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【ハンド】2023年度関東学生ハンドボール連盟春季リーグ戦 第7戦 対日本大学 特殊なディフェンスに対応しながら戦い続けた 

ハンドボール

2023年5月13日(土)
三郷市総合体育館

一時は法大が一歩先でゲームが進んで”勝ち”が見えてきていた。しかし引き離していた点差をぐんと縮められペースを乱されて終わった前半戦。その空気を引きずり後半戦に突入。だんだんと回復していったものの最後の最後で焦りが加速。

試合結果

トータル試合結果

27
法政大学
15 前半 14 27
日本大学
12 後半 13

 春季リーグ戦結果

日付 対戦校 結果 会場
1 4月15日(土) 中央大学 ●28-33 中大多摩
2    16日(日) 日本体育大学 ⭐︎34-31 中大多摩
3      23日(日) 筑波大学 ●23-37 国士大多摩
4      30日(日) 明治大学 ●29-34 明大和泉
5   5月6日(土) 早稲田大学 ☆30-25 日大八幡山
6       7日(日) 国士舘大学 △27-27 日大八幡山
7     13日(土) 日本大学 三郷市総合体育館
8     21日(日) 東海大学 立教大新座
9     28日(日) 立教大学 国士大多摩

個人得点

  • 竹中柊翔 選手(社会・2) ・・・6点
  • 岩﨑琢未 選手(スポ・3) ・・・5点
  • 西村佳起 選手(経済・3) ・・・4点
  • 渡邊桂也 選手(経済・3) ・・・4点
  • 今松祐也 選手(経済・4) ・・・2点
  • 小柏魁  選手(社会・3) ・・・2点
  • 布田航  選手(経済・4) ・・・1点
  • 早川大翔 選手(スポ・3) ・・・1点
  • 栗田哲太 選手(社会・2) ・・・1点
  • 林優我  選手(経済・2) ・・・1点

戦評

 順位を上げるには今日ここで勝ち進みたい。日大の特殊的なディフェンスに対応し力を発揮できるか、気合を入れてゲームはスタート。最初のオフェンスは法大から。開始すぐ何度か攻めるも得点にはならず、しかし相手のパスミスを逃さず小柏魁(社・3)が得点。すぐに反撃され、またも(前回のように)一進一退の攻防が始まるのかと思いきや次々法大がシュートしていく。今松祐也(経・4)が得点直後7mスローを誘われてしまう。だがここでGK山口隼和(社・4)がしっかりとゴールを防ぎきる。竹中柊翔(社・2)から渡邊桂也(経・3)にパスを回し得点。2人とも良く得点を獲得するチームの要だ。開始から7分、少してこずる場面がありつつもディフェンスは徹底し守り抜き相手のボールを阻止。さらに得点を重ね5点差を引き離した6-1(法大-日大)に。このまま得点を続けたい。そうもいかず途中パスミスを相手に取られ得点を許してしまう。さらには確率が高い渡邊も7mスローを逃す。5点差で士気が上がった法大も油断したか次第に1点差まで縮められる。特殊なディフェンスシステムに加え反撃もされ少し苦しい展開に。ここで空気を変えたのは竹中。相手のパスを遮りゴールを目掛けた。得点とはならなかったが大事な一手となる。そこから栗田哲太(社・2)が1得点、竹中、西村佳起(経・3)も相手のパスをゲットというように法大のゲームを取り戻す。早川大翔(スポ・3)が決めたボールでまたも5点を引き離すことに成功。立て直すまでの時間が短めで法大にとって良いペースに。ここで相手がタイムアウトの札を。この後相手にすぐペースを乱され、挽回したはずの5点差が1点差となり前半戦は終了。日大の流れが強めのまま試合が終了。(法大15-14日大)
後半戦、日大に先手を打たれてしまい同点に。これ以上ペースを崩さないようにと岩﨑琢未(スポ・3)が先頭を切る。西村も連続で3得点と邁進していく。相手の難しいディフェンスに立ち向かいながらも一進一退と差が開かない。ただここまで一度も得点を上回られてはいない。なんとかリードを維持している法大。残り10分、日大もピッチを上げて攻め込んでくる。ここでGK山口が活躍。ゴール枠上絶妙にふわっと来た高めのボールを油断せずに弾く。さらに相手に仕掛けられ法大のディフェンスが崩されていたところで最後にはきっちりゴールを守る。その後も圧倒的なGK力を見せつけ法大の焦りを落ち着けてなんとか2点差を維持。しかし最後の最後まで結果がわからないのがハンドボール。最後の力を振り絞ってきた日大に点差を詰められ同点までこられてしまう(法大26-26日大)。誰もが目を離すことができない。法大の焦りも一気に加速。さらにラスト20秒、ここまで同点で守ってきた壁が壊されてしまう。ここにきて1得点上回られてしまったのだ。一瞬で法大側の空気が凍りつく。そんな中、岩﨑が起死回生のシュート。エースは強い。5秒前タイムアウトをとりそのあとはひたすら守り切りなんとか引き分けで試合は終了。

選手インタビュー

岩﨑琢未 選手(スポ健・3年)

―今日の試合を振り返って
結構5点差や3点差など、リードしている展開が場面的に多かったので良かったとも言えますけど、特に前半はミスが結構目立っていたので、悪かったところも結構多かったのかなと思います。

―今回特に意識したところ
相手のディフェンスが結構高いディフェンスなので、1人1人ボールをもらう前に動くというのを意識して頑張りました。

―序盤の連続得点の要因は
ディフェンスシステムが高いディフェンスだというのは前から分かっていたことで、今週1週間ずっとその練習をやってきたので、それが生かせたのかなと思います。

―後半接戦となってからどのような作戦で試合を行いましたか
ディフェンスシステムが高いディフェンスだというのは前から分かっていたことで、今週1週間ずっとその練習をやってきたので、それが生かせたのかなと思います。

―今後の意気込み
あと2戦なんですけど、どちらか絶対取らないといけないので、どちらも取るつもりなんですけど、少なくともどちらかは取って次につなげていけたらと思います。

早川大翔 選手(スポ健・3年)

−今日の試合を振り返って
自分が出たのはワンポイントだったんですけど、最低限の仕事はできたと思います。

−今回臨むにあたって意識したところや戦略はどのように考えていましたか
やっぱりワンポイントに出るというのが自分に与えられた役目なので、そこで1本もぎ取るというのが自分のやるべきことかなと思います。

−今後の課題はどういったところでしょうか
さっきも言ったんですけど、5人相手がいる時に焦って突っ込んでしまったのが多く、そこで試合の流れが少し変わってしまう場面がありました。そこは1回冷静に落ち着いて、できるようにしたいです。

−今後への意気込み
このリーグ中は同じようなワンポイントの使い方をされると思うので、そこで1点、2点もぎ取っていきたいと思います。

栗田哲太 選手(社会・2年)

−今日の試合を振り返って
今日はアップの時は自分調子はあまりよくないと思っていたんですけどディフェンス面で出ているのですが体しっかり動けてちょっとミスは出てたけど何とか周りとカバーしながらできたので良かったんじゃないかなと思います。

−特殊的なディフェンスに関して
僕は特に指示しているんのですけど相手の真ん中の選手が切り込んでくる選手なので2人で1人を守るっていうのを意識して声かけながら頑張りました。

−前半は1得点差、後半は一進一退でしたがメンタル面は
シーソーゲームの時は焦ってしまうのが法政が多いのですが僕はOF参加しない分冷静に判断してディフェンスでも指示して味方を焦らせないというのを意識して、絶対上に行かせないと思っていつも頑張っています。

−後半の最後のタイムアウトではどのようなお話
同点で最後取られちゃいけないのでとにかくボールを持っている人にしっかりと当たるというのと相手のポストプレーヤーは上手くてガタイもいいのでしっかり1人じゃなくて2人で挟んで守るというのとシュートに対して絶対にあたりに行くというのをしっかり確認していくぞという感じで頑張りました。

−来週の対策は
今週しっかりもういっかい1から話し合ってミーティングをして東海戦なんですけど分析して対策を1からいたからやり直していきたいです。

−残り2戦はどのように戦っていきたいですか
去年入れ替え戦とか言ってしまったので今年は最後の2戦では勝ってしっかり高い順位をキープして勝っていきたいと思います!


法大は春リーグ6位以上を目標に戦っている。そのため今試合の勝ちを逃してしまった結果は非常に苦しいこととなった。ただラスト数秒前まで決して諦めずに勝ちを渡さないところは法大らしく選手達の執念を感じられた。残り2戦は入れ替え戦も関わってくる試合。今試合含め春リーグを通してきて得たものを活かし輝いて欲しい。

(取材・記事 岩瀬智悟・松岡茉満子)

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