【サッカー】 Jリーグクラブ内定選手記者会見 上田綺世、大学2年生にして鹿島アントラーズ内定!今後に向けての抱負を語る!!
Jリーグクラブ内定選手記者会見
2019年2月20日(水)
法政大学市ヶ谷キャンパス 九段校舎
挫折を乗り越えた法大のエースストライカーがプロになる夢をかなえた。大学2年生にして上田綺世(スポ2)が鹿島アントラーズへの内定が決まった。この日は鹿島アントラーズの代表者、長山一也監督も同席し、今後に向けての抱負、そして今まで支えてきてくれた人々への思いを語ってくれた。
監督・選手挨拶
長山一也監督
みなさんこんにちは。本日はお忙しい中、お集まり誠にありがとうございます。まずは、この場所を設けて頂いた大学関係者の皆様、そして、日頃より法政大学サッカー部の活動のご支援、ご声援をいただいている方々たちへの感謝の気持ちを伝えたいと思っております。
まずは、法政大学サッカー部の上田綺世の内定会見ということですが、ここでまず、法政大学サッカー部に関するお話しをさせて頂きます。2019年シーズンも新しいメンバーで始動していますが、昨年、インカレを優勝することができまして、今年もインカレの連覇、そして、一昨年、総理大臣杯で優勝することができましたので昨年は2回戦で敗退してしまいましたが、その総理大臣杯のタイトルの奪還と関東リーグでの40年ぶりの優勝を目指して今年は戦っていこうと思っております。そしてさらに、昨年インカレを優勝したことで出場権を得た天皇杯でベスト16進出というのを今年の法政大学サッカー部の目標として日々、活動を行っております。その中ですごく目標設定は高いですし、簡単にはいかないですが、昨年、一昨年と夏と冬に日本一を取ってますのでこの流れを切らさず黄金時代をこのサッカー部で作っていきたいと部員一丸となって目指しております。
次に、大学サッカーといことにも触れさせていただきます。もうすぐJリーグが始まると思いますが大学サッカーにも注目していただきたいと思います。大学サッカーはリーグ戦の前にデンソーカップのほうが3月1日からJ-GREEN堺の方で行われます。そちらのほうはここにいる上田綺世が全日本大学選抜として戦いますし、上田自身もそうですが五輪候補の旗手選手や三苫選手という注目されている素晴らしい選手たちが参加しますので是非、J-GREEN堺に足を運んでいただけたらなと思っております。関東選抜チームを私が率いさせていただきますので上田選手を倒したいと思いますのでそこを注目していただけたらと思っています。 また、今年は大学のほうではユニバーシアードがありますので注目していただけたらと思っております。聞いた話ですと今回でサッカー競技自体がなくなるということなので日本チームが優勝して終われるように、そこにここにいる上田綺世が絡んでくると思うので是非、こちらの方も注目していただけたらと思っています。
ここで上田綺世の紹介をさせていただきます。彼は今、スポーツ健康学部スポーツ健康学科2年、鹿島学園高校出身であります。彼が法政に入って来てくれたのは鹿島学園高のサッカー部監督が私と高校の母校が同じ(帝京第三高校)出身で、そこの総監督を以前されていた広瀬さんがうちのチームにいい選手がいるということで法政に紹介してくれました。彼が練習参加に来てくれた時からすごく高いジャンプ力を見せてくれて大学生相手だったと思うんですが、素晴らしいシュートを決めてくれて、ぜひ、法政に来てくれたらと思って入ってくれました。1年生の時からスタートや途中から出場することがありましたが、とにかく練習試合からゴールを決める選手でありました。法政に入ったときは技術的なところでもの足りない部分もあったのですがとても点を取る選手で使わざる負えないような状況を自分から作り出す選手となりましてその中で彼は彼の特徴として得点のパターンがヘディング、左足、右足、ドリブルシュート、ミドルシュートも打てますし、色んな得点の形があるのですが、それ以上に彼の特徴というか素晴らしいところは吸収力がすごくあって、ポストプレーなど少しアドバイスをしたらそれを自分で落とし込んで自分のプレーにつなげていくという作業をスムーズにできる選手であり、良い選手の条件ではあると思いますが「吸収力」、そして「向上心」もあるのでどんどん成長していったのだと思います。
五輪代表の方でも昨年、代表のカテゴリーでゴールを決めて、その中でも自分より上手い選手などがいると思いますが、そういった選手と一緒にトレーニングをすることで、すごく成長して帰ってくることが彼の良さだと思っております。今後も強化指定選手としてもそういったレベルの高い練習の中で成長していって欲しいですし、また学生としても法政を背負う選手であり大学サッカーを引っ張っていく選手になっていくと思います。
上田綺世(J1・鹿島アントラーズ内定)
こんにちは。この度はお集まりいただき、ありがとうございます。鹿島アントラーズに入団することになりました上田綺世です。このような日を迎えることができて非常にうれしく思いますし、このような日を迎えるためにこれまで地道に歩んできたと個人的には思っておりますし、順調にいったことは一度もありませんが、それを乗り越えていけるだけの力は鍛えられたかなと思っています。自分がプロを目指し始めたのは小学校5年生くらいからW杯やプロの試合を見るようになって自分もテレビで活躍したいと思うようになり、自分がプロの試合を釘付けになって見ていたように両親にも釘付けになって見てもらえるようにと思いプロサッカー選手を目指すようになりました。正直、プロになることを諦めようとしたことは一度もなくて、絶対になってやるという反骨心と中高から同じ夢を抱いていた仲間がたくさんいて、そういった選手たちの挫折を見てきましたし、どこかで上田綺世は絶対に無理だろうと言われていたのかもしれないですけど、それも自分は力に変えたいなと思っておりましたし、逆に反発せれたことが自分にとっては大きな力になったと思っております。すべての人に感謝しながらこれからプレーしたいと思います。
高校の頃は自分自身、本当に悩んで高卒でプロに行くという願望がありましたが、それでも両親が長い目で見て、大学からプロになっても遅くはないんじゃないかと言ってもらって、大学入っても高いレベルでプレーできるように両親が応援してくれたので思い切って今もプレーすることができていますし、やはり両親への感謝が自分の中で一番大きいのでそれを背負って今後もプレーしていきたいと思います。プロになってからもより大きな選手になって海外だったりなど両親が観に行けない所でプレーできるレベルの選手になって親孝行したいと思っています。
自分にとって鹿島アントラーズというクラブは目標としていた場所であって中学の頃に三年間プレーさせていただいたのですが高校はユースに上がることができず、それでも鹿島アントラーズには未練ではないですけどいつかは戻ってやるという反骨心に近い部分があり、言い方は悪いですけど「呼ばしてやる」という思いを持ち、高校の頃は頑張ってきました。また、鹿島学園に鹿島アントラーズユースの選手がいて個人的にライバル意識はありましたし、鹿島アントラーズは自分にとっても特別な存在であるのでそこに戻ることができたということはとても嬉しいことですし、それに満足せずに今後は地元を背負ってプレーできることの幸せを感じて、また、鹿島アントラーズの結果に貢献していくのが自分の目標であり仕事であると思うのでそこを全うできるように頑張ってきたいと思います。
両親への感謝という点で大学生の間では恩返しできない部分が多いのでプロサッカー選手なってお金もそうですし自分の試合に出ている姿を観に来て欲しいですしこれからのプロキャリアをかけて両親に捧げていけたらと思っています。
上田綺世(うえだ・あやせ)
1998年8月28日生まれ。スポーツ健康学部・スポーツ健康学科2年。ポジションはセンターフォワード。
経歴=鹿島学園高校 – 法政大
フォトギャラリー
- 長山監督、上田選手と椎本スカウト担当部長
- 上田選手と椎本スカウト担当部長
- チームメイトと記念撮影
- 鹿島のユニフォームを着る上田選手