2022年10月02日(日)
JR東日本カップ2022 第96回関東大学サッカーリーグ戦 1部 法大ー拓大
レモンガススタジアム平塚
約1か月の中断期間を挟んだ後期リーグ戦もついに再開。優勝に向けて負けられない今節は拓大と対戦した。前半中川敦、中村のゴールで2点をリードし前半を折り返す。後半は相手に攻め込まれる展開が続くも近藤を中心に粘り強さを見せる。終盤に1点を失うもリードを守り切り、後期初勝利を挙げた。
1G1Aの活躍を見せた中川敦
2022年10月02日(日)
JR東日本カップ2022 第96回関東大学サッカーリーグ戦 1部 法大ー拓大
レモンガススタジアム平塚
約1か月の中断期間を挟んだ後期リーグ戦もついに再開。優勝に向けて負けられない今節は拓大と対戦した。前半中川敦、中村のゴールで2点をリードし前半を折り返す。後半は相手に攻め込まれる展開が続くも近藤を中心に粘り強さを見せる。終盤に1点を失うもリードを守り切り、後期初勝利を挙げた。
1G1Aの活躍を見せた中川敦
2 法政大学 |
2 | 前半 | 0 | 1 拓殖大学 |
---|---|---|---|---|
0 | 後半 | 1 |
時間 | 経過 | 大学 | 選手名 | 得点経過 |
---|---|---|---|---|
10分 | 得点 | 法大 | 中川敦瑛 | 1-0 |
42分 | 得点 | 法大 | 中村翼 | 2-0 |
63分 | 交代 | 法大 | 中村翼→青木俊輔 | |
70分 | 交代 | 法大 | モヨマルコム強志→市川侑生 | |
79分 | 交代 | 法大 | 中川敦瑛→若林龍 | |
83分 | 交代 | 法大 | 揖斐俊斗→佐野陸人 | |
89分 | 得点 | 拓大 | 加藤悠馬 | 2-1 |
90分 | 交代 | 法大 | 今野息吹→伊藤綾汰 |
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 |
21 | GK | 近藤壱成 | 経済4・ジュビロ磐田ユース |
5 | DF | 落合毅人 | 経済4・新潟明訓 |
14 | DF | 萩野滉大 | 現福4・名古屋グランパスU18 |
32 | DF | 竹内豊 | 現福2・新潟明訓 |
15 | MF | 揖斐俊斗 | 経済2・柏レイソルU18 |
16 | MF | 今野息吹 | 経済3・三菱養和SCユース |
17 | MF | モヨマルコム強志 | 現福3・東福岡 |
25 | MF | 吉尾虹樹 | 現福3・横浜F・マリノスユース |
26 | MF | 中川敦瑛 | 経済2・横浜FCユース |
31 | MF | 中村翼 | 経済2・横浜F・マリノスユース |
22 | FW | 久保征一郎 | 経済3・FC東京U18 |
サブメンバー | |||
---|---|---|---|
1 | GK | 中川真 | スポ3・徳島市立 |
23 | DF | 市川侑生 | 現福4・浜松開誠館 |
7 | MF | 若林龍 | 現福4・桐蔭学園 |
10 | MF | 佐野陸人 | 現福4・清水エスパルスユース |
29 | MF | 青木俊輔 | 社会2・東福岡 |
33 | MF | 伊藤綾汰 | 現福4・尚志 |
9 | FW | 大塚尋斗 | 社会4・矢板中央 |
19 | FW | 石井稜真 | 経済2・アビスパ福岡U18 |
順位 | 大学名 | 勝点 | 試合数 | 勝-分-負 | 得点/失点 | 得失点 |
1位 | 明治大 | 34 | 14 | 11-1-2 | 29/10 | 19 |
2位 | 東京国際大 | 26 | 14 | 7-5-2 | 21/13 | 8 |
3位 | 桐蔭横浜大 | 26 | 14 | 8-2-4 | 26/16 | 10 |
4位 | 法政大 | 24 | 14 | 7-3-4 | 16/15 | 1 |
5位 | 東洋大 | 23 | 14 | 7-2-5 | 24/14 | 10 |
6位 | 筑波大 | 22 | 14 | 5-4-4 | 16/13 | 3 |
7位 | 拓殖大 | 19 | 14 | 5-4-5 | 24/22 | 2 |
8位 | 国士館大 | 18 | 14 | 5-3-6 | 18/13 | 5 |
9位 | 駒澤大 | 15 | 14 | 4-3-7 | 16/28 | -12 |
10位 | 流通経済大 | 10 | 14 | 2-4-8 | 15/39 | -24 |
11位 | 早稲田大 | 8 | 14 | 1-5-8 | 9/24 | -15 |
12位 | 順天堂大 | 8 | 14 | 2-2-10 | 9/26 | -17 |
節 | 日付 | 対戦校 | 結果 | 会場 |
1 | 5月22日 | 東洋大 | 〇2-1 | 非公開 |
2 | 5月18日 | 国士館大 | ●0-2 | 非公開 |
3 | 7月1日 | 筑波大 | △0-0 | 非公開 |
4 | 6月1日 | 順天堂大 | 〇3-1 | 非公開 |
5 | 7月30日 | 桐蔭横浜大 | 〇1-0 | 非公開 |
6 | 5月14日 | 拓殖大 | ●0-4 | 保土ヶ谷公園サッカー場 |
7 | 5月29日 | 東京国際大 | 〇1-0 | 非公開 |
8 | 6月5日 | 流通経済大 | △1-1 | 流通経済大学龍ヶ崎フィールド |
9 | 6月11日 | 明治大 | 〇1-0 | 味の素フィールド西が丘 |
10 | 6月15日 | 駒澤大 | ●0-1 | 非公開 |
11 | 6月18日 | 早稲田大 | 〇2-0 | 非公開 |
節 | 日付 | 対戦校 | 結果 | 会場 |
12 | 9月10日 | 国士館大 | △0-0 | 非公開 |
13 | 8月9日 | 桐蔭横浜大 | ●1-2 | 非公開 |
14 | 10月25日 | 順天堂大 | ― | 非公開 |
15 | 10月2日 | 拓殖大 | 〇2-1 | レモンガススタジアム平塚 |
16 | 10月9日 | 駒澤大 | ― | 非公開 |
17 | 10月12日 | 流通経済大 | ― | 非公開 |
18 | 10月16日 | 筑波大 | ― | 非公開 |
19 | 10月22日 | 早稲田大 | ― | 非公開 |
20 | 10月30日 | 明治大 | ― | AGFフィールド |
21 | 11月5日 | 東京国際大 | ― | 三ツ沢公園陸上競技場 |
22 | 未定 | 東洋大 | ― | 未定 |
約1か月の中断期間を挟み後期リーグ戦がついに再開した。今節の相手は拓大。前期の対戦では4-0で完敗を喫した相手だ。3バックの中央には竹内豊(現2=新潟明訓)、2シャドーには中川敦瑛(経2=横浜FCユース)、中村翼(経2=横浜F・マリノスユース)が起用された。
試合は開始早々動く。前半10分、中盤でパスをカットすると細かいパスをつなぎサイドのモヨマルコム強志(現3=東福岡)が右サイドを突破。精度の高いクロスを送ると中に走りこんできた中川敦がダイレクトで合わせ先制に成功する。21分、28分と立て続けにピンチを迎えるも相手のシュートは枠を外れ得点は与えない。42分、近藤壱成(経4=ジュビロ磐田ユース)からパスを受けた中川敦がドリブルで中央を突破。ゴール前で中村にスルーパスを送るとこれを冷静に決め貴重な追加点を奪い、2点リードで前半を折り返す。
後半は一転、相手に主導権を握られる。相手の強力な攻撃陣が積極的にシュートを放つもGK近藤のファインセーブもあり、得点は与えない。その後は両者チャンスは作るも決めきることが出来ない展開が続く。しかし、後半終了間際の89分。相手の素早いパスに翻弄されるとPA内からシュートを決められ1点を失う。それでもその後の相手の猛攻をしのぎ1点のリードを守り切り、2-1で拓大を撃破。前期リーグ戦の借りを返した。
新型コロナウイルスの影響もありチーム編成が難しい中、厳しい戦いを強いられたが見事勝利を収めた法大。首位を走る明大とは勝ち点差10と離されてはいるが選手たちはまだまだ優勝をあきらめていない。大逆転優勝へ、勝負の秋の戦いが幕を開けた。
(取材/撮影・二瓶堅太)
先制点をアシストしたモヨ
―中川敦選手大活躍でしたね
まあもっとやってもらいたいですけどね(笑)
―1点目のシーンは
1点目はモヨがいいクロスを上げてね、モヨと今野はポテンシャル的にJ1とかそれくらいあると思うし、その違いは絶対に出さなきゃいけないよって言た中での、そこからのいいクロスだったので、今日の前半の狙いはクロスのところを持っていたので、征ちゃん(久保征一郎)じゃなくてノブ(中川敦瑛)に行きましたけど、あれはすごい狙った形だったのでよかったです。
―2点目のシーンは
ノブは運ぶとかそういうパワーは持っていので、もっともっと日頃から突き抜けなさいというのは言っていました。そこはおそらく前から持ってはいると思うんだけど、日頃からそういった気持ちを持ちながら、ゲームでももちろんやっていってくれればもっともっといいものが出せるんじゃないかなと思います。
―後半は押し込まれる展開が続きました
ああいう風に引きこんじゃう時は大体後ろが5枚いるのに、突っ込まれたポイントに強くいける状況を作れてないのと、ボランチをもう一個前に押し出す状況を作れてないのが原因だったと思います。それを理解してないと結局ああいう風になっちゃうので、多分ゲーム中いろんな雑音がある中でそれをもっともっとやっていかないといけないんだけど、そこがまだ理解していなくて、結局いっぱいいっぱいになってしまって、相手の拓殖さんもそういう狙いが上手なのは理解していたので、もうちょっと上手くやらないといけないなと思います。
―白井選手が不在な中、CBに竹内選手を抜擢しましたが狙いは
本当は濃厚接触者になってしまった細谷君が出る予定だったんだけど、いろんなことが今週あって、(竹内は)ビルドアップの所は少し苦手だけど、守備の所は最後まで粘り強くやっていたので、そこだけは信頼して、でもチョイスがそこしかなかったから、しょうがないよね(笑)
―後期初勝利となりましたが
改めて勝つのは難しいなと感じたし、選手は優勝目標にしてるから、そこに到達できるように、できることはサポートしていきたいなと思います。
―この中断期間に取り組んだことは
やっぱり点が取れないというので、最低でも複数得点を取ろうと、そのためにはボックス内の人数が足りないから、今日も息吹とかがーと行って、前半の最初みたいなああいうプレーを増やしていこうと言っていました。最後までモヨとか息吹は持たないので、そこを持たせられるような筋力をつけていかないといけないよねというのは課題ですね。
―今日の結果にその取り組みが表れていますか
得点のパターンはちょっと違ったけど、シュート本数とかは増えたので、少しは出たのかなと思います。
―首位の明治に勝ち点は離されてしまっていますが
一つずつ積み重ねていけば、そのうち少しは縮まってくるかなと思うので、目の前のトレーニングと試合に集中して頑張っていきます。
―今日の試合を振り返って
今年入ってから点が取れていなくて、監督からも足どんどん振っていけと常に練習から言われていて。そこは自分の課題でもあったので、今日は積極的に振っていこうと思って、それがモヨ君からいいクロスボールが来て、初ゴールを決めれたのは良かったです。
―2点目も中川敦選手のアシストからでした
2点目は壱成くんと目が合って、来るなと思って、ちょうどそこで自分の所にこぼれてきて、最初ドリブルかパスか迷った時に、前にスペースがあったので、自分で運んでみようと思って行きました。そしたら征ちゃんが裏に抜けてくれて、それにつられて、空いたスペースに翼が走っているのが見えたので、パスを出して、後は翼が決めてくれたので、良かったです。
―相手チームにはユースの同期の安西選手がいましたね
すごい(対戦が)楽しみで、前半の途中で変わってしまったんですけど、感慨深いものというか、やっててすごい楽しかったですし、絶対負けたくないという気持ちがありました。
―前期のインタビューの際、数字に残る結果を残したいとのことでしたが今日は1G1Aと結果を残しました
この1試合で決まるわけじゃないと思うので、この3連戦が本当に自分にとって大きな戦いだと思っています。次何も残せなかったらそこまでの選手だったと思われてしまうので、次の駒澤戦というのも数字にこだわってやっていきたいと思ってます。
―前期苦しんだ要因は
去年は何も考えず出来ていたというのはすごいあって、今年2年になってからチームのことを想ってプレーするというほうに意識が行っちゃっていたので、今日は無心というか、自分のやりたいような感じでやろうと思っていて、それが結果として出たので、続けていきたいなと思います。
―苦しむ時間も必要な成長の時期なのかなと感じますが
ここ最近すごい悩んでいて、公式戦0ゴールということで、周りからもそろそろ点決めてくれよというような言葉をかけてくれて、それが逆にプレッシャーというか、その中でも使ってくれる監督のためにもという思いで今までやってきたので、それが形となって現れたので良かったです。
―優勝に向けて負けられない戦いが今月は続きますが意気込みは
後8連勝すれば優勝の可能性は残っていると思うので、それはチームの目標でもありますし、8連勝出来たら自分の価値もおのずと上がってくると思うので、結果にこだわって残りを戦い抜きたいと思います。
―残り8試合どのようなパフォーマンスを見せていきますか
点を取るというのは当たり前なんですけど、怖い選手になる、違いを見せれる選手にならないと、自分の価値も上がらないですし、上のレベルに行けないと思うので、1試合1試合自分の最大限の力を出して、見ている人が楽しいと思ってもらえるようなプレーをしていきたいと思います。
―今日の試合を振りかえって
前半は自分たちが思った通りのサッカーが出来て、後半は悪い流れがあってその時間は流れを切れなくて1失点してしまったんですけど、勝ち切れてよかったです。
―自身のプレーについて
今シーズン試合の出場が少なかった中で、まずアシストという結果を残せたのは、良かったんですけど、まだまだチャンスはあると思うので、点に絡んでいきたいです。
―コンディション面は
常に試合に出る準備はしていて、出たら結果を残したいという思いは強かったので、今日(結果が)出てよかったです。
―同学年でも内定が決まってきていますが、ご自身の将来について
多少の焦りはあるんですけど、今日みたいに一試合一試合を大事にして、結果を残し続ければ声がかかると思うので、目の前の試合に集中していきたいです。
―今日の勝利を今後にどうつなげていくか
自分たちは優勝というのを目標にしていて、優勝は残りの試合全部勝たないと厳しい状況にあるので、これで満足しないで、ここから勢いをつけて練習からしっかりやっていきたいと思います。
―今日の試合を振り返って
前半2点とれていい流れで後半に入れたんですけど、後半は相手に押し込まれる時間が多くて、こっちも疲れてきて、強度が落ちた中で守備に追われてしまいました。次戦に向けては後半自分たちの強度が落ちたときにどういったことが出来るかというのを意識してやっていきたいと思います、。
―前半は両サイドのバランスが上手くいっていた印象がありました
今日の試合は前半からどんどん背後にランニングして、違いを出そうというのを心掛けていました。今週一週間はそこを意識してやってきたんですけど、まだまだなので、もっとスプリント回数を増やしてやっていけるようにしたいです。
―今日は気温も高い中での試合でしたが影響は
多少ありましたけど、暑さは言い訳なので、それでも走れるようにやっていきたいと思います。
―個人としてはG大阪内定が決まりましたが、心境の変化は
今まで以上に見られる立場になってくると思うので、変なプレーはできないなというのと、自分はガンバだというのをしっかり、心の中に置いて、違いを出せるプレーをしていきたいなとは思います。
優勝に向けて負けられない戦いが続く