【サッカー】第90回関東大学サッカーリーグ 第4節強豪国士大相手に完封勝利!
JR東日本カップ第90回関東大学サッカーリーグ戦関東大学サッカーリーグ戦1部 第4節 対国士館大
2016年4月23日(土)
江東区夢の島陸上競技場
トータル試合結果
0 国士舘大学 |
0 | 前半 | 2 | 2 法政大学 |
---|---|---|---|---|
0 | 後半 | 0 |
得点とアシスト
時間 | 大学 | 得点者 | アシスト |
---|---|---|---|
9分 | 法政大学 | ディサロ燦シルヴァーノ | |
10分 | 法政大学 | 川崎雅哉 | 永戸勝也 |
メンバー
法政大学 監督: 長山一也 |
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21 | GK | 関口亮助 |
2 | DF | 山田将之 |
4 | DF | 柳沢拓希 |
6 | DF | 伊藤航希 |
14 | MF |
上田慧亮 |
15 | MF | 川崎雅哉 →青柳(77分) |
17 | MF | 武藤友樹 |
22 | MF | 永戸勝也 |
23 | MF | 黒柳駿 |
37 | MF | 大西遼太郎 |
26 | FW | ディサロ燦シルヴァーノ →玉田(80分) |
サブメンバー | ||
1 | GK | 林翔太 |
33 | DF | 加藤威吹樹 |
34 | DF | 前谷崇博 |
29 | MF | 長倉颯 |
32 | MF | 紺野和也 |
18 | FW | 玉田晃太郎 |
31 | FW | 青柳燎汰 |
※(カッコ内)は、選手の学年、および交代した時間を表示しています。
マッチレビュー
連敗を喫した法大。なんとか巻き返しを図ろうと1年生の大西遼太郎(社1)、川崎雅哉(現3)をスタメン起用。一方の国士大は今まで1勝1分1敗と五分の成績で勝ち点を少しでも上積みしたいところだ。
前節、試合開始直後に失点した法大は集中を高めて試合に入った。前半9分、ディサロ燦シルヴァーノ(経2)が中盤でボールをキープ。DFにボールを奪われるもすぐにボールを奪い返しシュート。このシュートが絶妙なコースに飛び、先制に成功する。その直後、左サイド永戸勝也(スポ4)からのボールに、今季初スタメンの川崎が冷静にゴール。わずか1分足らずで2得点を挙げる。16分には国士大がFKを得るも、関口亮助(経3)がナイスセーブを見せる。23分、武藤友樹(社3)がドリブルでサイドを駆け上がり、追加点を狙うがこれは国士大GK奥津の正面。国士大、大石や信末に攻められるが、法政大3バックがその前に立ちはだかる。我慢する時間帯が続くが徐々にペースを取り戻し左サイドの永戸を起点として攻め上がる。またロングパスを使い追加点を狙うが決めきれず、ここで前半が終了。好機を逃さず、前半で2得点した法大と、一瞬の隙を突かれた国士大。両チームの決定力の差が前半のスコアに出る結果となった。
後半に入り50分。CKを獲得した法政大は永戸の正確なキックを柳沢が合わせるが惜しくもポスト直撃。左サイドから永戸、上田、武藤がパスをつなぎ、最後は大西が強烈なミドルシュートを放つも奥津がわずかに触れ、ゴールネットを揺らすことはできない。62分にも上田のドリブルからディサロにわたり、最後は中央の黒柳駿(社4)がシュート。しかしまたもや奥津がファインセーブ。68分には法大CKから高さのある山田が頭で合わせるもわずかにコースを外してしまう。両チーム選手交代をし、法大は青柳燎汰(現2)と玉田晃太郎(経3)を投入。83分、法政大永戸からのFKには途中出場の玉田がニアで合わせるも、枠外へ。あと一歩が足りない法大は、最後の切り札として紺野和也(現1)を入れるも追加点を奪えず2−0で試合終了。法政大が前半奪った2点を守り切り、開幕節以来の勝利を収めた。
連敗から見事完封勝利を収めた法大。目標の優勝にはもう負けられない。ここから連勝を目指して。法大サッカー部の挑戦は続いていく。(宮下尚子)
監督・選手コメント
長山一也監督
ー試合を振り返って
立ち上がりから集中して2点連続得点ができて、できれば追加点を取りたかったんですけど、そこはこれからの課題です。守備陣も0で抑えてくれたので良かったと思います。
ー危険なスコアと言われる2-0の状況でのゲーム運びについて
集中力といったところも含めて、やられる気は正直あまりなかったです。良い雰囲気でできていたところとフィニッシュまで行けていたので、うまくゲームを進められたと思います。
ー国士舘大への対策は
ワイドに展開してくるところはスカウティングできていたので、そこをしっかりとケアしようというところです。セットプレーがピンチになるのは分かっていたので、ハーフタイムに選手たちにファウルをしないように、手を出さないようにと修正しました。
ー大西選手と川崎選手が今季初出場となったが
ゴールに意識を向けてプレーできている選手を使おうというところで、大西はTMでも点を取っていましたし、川崎も練習中のゴールへの意識がかなり高いものがありました。そこがチームにかけている部分だと考えていたので起用しました。
ー全体として「前への意識」にかなり強いものを感じたが
そうですね。関わりを持ってプレーすることがうちの持ち味だと思いますし、間で上田とかが上手く受けてくれたので、前への流れを作ってくれていたかなと思います。それもあってワイドの武藤と永戸も高い位置を取れました。ボランチの2枚もディフェンスラインに吸収されてしまうことが最近はあったんですけど、黒柳はかなり前線に飛び出していましたし、前線との関わりを多く持ってくれたかなと思います。
ー次節に向けて
前期7勝2分2敗というのが優勝のラインだと思っていて、既に2敗しているのでその分連勝したいと思います。今週1週間選手たちとミーティングをして、もっと積み上げていけるように準備していきたいと思います。
川崎雅哉
ー今日の試合を振り返って
2連敗してたので、久々に勝てて良かったです。
ー今季初出場、初スタメンでした
緊張もせずにいつも通り臨めました。
ー監督から指示は
特には言われてないですけど、積極的にシュートを打つように言われてました。
ー2点目を振り返って
チームとして追加点が無かったので、早い時間帯に点を取れて良かったです。3年目で初めてゴールしたので嬉しかったです。
ー今までサイドバックでしたが、今節はトップ下でした。
1年の頃からトップ下やサイドハーフだったんですけど、トップチームの時だけサイドバックで出ることが多かったです。久々に前で出れて良かったですね。
ー今日は完封に抑えました
連敗してから選手達で話し合って今日は絶対ゼロでいこうって言ってました。前の選手もなるべく走ってくれたので良かったです。
ー次節は早大戦です
去年は胴上げされて悔しい思いをしたので、今年はそれを挽回できるように絶対勝ちたいと思います。
ー今年の抱負は
今年は10得点、10アシストしたいと思ってます。
ディサロ燦シルヴァーノ
ー今日の試合を振り返って
3連敗しないようにチーム皆気合入ってたと思います。国士は格上だと思ってたのでチャレンジャー精神持ってやってその結果勝てて良かったです。
ー国士大の印象は
球際とか運動量などの細かいところも強いチームなんで、そういうところで負けないように心がけました。
ー先制点を振り返って
あの角度からのシュートを練習してたので、練習通りにできましたね。
ー前半でチームは2得点を挙げました
早い段階で2点取れて、後ろも安心させられたかなと思います。
ー今日は完封勝利を収めました
本当に今日のヒーローは自分じゃなくて、キーパーのメンディーくん(関口)だと思いますね。
ーこれで連敗を2で止めました
連敗を止めたのは良かったし、連勝できるようになりたいですね。
ー次節の早大に向けて
養和の先輩もいるので、絶対負けたくないし勝ちます。それだけです。
ー次戦への意気込みを
応援してくれる人もたくさんいるので、いい結果を出したいですね。
関口亮助
ー今日の試合を振り返って
今日は2点先制して無失点で抑えられたので嬉しかったです。
ー得点前と得点後の変化は
結構早い段階で2点入ったのでその後は守備にまわってしまいました。それで相手に押し込まれる時間帯が長かったので失点するかもしれないという不安はありました。でもみんなが身体張って守ったことで無失点で抑えられたので良かったと思います。
ー何回か失点しそうな場面もあったが
目の前にフリーの相手フォワードがいて思い切り振り抜かれたシーンがありました。その時はやられたと思いました。でも体張って飛んだらたまたま当たって失点を防ぐことができました。
ー相手のコーナーキックの時に意識していることは
キッカーの蹴り方や利き足とかを考えてゴール前に立たせている2人のディフェンダーの位置を指示を出して動かしています。
ー先週の敗戦からの切り替えは
先週は連敗しないという気持ちで取り組んだんですが先制されて結果的に連敗してしまいました。みんな同じくらい今日に懸ける想いを強く持ってプレイできたと思います。
ー早大戦にむけての意気込みは
去年の最終節は早稲田に敗れて目の前で優勝という目標を潰されたという悔しい想いをしているので勝ちたいと思います。
フォトギャラリー
- 久しぶりの出場でゴールを決めた川崎
- スタメンを2人変えて臨んだ今節
- チームを引っ張る黒柳
- ゴールを喜ぶ法大の選手たち
- 初出場となった1年生の大西
- この試合でも仕掛けてチャンスを作った上田
- 交代後、長山監督と握手するディサロ
- 試合後、互いにねぎらう山田(左)と黒柳(右)