ら沈め、待望の先制点をゲット。90分には紺野和也がバー直撃のフリーキックを放つなど、最後まで攻撃の手を緩めない。終了間際には相手にエリア内への侵入を許すも、危なげなくシャットアウト。見事に3試合ぶりの勝利を飾った。
次節は、法大城山グラウンドで早大と対戦。多くの法大生が見守るなかで、上位・早大を退け、連勝街道へ。(赤染徳光)
監督・選手コメント
長山一也監督
ー試合を振り返って
一週空いた中で全員攻撃・全員守備をチーム全員でやろうという話で、しっかりとそのプレーを体現してくれました。相手のキーパーが素晴らしくてなかなかゴールが奪えなかったですが、PKで点を取れて良かったです。しっかりと準備したのが出せました。
ーなかなか点が入らない状況で焦りはありませんでしたか
続けるしかない部分もあったので、そこは慌ててシュートを打つとかではなくてしっかりと狙いを持ちながらやることが大事でした。そこはチーム全体で狙い続けられたので良かったなと思います。
ー前節から守備陣を変え今季初の無失点という結果に終わりました
今日は(蓑田)広大が初スタメンだったのですがすごく良いパフォーマンスを見せてくれました。吉田(舜)も久々に出たのですが、チーム全体でという話をしながらも最終ラインも集中して対応できていたので良かったかなと思います。
ー連敗で今日の試合を迎えましたがチームの雰囲気は
自信は今日負けたらなくなることもあったかもしれませんが、昨日はIリーグの試合で逆転勝ちをしてくれて今日の試合に弾みをつけてくれました。Iリーグと関東リーグとチーム全体でやっているので、そういった意味でも昨日のメンバーが勝ってくれて連敗しているなかでも勢いをつけてくれたので、チーム全体で勝てたかなと思います。
ー次節に向けて
次は城山であるので、ここで連勝をすると状態も良くなると思いますので、特に法政の学生には見に来て欲しいですし、チーム全体で連勝を目指します。
森俊貴
ー 今日の試合を振り返って
かなり押してる時間が長い中なかなか決め切ることが出来なくて特に自分が結構外してしまったので申し訳ないと思っています。それでもPKですけどしっかり点を取って勝つことが出来たので良かったです。連敗の流れを止めることができたのは大きいと思います。
ー この試合に向けて取り組んできたことは
前の試合までずっと失点していたのでまずは守備をしっかりしていこうということで練習してきました。
ー 攻撃の面で取り組んできたことは
前線の選手は綺世(上田)や和也(紺野)など特徴のある選手が多くて前回の明大戦や筑大戦でその2人へのマークが厳しくて攻め手を欠いてしまったということがあったので、彼らを生かせるようにどのようにサポートしていくかを話し合って意識して練習に取り組んできました。
ー 今日は左サイドで加藤選手と縦のラインでコンビを組みましたが
とてもやりやすかったです。
ー 次の試合に向けて一言
次は城山グランドで開催されて、また自分たちが結構負けてる早大との試合なので絶対に勝って少しでも順位を上げられたらと思います。
大西遼太郎
ー今日の試合を振り返って
自分たちのペースだと思っていましたが、なかなか点が入らなかったので正直得点が入るか微妙な雰囲気が出ていました。自分たちがけっこう頼っているところがある上田綺世が個の力でPKを取ってくれて、決めてくれたので1点取ったときに安心感がありました。
ー久しぶりの勝利ですが
ホッとしました。勝利って良いなと改めて感じたので、勝ちにこだわってもっとやらないといけないと思いました。
ー相手の印象は
個があると思います。向こうのサッカーは、裏に大きく蹴っているので、そこを対応できれば失点はしないと話していました。今日は守備の面で良い対応ができていたと思います。
ーなかなか得点できない時間帯が続きましたが
粘り強くやるしかないと思っていました。何か変えたという訳ではないですが、チーム全員で粘り強く戦えたので勝利できたと思います。
ー無失点勝利でしたが
ずっと課題だったことなので、ゼロで抑えたのは自信にもつながるので次に生かして行きたいと思います。
ー次節に向けて
2連敗した後の1勝で、ここで連勝できるかが鍵になってくると思います。勝つことだけを考えて頑張っていきたいです。
加藤威吹樹
ー今日の試合を振り返って
守備の面ではしっかりできてて攻撃の面でなかなか決めきれなかったんですけど最後残り少ない時間で決めることができたのはとても良かったと思います。1試合通じて粘り強くプレー出来たので前回の試合よりは良かったと思います。
ー今日の試合まで2週間ありましたがその間にチームとして重点的に行ったことは
前の試合まで毎試合失点していたので4バック中心にチーム全体の守備組織の構築をしっかり行ってきました。無失点で終えることを意識していたのでそれを達成できたのは良かったです。
ー サイドバックでの出場となりましたが
運動量の面で誰にも負けたくなかったのでまずは守備をしっかりやりながら攻撃の面で貢献できるようにプレーすることを意識しました。
ー 次の試合に向けて一言
次の相手は調子のいい早大なのでその相手をしっかり倒せたら自分たちも波にのることが出来るのでしっかり勝てるように準備していこうと思います。
上田綺世
ー今日の試合を振り返って
国士舘は今最下位という事で絶対に負けられない相手でしたし、この2週間自信を持って取り組んできた事をやれました。
ー連敗した状態で試合の間隔が2週間空きましたがチームの雰囲気はどうでしたか
一回関東リーグの事は忘れてチームの足りない所を見つめ直し、攻撃も守備も1から作り直せたから今日勝てたんだと思います。
ー何度も続けたロングボールへの動き出しがPK獲得という形でゴールへ結びつきました
高さで絶対に負けないという自信もありますし、背後もずっと狙ってたんでそれが両方実ったのかなと思います。
ー終盤リード時の試合の終わらせ方について
今年は後半に先制されたり追いつかれる事が多いので、そこの改善策として敵陣でボールを回してピッチの角を取ったり相手の嫌な所でプレーするという作戦を選手達で練ってゲームの中でやれたのが大きかったです。
ー連敗時と今日で変わったなと感じる部分は
サイド攻撃で和也くん(紺野和也)を使って、ライン上げて、サイドチェンジして、最後に中に入れる形をチーム全体で徹底できてたのでやりやすかったですし、背後の狙いもできてたので前回とは全然違ったと思います。
ー次の試合へ向けて
僕は後3節出られないのでそこは勝ってもらうしかないんですけど、次に出られる時には出る限り仕事をしてまた法政の為にプレーしたいです。
フォトギャラリー
- 試合終了間際の先制点に歓喜
- 2試合ぶりのスタメンを飾った紺野
- 前節からキャプテンに就任した黒崎
- 大西は的確に相手のチャンスの芽を摘んだ
- 森は積極的な攻撃参加でチームを鼓舞
- 上田は得点ランキング首位を走る
- 本職ではないながらも安定したプレーを見せた加藤
- 森岡は復帰から2試合目ながらも相手を封殺