【陸上競技】新入生インタビュー　～大島史也、花岡慶次、星野莉亜～

新入生インタビュー

今年も多くの新入生が入部し、新体制となった法大陸上競技部。新入生の中から９名にインタビューを実施し、今回は大島史也、花岡慶次、星野莉亜のインタビューをお届けする。

六大学対校戦では4×100mRでアンカーを務めた星野

インタビュー

大島史也

ー法大に入った理由は
入学する前に、坪田監督が大会に見に来てくださったことがあって、そのときにお話しさせてもらいました。その時に優しい雰囲気もありましたし、四年間やって行く上でついていきたいと感じました。そして高校の先輩も在学していて、寮生活で安心できるなと思いました。また自分は、坂東（悠太、平30年度卒＝現富士通）さんを尊敬していて、五輪で坂東さんや青木（涼真、令元年度卒＝現Honda）さんなど世界で戦える選手を輩出しているところからも法政大学に入学しようと決めました。

―他の大学と迷ったことは
法大一択だなと思っていました。高校の最後の方に記録を出したのですが、それまではあまり出せていませんでした。ですが、坪田監督は記録を出す前から、遠くからわざわざ記録会に来てくださったというというのが嬉しかったですし、選手のためにここまでしてくれるのだと感じました。

―実業団に進もうと思ったことは
全くなかったです。

―大学では、箱根駅伝というのが一番の魅力と感じているのですか
そうですね。箱根駅伝は、陸上を始めたころから目指してきている場所です。自分自身、大学のなかで、全国の舞台で戦いたいなと思っています。

―法大の印象は
入学前は楽しそうというイメージがあったのですが、入学すると、「箱根駅伝の常連校は違うな」と思いました。やるときはやるという感じで、雰囲気もピリピリしているところもあるので、イメージとは違いました。

―先輩とのコミュニケーションは
寮の同じフロアでとかで会うと、先輩方が話しかけてくださって関わっていますが、まだ少し馴染めていない部分もあるので、ここから慣れていかないといけないと思っています。

―よく話す先輩は
いつも仲良くさせもらっているのは、小泉樹さんや武田（和馬）さんなど、２年生の先輩が多いです。特に入学前から小泉さんは「かっこいいな、こういう選手になりたいな」と思っていましたし、入学前からLINEでも話して仲良くしてもらっています。

―ライバル視している選手は
高校時代に同じ学校で競いあった、明大の山本樹選手と立大の相澤拓摩選手です。入学して感じたのは、記録だけではなく、同じ学年でもレベルは全然違うと思うので、負けたくないです。

―同世代トップの駒大・佐藤圭汰選手に対して何か意識していることは
佐藤選手は、レベルが違うなと思っています（笑）。なので勝つというより、まずは追いつきたいなという気持ちもあります。そういう選手は、日本選手権や大学在学中に世界の大会に出ると思うので、同じスタートラインに立ちたいなと思っています。

―1年目の目標は
5000m13分台をまずは出し、箱根前には13分30秒台が出せるくらいまで強くなっていたいです。そして箱根駅伝の往路で勝負したいなと思っています。チームの流れを左右する往路の中で、区間上位、あわよくば区間賞を狙いたいと思っています。

―4年間での目標は
チームとしては、この世代で『箱根駅伝総合3位以内』のように上を狙いたいです。個人としては日本の大きな大会で入賞することが目標です。

―法大ファンヘ向けて
大学では未熟で下の方ではあると思いますが、４年間で強くなって法政大学に貢献したいなと思っているので、応援していただけると嬉しいです。

（取材・大井涼平）

出身校：専大松戸（千葉県）
自己記録：1500m 3分48秒38、5000m 13分50秒04、10000m 29分24秒23

花岡慶次

ー法大に入った理由はどういったところですか
中学生の頃から箱根駅伝を走りたいと思っていて、高校で陸上をやる中でも箱根駅伝を走れる大学に行きたいという思いがありました。中でも法政大学は六大学でもあり、SSIという特別な科目も取れて陸上と勉強を両立しやすいというのを聞いて、そこが魅力的だと思って法政大学に決めました。

ーご自身の強みはどんなところだと思いますか
何事も諦めずにできるのが強みだと思います。高校時代も故障が多く、なかなか走れない期間もあったんですけど、補強や日頃できないことをすることができました。

ー今の1年生の中でライバルはどなたですか
1年生の中で自分より速い選手が3人いるのでその3人はもちろんですが、自分以外は全員ライバルだと思っています。

ー今シーズンの目標をお願いします
今はけがをして走れていないので、まずはけがを治したいと思います。高校2年生の時から5000mのベストが出せていないので、5000mのベストを出して、駅伝メンバーに入れるように頑張りたいと思います。

ー4年間の目標をお願いします
箱根駅伝を走って、チームの目標である5位入賞に貢献したいと思います。

ー高校と大学で練習面で変わったことはどんなところですか
走る距離が増えたというのが一番です。高校はそんなに距離も踏まなかったんですけど、大学は朝練や本練習の距離が大幅に増えたなと感じています。

ー高校と大学で生活面で変わったことはどんなところですか
高校のときも寮生活だったので、寮生活という面ではあまり変わってないんですけど、起きる時間は少し早くなりました。自炊も高校ではしていなかったんですけど大学では食事が出ない日もあって、自炊をするようになりました。栄養も自分で考えられるようになったので、そこは変わったと思います。

ー今後に向けての意気込みをお願いします
今はけがをしているので一日でも早く治して、自分より早いメンバーに追い付きたいです。駅伝でしっかり走れるような体づくりをして、箱根駅伝で活躍できる選手になりたいと思います。

出身校：世羅（広島県）
自己記録：5000m 14分20秒28
全国高校駅伝 6区2位

星野莉亜

―自己紹介をお願いします
東京都出身、城西高等学校から来ました星野莉亜と申します。種目は短距離で、スポーツ健康学部のスポーツ健康学科で学んでいます。

―高校3年間で一番印象に残っている試合は
特に印象に残っているのは、やっぱり高校3年生の時のインターハイです。インターハイという舞台がずっと夢だったんですけど、コロナとかの関係でなかなかうまくいかず、自分の走りもうまくいかなくて、結局高校3年生の1度しかインターハイを経験できませんでした。でも、その1度だけのチャンスを無駄にすることなく、出たのはリレーだけだったんですけど、自分の今できる努力をした結果、全国3番という結果を残せました。

―進学先に法大を選んだ理由は
まず私は将来スポーツに関わる仕事で次世代アスリートを支える管理栄養士になりたいと考えていたので、スポーツとは何かを学べる学校が望ましいと思っていました。かつ、高校時代に叶えられなかった日本一という目標を叶えるためにも大学ではその目標に近づける環境で過ごせたらなと思って法大を選びました。

―チームの雰囲気は
とても先輩たちが優しくしてくれるので私的にはとても居心地が良くて、今の私たちの同期の1年生女子の人数が少なくて短距離だと私一人なので、心寂しくて結構思いつめちゃったりするときもあるんですけど、先輩たちが優しく声を掛けてくださるおかげで毎日楽しく、しかも質の良い練習ができるので、私にとってはとても幸せな空間です。

―特に仲の良い先輩は
皆さんすごく良い先輩なんですけど、特に尊敬してる先輩は佐藤瑠歩さんです。

―入学から1ヵ月経ちますが、大学生活は
まだまだですけど、友達も徐々に増えてきましたし授業の流れとかもなんとなく掴めてきたかなと思うので、まずは大学生活というものに慣れて、陸上競技も楽しめたらなと思っています。

―特に面白かった授業は
「トップアスリート論」が特に面白くて、一度陸上競技の話が出て、板書するという感じじゃなくてただ話を聞くタイプの授業だったんですけど、いつもならちょっと眠たくなっちゃうなという時もあるのにその話に100分集中しちゃうくらいの内容で、私自身も陸上をやっているということもあって刺激的な授業だったなと思いました。

―先日東京六大学対抗に出場しましたが、法大のユニフォームを着たときの心境は
初めて「Ｈ」を付けて走って、100mはオープンだったのでサブユニだったんですけどリレー種目で正式ユニフォームを着させていただくことができて、まだまだこんな未熟な私でもこれが着れるんだと思ってすごくテンションが上がってうれしかったんですけど、パフォーマンス的には最悪だったので、いつかこの正式なユニフォームを着て活躍できるように頑張りたいなと本気で思いました。

―1年目の目標は
まずは大学の環境慣れというのも含めて学生であることを第一に勉強も部活も両立させたいなと思っていますし、偉大な先輩方がたくさんいらっしゃるので皆さんに食らいついていけるようにして、自己ベストを更新していければなと思っています。

―大学4年間の目標は
陸上競技を続ける上で大学を選んだので、この大学4年間が最後の競技人生となるので、すごく大きなことを言いますけど、日本一というのを目標に頑張っていきたいなと思っています。

（取材・窪田真一）

出身校：城西（東京都）
自己記録：100ｍ 12秒34、200ｍ 25秒27
インターハイ2021　4×100ｍR 3位