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【バドミントン】関東大学バドミントン春季リーグ戦 第1戦 女子は惜しくも敗戦するも、男子はルーキー嶺岸の活躍で強敵、早大から白星奪取!!

バドミントン

【バドミントン】関東大学バドミントン春季リーグ戦 第1戦 女子は惜しくも敗戦するも、男子はルーキー嶺岸の活躍で強敵、早大から白星奪取!!

関東大学バドミントン春季リーグ戦
2018年4月28日(土)
日本体育大学健志台キャンパス米本記念体育館

リーグ戦初日の今日は女子が日体大、男子が早大と対峙した。男女とも第3シングルスまで互角の戦いとなった後、女子は悔しい敗北を喫する。一方男子は、昨年インカレ王者の古賀穂と対戦したルーキーの嶺岸洸(社1)が、大金星を挙げる活躍を見せるなど、法大がシングルスで全勝。開幕戦勝利を飾った。

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実力者相手に勝利を決め、喜びをあらわにする嶺岸

試合結果

総合試合結果(男子)

法政大学

早稲田大学

詳細結果(男子)

試合 試合詳細(後者が対戦相手)
第1シングルス 〇桐田和樹2ー1大林拓真(21ー19、11ー21、21ー12)
第2シングルス 〇嶺岸洸2-1古賀穂(11ー21、21ー17、21ー18)
第1ダブルス  ●小森園隆平・長峰善1ー2小野寺雅之・大林(21ー14、10ー21、18ー21)
 第2ダブルス ●桐田・山澤直樹0ー2鈴木朋弥・渡辺俊和(15ー21、12ー21)
 第3シングルス 〇野田悠斗2ー1小野寺(22ー20、11ー21、21-18)

総合試合結果(女子)

 法政大学 

2

日本体育大学

詳細結果(女子)

試合 試合詳細(後者が対戦相手)
第1シングルス ●勝俣莉里香1ー2池内萌絵(9ー21、21ー19、18―21)
第2シングルス  〇岡部天2ー0辻田つかさ(21ー13、22ー20)
第1ダブルス  〇勝俣・工藤ひな子0ー2池内・三木江里子(21ー19、21ー16)
第2ダブルス ●清水一希・今野聡子2ー0鈴木咲貴・田代愛妃(15ー21、16ー21)
第3シングルス ●伊東佑美0ー2財津穂(17ー21、17ー21)

 

戦評

男子

 新チームとして初めての公式戦である春季リーグの初戦は早大と対峙する。リーグ優勝に向け白星発進をしたいところだ。   

 第1シングルスで出場したのはエース桐田和樹(経4)。第1ゲームは終盤に追い上げられるものの最後は逃げ切りしっかりとものにした。しかし、続く第2ゲームは一転し、序盤から連続失点が続き11-21と大差をつけられこのゲームを奪われる。迎えたファイナルゲームも序盤は互いに譲らないシーソーゲームが続いていたものの、鋭い球で相手を崩し確実にショットを決めていく。21-12で奪い返し、チームに1勝を持ち帰り幸先の良いスタートを切った。

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 続く法大の第2シングルはこの試合が入学後初の公式戦出場となる嶺岸洸(社1)が登場。昨年のインカレ王者で相手エースの古賀穂との対戦となった。第1ゲームはインカレ王者の前に対応しきれず、このゲームを11-21で落とす。しかし、ここから嶺岸の反撃が始まる。ルーキーらしからぬ物怖じしないプレーで、相手の球に食らい付き相手のミスを誘い始めると、緩急ある球や高いレシーブ力で相手を圧倒。21-17、21-18で奪い返し王者を撃破。チームの勝利を大きく引き寄せる大活躍を見せ、大学の試合で最高のスタートを切ることに成功した。 

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 勝利まであと1勝となる法大の第1ダブルスは小森園隆平(社3)、長峰善(経1)ペアが出場。  危なげなく第1ゲームを奪ったものの、第2ゲームからは、ネット前やレシーブでの小さなミスが連発。徐々に相手のペースに飲まれてしまい、本領発揮できないまま敗戦してしまう。  

 第2ダブルスでは昨年から何度かペアを組んでいる桐田、山澤直貴(経2)ペアが登場。自分たちのミスから着実に相手に点差を離されてしまう。終盤になると、迫力のあるスマッシュが決まり始め、巻き返しを図ったが、あと一歩及ばず、15-21、12-21で落とし、この試合初のストレート負けを喫した。 

 この試合の勝敗を決める運命の第3シングルス。法大の勝利は野田悠斗(経3)に託された。第1ゲームは終盤まで互いに譲らないシーソーゲームが続き、デュースまでもつれ込むが、最後は逃げ切り22-20で奪う。しかし、第2ゲームは相手の勢いあるプレーに一歩及ばれ11-21の大差で落としてしまう。ファイナルゲームも第1ゲーム同様シーソーゲームが続いたが、9-11でリードされたままインターバルを迎える。しかし、最後は仲間の声援に後押しされるかのようにショットがさえ渡り、相手のミスを誘発。手に汗握る熱戦を制した瞬間、チーム全員が野田のもとに駆け寄った。   DSC 0394 R

 昨季のリーグ戦は、あと一歩で入れ替え寸前であった法大。今日の試合では、ルーキー嶺岸の活躍も目立ち、リーグ優勝に向けて最高のスタートダッシュとなった。苦しみながらも、勝利を掴み取った勢いこのままに連戦を駆け抜けていってほしい。(杉本ひかり)

女子

  第1シングルスには主将の勝俣莉里香(営4)が出場。第1ゲームは完全に相手のペースに飲まれ、9-21で落としてしまう。しかし第2ゲームでスマッシュを連続で決める粘りを見せ、フルセットまで持ち込む展開に。第3ゲームも粘り強く戦ったが、勢いづいた相手を崩すことができず、接戦を制すことができなかった。

 第2シングルスには岡部天(国2)が登場。序盤から連続得点で流れを引き寄せると、ネット際の攻防を制し安定した試合展開で第1ゲームを21-13で獲得。第2ゲーム中盤にデュース持ち込まれる場面もあったが、最後はスマッシュを決め切って見事ストレート勝利。これで再び勝負を振り出しに戻し、チームに勢いをもたらした。IMG 6511 2 R

 第1ダブルスの勝俣・工藤ひな子(人4)ペアは第1ゲームのゲームポイントで長いラリーを制したことで勢いづき、そこから第2ゲームまで流れを引き寄せることに成功。スマッシュを打ち合う激しい戦いとなったが、最後までペースを保ちストレート勝ち。同級生ペアの息のあったプレーで4年生の貫禄を見せつけた。IMG 6670 2 R

 流れそのままに決着をつけたい第2ダブルスに出場したのは、清水一希(人3)・今野聡子(人2)ペア。第1ゲームは、相手の力強いスマッシュに圧倒されレシーブが追いつかずに15-21で奪われる。第2ゲームは序盤、得点を取っては取られるのシーソーゲームが続く。しかし相手が16点目をスマッシュで決め込むとそこから日体大のペースに持ち込まれてしまう。その後も連続ポイントを許し、ストレート負けとなった。

 勝敗を分ける第3シングルス。昨年までダブルスとして出場していた伊東佑美(営3)が、シングルスとして負けられない戦いに挑んだ。1ゲーム目は序盤から連続ポイントを取られ、相手のペースに飲まれてしまう。17-21で落とすも2ゲーム目は、4点目まで連取すると勢いづく。ラインアウトも見逃さず丁寧に試合を進め、両者譲らぬ接戦に。しかし最後は自身のミスなどで相手に得点を許してしまい、悔しい敗戦となった。

この結果法大は2-3で、初戦を白星で飾ることはできなかった。だが、リーグ戦はまだ始まったばかり。残り4戦を主将の言葉通り、「誰かが負けても誰かが取る」戦い方で、勝利を呼び込んでくれるはずだ。(手島莉子)

監督・選手インタビュー

嶺岸洸

 ー今日の試合を振り返って 
相手が凄く強いと聞いていて、出だしが硬くなってしまいました。   

ー入学してから初めての公式試合ですが 
高校とは全然雰囲気が違うので、プレッシャーもありましたが、途中からは自分らしくのびのび試合できて良かったです。   

ー昨年インカレ王者の古賀穂選手を破った率直な気持ちは 
凄くうれしかったです。自分にとって雲の上の存在なので、そういう選手にも噛みついて勝てたのは価値があったと思います。   

ー監督やチームのメンバーにはなんと声をかけられましたか 
良く頑張ったと言われました(笑)。   

ーチームの勝利にも大きく貢献されましたが 
強い選手に勝つことはできましたが、チームとしては1勝ですので、単複とか兼ねて優勝できたらうれしいです。   

ー明日の試合に向けて 
明日からも色んな大学と当たりますが、どこも強敵なので気を引き締めて頑張りたいです。

野田悠斗

ー今日の試合を振り返って
団体戦でゲームカウント2-2で、回ってくる経験があまりないのですが、東日本の日大戦で回ってきたときはボコボコに負けていたので、そのイメージがありました。最初は緊張していたのですが、周りの人が応援してくれたので緊張が解けて、頑張れました。 

ー対戦した小野寺雅之選手の印象は
色んなところに球を散らしてきて、テクニックがある印象でした。自分も結構回されてる感じがあって、上手かったです。 

ー勝因は
ファイナルの後半は、応援の力です。それで頑張れました。 

ー早大のシングルスから3本取りましたが 
実際自分の中では、(シングルスは)0-2か1-1くらいかなと思っていたのですが、桐田さんがまず大林(拓真)に勝って、嶺岸もインカレチャンピョンに勝ったので、1年生のデビュー戦なのに凄いなと、すごく期待できますね。 

ー初戦で勝利を収めましたが
法大は最初調子が良くて、途中からダーっと下がっていくイメージがあるので、このままの調子でいきたいです。 

ー明日への意気込み
今日の疲れをしっかりとって、明日も万全な状態で臨めるようにしたいです。

勝俣莉里香・工藤ひな子ペア

ー今日の試合を振り返って
勝俣:シングルスはびびってしまったというか、今までは上の人とやることが多かったのですが、下とやることが増えて、ひいてしまった部分があったなと思います。ダブルスに関しては、自分たちのやりたいようなダブルができたし、攻められたので良かったかなと思います。
工藤:1ゲーム目は緊張があって、プレーや動きが固かったです。上げすぎたというのがあって点数が競っていたのですが、しっかり我慢して攻めたから、1ゲーム目を取れたのだと思います。2ゲーム目は序盤で点差を広げたので、自分たちのプレーができました。けど、サーブ場面で自分の思うようにできなかったのが反省面だと思いました。 

ーペアはいつ頃から固まりましたか
勝俣:
元々組んでいたのですが、1回解散してまた組み直しました。攻撃的なダブルをやらなければ勝てないと思って、それが1番できるのが私たちが組むことだと思い、自分たちから組みたいとお願いしました。本当に最近、2週間くらい前に始めたのですが、それでもこうやって出来たのでこれからもっと頑張っていきます! 

ー第1ダブルスとして、1本取れたことについては
勝俣:
自分たちが組みたいと言って、組ませてもらったのでそこは絶対に勝たなくてはいけないと思っていました。1本取れたのはうれしいですが、それが当たり前にならないといけないなと思います。
工藤:色々な経験をして、結果を残している人とペアを組むということで、正直絶対に勝たなきゃという気持ちがあったので、今日はしっかり戦えたと思います。 

ーチームとしては黒星となりましたが
勝俣:私のシングルもそうですが、勝てるところは絶対に勝たなくてはいけないです。楽な試合は一つもないので、今年は特にエースダブルス、シングルスがいないので、誰かが負けても誰かが取るという戦い方をしなくてはいけないです。負けてしまいましたが、どこのチームも同じくらいの力なので、まだ可能性はありますし、今年はどんな時でも明るくいきます! 

ーラストシーズンの意気込み
勝俣:この負けを挽回できるように。落ち込んでいても仕方がないので、みんなで戦います。
工藤:1戦目で負けてしまったのですが、下を向いても後々にひきづってしまうだけだと思うので、しっかり切り替えて、頑張ります!

伊東佑美

ー今日の試合を振り返って
2対2で回ってきて、自分が勝たなきゃいけない試合でした。相手が我慢するタイプで、自分も同じ我慢するタイプなんですけど、相手の方が我慢強くて、自分はサイドアウトとか後ろのアウトで、我慢できなかったなと思います。相手が我慢できて自分が我慢できなかったのが目立った試合でした。     

ー財津穂選手は、昨春チームとして敗戦した相手でしたが
去年は良かった時もあったし、悪かった時もありました。それを冬場、課題を持ってやってきたんですけど、同じ大学のメンバーで試合する時と他校と試合する時では違くて、見えてなかった課題とかもでてきたので、まだまだ力不足だなって思いました。     

ーシングルスとしての出場となりましたが
将来的には両方出たいんですけど、出された方には一生懸命頑張りたいなって思ってます。       

ー次回への意気込み   
チームで戦うので、出ても出なくてもチーム一丸となって、良い雰囲気で勝利を目指したいです。まだ負けたわけじゃないし、これからも続くので、今日の反省を生かして明日に繋げたいと思います。

フォトギャラリー

  • DSC 0185 R実力者相手に勝利を決め、喜びをあらわにする嶺岸
  • DSC 0254 R同校出身ダブルスの二人(小森園・左、長峰)
  • DSC 0281 R本領発揮とはならず、敗戦した第2ダブルス(桐田・左、山澤)
  • DSC 0345 Rプレッシャーのかかる場面でしっかりと1本取り、チームに勝利をもたらした野田
  • IMG 6024 2 Rシングルスでは悔しい敗戦となった勝俣
  • IMG 6690 2 R息の合ったプレーで快勝した4年生ダブルス(工藤・左、勝俣)
  • IMG 6929 2 R相手のスマッシュを受ける今野(左)、清水ペア
  • IMG 7076 2 R伊東は最後まで粘るも、一歩及ばなかった
 

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