東京六大学野球2026秋季リーグ戦 対立大
2026年9月19日(土)、9月20日(日)
神宮球場
開幕の早大戦で1回戦を快勝した法大は、2回戦を落とし1勝1敗に。それでも3回戦では最大6点差をひっくり返す劇的な逆転勝利を収め、開幕カードを勝ち点で飾った。この勢いを立大戦にもつなげ、連続で勝ち点をつかみたい。ここでは、立大の戦力と法大の注目選手を紹介する。
新進気鋭の投手陣に打ち勝て!
立大投手陣攻略へ打線の奮起なるか
立大投手陣でまず警戒すべきは、春にも投手陣の柱として活躍した左腕・田中優飛(3年=仙台育英)だろう。最速150キロの直球に多彩な変化球を織り交ぜる投球術を武器に、春季リーグ戦では奪三振、勝利数ともにリーグ2位の成績を残した。法大に対しては昨年まで防御率0.00を誇り、〝法大キラー〟として立ちはだかってきた。しかし、今春の法大2回戦では先発を務めるも、7四死球と制球に苦しみ3回0/3を6失点で降板。一方、明大戦では強力打線を封じ、初完投初完封を記録するなど、後半戦は安定した投球で立大のAクラス入りに貢献した。法大打線が再び攻略できるか、注目が集まる。

立大のエース・田中
また、今春台頭した右腕・道本想(1年=星稜)も見逃せない。1年生ながら先発を含む5試合に登板し、存在感を示したルーキーは、法大戦でもリリーフとして登板。井上和輝(法2=駿台甲府)に本塁打を浴びるなど2失点を喫したものの、キレのある直球を軸に奪三振はシーズン計23個を数え2勝をマークし、開幕からエースをけがで欠くなど苦しい立大投手陣を支える活躍を見せた。
春季リーグ戦でチーム防御率6.38と苦戦した立大投手陣。実力十分の左腕と勢いに乗るルーキー擁する相手に対し、強打の法大打線がどこまで得点を重ねられるか。打線の奮起が勝負のカギを握る。
超強力打線を前に投手陣の粘りが鍵
打線では、中軸を担う丸山一喜(4年=大阪桐蔭)に警戒したい。恵まれた体格を生かした長打力に加え、確実性の高い打撃も持ち味とする丸山は、今春、本塁打2本、打率.361でリーグ3位に輝き、キャリアハイの成績を残した。10打点を記録するなど勝負強さも光り、長打と巧打を兼ね備えた抜け目のない打撃で相手投手陣に立ちはだかる。

大学日本代表の小林にも警戒
さらに、大学侍ジャパンにも選出された小林隼翔(3年=広陵)にも注目だ。今春はけがによる離脱を経てシーズン中に復帰し、打率.308をマーク。通算9本塁打を誇り、攻守にわたってチームの軸を担う存在だ。万全の状態で迎える今秋、その打棒にも警戒したい。
丸山を中心に、春は打率3割を超える打者を4人擁した立大打線。長打力と確実性を兼ね備えた強力打線を相手に、法大投手陣がいかに最少失点でしのぎ、粘り強い投球を見せられるかが勝負の鍵を握る。
好調熊谷、攻守で立大攻略の突破口に
貴重な左腕が戦線復帰
さらに、大きな復帰を果たしたのが山床志郎(文3=高鍋)だ。昨秋は開幕投手を務めるなど、先発の一角として頼れる存在だったが、今春はけがの影響で登板機会なし。今秋も状態が心配された中で見事ベンチ入りを果たすと、早大1回戦から登板し、自身初勝利を挙げるなど華々しい秋のスタートを切った。
また、早大3回戦では6点差を追う苦しい場面でマウンドに上がると、4回をテンポの良く投げ抜き、反撃の流れを呼び込んだ。そのまま自身2勝目を挙げ、復帰直後とは思えない存在感を示している。完全復活を印象づける投球を見せた山床が、立大戦でもマウンドからチームを支え、勝ち点を引き寄せられるか。

貴重な左腕の山床
開幕戦で劇的な逆転勝利を収め、勝ち点をつかんだ法大。勢いをそのままに立大戦を制し、悲願の頂点へ向けてさらに加速することができるか。
(記事:古川千遥、印南空音)



