【硬式野球】新幹部インタビュー

硬式野球

【硬式野球】新幹部インタビュー 

2017年12月10日(日)
法政大学野球部合宿所

10季連続で優勝を逃した法大野球部。「来季こそ優勝」という言葉は今年で最後にするべく幹部選手に選ばれた6人は下級生の頃から試合に出て経験を積んだ精鋭たちだ。主将に選ばれたのは付属校である法政二高出身で打撃力のある向山基生(営3)。副将は川口凌(人3)、中村浩人(営3)、中山翔太(人3)と3人体制になり、サポートは強固だ。投手責任者には昨春最優秀防御率の菅野秀哉(キャ3)、外野手責任者にはけがを乗り越え復帰を果たした大西千洋(営3)が就任。すでに来季の優勝に燃える幹部選手たちに幹部としての意気込みを語っていただいた。

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本年度幹部に就任した6選手(前列左から中村浩、向山、川口、後列左から中山、菅野、大西千)

 2018年度幹部

主 将 向山基生(営3=法政二)
主 務 前村卓伸(法3=法政二)
副将兼内野手責任者 川口凌(人3=横浜)
副将兼捕手責任者 中村浩人(営3=多良木)
副 将 中山翔太(人3=履正社)
投手責任者 菅野秀哉(キャ3=小高工)
外野手責任者 大西千洋(営3=阪南大)
学生コーチ 伊藤寛泰(キャ3=法政二)
伊原東吾(経2=法政)
内田郁也(営2=法政二)
中村駿(キャ2=西武台千葉)

 

幹部インタビュー

向山基生 主将

ーキャプテンに就任した経緯を教えてください 
監督が判断したことなのでなぜなのかとかは深くは考えていないですけど、一応若い時から試合でも経験を積ませてもらったので、そういう部分で試合でチームを引っ張ってもらいらいという監督の意図だと思います。

ー主将になって今の気持ちは
今はまだ冬の期間ですけど、春やってやるぞという気持ちしかないです。

ー新人戦などでは川口(凌、人3)選手が主将を務めていましたが、今回ご自身が主将に選ばれたことについて
正直副将になると思っていたんですけど。色々新チーム始まる前に、川口と自分と何人かで主将を回したりしていたので、いつでも(主将に)なったらやってやろうと思っていました。

ー法政二高出身の主将は1989年以来となります
最近は二高から(法大で)試合に出たりするのも難しいみたいなので、自分が何とか活躍して他に今いる二高の選手にも期待を与えられるような選手になりたいと思います。

ー法政二高OBの方などから期待のお声がけなどは 
そうですね。二高の会食など色々行かせていただいて、年配の方々とお話させていただくことも多く、応援していただいてるのですごくモチベーションになります。

ー 昨年度主将を務められた森(龍馬、キャ4)選手からは
森さんからも「お前たちの代は優勝してくれ。優勝できるぞ」という強い言葉をもらったので、森さんが去年1年間で革新してきたことをそのまま維持しながら、森さんのためにも良い結果を報告できればいいなと思います。

ー森選手から学んだことはありますか 
あの人は人間的にも私生活、野球グラウンド内でも全てにおいてきっちりされている方だったので、グラウンドの中では自分も森さんのようにみんなを引っ張っていけるようになれればいいと思います。

ー本年度は副将3人ですがなぜでしょうか
監督の中でセンターラインをしっかり決めたいということだったので。川口(人3)と中山(人3)は最初から副将が決まっていて、そこで扇の要として1人副将を置こうということで中村(浩人、営3)を置きました。

ー3人の副将に期待することは
なかなか自分一人でチームをまとめようとするのは難しいことだと思うので、彼ら3人の力は必要だと思うので、主将同様チームを引っ張っていってほしいなと思います。

ー前村(卓伸、法3)マネージャーも同じ法政二高出身ですがどう連携していきたい
自分たちは結構仲良くて色々話す機会もあるので、自分はグラウンド面を担当というかまとめる立場になりますけど、それ以外の部分は前村が支えてくれると思うので、お互いでいいチームにしていきたいと思います。
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ーオフにチームで取り組んでいることはありますか 
先月までは特に走塁やバントなどそういう野球の細かい部分を徹底的に練習しました。

ー秋にバントの失敗が目立ったからでしょうか
そうですね。秋のバント失敗や走塁の意欲も少なかったので。今年のチームは足もあるチームですし、そういう機動力も使って点を取りにいきたいなと思いこの期間は結構練習しました。

ー向山選手ご自身はどのような練習をされていますか
自分も全体と同じで走塁、盗塁には意欲高くやっていますし、バッティング練習も来年の春成功するために1個1個取り組んでいますし。あと、外野の送球は他の大学の選手に負けないように頑張っています。

ー先週は日本代表選考合宿にも参加されたということですが
もちろんいい選手はたくさんいましたけど、その中で自分が劣っているとは思わなかったですし、春のリーグ戦後に次のメンバーが決まると思うんですけど、春のシーズン活躍してチームとしても個人としても活躍して選ばれたいと思います。

ーいい守備を見せたとの記事もありました
紅白戦でランナー一塁でセンター前に打球が来たときに一塁ランナーが三塁に向かったのでそれを刺したということです。

ー幹部としての目標は
優勝できれば。優勝するために色々試合で経験積ませてもらったメンバーが幹部になったので、演習中も試合中もチームを引っ張るということを目標にやっていきたいと思います。

ー法政二高でも主将をされていましたが、大学で生きていることは 
やはり二高でチームの先頭に立ってやるという仕事はいい経験させてもらったので、色々な面で大学の主将にも生きてきていると思います。

ー「圧倒的な実力で勝てるチーム、愛されるチーム」を作りたいということでしたがそのために取り組みたいことは
「圧倒的な力」という面では、この冬を中心に(取り組みたい)。特に技術的なことですね。やはり圧倒的な力で勝つために野球以外の精神的な面や、走塁とか打撃とか相手が手が出ないくらいにこの冬たくさん練習しようと思っています。愛されるチームというのは、グラウンド以外の場所でも一般のお客様とかと接触することも多いと思うので、そういうことの対応とか寮周りのきれいさとかそういうところからしていきたいですね。

ー新4年生で特に期待する選手や期待することはありますか
やはり中山と菅野ですかね。エースと4番なので。チームの主軸としてフル稼働してほしいです。

ー主将としての理想像はありますか
やはり勝てるチームが一番いいチームだと思うので、何とか勝てるキャプテンになりたいです。

ー改めて昨年度を振り返って 
春は何もチームの役に立てなかったので、秋少しチームの役に立てた感じはありますけど、そんなに特別いい結果ではなかったですし、まだ自分の本来の姿を出せていないなと思うので、春はしっかり状態を上げてもっと実力つけてもっといい成績が個人としても残せるように頑張りたいと思います。

ー向山選手の考える本来の姿とは
調子が良ければもっと結果が出るか、というところは分からないんですけど、秋はあんまり打撃もそんなに内容が良くなくて最初の方は状態が上がらなかったりしたので、春はリーグ戦の最初からいい状態で迎えられるように調整していきたいと思います。

ー優勝に懸ける想いをお願いします 
今年は優勝するつもりしかないです。

ー最後にファンの皆様へメッセージをお願いします 
5年連続で優勝できていないんですけど、今年度は本当に自分も自信がありますし、死に物狂いでやるので応援よろしくお願いします。

(取材:中西陽香)
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向山基生(むこやま・もとき)
経営学部3年 1996年7月5日生まれ
東京都出身・法政二
184㎝80㎏ 右投右打
昨年度成績:14試合 64打席 55打数 18安打 0本塁打 5打点 5四死球 13三振 打率.327
幹部としての抱負『圧倒的な力で優勝』

 川口凌 副将兼内野手責任者

ー副将になった経緯は
何かしらのポジションでは幹部をやると思っていたので心の準備はできていたというか。どこかしらでやるからにはチームを引っ張っていく気持ちはもうできていました。

ー監督からはどんなお話がありましたか
前々からチームを引っ張っていかなきゃいけない立場だからその準備と周りへの気配りはしっかりしとけよということは話をしていただいていました。

ー昨年の新人戦で主将を務めていましたが、その頃から下級生中心に引っ張っていたのですか
そうですね、そういうポジションだったので引っ張ってました。

ー副将として意識していることは
向山にはあまり厳しいことを言わせたくないので僕たち副将が厳しいことを言って、いざというときに向山にそういう思いというか大切な一言を言ってもらいたいので普段では僕たちが厳しく言えるようにとは意識しています。

ー今年度は副将が3人いますが役割は異なるのですか
役割とかは特にないですけど、チームを引っ張っていかないといけないメンバーだと思うので、一人一人が強い気持ちを持っていればプレーであったり行動で示せると思います。

ー幹部全体で話し合ったりはしましたか
先々週くらいに幹部の人たちとみんなで飲みに行って話をしました。

ーどのような話をされましたか
最初はふざけていたんですけど(笑)、酒が入るとみんなもチームに対しての本音が出たり。そういう部分ではいい機会だったのかなと思います。

ー向山主将はどんな主将ですか
まだ主将になったばかりで初々しい感じはしますけど、いざとなったらやってくれる男だと思うので、なんとかサポートして優勝できるように頑張っていきたいと思います。

ーチームとして秋季リーグを振り返って
優勝目指してやってきたのでAクラスに入っているとはいえ、やっぱり2位も6位も優勝できないことには変わらないので優勝できなくて悔しいという気持ちが一番あります。

ーどのような課題が見つかりましたか
走攻守全部の部分で足りていないから優勝できないのであって、もう一回この秋冬に全部レベルアップしていけたらなと思います。

ー逆によかった点はありますか
龍馬(森)さんとか雄二(清水、法4)さんとか俵積田(健人、人4)さんとか昨年の幹部の方々が残していってくれたチームの雰囲気というか。幹部としての立ち振る舞いであったり4年生の意地であったりという部分は僕たちが見習って、「こういう先輩にならないといけないし、これを超えないと優勝できないな」と思ったので、そういう部分ではいい部分が見えたというか。こうならないといけないという目標は見つかったのでよかったと思います。
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ー川口選手個人としては
ここ何シーズンか不甲斐ないシーズンが続いているのでこの秋は頑張ろうと思ったんですけど、エラーもしてしまったし打率もそんな残せなかったので悔しいシーズンでした。

ー新チームの雰囲気は
2週間前くらいにチーム全員で集まって、「練習の雰囲気から気を引き締めて厳しい雰囲気でやっていこうね」という話をみんなでしたので、それ以降は厳しい姿勢で声をかけあってできているのでいいのかなと思います。

ー今はどのような練習をしていますか
先週までは実戦形式というか、試合形式みたいな練習をやっていたんですけど、本格的にオフ明けからは基礎練習というか地道なきつい練習をやっています。

ーチームとして掲げている目標は
優勝するために、というのが最終的なゴールなので、優勝するためにはこうしなきゃいけないよねというチームの共通意識を持って今やっている最中です。

ー川口選手が来季に向けて重点的に取り組みたいことは
やっぱり打つことじゃないですかね。3割は絶対超して、打点も10くらい打てれば。絶対中山とかほかの主軸の選手も打っていると思うので、いかに僕たち主軸のバッター以外の選手が打てるかだと思います。

ー打つとは具体的にどのような取り組みですか
僕みたいな選手はホームランじゃなくて打率をしっかり残してミートをしっかりできるようなバッターにならなきゃいけないと思うので、ミート率であったり状況に応じたバッティングというか、進塁打を打ってほしい場面でしっかり打てたり犠牲フライを打てたりという選手になりたいなと思います。

ー来季以降のキーマンとなる選手は
僕たち4年生だと思います。

ー優勝に向けて今のチームにとって必要なことは
この冬は一人一人がしっかりレベルアップして、実戦が始まったらチーム力を上げたりチームで合わせていくことがあると思うので、とにかく今は個人のレベルアップだと思います。

ー最後に法大を応援してくださる方々へ一言お願いします
僕たちが入学してまだ1回も優勝を経験したことがないので、何としてもスタンドをオレンジいっぱいにしてもらって、最後は優勝決定戦で優勝できたらいいなと思います。

(取材:渡辺詩織)
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川口凌(かわぐち・りょう)
人間環境学部3年 1996年10月10日生まれ
東京都出身・横浜
168㎝68㎏ 右投左打
昨年度成績:25試合 90打席 78打数 21安打 0本塁打 8打点 1四死球 2三振 打率.269
幹部としての抱負『向山をサポートしつつ言いたいことを言って強いチーム、優勝するチームにする!』

中村浩人 副将兼捕手責任者

ー今日の練習メニューを教えてください
今日は、今週1週間が守備の練習ということがメインだったので、捕手や、内野、外野にそれぞれ分かれて基本動作の反復練習をやりました。

ーでは、副将に就任された率直な感想を聞かせてください
自分が正直なるとは思ってなかったので、監督から言われたときはビックリしたのが本音です。でも、ラストシーズンでそういう役職を任せられたのでチームの先頭に立って頑張っていこうかなと思いました。

ー副将に就任した経緯はありますか
本当に突然言われた感じです。

ー昨秋のリーグ戦を振り返っていただきたいのですが、中村選手にとってどのようなリーグ戦でしたか
開幕スタメンとして使っていただいて、初戦の明治に連敗してしまったことが秋の流れの悪さを表していると思うので、初戦勝てなかったということが一番悔しいですね。

ー11試合に出場して打率.280という成績をどのように評価していますか
自分はそんな打撃は期待されていないと思うんですけど、後半戦である程度打てたんですが、重要な場面でバントミスとか多かったのでそこが反省材料かなと思います。

ー印象に残っている試合はありますか
最終戦の立教戦です。

ー理由はありますか
1―0で勝てたというのは自分にとって大きいかなと思います。

ー理想の副将像は考えていますか
仲が良いだけではだめだと思うので、上にたっている自分たちだからこそ言える厳しい言葉をうまく言えたらいいと思います。

ー本年度主将となる向山選手をどのように支えていきたいと考えていますか
向山は責任感がある男だと思うので、それをサポートしていくのはもちろんなんですけど、自分も試合に出てプレーであいつを支えていけたらいいと思います。

ー捕手のレギュラー争いもし烈ですが、そのなかで捕手責任者としてどのように捕手陣をまとめていきたいと考えていますか
投手に信頼されることが一番だと思うので、誰が出ても「法政の捕手が一番」と思われるようにやっていくのもそうですし、本音は自分が全試合スタメンフルイニングで出たいというのはあります。

ー最上級生になるにあたって、今までの3年間と生活面、普段の練習で変えていきたいことはありますか
自分たちが言葉にして言うので、今まで以上に自分たちの姿が見られていると思います。一つ一つの行動に責任があるので、後輩のお手本になれればいいなと思います。

ー最上級生になると、捕手として同期や後輩の投手のみを引っ張っていくことになると思います。先輩の投手陣を引っ張っていくときと異なることはありますか
後輩が投げると自分に気を使うことももしかしたらあると思いますが、試合中気を使われたらそいつの力が出せないです。実際試合に出たら、先輩後輩関係ないので投げやすい雰囲気づくりも大事ですが、優しいだけが捕手ではないので、厳しいことも言うと思いますし、それにめげずについてきてほしいなと思います。

ー捕手陣だけでなく投手陣も引っ張っていかないといけないと思いますが、投手陣はどのように引っ張っていきたいですか
真木(将樹)コーチや、投手責任者の菅野(秀哉、キャ3)と話して「バッテリーはこういうところがダメだよな」というような意見を交換しながら、試行錯誤していくことが大事だと思います。やっぱり、自分と菅野は若いころから使っていただいてるので、そういう経験も含めて今まであまりリーグ戦に出てない投手たちに安心して投げられるような環境を作っていければなと思います。
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ー期待している投手はいますか
全員に期待していますが、鈴木昭汰(キャ1)や内沢(航大、キャ2)ですね。二人は主力として投げないといけないと思うからです。

ー現在の法政捕手陣の課題や伸ばしていきたいところは
やっぱりチーム防御率が4点台なので、失点を防ぐためにも暴投の数を減らすことや、盗塁阻止率を上げれば自ずと失点数も減ってくると思うので、捕手しかできないことを正確にというか「暴投0」にするくらいの気持ちでやれればと思います。

ー今年の副将の先輩方から言われたアドバイスはありましたか
いや、特には。「頑張れよ」と言われたんですけど、その「頑張れよ」という一言に色んな思いが、優勝してないので優勝してくれよという思いが詰まっているのかなと思います。

ー副将として注意していきたいことはありますか
チームが一つの方向に向かっていくのはもちろんですが、絶対にチームにとって悪い状況はあると思うので、そういうときにいかに自分たち幹部がチームを持ちこたえさせてさらにいい方向に伸ばしていければ、自ずと1位になると思います。

ーこの冬に重点的にやっている練習はありますか
自分は打撃というのは常に課題なので今は打撃を一番にやっているんですけど、捕手として暴投を減らすためにストップの練習、盗塁阻止率を上げるためのスローイングも練習を行ってます。

ーこれから、投手陣をリードしてくうえで気を付けることはありますか
それぞれの投手には特徴、長所があるのでその長所をいかに引き出すかというのと、人間なので絶対調子悪い日はあると思うので、調子悪い日にいかに最少失点で抑えられるかをテーマにしながらやっていきたいと思います。

ー後輩の捕手陣で期待している選手はいますか
1個下の学年の捕手は4人いるんですけど、1個下の捕手全員良いものがあるので、自分らしさをもっと出していってほしいなという思いがあります。

ーライバルとする捕手はいますか
慶大の郡司(裕也)君と立大の藤野(隼大)君は打撃も良いですし、捕手としてもいいものを持ってるのですごいなと見てて思います。でも年下なので、絶対に負けたくないなと思います。

ー優勝するために中村選手が一番重要だと思うことは 
個の力も重要ですがその力は一つにならないと意味がないと思うので、皆絶対活躍したいと思うんですけど、勝つために自分を犠牲に出来るくらいの気持ちや自己犠牲をしなければならない日もあると思います。チームが勝つことを第一に考えていくと良いチームになると思いますし、ここぞという場面で絶対勝てると思います。チームの和を大事にしたいです。

ー中村選手は下級生のころから試合に出場しています。その経験は今活きていると感じますか
そうですね。下級生のころから試合に出させてもらって、苦い経験をさせてもらったり。まぁ、苦い経験の方が多いですけど、そういう経験があったからこそ、優勝できたと思えるようにしたいので、苦い経験を忘れずにますは来春に繋げていきたいと思います。 

ー来春のリーグ戦の個人目標は
個人としてはずっとベストナインを取りたいと思っていて、捕手がベストナイン取ったら優勝絶対できると思います。チームは5年間優勝から遠ざかっているので、絶対優勝して、日本一になることです。

ー最後に、ファンに一言お願いします
5年間優勝できてないことが現実ですが、ずっと応援してくださるファンの皆様もいるので、そのファンの皆さんのためにもリーグ戦で絶対優勝して神宮をオレンジで染めたいです。

(取材:藤原陸人)
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中村浩人(なかむら・ひろと)
経営学部3年 1997年1月6日生まれ
熊本県出身・多良木
177㎝73㎏ 右投右打
昨年度の成績:16試合 39打席 32打数 10安打 0本塁打 0打点 5四死球 6三振 打率.313
幹部としての抱負『バッテリーの力で優勝!』

中山翔太 副将

ー来季から副将となるわけですが、就任した率直なお気持ちを教えて下さい
めっちゃ頑張ろうと思いました。

ー副将に選ばれた経緯と任命された時の気持ちはいかがでしたか
経緯とかはあんまりないんですけど、監督から伝えられました。試合の時のガッツがあるからかなと自分では思いました。

ー昨季は後半で巻き返し3位となりましたがチームの良かった点と反省すべき点を教えてください
良かった点は気負いすぎなかったことですね、みんな自分の力を出せたと思います。反省点としてはちょっとピンチになった時に対応しきれないところがあったので良くなかったと思います。

ー昨年度主将を務めた森選手はどんな選手でしたか
森さんは背中で引っ張っていくようなタイプのキャプテンでみんなの見本になるような人でした。

ー主将となる向山選手はどんな方ですか
切り替えがしっかりしていて、やる時は人一倍頑張っているという印象です。
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ー向山選手をどのように支えたいですか
自分は野球の詳しい技術的なことというよりも気持ちの面で支えていけたらなと思います。

ー同じ副将の中村選手、川口選手とはどのように仕事をしていこうと思っていますか
2人はすごく賢いので、プレーの事とかで引っ張っていってくれると思います。僕は性格が明るいんで本当に技術的な部分というよりは、精神的な部分でみんなを引っ張っていいきたいです。その点では副将の3人は良いバランスがとれていると思います。

ー昨季リーグを終えてご自身のプレーに改善点と今はどのような練習をされていますか
守備や打撃を含めた全部ですね。リーグ戦が終わってからはフライを打つ練習をしています。ホームラン打つことを見据えて飛距離を伸ばす練習を取り入れました。

ー昨季は本塁打数リーグ5位という結果でした。パワーや筋力といった面で後輩達にどんなことを教えたいですか
後輩達が筋トレを真似するようなことはないんですけど、練習の合間の栄養補給剤とかは真似する人が増えてきました。だからそういった食事面でアドバイスはしています。

ー同期の3年生をみて幹部としてどんな意識を持っていきたいですか
みんな実力はあるので、チームの雰囲気を大事にしたいと思います。

ー大学野球もラストイヤーとなり、プロ入りも意識する年となりますがご自身としてはどのように考えていますか
とりあえず来季はたくさん活躍したいです。プロ入りも意識しますけど、ゆくゆくはメジャーも目指しているので頑張ります。

ー来季に向けての抱負とファンの方へのメッセージをお願いします
完全優勝したいです。たくさん活躍して優勝目指すので応援よろしくお願いします。

(取材:梅原早紀)
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中山翔太(なかやま・しょうた)
人間環境学部3年 1996年9月22日生まれ
大阪府出身・履正社
186㎝90㎏ 右投右打
昨年度の成績:26試合 116打席 102打数 31安打 4本塁打 18打点 12四死球 21三振 打率.304
幹部としての抱負『優勝』

 菅野秀哉 投手責任者

ー投手責任者に就任されて今の気持ちをお願いします 
最近は勝てていないので、ピッチャー陣をしっかりまとめていってピッチャー陣全員で成長して春のリーグ戦に向かっていければいいなと思います。

ー就任の経緯などは 
リーグ戦で投げてるからだと思います。

ーご自身が任されると思っていましたか 
リーグ戦投げていて、1戦目も任せてもらっていたのでそこは自分がやるのではないかなとは思っていました。

ーチームではエースであり投手責任者と重圧もかかると思います
そこはあまり深く考えずに自分らしい投球ができればいいかなと思います。

ー自分らしい投球として目指したいとことは
1戦目でしっかり試合を作って、2戦目のピッチャーが楽に投げられるような投球をしていければ2戦目のピッチャーも楽になれると思うので、そういうピッチングをしたいなと思います。

ー投手責任者として昨秋を振り返ってください 
自分も負けることはあったんですけど、やはり2戦目のピッチャーが課題になってくると思うので、ピッチャー陣の底上げというのが重要になってくると思います。

ー底上げのために責任者として取り組みたいことは
今は責任者として自分が(真木将樹)コーチに教わったことの中でいいところは他のピッチャーに教えていっているところですね。 

ー先日日本代表選考合宿に参加されたとのことですが
六大学、東都と本当にレベルの高い選手が多くて。地方の選手でもすごい選手はいたので、その代表クラスのバッターを抑えるのは大変だなという風には思いましたね。

ー現時点でプロの世界はどう考えていますか 
オープン戦とかでもプロとやる機会は多くて、本当に身体が大きくて、三振なども全然取れなくて。そういう高いレベルで野球をやりたいなとは思うんですけど、とりあえずはあと1年しっかり(大学で)結果を残していければいいなと思います。
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ー結果を残していくためにもオフの練習は重要だと思いますが、今は何をされていますか 
今は 今はフォームを少し変えていて、9回を投げ切るための投げ方というのがあると思うので、そこを改善しています。

ー具体的に投げ切るためにどう変えていますか 
今までは上半身に頼りすぎて後半球が高くなったり、打たれピンチになったりするケースが多かったので、下半身から連動させて投げるということをやっています。

ー投手陣としてはどのような練習をしていますか 
今は追い込む時期なので、ランニングでしっかり追い込んで、ウエイトなどもして、ピッチャー陣が鍵になってくるとは思うので、ピッチャー陣全員が自覚をもって練習をしています。

ー昨年度責任者の熊谷(拓也、キャ4)選手から学んだことは
熊谷さんは本当にストイックなので。トレーニングするにもランニングするにも。今自分はあんまり練習が熊谷さんのようにはできていないので、よりストイックにしていければいいなと思います。

ー幹部としての目標は 
法政としてあと1年しかないですけど、優勝したいなというのはラスト1年になって本当に思うようになりました。

ー優勝を知らない世代として優勝とは
他大学のパレードを見てああいうパレードをやってみたいなというのは思いますし。(優勝がどういうものかは)まだ優勝してないので分からないんですけど。

ー向山選手はどのような主将ですか
向山はチームを変えるために「今までなんで優勝できなかったのか」というのを考えて今チームをガラッと変えていて、先頭に立ってチームを引っ張っていってくれているので頼もしい主将だなと思います。

ー他の幹部のみなさんなどとは話し合ったりされていますか
一回「どういうチームにしようか」というのは飲み会っぽい感じでミーティングを行ったんですけど、みんないろんな考えがあって。それを向山がまとめてくれて、いいチームに徐々になってきているのではないかなと思います。

ー具体的に話し合われたこととは
練習が今まではそこまでぴりついた感じではなかったんですけど、(話し合いを経て)今は本当に緊張感のある練習をしています。

ー真木コーチと話されたことはありますか 
練習に関しては「この冬が春秋につながるから、しんどい練習だけど歯を食いしばってやれば春必ず結果につながってくる」という話はしました。

ー来年入学してくる新入生投手は今から注目が集まりますが菅野選手から見てどうでしょうか 
日本代表のピッチャーも来るし、八戸工大一の内沢(航大、キャ2)の後輩も来るので、一回球自体も見たので、本当にいい球投げるので、春は期待したいなと思っています。

ー後輩で期待するピッチャーは
内沢や、高氏(祥太、文2)も結構リーグ戦投げてるので、そこらへんがしっかり成長して投げてくれれば、リーグ戦は勝てるのではないかなと思います。

ー第2先発は内沢選手が有力ですか
今の時点では本当に分からないので、この冬終わって春のオープン戦で決まっていくと思います。 

ー菅野選手から見て伸びてきそうな選手は
高氏とか結構練習したりしてます。あと、高田(孝一、法1)とかも練習してますから、そこと、あとは来年の1年生にも期待したいと思います。

ーオフの目標は
この冬しんどいんですけど、自分のためにしっかり練習していければいいなと思います。

ー最後にファンの皆さまへメッセージをお願いします
この冬しっかり練習をして、春は「ピッチャー陣で勝てた」というリーグ戦にしたいと思っているので、期待していて下さい。

(取材:中西陽香)
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菅野秀哉(かんの・しゅうや)
キャリアデザイン学部3年 1996年7月8日生まれ
福島県出身・小高工
183㎝73㎏ 右投右打
昨年度成績:17試合 100回2/3 被安打85 与四死球31 自責28 防御率2.50 8勝3敗
幹部としての抱負『優勝します』  

大西千洋 外野手責任者

ー外野責任者に就任した率直な感想は
やるからにはしっかり、外野手のレベルが上がるようにやっていきたいと思います。

ー外野手責任者に就任した経緯は
経緯はあんまり分からないです。主将、副主将が先に決まって、(その後の)ミーティングで「外野手責任者と投手責任者決まったんで、発表します」みたいな感じでした。

ー急に決まった感じですか
監督からの話とかはなくて急に決まりましたね。

ー昨秋のリーグ戦を振り返って
(相手に)1ヒットでホームに還られることもありましたし。あと浩人が、(ランナーに)タッチにいってケガしたのも、外野手がしっかり投げきれれば、また変わってきたのかなというのもありましたし、点数に関わる大事な場面が外野にはあるので、そういうプレーは普段の練習からもっと意識高く持ってプレーしていかなければならないなと感じます。

ー大西選手は代走や1塁ランナーコーチ等を務められました。春のケガを乗り越えて秋に出場できた喜びはありましたか
そうですね。悔しい思いをしたので、とりあえずはグラウンドに戻れたということが良かったと思います。でも、代走とか守備固めだけじゃなくて来年はスタメンでチームをしっかり引っ張っていけるような存在になりたいので、まだまだという感じです。

ーケガの影響は
今は問題なく練習に入れてますし、オープン戦も出してもらったりしているので大丈夫です。

ー来年は最上級生となりますが、今までの野球生活を変えていきたいことはありますか
やはり一番上がしっかりしないと、後輩たちがついてこないと思うので、今まで以上に気を張って練習とかしていきたいです。

ーどのような外野手責任者になって、外野陣を引っ張っていきたいか
しっかりと気になったことは言おうとは思うんですけど、そんなに口で言うのは上手いほうではないので、まずは自分がしっかりプレーで見せれるようにやっていきたいです。

ー外野手もレギュラー争いがし烈になっていると思いますが、どのようにレギュラーを勝ち取っていきたいと考えてますか
自分の一番のアピールポイントは「脚」なので、それを活かして塁に出て盗塁して、3、4番に還してもらうのが自分の役目なので、脚を活かしてやっていきたいです。

ー現在の外野陣の課題や伸ばしてきたいことは
それは個々で違うと思うので、一人一人が自分の弱いところと真剣に見つめあって、克服していくことが大切だと思います。

ー現在、大西選手が重視されている練習はありますか
打撃、いやどうやろ。もう、全部です‼もうやらないといけないので。残り1年ですし。もう、全部です‼ 

ー外野陣で伸ばしていきたいことは
全体としては「送球の精度」を上げていきたいですね。

ー「送球の精度」というのは具体的には制球や、肩の強さでしょうか
「強く、速く、正確に」ですね」。

ー期待している外野手の後輩は
毛利(元哉、法2)ですかね。部屋も一緒ですし、打撃もいいですし。守備はそんなに良くないですけど(笑)。 でも、水野から打った本塁打とかは印象に残ってます。

ー毛利選手と左中、右中間を一緒に組みたいという思いもあるのですか 
それはあんまないです…(笑)。 でも、去年自分がケガしたときに、向山もケガしていて試合に出れなかったときに、「また、一緒にグラウンド立ちたいな」と言ってたので、向山と一緒に試合に出たいです。

ーその向山選手が主将に任命されましたが、普段の向山選手はどのような方ですか
学部とかも一緒で、仲良くしてるんですけど、普段の印象はめっちゃ面白いです。でも最近はグラウンドで人が変わるというか、しっかりキャプテンとしてキャプテンやっているなって思います。 

ー大西選手は来年「ドラフト」ということも意識されると思いますが、現在プロ志望は考えておりますか
そうですね。やはりやるからにはプロを目指したいので。

ーそうなると、来年の成績も重要になってくると思いますが、来春の目標を教えてください
自分の成績もそうですし、優勝もしたいので。自分が活躍して優勝できればと思います。

ー具体的に目標とする成績は
「盗塁王」!盗塁王になるためには、その分、出塁しないといけない思いますし、それを目指すことによって打率とかも上がってくると思うので。

ー最後に、法大ファンに一言お願いします
本当に1年生のころからずっと応援してもらっているので、ラストイヤーにかける思いはとても強いので。毎年言ってるんですけど、来年こそは絶対優勝したいなと思います‼

(取材:藤原陸人)
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大西千洋(おおにし・ちひろ)
経営学部3年 1996年6月12日生まれ
大阪府出身・阪南大
181㎝74㎏ 右投左打
昨年度成績:11試合 31打席 26打数 8安打 1本塁打 4打点 3四死球 5三振 打率.308
幹部としての抱負『最強の外野陣になります。』

フォトギャラリー

  • minnnae R集合写真では楽しい一面も見せてくれた幹部選手たちの来季の働きに期待だ
 

 

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