【バレー】 全日本インカレ 1回戦 対大産大 関東4位の意地を見せつけ初戦突破!!
第67回全日本バレーボール大学男子選手権大会
2014年12月2日(火)
大阪市中央体育館
第67回全日本バレーボール大学男子選手権大会がついに開幕した。初戦の相手は地元の大産大。法大はサーブを起点にリズムをつくり、見事ストレートで大産大を下し初戦突破を果たした。
試合結果
トータル試合結果
3 法政大学 |
25 | 1セット | 19 | 0 大阪産業大学 |
---|---|---|---|---|
25 | 2セット | 22 | ||
25 | 3セット | 22 | ||
4セット | ||||
5セット |
スターティングメンバー
選手名 | 学部/学年 | ポジション |
---|---|---|
#12 長谷川 優太 | 法3 | S |
#4 鈴木 克 | 法4 | WS |
#11 田中 尚 | 法3 | MB |
#7 木村 築 | デ工4 | OP |
#5 久保田 雅人 | 営4 | WS |
#1 村上 竜也 | 営4 | MB |
#27 小林 慎平 | 営1 | L |
WS…ウイングスパイカー OP…オポジット MB…ミドルブロッカー S…セッター L…リベロ
途中出場選手
選手名 | 学部/学年 |
---|---|
藤本幸運 | 営2 |
池田隼平 | 営4 |
戦評
第1セット。序盤は初戦ということもあってか選手たちには固さが見られ、差をつけることができずサイドアウトを繰り返す。どうにか試合を動かしたい法大はリリーフサーバーとして藤本幸運(営2)を投入。すると藤本が期待に応える。強力なサーブで相手のレセプションを崩すと、今季磨きをかけてきた粘りでボールをつなぎ連続得点を奪う。藤本自身もサービスエースを獲得するなど、活躍が光り第1セットを先取する。
このままいきたい第2セット。前のセットの勢いそのままに得点を重ねると、リードを保ったまま終盤に。一気に決めたい法大であったが、相手にワンタッチを取られるなど、なかなかスパイクを決めることができない。対する大産大は両サイドが躍動し、徐々に差を縮めてくる。しかし、ここで慌てないのが今の法大。一時は追いつかれるも相手の隙を見逃さず、このセットも奪い2セットを連取する。
第3セット。2セットを連取したことで気持ちに余裕ができたのか、序盤からリードをキープしたまま試合を進める。秋季リーグ戦後に強化を続けてきたサーブが効果を発揮したことで、このセットをものにしストレートで勝利を収めた。
今回の試合では強力なサイド陣を擁する大産大に対し、法大はサーブでレセプションを崩し完全にクイックを封じこめ、2枚ブロックでサイド攻撃を対処することによって、サイドプレイヤーの決定率を下げ安定した試合運びを可能にした。そして4年生の活躍も見逃せない。特に今回は既にV・チャレンジリーグでプレーしている村上竜也(営4)と久保田雅人(営4)は必見であった。村上は「体が良く動いている」とキレとスピードが増し、久保田はパイプ攻撃を仕掛けるなどここにきてさらに攻撃の幅を広げている。
次なる相手は関東2部1位の大東大。関東2部とはいえど、今秋の入替戦では全日本代表の選出経験のある柳田将洋が率いる慶大に対し、フルセットの激戦を演じるなど油断はできない。明日は2・3回戦が行われるため、体力面でのコントロールが重要なファクターとなるに違いない。いざ、頂点へ。今回の勝利はまだその道の一歩にすぎない。(南高節)
コメント
村上竜也 主将
―今の試合を振り返って
最後の大会で初戦ということもあって、みんな入りが固くてミスをしてしまう場面もあったんですけど、中盤よく我慢して良いリズムができたので初戦としては良い入り方だったのかなと思います。
―大産大はサイド主体でしたが
インカレの2週間前にビデオを見て、Aキャッチが返らなかったらクイックはないというのは分かっていたので、ブロックは2枚付くようにしていました。
―実際相手のサイド陣はいかがでしたか
両エースはすごく高くパワーがあったんですけど、その分一つだけしめていけばワンタッチを取れたのでブロックを意識して跳んでたのが良かったです。
―各セット、サーブでリズムをつくっていましたが
秋リーグが終わってからサーブが弱いというのとブロックとレシーブの関係があんまりできていなかったので、みんなで見直してしっかり練習していこうと言っていたので、それができて良かったです。
―前回取材(2週間前)させていただいてからの調整は
ずっとゲームをやってAチームのコンビであったり確認事をやってきたので、(チームが)まとまってこの大会に臨めたかなと。
―ご自身はVチャレンジリークでプレーしたりと体力的にハードな日程になっていますが
体はキツくて疲労もたまってるんですけど、その分自分のジャンプ力であったり体が良く動いているので、疲れがたまっているというよりも体が動く方が助かっているのでチャレンジリークでやっていて良かったなと思いますね。
―最後に明日に向けて意気込みを
明日は恐らく大東文化大学とあたると思うので、大東は2部で1位になって慶応ともフルセットで戦っているんですが自分たちのバレーをしっかりやれば勝てると思うので、入りの方を意識して明日に臨めたらなと思います。
フォトギャラリー
- 絶好調の久保田
- 3枚ブロック(左から木村、村上、久保田)
- 木村はインカレでも実力を発揮できるか
- 藤本のサーブが流れを引き寄せた
- 鎮西コンビ(左:池田、右:村上)
- 機動力を生かす鈴木
- ゲームメイクをする長谷川
- 盛り上がるベンチ