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【準硬式野球】東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦 対東大2回戦 4年生が投打で大活躍!連勝で勝ち点を挙げる!

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【準硬式野球】東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦 対東大2回戦 4年生が投打で大活躍!連勝で勝ち点を挙げる!

東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦 対東大2回戦
2016年9月5日(月)
法政大学多摩キャンパス

全日本でのまさかの敗戦から立ち直り、東大との開幕戦を大勝した法大。
雨で開催が1日遅れた第2戦では、スタメンを大きく入れ替え、4年生が7人スタメンに顔を揃えた。試合は、2戦連続の2桁得点で東大に連勝。まずは、勝ち点1を手に入れた。

DSC 0619 R
気迫のこもった投球で勝利を手繰り寄せた近藤

試合結果

トータル試合結果

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
法 大 4 1 1 0 1 0 4 2 0 13 13 0
東 大 2 1 0 0 0 0 0 4 0 7 13 6

(法大)近藤―土倉
(東大)渡邊、楠、近藤―近藤、佐鳥

本塁打:飯嶋(3回)
三塁打:飯嶋(1回)、福地(7回)、内川(8回)
二塁打:内川(7回)
盗塁:福井(2回)、永田(7回)、萩原(8回)、

打撃成績

打順 位置 選手名 出身校 打数 安打 打点 四死球 打率
1 (8) 福井寛(社4)  富山第一 4 1 0 2 .250
2 (7) 前川祐樹(社4)  報徳学園 5 0 0 1 .000
3 (5) 萩原幹斗(社3)  報徳学園 4 1 0 1 .556
4 (9) 内川慶一(経4)  佐賀北 4 2 1 1 .500
5 (3) 永田直(経4)  桐蔭学園 4 2 1 0 .375
6 (4) 飯嶋直也(法4)  弥栄 5 4 7 0 .750
7 (6) 福地誉(スポ4)  普天間 5 2 2 0 .400
8 (1) 近藤森(スポ4)  新潟 5 1 1 0 .200
9 (2) 土倉徳(社1)  遊学館 5 0 0 0 .333

投手成績

  被安打 奪三振 四死球 自責点 防御率
近藤 9 13 5 5 7 7.00

リーグ戦途中経過(9/4現在)

  法大 慶大 明大 東大 立大 早大 試合 勝点 勝率
――     ○○     2 2 0 0 1 1.000
  ―― ○○       2 2 0 0 1 1.000
  ●● ――       2 0 2 0 0 .000
●●     ――     2 0 2 0 0 .000
        ――   0 0 0 0 0 ――
          ―― 0 0 0 0 0 ――

戦評

 4連覇に向け順調なスタートを切って臨んだ開幕カード第2戦、初戦とは大きくスタメンを入れ替えて、開幕2連勝での勝ち点奪取を狙う。
 
 試合は、初回から動く。先頭の福井寛(社4)が安打で出塁し、四球、相手の失策などで、2死満塁のチャンスを作り出すと、打席には6番の飯嶋直也(法4)。今季リーグ戦初スタメンに抜擢された男が放った打球は、センターの頭上を越え適時三塁打。その後も1点を加え、初回に4点を先制する。
 第2戦、先発を任されたのは、こちらも今季リーグ戦初登板の近藤森(スポ4)。しかし、緊張からか先頭を抑えるも、次の打者に安打を打たれてからピリッとせず。連打を浴びるなどして2点を返されてしまう。2回に入っても、相手投手の暴投を見逃さず、2塁から福井の好走塁による1点の援護を貰うも、長打と単打で1点を返されてしまい、なかなか安定した投球ができない。 
 そんな近藤を救ったのが、初回に先制打を放った飯嶋。3回、先頭打者として打席に入ると、真ん中にきた変化球を振り抜いた当たりは、レフトスタンドに消えていく本塁打。これが近藤に力をくれたのか、3回から近藤は、四球でランナーを出しても要所を抑える粘りの投球を披露する。

 一方、飯嶋の勢いは止まらない。5回にもこの日3本目の適時打を放つと、7回にはまたしても1死2,3塁の場面でも2点適時打をライト前に弾き返し、この日7打点と大車輪の活躍を見せた。
 8回までに打線が13点を取り、試合が決まったかのように思えた8回裏。「死ぬほど疲れました」と語るように、これまで粘投してきた近藤に疲れが見え、連打で4点を失う。しかし、ここから気持ちを切り替え、気迫の投球で9回まで抑えゲームセット。法大が開幕2連勝で貴重な勝ち点をあげた。実は、近藤の先発は2ヶ月前から決まっており、 「自分が小学校からやってきた野球の最後の試合と思って投げました」と言うように、野球人生をかけた魂の155球での完投勝利だった。

 出場機会の少ない選手がスタメンに抜擢され、活躍を見せたこの試合。今日、出場した選手の中には「もうベンチに入れるかも分からない」と言う選手もいたが、彼らの勇姿はレギュラー陣の刺激となる大きな1勝になったことは間違いない。 全員野球で、また一歩進化して、着実に4連覇への階段を上り始めた。(具志保志人)

選手コメント

永田直(攻守でチームを引っ張る主将)

―優勝へ向けて勝ち点1つ目を取りました
良かったです。第2戦で4年生の出ていなかった選手も出て、実力もあるので勝つだろうとは思ってましたが、みんながこういう活躍をしてくれてすごく感動しました。

―近藤選手は2カ月前から先発が決まっていたそうですが、今日のオーダーは以前から決めていたのですか
オーダーは決めてないです。でも、森(近藤)は東大戦で投げてもらうからということは伝えていました。

―オーダーを決められたのはいつですか
出る人は先週くらいからぼんやり決めていて、打順とかは昨日決めました。

―4年生の活躍が光りましたね
感動しましたね。長い試合だったんですけど、コーチャーとかサポートに回ってくれていた選手が活躍して、陰ながら練習していた成果が出て本当に良かったです。

―今秋は4連覇のかかった大事なシーズンとなります
4連覇はやっぱり意識することではあるし、全国大会であっさり負けてしまったこともあるので、4年生としての背中をしっかり見せられたらと思います。

―最後に次戦への意気込みをお願いします
今日はいい勝ち方ができたし、チームの雰囲気も悪くないので、これから気を緩ませずにしっかり引き締めて頑張っていきたいと思います。

 

飯嶋直也(チーム最多の7打点を叩き出す)

―本日7打点の活躍でした
素直にうれしいです。今までの野球人生の中で1番調子が良かったです。

―二塁打を放てばサイクルヒット達成でした
多少意識していました。最終打席に欲が出てしまい、力んで1ストライクから振るようなボールではない球を振ってしまったことに少し悔いが残ります。

―今日は本塁打も放ちましたが、ボールがよく見えている状態ですか
そうですね。先発の投手が、自分とタイミングが合っていて、初球の本塁打の球も変化球だったんですけど、丁度好きなコースだったので思い切り振りました。

―4年生が多く活躍した試合となりました
そうですね。投手の近藤をはじめ今日は多くの4年生が試合に出ていて、もうこんなことはこの先ないと思うので、本当に勝てて良かったです。

―全日から日が浅いですがチームとしてはどのような練習をされましたか
練習内容は変わってないです。ただ、4連覇に向けてチームが一つになっています。

―最後に次戦に向けての意気込みをお願いします
頭から出ることはないかもしれませんが、代打などで起用された際は結果を残せるように準備していきたいです。

 

近藤森(150球を超える力投を見せる)

ー今日の投球内容について
今日は自分が小学校からやってきた野球の最後の試合だと思ってやっていて、結果は勝つとは思っていたんで、だから最後は腕を振って思いっきり投げようって、それだけを考えて投げました。

ー昨日の試合は雨で流れましたけど、先発はいつ告げられていたんですか
そうですね、全国大会の前からですね。

ー7失点はしたものの155球の完投でしたが、疲れの方は
そんなに投げてたんですか。いや死ぬほど疲れました。3回から疲れてました。

ー4連覇に向けてチームの雰囲気は
今日は今まで自分のような全然活躍とか試合に出るような機会がない選手も試合に出て、今日は一つ勝てたということで、よりチームがひとつになったというか、秋のリーグ戦に向けていいスタートが切れたんじゃないかなと思います。

ー今後に向けて一言お願いします
もうベンチに入れるかも分からないんですけど、応援するのもそうですし、サポートできるように頑張りたいなあと思います。

 

フォトギャラリー

  • DSC 0619 R9回155球の熱投で勝利を挙げた近藤
  • DSC 0408 R飯嶋は初回の三塁打でコーチャーにグータッチ
  • DSC 0628 R思わぬ一発に4年生総出で出迎える(飯嶋)
  • DSC 0564 R内川は2本の長打で4番の役割を果たした
  • DSC 0416 R福地は終盤の大量得点に絡む働きを見せた
  • DSC 0572 R福井は守備の隙をついて2塁から一気に生還
  • DSC 0363 R今日も打点を挙げた永田
  • DSC 0513 R4年生投手をリードした1年生・土倉
 

 

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