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【硬式野球】『一戦必勝』を合言葉に難敵・早川に立ち向かう! 東京六大学野球秋季リーグ戦 早大戦展望

東京六大学野球秋季リーグ戦 対早大
2020年10月2日(金)
神宮球場

法大は先々週の東大戦に快勝し、良いスタートを切った。次戦の相手は六大学屈指の左腕・早川隆久擁する早大。ロースコアの試合展開が予想され、1プレーが勝敗を分けるだろう。この前半戦の山場ともいえる早大戦を勝ち切り、開幕4連勝を飾りたいところだ。

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早大エース・早川の攻略がかぎとなる

第2週終了時点リーグ戦結果(10/2現在)

順位 試合 勝利 敗戦 引分 勝点 勝率
1位 明大 ―― ●△ ○○ 4 2 1 1 2.5 .667
2位 法大 ―― ○○ 2 2 0 0 2 1.000
3位 慶大 ―― ○○ 2 2 0 0 2 1.000
4位 早大 ○△ ―― 2 1 0 1 1.5 1.000
5位 立大 ●● ―― 2 0 2 0 0 .000
5位 東大 ●● ●● ―― 4 0 4 0 0 .000

早大戦展望

勝負強い打撃と安定した投手陣で開幕2連勝を果たした法大。その試合から2週間が経った明日、早大と対峙する。

注目選手は何といっても早川隆久だろう。研究熱心でクレバーな投手として知られている左腕は最速155㌔の直球が武器。第1週の明大1回戦では17奪三振1失点完投と完ぺきな投球で神宮球場をどよめかせた。また早川は法大戦での通算防御率が1.27と非常に苦戦している投手でもあり、一筋縄ではいかないだろう。早川のほかにも昨季防御率0.00で最優秀防御率を獲得した徳山壮磨や、リーグ経験の豊富な西垣雅矢など好投手がそろい、激しい投手戦が予想される。
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六大学屈指の左腕・早川

打撃陣も要警戒だ。今季から5番に座る丸山壮史は明大2回戦で先制3ランを放つなど絶好調。丸山の前を打つ瀧澤虎太朗や岩本久重も昨季同様に好調を維持しており、厚みのあるクリーンアップは六大学でも1、2位を争う。下位打線にも野村健太、熊田任洋の1年生ルーキー2人が並び、抜け目がない。
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クリーンアップに座る瀧澤

そんな早大戦でキーマンとなりそうなのは高田孝一(法4)。先々週の東大2回戦ではリーグ戦自己最多となる10奪三振を奪い、7回を1失点に抑え勝利に貢献した。さらに、高田孝は早大相手の通算防御率が1.47と好成績を残している。2戦目での登板が予想されるが、今季もその相性の良さを見せられるか。明日の1回戦では鈴木昭汰(キャ4)が先発のマウンドに上がり、早川と投げ合うだろう。互いに開幕戦で2桁奪三振をマークした両左腕。息の詰まるような投手戦に注目が集まる。
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早大と相性の良い高田孝

野手では主将・中村迅(営4)に注目。東大戦では5度出塁を記録し、打線の要として機能。1回戦では『激走』も見せ、チームに貢献するという気持ちは人一倍強い。また、東大戦終了後に「早川を攻略して勝ちにいきたい」と意気込んだ永廣知紀(営4)のプレーにも期待だ。さらに昨季不調だった村田雄大(人4)と羽根龍二(社4)の2人も復調の気配を見せており、主軸を中心に『早川攻略』に燃える。
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東大戦では5度出塁をした中村迅

『勝点ポイント制』が採用され、例年とは違う秋季リーグ、1戦の重みも増してくる。投打共に隙の無い難敵を攻略し、『一戦必勝』で連覇に向けて弾みをつけたいところだ。

(加瀬航大)

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