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【ラグビー】 「ラグビーで出会った仲間が1番の仲間」石田茉央インタビュー

6月10日からフランスで行われた世界学生選手権2024 (7人制ラグビー)に法大ラグビー部で選手兼マネージャーとして活動する石田茉央選手が選出された。石田選手は毎試合トライを挙げる活躍を見せ、チームを世界一に導いた。そこで、今回は石田選手に大会についてのお話や大学でマネージャーになった経緯などについてお話を伺った。

右から5番目(写真提供:法政大学体育会ラグビー部)

インタビュー

石田茉央 選手兼マネージャー
ーー世界一になった今のお気持ちは
学生代表だったんですけど、初めて日本を背負ってプレーできたっていうところが嬉しかったです。チームで目標としていた世界一になれたっていうところは、合わせる時間とかは少なかったんですけど、チーム自体が1つになれたので、すごく嬉しかったです。

ーー周りの方からお祝いのメッセージは
日本代表に選ばれたタイミングで、今までラグビーで関わってきた人たちから、お祝いのメッセージをたくさんいただいて、本当に嬉しかったです。

ーー大会の思い出は
いつもは日本人としか戦わないんですけど、世界の人と戦ったことで、体格の違いをすごく感じました。自分自身も戦っていて、吹き飛ばされそうだったんですけど、日本人ならではの小ささと速さで、そこをまかなっていけたっていうところが日本人ならではの強さだと感じました。

ーーフランスの思い出は
自由時間みたいなのはなかったんですけど、最後、大会終わってからいろんな国の人たちとワイワイしてパーティーしたっていうのはすごく思い出です。

ーーフランスの食事は
朝からクロワッサンやショコラとかを食べてフランスだなと感じました(笑)。パンとかパスタとかずっと食べてました。

ーー日の丸を背負ってプレーした経験は
初めて日の丸を背負って、プレイしたっていうところで、すごく緊張はしたんですけど、自分らしく、ラグビーを楽しむっていうところを第一にやっているので、そこはブレずに日の丸背負っても戦えたのかなっていう風に思います。

ーーラグビーを始めたきっかけは
始めたきっかけは元々父がやっていて、兄も4つ上にいるんですけど、勝手に練習場所に行ってたら始めてました。

ーー大学でマネージャーになった経緯は
元々クラブチームで主にやってるんですけど、授業の関係とかで行けなくなると、他の選手との差が開くのが嫌で。最初は女子プレーヤーみたいなのは取ってなかったんですけど、「選手兼マネージャーみたいな形で取ってくれないか」っていう風に直談判しに行って、それで何回か交渉を重ねて、「いいよ」と言ってもらえました。基礎的なスキルとかは一緒にやりながらも、一緒にできないところはマネージャーとしての仕事をやってます。

ーー中島涼香選手、植木仁咲選手も選手兼マネージャーですが、どんな存在ですか
やっぱり同じチームっていうところもあって、一緒に直談判しに行った仲で。切磋琢磨しながら一緒に成長し合える関係なので、二人はすごく大切な存在です。

ーークラブチームでも活動されていますが、クラブチームと法大ラグビー部の活動頻度は
学年で違ってくるんですけど、1、2年生の時は授業が多かったので。クラブチームは週4回練習があるんですけど、その中で週2回クラブチームに行って。法政は結構行ってます。週4とかで行って、一緒に混ぜてもらって、マネージャーする時はしてみたいな感じです。

ーーマネージャーとプレーヤーの両立に難しさは感じましたか
選手たちがすごい受け入れてくれて、マネしかやってない方々からすると、ちゃんとマネしてるわけじゃないんですけど、その中でも選手とのコミュニケーションはマネじゃなくて、やっぱ選手としてやってるっていうところで違うコミュニケーションができるので、難しいところは特にないかなって思います。

ーーマネージャーとしてやりがいを感じる瞬間は
マネージャーって言っていいのかってぐらいの頻度でしか行けてないっていうのは正直なところあるんですけど、やりがいとしては、自分も同じ選手としてラグビーのこういうところが盛り上がるとか、すごくいいプレーっていうのはわかるので、みんながめちゃめちゃきつい練習した中で、試合に勝ってる姿をこう見るとすごくやりがいかなと思います。

ーー女子ラグビーの面白さは
女子ラグビーの面白さはそうですね、なんだろう。男子と違って、パスの距離とかも足の速さとかも全然違ってくるので、女子ラグビーっていうのは、チームワークとか個々のスキルもそうなんですけど、よりチームプレーになるのかなっていう風に思っていて。男子だと1人が、独走してトライみたいなところを、女子は何回も何回もフェーズを重ねてトライしていくっていうのが見れるので、そこはやっぱり面白いと思います。

ーー石田選手にとってラグビーとは
難しいですけど、やっぱり私にとっては、かけがえのないものかなって思います。理由としては、小学1年生からラグビー続けてきたっていうのもあって、ラグビーで出会った仲間が1番の仲間なので、もしなかったらって考えたら、自分のこの世界も狭かっただろうし、出会えてなかった仲間がたくさんいると思うので、そこは本当にかけがえのないもので、ラグビーと出会えてよかったと思います。
屈託のない笑顔を見せてくれた
(取材:盛岡惟吹)

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