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【硬式野球】東京六大学野球2022春季フレッシュトーナメント決勝 明大戦 王者の猛攻振り切って、2季ぶり36度目のフレッシュV!

東京六大学野球2022春季フレッシュトーナメント決勝 明大戦
2022年6月2日(木)
神宮球場

2季ぶり36度目の優勝をかけて明大と対戦した。序盤から法大打線がつながり、6回まで7-0と大量リードでこのまま勝利、と思われた7回。今季のリーグ戦王者の意地を見せつけられ、瞬く間に2点差に。しかし、その裏に武川廉(人2=滋賀学園)の適時打でリードを広げると、最後は吉鶴翔瑛(営2=木更津総合)が締めて、優勝を決めた。

36度目のフレッシュ優勝!!

試合結果

トータル試合結果

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
明 大 0 0 0 0 0 0 5 0 0 5 11 0
法 大 0 0 3 0 3 1 0 1 X 8 11 2

(明大)●浅利、甲斐、菱川ー横山
(法大)○山城、野崎、吉鶴—吉安
[本塁打] 中津1号ソロ(6回、甲斐)

打撃成績

打順 位置 選手 打率 1 2 3 4 5 6 7 8 9
1 (9) 中津 5 3 2 .385 三邪 中二① 左安 中本① 三振
2 (5) 武川 5 2 2 .500 右飛 左安① 遊ゴ 三振 中安①
3 (2) 吉安 5 2 2 .273 二安 二ゴ 中二② 投ゴ 三振
4 (7) 内海壮 2 1 1 .125 遊飛 右二① 死球 四球
5 (6) 松下 3 0 0 .154 三振 中飛 捕邪
4
H 田所 1 0 0 143 中飛
4 石黒
6 (D) 浜岡 4 1 1 .333 遊飛 三ゴ 右二① 二飛
7 (3) 佐藤拓 3 0 0 .000 一ゴ 三振 一ゴ
3 内山 1 0 0 .000 三振
8 (8) 徳田 2 0 0 .167 四球 投直 遊ゴ 四球
9 (4)6 山口颯 4 2 0 .444 三振 右安 三振 左安
35 11 8 .239

 

投手成績

球数 打者 防御率
山城 6 1/3 115 31 7 3 4 0 1.23
野崎 2/3 15 4 2 1 0 0 0.00
吉鶴 2 25 8 2 3 0 0 1.00
9 155 43 11 7 4 0 0.71

 

ベンチ入りメンバー

11 安達壮汰(営2=桐光学園) 27 吉安遼哉(法2=大阪桐蔭) 25 佐藤拓斗(スポ1=日大山形)
12 宇山翼(人1=日大三) 32 岩間涼星(法2=磐城) 36 中津大和(営2=小松大谷)
15 中根慶太(経2=都留興譲館) 1 山口颯太(社2=聖隷クリストファー) 37 大川航駿(社2=日大鶴ケ丘)
17 野崎慎裕(営1=県岐阜商) 2 浜岡陸(法1=花咲徳栄) 7 徳田泰成(経2=成田)
18 阿部巧雅(文2=上田西) 3 武川廉(人2=滋賀学園) 8 姫木陸斗(人2=日大藤沢)
19 山城航太郎(キャ2=福岡大大濠) 4 石黒和弥(法1=高岡商) 9 内山陽斗(文1=天理)
21 吉鶴翔瑛(営2=木更津総合) 6 松下歩叶(営1=桐蔭学園) 38 中山大輔(営2=法政二)
20 菅野樹紀(法1=土浦日大) 23 内海壮太(法2=御殿場西)
22 田所宗大(キャ2=いなべ総合) 24 萩颯太(人2=法政二)

戦評

ブロックBを1位で通過した法大は、決勝で今季のリーグ戦覇者・明大と対戦した。

先発は山城航太郎(キャ2=福岡大大濠)。前回の慶大戦では8回からマウンドに上がったが、制球のばらつきもあり追いつかれ引き分けに。しかし今日は初回から5回まで、得点圏に走者を置いたが、要所を締める投球で、明大打線に得点を与えない。


要所を締めた山城

その山城の粘りに打線が奮起。3回、先頭の徳田泰成(経2=成田)が四球を選ぶと、1番・中津大和(営2=小松大谷)が左中間を破る適時二塁打で先制すると、続く武川廉(人2=滋賀学園)、内海壮太(法2=御殿場西)にも適時打が飛び出し一気に3点をあげる。


先制適時打の中津

さらに5回にも得点が入る。山口颯太(社2=聖隷クリストファー)、中津の連打で好機を演出すると、3番・吉安遼哉(法2=大阪桐蔭)が、前に守っていた外野の頭を超える当たりで二者が生還。そして一、三塁から浜岡陸(法1=花咲徳栄)にも適時打が飛び出す。6回にも中津の本塁打で7-0と大量リードをとる。


吉安の適時打でリードを広げる

しかし、7回。楽勝ムードが一変する。一死後、連続の失策でピンチを招く。今季の王者は、その隙を見逃してくれない。そこから4連続適時打と暴投で、5点を奪われ、あっという間に2点差となった。

突き放したい法大は8回裏、一、二塁から武川がしぶとく中前に運び、貴重な1点がスコアボードに刻み込まれた。そして最終回は、8回からマウンドにあがっている吉鶴翔瑛(営2=木更津総合)が締めてゲームセット。2季ぶり36度目のフレッシュトーナメント優勝、そして春連覇を達成した。


勝利の瞬間、一斉にベンチから飛び出した

リーグ戦では、明大から勝ち点を奪われ、そのまま優勝をさらわれた。今日も猛烈な追い上げで、一時は2点差まで詰め寄られ、王者の底力を見せつけられたが、最後はなんとか振り切った。フレッシュトーナメントであれ、明大に勝利しての優勝は大きな意味を表すに違いない。

昨春のフレッシュトーナメント決勝でスタメン出場した浦和博(キャ3=鳴門)と今泉颯太(法3=中京大中京)は、今ではチームの4番・5番だ。果たして、何人がこの舞台から飛躍していくのか。一日千秋の想いで、待ちたい。

(記事:大井涼平 写真:高橋芽唯)

クローズアップ:中津大和『法大屈指のユーティリティさを生かしレギュラー奪取へ』

見事春季フレッシュトーナメント2連覇を決めた法大ナイン。優勝の一翼を担ったのが、俊足巧打の器用人・中津大和(営2=小松大谷)だ。緊迫した展開となった優勝決定戦の中、攻撃の口火を切る活躍を見せた。

今季、リーグ戦に初出場を果たした中津。その経験を生かし、「プレーで引っ張っていこう」と意気込んで迎えた今大会。その言葉通り、慶大戦、東大戦ともに安打を放ち存在感を放っていた。 今試合、両先発投手の粘りを前に攻め切ることができず、両チーム2回まで無得点。何とか先制点を取りたい中、3回表、1死一塁の場面で中津に打席が回ってくる。ストライクを見逃さない積極的な打撃を披露する中、迎えた4球目。振り切った打球は左中間を破る長打となった。この安打で1塁走者・徳田泰成(経2=成田)が生還。先制の適時二塁打となった。

打線に火を付けた中津だが、勢いはとどまることなく、5回にも左前安打を放ち得点に貢献する。さらに迎えた6回、「甘い変化球を捉えることができた」と本人も語るよう、すくい上げた打球はぐんぐん伸び右翼席に吸い込まれ、神宮初本塁打となった。

今大会、打撃での貢献度が大きかった中津だが、打撃だけではない。本職は遊撃手だが、守備力の高さ・俊足さを買われ、リーグ戦では左翼、フレッシュトーナメントでは右翼を守り、好守を披露している。この有用性も中津の魅力だろう。秋季に向けて、「優勝、日本一に貢献できるように」と前向きな姿勢を見せる中津。持ち前の器用さを生かし、外野手、また本職である遊撃手でレギュラーを奪取することができるか。今後の活躍に期待がかかる。

(記事・東夏紀)

選手インタビュー

山下嵩晴 新人監督

ー優勝の気持ちは
素直に嬉しいです。また、選手達のおかげでこんなにも良い経験させてもらえたので感謝の気持ちでいっぱいです。

ー今日の試合を振り返って
序盤は苦しい展開ではありましたが、3回に先制点を取ってから勢いがつき、主導権を握れたことが勝ちにつながったと思います。

ー2試合続けての8得点でした。打撃面でチームで意識したことは
大会前から一貫して「自分のスイングをすること」を選手達に伝えていました。鋭く振り抜く力をつけてくれた選手たちの成果が、こうして結果として現れたと思います。

ー3試合で得た収穫と課題は
3試合それぞれが全く異なるゲーム展開でした。初戦こそ勝ち切れなかったものの、その中で優勝まで結び付けたことは大きな収穫でした。一方で、守備の不安定さは今後チームとしても改善しなければいけないです。

ー来季に向けて意気込みをお願いします
春の優勝だけでは満足せずに、他大学をさらに圧倒できるチームにします。そして春秋連覇を達成します。

山口颯太 選手

ー今日の試合を振り返って
優勝できたことが何よりも喜びです!厳しい場面の中で全員で粘り強く戦うことが出来ました。

ー東大戦に続き2安打となりました。打撃で意識したことは
相手投手の球速があったのでタイミングは早く取ろうと考えていました。

ー優勝の率直な感想は
素直にめちゃくちゃ嬉しいです。この仲間で勝てたことに意味があると思うのでこれからも頑張っていきたいです。

ーチームキャプテンとして意識したことは
チームに顔となれるような行動を心がけてきました。全員に助けてもらい、充実した日々を過ごさせていただきました。

ー今後に向けて意気込みをお願いします
これからが本番であると思うので、フレッシュに出たメンバーで切磋琢磨しながらリーグ戦に出られるように頑張っていきたいです。

吉鶴翔瑛 選手

ー今日の投球を振り返って
前回が調子良かったからか今日はあまり調子はよくありませんでしたが、吉安を信じて投げるだけだったので0に抑えられてよかったです。

ー優勝の瞬間の気持ちはいかがでしたか
とても嬉しかったです。

ー2点差と迫られてからの、8回からの登板でした。元々予定には
前から「8回から投げる」というとは伝えられていました。

ー今後の意気込みをお願いします
秋は自分がやるべき仕事をしっかり果たし、日本一を狙いに行きます。

中津大和 選手

ー今日の試合を振り返って  
序盤苦しい展開でしたが、先制のタイムリーを打つことができ、チームに勢いをつけることができました。

ー3安打となりました
良い投手ばかりだったので、初級から甘い球を打っていこうと思いました。

ー本塁打も出ました。その感触は
甘い変化を捉えることができ、とても良い感触でした。

ー優勝の率直な感想は
とても嬉しいです!

ーフレッシュリーグを通してスタメン出場となりましたが、意識したことは
リーグ戦を経験してたので、プレーで引っ張っていこうと心がけました。

ー今後に向けて意気込みをお願いします
秋のリーグ戦では、リーグ戦優勝、日本一に貢献できるように頑張ります。

山城航太郎 選手

ー自身の投球を振り返って
ヒットや四死球でランナーを出したりで苦しい場面が続いてしまったが粘ることが出来て良かったです。最後に、抑えればコールドの場面で失点してしまい、悔しかったです。

ーフレッシュでの登板は2回目。そして初めての先発でしたがどのような気持ちで望みましたか
初めての先発で決勝という舞台で緊張しました。これまでの2試合でみんながつないできてくれた決勝だったので、なんとしてもチームを勝たせるピッチングをしようという気持ちで臨みました。

ー吉安選手とどのような打ち合わせをしましたか
基本、「真っ直ぐで押そう」という話をしていて、そこにスライダーとカットボールを混ぜ交わすという感じでした。余裕があるカウントでは「フォークボールも使っていこう」という話をしました。

ー今後に向けて意気込みをお願いします
チームは秋日本一を目指しているので、少しでも力になれるように頑張りたいと思います。

吉安遼哉 選手

ー今日の試合を振り返って
やっぱり簡単には勝てないと痛感しました。

ー優勝がかかる試合でしたがどのような気持ちで望みましたか
変な意識はせずに、いつも通りのぞみました。

ー今日の適時打について、あの場面で意識したことは
短打を狙って強く叩いた結果が長打につながったと思います。

ー山城投手の投球を振り返って
ピンチは何度もあったんですけど、本当に粘り強く投げてくれました。

ー今後に向けて意気込みをお願いします
秋はリーグ戦で、チームの役に立ちたいと思います。

試合の写真は、スポーツ法政新聞会の公式ツイッター、また公式インスタグラムに掲載いたします。

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