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【硬式野球】東京六大学野球2022秋季リーグ戦 第5週 慶大1回戦 悪い流れは今日も止められず。尾﨑が152球の熱投も、2安打完封負けで泥沼の5連敗、、、

東京六大学野球2022秋季リーグ戦 第5週 慶大1回戦
2022年10月8日(土)
神宮球場

4連敗中と苦しい法大は立大3回戦で2回持たずマウンドを降りた尾﨑完太(キャ3=滋賀学園)が先発。5回まで無安打投球も6回に崩れ先制され、8回にも追加点を許した。今季3度目の完封負けで泥沼の5連敗となった。

8回途中までマウンドに上がるも自身の今季初勝利とはならなかった

試合結果

トータル試合結果

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
法 大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0
慶 大 0 0 0 0 0 2 0 3 × 5 5 0

(法大)●尾﨑、吉鶴ー大柿
(慶大)増居—宮崎
[本塁打] 萩尾3号2ラン(8回、尾﨑)

打撃成績

打順 位置 選手 打率 出塁率 1 2 3 4 5 6 7 8 9
1 (8) 宮﨑 4 0 0 .152 .176 一直 二ゴ 三振 遊飛
2 (9) 4 0 0 .200 .226 捕邪 三振 遊ゴ 左飛
3 (4) 齊藤大 3 1 0 .231 .394 投ゴ 中安 二飛
4 (6) 今泉 3 0 0 .241 .333 遊ゴ 三振 三振
5 (3) 山根 3 0 0 .241 .333 遊飛 中飛 二ゴ
6 (2) 大柿 3 0 0 .222 .333 三振 投ゴ 左飛
7 (5) 海﨑 2 0 0 .263 .348 遊飛 二ゴ
8 (7) 中津 3 1 0 .115 .179 左飛 中安 一ゴ
9 (1) 尾﨑 2 0 0 .125 .125 左飛
1 吉鶴 .000 .000
H 福岡 1 0 0 .000 .000 三ゴ
27 2 0 .190 .260

 

投手成績

球数 打者 防御率
尾﨑 7 2/3 125 34 5 8 6 5 6.60
吉鶴 1/3 1 4 0 1 1 0 2.35
8 156 35 5 9 6 5 5.06

 

ベンチ入りメンバー

10 齊藤大輝(人4=横浜) 22 是澤涼輔(現4=健大高崎) 31 鈴木大照(文3=明徳義塾)
12 一栁大地(人3=星槎国際湘南) 27 吉安遼哉(法2=大阪桐蔭) 1 野尻幸輝(営4=木更津総合)
13 塙雄裕(法3=常総学院) 3 内海貴斗(人3=横浜) 8 宮﨑秀太(営4=天理)
16 尾﨑完太(キャ3=滋賀学園) 5 松田憲之朗(キャ4=龍谷大平安) 33 西村友哉(法3=中京大中京)
17 武冨陸(営3=日大藤沢) 6 海﨑雄太(文4=埼玉栄) 37 木下将吾(文4=静岡)
18 篠木健太郎(営2=木更津総合) 7 今泉颯太(法3=中京大中京) 38 福岡大真(法3=筑陽学園)
21 吉鶴翔瑛(営2=木更津総合) 9 浦和博(キャ3=鳴門) 39 伊藤勝仁(文3=常葉菊川)
2 大柿廉太郎(法4=健大高崎) 24 高原侑希(法3=福井工大福井)
19 村上喬一朗(法4=東福岡) 25 山根滉太(文3=小松大谷)

戦評

ここまでわずか1勝、勝ち点ゼロと苦しい戦いが続く法大。優勝の夢は潰えたが、意地を見せたいところだ。4カード目となる今試合は2位につける昨秋王者の慶大と対戦した。

第1戦のマウンドを託されたのは尾﨑完太(キャ3=滋賀学園)。立ち上がりは2者連続三振を奪うなど上々の立ち上がりを見せる。3回、先頭に四球を与えると犠打で得点圏に走者を背負う。しかし1番・朝日晴人を左邪飛、2番下山悠介をファーストの山根滉太(文3=小松大谷)の好守備で、一邪飛に打ち取りピンチを脱する。


序盤は四球を出しながらも無安打の投球

尾﨑の好投に応えたい打線だが慶大先発・増居翔太の前に沈黙。3回まで一人の走者も出すことが出来ない。4回、2死から齊藤大輝(人4=横浜)が中前にチーム初安打を放つ。すかさず盗塁を試み次の塁を狙うも惜しくもタッチアウト。得点には至らない。6回、先頭の海﨑雄太(文4=埼玉栄)が四球、続く中津大和(営2=小松大谷)が中前安打を放つ。尾﨑が犠打を成功させ、1死二、三塁とチャンスを広げるも宮﨑秀太(営4=天理)が空振り三振、浦和博(キャ3=鳴門)が三ゴロに倒れ絶好の得点機を活かせない。


1、2番が凡打に倒れ得点には至らなかった

ここまで好投を続けてきた尾﨑だがその裏突如制球を乱す。安打と2つの四球で1死満塁のピンチを作ると、5番・山本晃大に痛恨の押し出し四球。さらに続く6番・古川智也にスクイズを成功され、この回2点を失う。100球を超えた尾﨑だが7回を三者凡退に抑える。しかし、8回1死一塁から萩尾匡也に左翼席に飛び込む2ランを浴びると、その後さらに1点を失い、尾﨑はマウンドを降りた。


8回まで登板するも報われることはなかった

2番手で登板した吉鶴翔瑛(営2=木更津総合)はピンチを空振り三振で脱し、味方の反撃を待った。

6回以降増居の前に無安打に抑えられていた打線は、9回も見せ場を作ることができず。三者凡退に倒れ、試合終了。5連敗となった。エース尾﨑が152球の熱投を見せるも、不調の打撃陣が最後まで援護できなかった。

先月開幕したリーグ戦も終盤に差し掛かった。優勝の可能性は無くなったがこのまま終わる訳にはいかない。チーム一丸となり更なる奮起に期待したい。

(記事:二瓶堅太 写真:大井涼平)

クローズアップ:尾﨑完太『勝利目指してただ前に!エースとしてをまた1つ階段を登る!』

尾﨑完太(キャ3=滋賀学園)は日々進化を続けている。回を重ねるごとに調子を上げる粘りの投球で戦ってきた今季。これまでの試合では立ち上がりに不安要素が見られたものの、今日は初回から2奪三振を含む3者凡退と持ち味を存分に生かしたスタートを切った。その後も、四球を出しながらも5回まで強力な慶大打線を無安打に抑え込む。

また6回表、無死一、二塁で回ってきた2打席目。低めの初球を一塁線際に転がし、2人の走者を進める。投げては、三振を積極的に取りにいく力強い投球。打席では得点にはつながらなかったものの、チャンスの場面で攻撃の流れを広げる役割を難なくこなした。

テンポ良く好投を続け援護を待ったが、味方の快音は響かず。最終的には5失点という結果になるも、大きく崩れず今季最長となる7回途中152球。自身が課題として挙げていたスタミナ面の成長が伺えた内容に。

ここまでチーム最多の先発を務めるエースの成長は、チームにとっても大きな1歩。秋季リーグ戦も折り返し地点を迎えて後半戦に突入したチームは、立大1回戦における1勝に留まるという苦しい状況にいる。尾﨑のさらなるレベルアップは終盤へと向かうチームの勝利に直結するはずだ。

(山中麻祐子)

選手インタビュー

齊藤大輝 主将

ー本日の試合を振り返って
チャンスをいかせず、相手に流れを与えてしまった。

ー増居投手相手にどのような狙いを持って打席に立ちましたか
外の球を積極的に打ってきました。

ー厳しい戦いが続いますが、主将として残り数試合でチームにどのようなことを遺していきたいと考えていますか
自分達が持っている力はまだまだこのようなもんじゃないので、まずは自分達の力を出せるようにしたいです。

ー明日への意気込みをお願いします
まず1勝全員で勝ち取ります。

尾﨑完太 選手

ー自身の投球を振り返って
終盤バテました。

ー立ち上がりから安定していましたが今日の調子は
調子は良く不安はなかったです。

ー5回までは無安打でしたが、その辺りの意識はありましたか
意識は全くありませんでした。とにかく先制点を取られないことを意識していました。

ー今季最長の投球回数を投げ、スタミナに関して手応えは
まだまだです。課題だらけです。

ー次回登板に向けて意気込みをお願いします
しっかりした投球をしたいです。

中津大和 選手

ー試合を振り返って
勝ちきれなかったのが悔しいです。

ー久々の安打が飛び出しました。そのことについての感想をお願いします
つなぐ想いで打席に入った結果安打が出て良かったです。

ー2打席目はバント失敗からの安打でした。あの場面を振り返っていかがでしたか。
失敗をしたことをすぐ切り替えて、ヒットを打ってチャンスを広げられたのでよかったです。

ー明日に向けて意気込みをお願いします
まずは自分のやるべきことをやって、チーム一丸となって、頑張りたいと思います

試合の写真は、スポーツ法政新聞会の公式インスタグラムに掲載いたします。

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