【陸上競技】天皇賜盃第84回日本学生陸上競技対校選手権大会 3日目 長田が200mで全日本インカレ初優勝!
天皇賜盃第84回日本学生陸上競技対校選手権大会
2015年9月13日(日)
ヤンマースタジアム長居
全日本インカレはついに最終日を迎えた。200mでは長田が2以下と大きく差をつけ、自己ベスト更新。全日本インカレ初出場にして、初優勝を遂げた。また総合成績で5位、トラック部門で4位に入るなど、多くの選手が入賞・表彰台を獲得し大会を終えた。
試合結果
男子総合成績
順位 | 大学名 | 総合得点 | トラック得点 | フィールド得点 |
---|---|---|---|---|
1位 | 日大 | 87点 | 44点 | 43点 |
2位 | 順大 | 69点 | 56点 | 10点 |
3位 | 早大 | 51.5点 | 51.5点 | – |
4位 | 東海大 | 50.5点 | 18点 | 32.5点 |
5位 | 法大 | 49点 | 43点 | 6点 |
※得点方法は各種目とも、1位8点、2位7点、3位6点、4位5点、5位4点、6位3点、7位2点、8位1点とする。順大は混戦種目の得点を含む。
種目別結果
種目 | 名前 | 記録 | 順位 | 備考 |
---|---|---|---|---|
男子200m準決勝 | 猪口悠太(経4) | 21秒34 | 1組6着 | |
大瀬戸一馬(スポ3) | 20秒90 | 2組2着 | 決勝進出 | |
長田拓也(経3) | 20秒87 | 3組1着 | 決勝進出 | |
同決勝 | 長田 | 20秒57 | 優勝 | |
大瀬戸 | 20秒72 | 4位 | ||
男子110mH準決勝 | 金井大旺(スポ2) | 13秒95 | 1組1着 | 決勝進出 |
同決勝 | 金井 | 13秒98 | 6位 | |
男子400mH決勝 | 濱井涼介(社3) | 52秒04 | 8位 | |
男子4×400mリレー決勝 | 片山雄人(スポ1)-猪口-伊藤健太(経3)-矢野琢斗(スポ3) | 3分8秒80 | 6位 | |
男子走高跳決勝 | 芋川駿(スポ1) | 2m05 | 16位 | |
男子やり投予選 | 望月雄太(経2) | 55m41 | 34位 | |
女子400mH決勝 | 川端涼夏(スポ4) | 59秒03 | 6位 |
戦評
男子200m
1組に出場した主将の猪口悠太(経4)。スタートをしたが、中盤で前方の選手から離されてしまう。粘りの走りを見せるものの、遅れを取り戻すことが出来ず、組6着で準決勝敗退となった。
2組に出場した大瀬戸一馬(スポ3)、3組に出場した長田拓也(経3)は、レース序盤から流れに乗り、決勝へ駒を進める。決勝では、長田がスタートから積極的に前に出る。中盤では、橋元(早大)、谷口(中大)、チームメートの大瀬戸と先頭争いを繰り広げたが、最後には集団から抜け出し自己ベストを更新してゴール。インカレで初優勝を果たした。一方で、大瀬戸はラストで粘ることができず、0.01秒差4位と表彰台を逃した。(家近なつめ)
大瀬戸はわずかな差で表彰台を逃した
男子110mH
男子110mH 準決勝では、金井大旺(スポ2)が登場する。スタートを勢いよく飛び出し、そのまま逃げ切り、1着でゴール。13秒95と好タイムで決勝進出を決める。
午後に行われた決勝でもスタートから攻めていく。中盤は他の選手らと横一線となるも、最後は「スピードに乗れなかった」と6位に終わった。金井は今年自己ベストを更新するなど、成長の見られる1年となった。この悔しさをばねに、来年こそは関東インカレ、日本インカレで表彰台へ上る姿を見せてほしい。(羽根田萌)
金井もわずかな差で表彰台を逃す
男子400mH
初めてインカレ決勝の舞台に立った濱井涼介(社3)。自分の持ち味でもある前半から飛ばしていく走りを見せ、4、5台目まではトップでレースを進める。しかし「歩数が合わなかった」と話したように、足が合わず徐々に失速していく。7番目でラスト100mを迎え、ゴール手前でも1人に抜かれ、決勝は最下位という悔しい結果でレースを終えた。今大会の経験を来年の関カレ、全カレに活かして欲しい。(八木下伸一)
濱井は8位と悔しい結果に
男子4×400mリレー
今大会、最終種目である男子4×400mリレー。関東インカレでは3位と好成績を残した種目であるため、表彰台も期待された。
1走の片山雄斗(スポ1)は良いスタートを切る。後方から早大が追い上げてくるものの、自分のペースを保ち、2走の猪口悠太(経4)へバトンパス。猪口はラストで前との距離を詰めようとするが、追いつけず。また3走の伊藤健太(経3)へバトンを渡す際に詰まってしまい、ここで最下位転落。伊藤は200m過ぎから追い上げを見せるが、前の選手を追い越せず、苦しい状況のままアンカーの矢野琢斗(スポ3)にバトンが渡る。ラスト100mで矢野は意地を見せ2人の選手を追い抜き、6位でフィニッシュ。最後には粘りを見せたが、タイムもベストには及ばず6位と悔いの残る結果となった。(家近なつめ)
矢野はアンカーで意地を見せた
男子走高跳
この競技には芋川駿(スポ1)が出場。2m00、2m05を1回目でクリアするものの、2m10は3回目で成功することができずに終わった。自己ベストには届かなかったが、1年生ながら出場を果たした芋川に来季以降期待したい。(羽根田萌)
1年生ながら出場した芋川
女子400mH
今年の関東インカレ王者でもある川端涼夏(スポ4)。今大会も表彰台が期待された。
前半は好タイムを持つ選手に離されることなく、くらいついていくも、200mすぎにハイペースについていけず、失速してしまう。そのまま、追いつくことはできず、6位でレースを終えた。「今後も競技を続けていく」と話した川端。今後の活躍に期待したい。(八木下伸一)
6位で最後のインカレを終えた川端
選手コメント
苅部俊二監督
―全日本インカレの総括を
得点的には近年ではないくらい点数を取ったし、活躍もできたかなと思っています。個々を見ると課題は多くありますが、トラックも4番で法大の短距離は基本メインに取っているので増えているかなというのがあります。
―今大会で最後のレースとなる選手もいた4年生の活躍について
よくやってくれたとは思いますが、もう少しやれたかなというのはありましたね。だから私がもう少し頑張らせてあげられなかったかなという反省点もあるし、やはり4年で結果を残させてあげないといけない立場にいるので、もう少し良い思いをさせてあげられたかなと思います。
―長田選手が今大会、200m優勝、100mでは3位と結果を残していたことについて
他の選手が種目を絞ったりしていましたが、法大は大瀬戸を含めて両方100mと200mに出場しリレーもやるというすごくハードなスケジュールでした。ですが、それくらいタフになっていかなければやはり世界でも戦えないし、世界陸上などでは複数種目をやったりして戦っていかなければいけないですね。どのようにラウンドをこなしていくかというのがすごく大事で、そう考えると、大瀬戸も長田も上手くインカレというラウンドを上手くこなして結果も出してきているので、本当にひと回りもふた回りも去年より2人は力をつけたなという感じはします。
―大瀬戸選手はシーズン前半故障あり調子が上がらなかった中で、後半の今大会は100m2位という結果を出しましたが
前半良くなかったというよりは後半しっかり上がってきて、今少しずつ良くなってきているという感じですね。故障あって調子が上がってこなかったということですが、安定して10秒3台を出しているし、上手く調子を合わせてきたという感じですね。ここにきて少し上の段階で安定してきていると思います。ただまあ僕は彼に求めているものは、まだもっと上なのでもう少しですね。
―佐久間選手は1年生で3位という結果を残しました
佐久間も同ですが、私の中にある彼のポテンシャル、期待度は実はもっと大きくて、難しいかもしれないですけど、優勝を狙ってほしいなとは思っていました。3位に入ったのは1年生でこれだけの結果を残せるのは非常に立派なことですが、彼はもうたぶんここで収まるような選手ではないし、やっぱり来年のリオオリンピック、次回の世界陸上などの世界に出なきゃいけないような選手なので、もっと期待しています。これを踏み台というか、まだまだと思ってほしいなと思っているので、評価はしていますが、もっと上を目指してほしいですね。
―リレーについては
4継は、優勝したかったのですが三村が予選を走って、足の調子がずっと良くなくて、欠場を決めたのがエントリーの5分前くらいでした。メンバー変更で川辺が走ってくれましたが、やはり不安定な状態でレースするというのがなかなか厳しいものがあって、ただ気持ち切り替えてしっかりやってくれましたが、やはりまだ足りないですよね。中大とは力の差がありますね。
女部田選手(中大)が10秒2台くらいで走る選手で川辺は10秒6なのでそこでも0.3秒くらい違うので、あれだけの差だとやっぱりやられちゃいますよね。川辺も良くやってくれて他の選手とは良いが中大の選手とは力の差がついてしまいますね。もっと上を目指すなら力をつけていかなければならないです。でも本当に残念でした。トワイライトゲームスでも同じやられ方をされていたのですが、あのときよりも惜しかったので、彼も力はつけていますが、同じ負け方を2回繰り返しているので、次は必ず中大に先行したいとは思います。 マイルは残念な結果でしたね。表彰台はいきたいなと思っていたので。ちょっと上手く回らなかったですね。前半からいかなければならなかったのですが後攻めになってしまって、そうするとあのようなレースになってしまいますね。その中でも矢野がしっかり走ってくれて順位を上げてくれたので収穫はあったと思います。若いチームで、4継もそうですが両方とも4年生が1人抜けるだけなので、来年は両方とも優勝したいですね。
―さきほどお話にもありましたが、世界陸上に大瀬戸選手、長田選手が出場しましたが
うちの大学はインカレなども大事な大会ですが、人数も少数でやっているため総合優勝を狙うような大学ではないので、我々が目指しているところは世界に出るとか総合力はないけれども、一つ優勝するとか1、2位を取ることですね。言ってみれば派手な大学というか突拍子でもないことをやるような大学だと思っていて、そんな大学は他にないので、そういう大学に常になりたいなと思っています。来年もオリンピックや世界陸上で日本代表選手を要して戦っていくようなそういう大学になりたいなと思っていて、彼らが今年やってくれたので非常に僕が理想とするチームになってきたかなと。僕らが現役だったときもそんな感じで、やはり代表経験した選手がずらっと並んでそれでこういうところに乗り込んできて、暴れまわって。ただ総合なんて取れないという感じだったがすごく目立つ大学ですね。だからそれが一番うちの色だし、ユニフォームも目立つし、やっぱり目立つ大学になりたいなと。少し基盤ができつつあるという感じはしますね。
猪口悠太主将
―全日本インカレ200mを振り返って
準決勝に残れたのに力が出せなかったというか、自分のレースができなかったです。毎年こうやって準決勝で落ちて、今年こそはと思っていましたが、こうやって終わってしまって今まで一番悔しかったかなと感じますね。
―準決勝21秒34で6着という結果についてはどのように受け止めていますか
特に良いところもなく、あっという間に終わってしまったなと。もう1回くらい走れたらなと。悔いが残るレースでした。
―マイルについては、3分8秒80で6位という結果でしたか
優勝タイムも僕らが持っているベストよりも遅くて、僕個人としてはあまり良い走りができなくて後輩に助けてもらったという感じです。表彰台に上って笑って終われることを目標にしていましたが、それができなくて後輩の3人には申し訳ないなと思っています。
―主将として、法大の全カレの結果をどのように感じていますか
4年生が頑張ったというよりも、後輩のみんなが頑張ってくれて最後は例年にない良い結果で終われて、チーム全体としては良かったのかなと。4年生が全体的に、結果でチームを引っ張ることはできなかったことはすごく責任を感じていますし、申し訳ないなと思っています。
―今大会で最後の全カレとなりましたが
最後の最後まで悔しい4年間でした。それでも最後はマイルで決勝にいって、みんなが応援してくれて。結果はあまり良くなかったですが、後輩のみんなにつながるようなインカレに今年はなりました。
―法大の選手としての4年間はいかがでしたか
とても充実していて、監督、後輩、同期など色んな人に助けてもらって、本当に法政の選手としてやってこられて良かったと思っています。
―今年1年間、主将としてやってきたましたが
あまり今までの主将と比べて頼りない部分や、不甲斐ないところも見せてしまい、色々と感じるところはありましたが、次のキャプテンは大丈夫だと思います。
―4年間で一番印象に残っていることは
今年の関東インカレでのマイルの決勝ですかね。1年生のときに初めて決勝に残って、最後に3番で表彰台に上がれて、みんな笑顔で終われたというのが僕の中で一番印象に残っているレースですね。
―今後は
大学を卒業しても実業団で。まだ場所は決まっていないです。競技を続けていく予定です。
長田拓也
―200m優勝に対する今のお気持ちを
嬉しいです。素直に嬉しいです。
―決勝の20秒57というタイムについて
ベストなのですが、オリンピックの標準を切れなかったのが少し残念だったかなと思います。3日間で8本走ってベストを出せたのは、よかったかなと思います。
―オリンピック標準記録突破を目標に走っていたのですか
切れればいいなと思っていて。思ったより近い記録を出せて、「ああもうちょっとだったな」という感じですね。
―決勝のレースのご自身の走りについて
外のレーンだったので、自分のペースでレースをつくろうと思って、思っていたレースができたかなと思います。ちゃんと後半勝負にもちこめて最後に抜け出したというレースができ、結構きれいなレースができました。
―積極的に前方へ出る走りをしていた印象です。意識して前に出たのでしょうか
そうですね。楽して前に出るという感じですかね。9割くらいのペースで余裕を残しつつも、スピードをしっかり出すという僕の中の200mの課題で、かつ後半も勝負をかけられるという僕の理想の走りです。完璧とはいえないけれど、それに近いレースができたのかなという感じです。
―準決勝の20秒87というタイムについて
特にないですね。思ったより足が痛くて、朝早いレースだったので体が動かないなと感じつつ、準決勝を通るタイムだし、大丈夫かなと。タイムは特に気にしてないです。
―今日のご自身のコンディションはいかがでしたか
あまり足が良くないことと、疲れが溜まってきていて体が動かないかなと思ったのですが、大事なところで体が動いてくれたといいますか、このように優勝できたことは良かったのかなと思います。
―全日程を振り返って
怪我などが原因で、全日インカレは 初めて出場しました。このインカレは自分の実力が、もろに出る大会だと思って挑みました。100mは物足りない結果ですが、200mは勝ち切れたので今シーズン急激にタイムが上がって、それがフロックじゃなかったことを証明できたと思います。
―今大会を終えて、次の課題について
100mは加速に自信があるので、スピードにのるまでの段階をなおすことと、単純にスピード不足なので、それは3ヶ月後に始まる冬季練習で意識していきたいです。
大瀬戸一馬
―決勝のレースを振り返って
準決勝を終えて苅部さんから前半からいけと指示があったので自分なりに前半を飛ばしてというレース展開をやったつもりでしたが、前半飛ばせと言われた中で(前半を)トップで通過できなかったという部分は少し悔しいところではありますが、レース自体は悪くなかったかなと思います。
―20秒72で4位という結果について
元々僕の中で、1位から3位を取った選手には力が及んでいないなと思っていたので4位という結果は特に悔しさはありませんでした。ただ、タイムだけみると残り0.01秒で一気に2位まで上がることができたので、それが陸上の勝負の面白さかなと思いました。
―疲れはやはりピークに達していましたか
もう最高にきついですね。200mの決勝は、もう自分の中で限界を超えた瞬間でした。
―同期の長田選手が優勝しましたが
全日本インカレ優勝者が同じ部活にいるとなると、来年にむけた良い冬季練習でのライバルができたなと考えれば、すごく自分にもプラスになるかなと思います。
―今年の全カレ全体を振り返って
あまり自分の中ではすごく調子が上がっていると思っていない中で臨んだのですが、そういった中でもしっかり結果を残せたので、すごく充実した3日間だったかなと思います。
―今後の目標は
まずは今シーズン中に自己ベストを更新したいなというのが、まずひとつの目標としてあって、そして来年リオデジャネイロオリンピックがあるので、その標準記録の10秒16をできれば今年中に、悪くても来年の日本選手権までには切りたいなと思っています。
濱井涼介
―本日のレースを振り返って
自分は前半型なので、前半から攻めて挑戦する気持ちでいきました。みんなベストタイムなら負けず劣らずのレベルだったので、自分も戦えれば良い順位が来ると思っていました。いつもは4台目まで13歩でいって、6台目まで14歩でいって、最後全部のハードルを15歩で刻んでいくというのが自分の1番の理想の走りなのですが、今回それがあまり上手くいかなかったのが残念です。4台目まではいったのですけど、少し無理やりいった感がありました。200mハードルのタイムもそんなに悪くなかったのですけど、調子の良い時の自分ならもっと良いものができたかなという少し悔いが残りましたが、今の自分にできる最高のパフォーマンスができたと思います。
―8位という結果について
満足はしてないです。悔しいです。上位に同期が何人か入っていて、そこに差をつけられたことが1番悔しいですし、自分がトップ集団と渡り合えなかったことが悔しいです。しっかり練習して、出直したいです。
―同期というのはどのような存在ですか
高校時代のライバルで、ともに戦ってきたので、負けたくないし、ベストが出たら嬉しいし、自分も負けられないなと思います。負けられない存在です。
―今大会の目標は
50秒前半を出してベスト更新して、表彰台に乗るというのが1番の目標だったのですけど、決勝進出して8位という結果に終わってしまいました。決勝進出という目標だけは達成できたかなと。決勝の走りはまだまだだったなと思います。
―予選について
組を見た時からいけるという自信はありました。一緒の組に同じ中学校の先輩が隣で走っていて、1着でいったと思ったらその人に1着取られちゃったのですけど、あのタイムなら予選は通過したと思ったので、予選は良かったです。でも、内容的には全然よくなかったです。
―予選は先ほどの理想の走りはできなかったということですか
そうですね。13歩で2台しか跳べてなくて、そこから14歩に切り換えたので、全然スピードには乗れませんでした。臨機応変には対応できたのですけど、もう少し良いものができたのではないかなと思いました。
―今大会の調子は
1週間前まで走ってなかったので、ほとんどぶっつけ本番みたいな感じでわからなかったです。
―それはけがの影響ですか
2週間ほど前からお尻と太ももの付け根を少し痛めていて、直前まで走れていなかったのですけど、トレーナーさんたちのおかげで、調整することができたので、感謝しています。
―今後に向けて
今シーズンは関大との対抗戦が11月にあるのと、日本選手権リレーは出るかわからないですけど、しっかり走力を付けて、マイルにも貢献できる選手になりたいです。来年は関カレはもちろん、全カレもしっかり上位入賞してチームのために貢献するとともに、自分の目標である49秒台突入を目指して頑張りたいと思います。
金井大旺
―決勝のレースを振り返ってごいかがでしたか
調子は良かったのですが、最後の10台目が終わってからスピードにのれずに終わってしまいました。隣のレーンの選手と当たってしまって、最後スピードに乗れなかったので悔しいです。
―決勝のレースの13.98というタイムについて
今回は、自己ベストを出せる状態だったのですが、ちょっと悔しいですね。 ―調子は、いかがでしたか 8月は大会を入れないで練習期間に充てたので、トレーニングをして、この大会に合わせられるようにしていました。
―どのようなトレーニングをしていましたか
ハードルを多めに跳んで、後半たれないように頑張りました。足跡にも、着地のときも、アクセントをつけました。インカレで改善できてよかったのですが、決勝は悔しい結果になりました。
―準決勝のレースは13.95というタイムで決勝より良かったことに関して
決勝の方が、あのまま行けば良かったのですが、後半が少し駄目でしたね。
―昨日の予選のレースからご自身の走りを振り返って
予選は、正直フライングかもしれないと思っちゃって、1台目までうまく入れなかったです。このことは準決勝で修正できて良かったです。
―今後の目標について
来年の関東インカレ、日本インカレで表彰台を狙って、できれば優勝を目指して頑張りたいです。
川端涼夏
―本日のレースを振り返って
予選で自己ベスト出せていたので、その走りが再現できたらなと思ったのですけど、4台目くらいで隣がきて体が硬くなってしまって、自分のレースができなかったなと思います。
―結果について
順位はあまり納得してないですが、8秒台を目標にやっていて、それができたことは良かったかなと思います。
―今大会の目標は
表彰台に乗ることが目標だったので、結果は残念でした。後は8秒台出すことがマストだったので、予選でしたが出せたのは良かったかなと思います。
―予選の走りを振り返って
前半、2台目まで15歩というチャレンジが上手くいって、前半は良かったのですけど、後半は足が合わなくて、課題が残ったので今後はそこを直していきたいと思います。
―関カレ後に重点的にしてきた練習は
関カレで、2台目まで16歩だったので、それを15歩にする練習を少しやっていて、後は基礎的な体力あげるという感じでやっていました。
―初日に出場した400mについて
ベスト出すのが目標で、0.5秒くらい更新できたので良かったです。
―調子の方は
けがもまだ治ってきてなくて、不安な所はあったのですけど、アップの時には体も動いていて、けがのことは気にせずに走れました。
―4年間の全カレを振り返って
私は全カレが転機の場所だったので、今回もベスト出すことができて、良い思い出が多くあります。3年生の時はあまり良くなかったですが、充実した全カレだったかなと思います。
―今大会の収穫や課題は
試合で15歩ができたのは良かったですが、それが完璧ではないので、それを完璧にして、次のステップに進んでいきたいです。
―今後の競技の予定は
就職先はまだ決まっていないのですが、陸上は続けていきたいと思っているので、課題をどうにかしながら、頑張っていきたいなと思います。
―400mも続けられるのですか
そうですね。本職は400mHなので、それにつなげられるように走力アップをしていきたいなと思います。
フォトギャラリー
- 長田は見事な走りで男子200mを制した
- 大瀬戸はわずかな差で表彰台を逃した
- 芋川は記録を伸ばせず
- 表彰台で笑顔を見せる長田
- 金井もはわずかな差で表彰台を逃す
- 6位で最後のインカレを終えた川端
- 濱井は8位と悔しい結果に
- 矢野はアンカーで意地を見せた