• HOME
  • 記事
  • ボクシング
  • 【ボクシング】第71回関東大学部リーグ 対平国大戦 やったぜ法大!祝二部優勝決定。悲願の一部昇格まであと少し

【ボクシング】第71回関東大学部リーグ 対平国大戦 やったぜ法大!祝二部優勝決定。悲願の一部昇格まであと少し

その他

【ボクシング】第71回関東大学部リーグ 対平国大戦 やったぜ法大!祝二部優勝決定。悲願の一部昇格まであと少しだ!!

第71回関東学生ボクシング2部リーグ戦
2018年7月14日(土)
後楽園ホール

遂に因縁ある平国大との対戦にこぎつけた法大。厳しい戦いが予想されると思われたが、選手たちが期待以上の戦いぶりを見せ二部優勝を達成した。残りは入れ替え戦ただ一つ悲願はもう目の前にある。

IMGP5094 R
緊張感を持って戦いを迎える法大メンバー

試合結果

トータル試合結果

 5

法政大学

2

平成国際大学

 

試合結果

 階級 勝敗 選手名 スコア 対戦相手
LF ○   田中佳人(営2) 5‐0(30‐29、30‐29、30‐39、30‐29、29‐28)  宗形駿 

F

○   杉本聖弥(法1) TKO(2R2:14)  籠谷龍士 
B ●  高山涼深(法4)  2‐3(30‐27、27‐30、28‐29、27‐30、29‐28)  矢代博斗 
L ○  佐藤眞男(法3)  4‐0(28‐28、30‐26、30‐26、30‐26、30‐26)  住吉夏希 
LW ○  黒田寅之介(キャ3)  3‐2(29‐28、30‐27、28‐29、30‐27、27‐29)  千田亮 
W 河津光貴(法3)  1‐4(27‐30、28‐29、29‐28、27‐30、27‐30)  落合祐季也 
M ○  森脇唯人(法4)  5‐0(30‐27、30‐27、30‐26、30‐26、30‐26)  西邑蓮 
 

戦評

LF級の田中(営2)。因縁の相手との第一試合という事で緊張が見られたが、しっかりパンチをまとめ、連打で相手を圧倒した。さらに相手のパンチをかわしそこから反撃するというまさに攻防一体のボクシングを見せ、完璧な内容でスタートすると、F級の杉本(法1)が1Rから相手と打ち合う。最終的には2度のダウンを奪い今回唯一のKO勝利を奪いあわやストレート勝ちかと思われた。ここでまさかのトラブルが発生した。B級の高山(法4)が打ち合いで互角の勝負を披露するも、僅差の判定負けを喫してしまったのである。

ここで相手に勢いが傾くかと思われたが、奇跡を起こすあの男がその流れを止めた。L級の佐藤(法3)は初回は今までにない戦法で、相手と互角に戦った。流れを取り戻したのは2R中盤、佐藤の強打で相手が後退しだしたのである。このまま佐藤が押し切り圧倒的な内容で判定勝ちをおさめた。そしてLW級の黒田(キャ3)が華麗なフットワークとリーチの長い手から放たれるパンチでポイントを稼ぎ、判定勝ちを収めた。この瞬間法大が二部優勝確定となり、入れ替え戦進出の切符を手に入れた。

河津(法3)は強打で相手と互角に戦うが、次第に相手の強打におされてしまい判定負けとなってしまった。最後は主将の森脇(法4)である。前回の戦いとは異なり、1Rは攻撃と防御のメリハリがはっきりする試合展開となった。要所要所の連打で相手を追い詰め、コーナーで相手のガードを蹴散らすラッシュでダウンを奪い判定勝ちを収めた。

ここに来るまで法大に幾多の困難が立ちはだかってきたが、遂に入れ替え戦出場の切符を手に入れた。このままの勢いで入れ替え戦を無事勝利し悲願の一部復帰へと全力で驀進する。

監督・選手インタビュー

頴川徳夫 監督

ー今日を振り返って
平国大とは昨年と同じシチュエーションで戦い負けた相手でしたので、他の大学との戦い以上に色々と考えることもあり緊張しました。アクシデントの中で今考えられるベストメンバーで戦いました。

ー二部優勝について
選手はよく頑張ってくれました。二部優勝は簡単なことではないので選手たちをしっかりと評価したいと思ってます。ただ目標が一部復帰という事なので、それに向けてスタートしているということでまだこれからだと思ってます。

ー田中(営2)について
左の目じりをカットしましたが、深い傷ではないのと思ってます。彼の持ち味である打った後にサイドに動くという点が相手の相性の悪さでカットしてしまったと思っています。

ー杉本(法1)について
選出については色々と悩みましたが、彼の得意な攻めの間合いをしっかり表現できてました。ただリードパンチが少なかったのでいきなり狙った点が心配でしたが、大きな被弾もなく良かったなと思いました。

―高山(法4)について
リーグでの最後の試合という事で僅差ではありましたが、明確な劣勢の無い良い試合をやりました。最後まで気持ちを前面に出して打ちにいった点を評価したいと思ってます。

ー佐藤(法3)について
L級やLW級で試合をしているということで、体重コントロールをしっかり行ってもらってますが、相手の選手がハードパンチャーという事で身長の勝る彼ならば打ち勝つと思いあえて階級を提げて戦い勝利を取りに行った試合でした。

ー黒田(キャ3)について
コンディションで問題を抱えてましたが、最終戦で何とか調整したと思います。1Rから積極的にいってもよかったと思いますが、最後は気持ちでもぎ取った一勝だったと思います。

ー河津について(法3)
パワーがある選手です。相手に十分ダメージを与えられる選手だと思いますのでショートストロークのリードパンチで小さく当てていく点をさらに磨いてポイントゲッターになってほしいと思います。

ー森脇(法4)について
壮絶なKOシーンをイメージしていたと思いますが、攻撃のリズムや上下の打ち分け左右に動いてのアッパーといった彼の良さが十分に出ていたと思います。パンチを打たせず、ガードのできない距離感でボクシングをしてもらえるという点を厳しくリクエストしたいと思ってます。前回の試合を反省した試合だったと思います。キャプテンとしてしっかりと二部リーグ優勝を導いてもらったので、入れ替え戦で一部復帰を目指してもらいたいと思ってます。

ー入れ替え戦について
チャレンジャーで一部リーグで戦ったイメージのある選手がまだいるので、早く一部リーグに勝ち戻るために応援を含めた全員の力で戦っていきたいと思っています。選手には感謝の気持ちをパワーに変えるという事を言っていますが、試合を支えてもらっている方々にチーム法政として受け止めてもらっているので、その気持ちを持って一部リーグに返り咲きたいと思っています。

ー最後に一言
2018年いろんなことがあった年ですが、甚大な被害が起こっている広島や岡山の学生たちにアマチュアボクシングを通じて気持ちを伝えたいと思ってますので、次の試合でも熱い試合を展開して勝ちたいと思っています。

田中佳人(営2)

 ー試合を振り返って
最初は少し動きが硬くなってしまいましたが、練習通りにうまくサイドの動きを使えて攻めれたと思います。

ー第一試合ののプレッシャーは
良い勝ち方で盛り上げてチームに勢いを付けられて良かったなと思います。

ー攻防一体の試合展開について
今年はパンチを打って動いてまた動くという事を意識して足を使って動けるように練習してきたので、良かったなと思います。

ー入れ替え戦に向けて
二部の相手よりも強いので、しっかり気持ちで練習して勝ちたいと思います。

ー最後に一言
入れ替え戦にしっかり勝ってそのままチームの勢い付けて一部に上がれたらいいなと思ます。

杉本聖弥(法1)

 ー試合を振り返って
落ち着いてリードジャブをついて相手が攻撃に出てきたところに合わせて攻撃が当たればいいなと思っていました。

ー連打が印象に残ったが
パンチのまとめ方が雑だったので、連打が目立ったなと思います。

ー2度のKOについて
今回は偶然起こったことだと思ってます。

ー入れ替え戦について
自分のボクシングをして尚且つもう少し丁寧なボクシングをしたいと思ってます。

ー一年で唯一の試合出場だったが
 監督が期待していることに応えられて良かったなと思います。

ー最後に一言
ギリギリ納得のいく試合でした。

佐藤眞男(法3)

ー今日の試合について
本意ではない戦法でしたが、チームの勝利を最優先して足を使ったボクシングで勝てたので、良かったなと思います。

ー相手に勢いが傾く状況での試合だったが
自分が勝てば、チームが勝てると思っていたので、そのことについてはあまり気にせずに戦いました。

ー中盤から流れが寄ってきた2Rについて
力の差は感じてたので、大きいパンチをもらわなければ勝てると思って戦いました。

ー入れ替え戦について
対戦相手がわからない状態なので、今は自分のボクシングで勝ちたいと思います。

ー最後に一言
残り一試合なので、今から入れ替え戦に切り替えて一週間でベストな調整を行い勝ちます。

黒田虎之介(キャ3)

ー試合を振り返って
怪我があり、今年初めてのリーグ戦でとても緊張して動けなかったです。

ーフットワークについて
僕のボクシングは足を使って相手との駆け引きが重要なので、そこは意識しましたがまだ十分ではないので練習しないといけないなと思いました。

ー二部優勝をもたらした
キャプテン出番の前には決めたかったので、嬉しかったです。

ー入れ替え戦について
入れ替え戦も勝って一部へと戻れたらいいなと思います。僕らは今年が最後の年なので、後輩たちが一部で頑張れるように来週は全力を出し切ります。

ー最後に一言
来週の入れ替え戦に向けてチーム一丸となって頑張りたいと思います。

森脇唯人(法4)

 ー試合を振り返って
後楽園ホール最後の試合だったので悔いがないように戦えたと思います。

ーメリハリのある攻防について
倒しにいこうとした前回の反省点からしっかり前の手から組み立てるボクシングを意識しました。

ーKOについて
決めれたらそれに越したことはなかったですが、あくまでも冷静に丁寧にボクシングをしようと考えました。

ー連打について
ジャブから組み立てると、意識の中で流れでコンビネーションを組み立てると思うので自分のボクシングをしました。

ーメンバーの戦いぶりについて
チーム一丸となって戦ってくれたと思いました。僕にしっかり付いて来てくれたので感謝しています。

ー入れ替え戦について
チームとして全勝で勝ちたいと思います。

ー最後に一言
後楽園ホールで試合するのも最後かもしれないので、悔いのないようにボクシングができて幸せです。

フォトギャラリー

  • IMGP5162 R大事な初戦を勝利した田中(営2)
  • IMGP5454 R■チーム唯一のKO勝利を奪った杉本(法1)
  • IMGP5722 R互角の勝負を展開した高山(法4)
  • IMGP5922 R法政ピンチの流れを止めた佐藤(法3)
  • IMGP6106 R二部優勝を決めた黒田(キャ3)
  • IMGP6283 R強打で会場を沸かした河津(法3)
  • IMGP6354 Rメリハリのあるボクシングで圧勝した森脇(法4)
 

 

関連記事一覧