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【陸上競技】第99回東京箱根間往復大学駅伝競走直前インタビュー 第1回 武田和馬、宮岡幸大、清水郁杜

箱根直前インタビュー
2021年12月11日(日)

東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根)まで残すところあと7日となった。今大会の目標は、前回大会達成できなかった「総合5位以内」。1年間掲げてきた目標に挑む選手たちに、公開練習日の今月11日にお話を伺った。第1回は武田和馬選手、宮岡幸大選手、清水郁杜選手のインタビューをお届けする。

前回大会6区で快走を見せた武田

インタビュー

武田和馬

ーメンバー入りが決まった時の心境は
メンバー入りというのはあまり意識していなくて、当日どう走るかというところを考えていたので特に心境の変化は無かったです。

ー希望区間は
6区です。前回の箱根でも6区を走っていて区間2位という結果だったので、リベンジの意味合いも込めて、今回の箱根は区間賞を取りたいなと思っています。

ー昨年の区間2位の走りを改めて振り返って
その時は区間2位を取れるとは思っていなくて、流れで走ったら区間2位というところでした。その嬉しさというのもあるんですけど、今回はそこに向けての準備もしっかりしてきたので、区間賞を取りに行きたいなと思います。

ー武田選手にとって箱根駅伝とはどんな大会ですか
小さい頃からの夢です。小学校から陸上を始めたんですけど、そこから中学、高校とずっと箱根に出たいというのを目標にやってきたので、そこに出られたことはとても嬉しいです。

ー今大会は注目された中でのレースになると思います
プレッシャーはあるんですけど、しっかり自分の走りに集中して。周りを意識するとかではなくて、自分だけを見て当日を迎えたいなと思います。

ー前回の経験を踏まえて当日注意したいことはありますか
当日は山の中ということもあってとても冷えるので、そこの防寒対策は徹底してやろうかなと考えています。

ーこれまで1年間の取り組みを振り返って
春先にけががあったんですけど、夏合宿の頃から修正して、練習としても昨年以上に良いものができているので、しっかり自信を持って箱根当日を迎えられたらいいなと思います。

ーこの時期はどのような調整をしていますか
あまり特殊な練習はしていなくて、いつも通りの練習メニューをこなしています。あとは練習メニューを上げすぎないことやけがに注意しています。

ー現在(12月11日)のコンディションに点数をつけるなら何点ですか
70点くらいで。状態は万全ですが、さらにここから上がっていくぞという気持ちも込めて、70点でお願いします。

ー大会が近づくにつれての心境の変化は
あまり箱根前までは緊張しないんですけど、当日になって一気に緊張してくるので、そこまではしっかりリラックスしていけたらと思います。去年もホテルから現地入りする時に、心臓バクバクになったので(笑)。

ー法大の注目選手は
キャプテンの内田(隼太、経4)さんです。出雲でもエース区間を走って他大のエースと互角以上に戦っていましたし、今回もチームを引っ張ってくれる存在になると思います。ですが、内田さんに任せ切るのではなくて、自分も内田さん以上の結果を残せるように競っていけたらなと思います。

ー1年生でメンバー入りを果たした清水郁杜選手にどのようなアドバイスをしたいですか
無理をしないというというところが1番ですかね。練習の中でも上級生が上げていくんですけど、そこに無理についていったりすると調子を崩したりけがにもつながるので、そこで自分の体調を見極めながら周りに流されない練習をしていくのが大事かなと思います。
昨年、16人から箱根を走る10人を決めるような大事な練習があったんです。その時に前がすごく上げてたんですけど、僕は1番後ろを走っていて。無理なペースについて行かないことを意識して、それが当日につながったので、清水にも意識してもらいたいなと思います。

ー当日の目標は
区間賞と、タイムの面では6区57分台というのが歴代でも4人しかいないので、57分台を出して5人目になりたいなと思います。

ーその目標に対する自信のほどは
100%で(笑)。

ー地元・岩手の期待を背負って走ることになると思います
高校の顧問や中学の先生もみんな期待してくれていて、あと中学時代の友達も何人か箱根を見に来てくれると聞いているので、期待以上の走りというのをしていけたらなと思います。

ー箱根に向けた意気込みをお願いします
区間賞、取ります!

ーファンの方々へのメッセージをお願いします
今年はチーム目標である5位に向けて準備をしっかりできたと思うので、当日ぜひ応援していただけたらなと思います。

武田和馬(たけだ・かずま)
社会学部2年
2002年8月31日生まれ
出身校:一関学院(岩手)
自己記録:29分06秒30(10000m)、1時間04分55秒(ハーフマラソン)

 

宮岡幸大

ー初のエントリーメンバー入りですが、今の心境はいかがですか
箱根に向けて、ここは絶対入らないといけないので、しっかり入れたというのはよかったかなと思います。

ー昨年を振り返っていかがですか
1年生の時は全く走れず、メンバー(選考)にも絡めなくて、その悔しさはあったので、今年は入れてよかったかなと思ってます。

ー今シーズン全体を振り返っていかがですか
前半シーズンはけがで出遅れてあまりいい結果を残せずに夏に入ったんですけど、いい練習ができたわりに秋はうまくいかなくて、ようやく11月に調子が上がってきたかなという感じです。

ー夏合宿ではどのような練習をされていましたか
距離消化に重点を置いてしっかり距離を消化することを目標にしてやりました。

ー上尾ハーフをきっかけに何か変化したことや、成長したことはありましたか
上尾ハーフで62分台を出す自信はあって、不安もあったんですけど、しっかり結果を出すことができてすごく自信になりました。

ー箱根駅伝の希望区間をお願いします
9区です。

ー理由はありますか
復路の重要な区間というのと、結構単独走が得意で、自分の力が生かせるかなと思うので9区を希望しています。

ー個人としての目標はどういったところですか
もちろん走ることは当然なんですけど、その中でどこを走っても区間5位以内というのは目標にしています。

ーご自身の走りで注目してほしいポイントはどういったところでしょうか
10km以降の粘りや、ラスト1kmくらいのスパートには自信があります。

ー最近の練習で意識している点はどういったところですか
すごく練習を積むというよりは調整という感じなので、無理しすぎず、しっかり箱根にピークが合うように調整しています。

ーチーム内でのご自身の役割はどういったところでしょうか
まだ2年生なのでチームを底上げするというか、そういう役割かなと思ってます。

ー現在のチームの雰囲気はいかがですか
すごくいい雰囲気では来ていると思います。

ー現在のコンディションはいかがですか
上尾やポイント練習を結構詰めてやっていたので、少し体の疲労はあるんですけど、疲労さえ抜ければ、もっといけるかなと思っています。

ー箱根に向けての意気込みをお願いします
チーム5番以内、区間5位以内を目標にやっていきたいと思います。

ー最後に応援してくださるファンの方にメッセージをお願いします
見てる人を楽しませるような走りができるように頑張ります。

宮岡幸大(みやおか・こうだい)
スポーツ健康学部2年
2003年2月3日生まれ
出身校:宇和島東(愛媛県)
自己記録:29分40秒79(10000m)、1時間02分28秒(ハーフマラソン)

清水郁杜

-エントリーメンバーに入った今の心境はいかがですか
1年生が1人だけで孤独感はありますが、先輩たちが優しくサポートしてくれるので安心して練習できています。自分を16人の中に選んでくれた坪田さんにも結果で応えたいです。

-1年目から関東インカレに出場されました。そのレースを振り返ってみていかがですか
記録や順位が悪く挫折のようなものを感じました。ですが、その経験のおかげで夏に頑張ることができたと思っています。

-その後もコンスタントにレースに出ていましたが、今シーズンここまでを振り返ってみていかがですか
自分の中で結果が出なかったレースが多かったんですけど、世田谷ハーフでいい記録を出すことができて自分に自信がつきました。

-今シーズンに立てていた目標はありましたか
とりあえず16人に入るということを目標にしていました。達成できたので今は10人の中に入ることを目標にしています。

-全日本大学駅伝予選会や出雲駅伝のエントリーメンバーにも入りましたが、その経験で得たものはありましたか
駅伝の知名度の高さや注目度を肌で感じることが出来ました。

-清水選手は上京してきたと思いますが、生活には慣れましたか
結構時間はかかったんですけどだいぶ慣れましたね。

-オフの日は何をして過ごしていらっしゃいますか
温泉でサウナに入ったり、友達と喋ったりしながらご飯食べてますね。

-1年生はどんな雰囲気の学年ですか
自分の中では結構仲が良いと思ってます。個性のある人が多くて楽しいです。

-出身は鳥取県ですが、鳥取県の魅力はどこですか
田んぼが多く車が通らないので、道の真ん中を走っても邪魔にならず、気持ちよく走れるところですかね(笑)。

-高校時代と比べて走りで成長した点はありますか
長い距離が走れるようになったことです。最初の練習では、12kmだけでもきついなと思うことが多かったんですけど、だんだん距離に慣れしてきて、こんな練習できないと高校時代に思っていた練習ができるようになったことが成長したなと感じますね。

-ご自身の走りの持ち味はどこですか
粘り強さです。結構早い段階できつくなってしまうのですが、自分なりに粘って走りきることができます。

-チーム内で尊敬する選手はいらっしゃいますか
内田先輩です。練習でもレースでも絶対に外さないとこや1人でレースを引っ張ってくれるところがやっぱりエースだなと感じます。

-走りたい区間はどこですか
8区です。

-箱根に向けて意気込みをお願いします
チームで総合5位以内を目指しているので、自分も区間5位以内を目指して頑張りたいと思います。

清水郁杜(しみず・いくと)
社会学部1年
2003年9月12日生まれ
出身校:米子松蔭(鳥取県)
自己記録:29分57秒47(10000m)、1時間04分42秒(ハーフマラソン)

直前インタビュー一覧

【第6回】坪田智夫駅伝監督、内田隼太駅伝主将、西沢康平駅伝主務 (12月31日公開)

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