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【サッカー】インディペンデンスリーグを支え続けた伊藤遼祐&野見山蒼麻が4年間を振り返る! 苦悩と成長を重ねた日々と支え合った仲間への思い そして2人が選ぶ年間MVPは・・・

2026年10月31日(土) 法政大学城山サッカー場

インディペンデンスリーグ2026【関東】
結果:1部Bブロック4位
※インディペンデンスリーグ(以下「Iリーグ」という)とは、トップチームに所属していない選手に公式戦の出場機会を提供するためのリーグ

Iリーグの振り返りを中心に4年生の伊藤遼祐(経4=川崎市立橘)選手と野見山蒼麻(経4=法政二)選手にインタビューを行った。また、2人に今年のIリーグ年間MVPを選出してもらった。

▼インタビュー選手の紹介

伊藤遼祐(経4=川崎市立橘)

生年月日:2004.4.13
出身地:神奈川
血液型:O型
ポジション:MF
利き足:右

野見山蒼麻(経4=法政二)

生年月日:2004.5.3
出身地:東京
血液型:O型
ポジション:DF
利き足:右

▼積み重ねた日々の先に

トップチームだけではなく、Bチームで努力を重ねる選手にもスポットライトを当てたい。そんな思いから始まったこの企画。関東大学サッカーリーグに注目が集まる一方で、Iリーグにも日々努力を重ね、輝きを放つ選手たちがいる。Iリーグで経験を積み、トップチームへと昇格し、さらにはJリーガーへの道を切り開く選手も少なくない。

今年の4年生は、全員が公式戦でトップチームデビューを果たした。Iリーグで主力の野見山は「アミノバイタル®」カップの明大戦、伊藤は準決勝の流経大戦で、それぞれトップチームの一員としてピッチに立った。Jリーグ内定者を8人擁する今年の4年生。実力者がそろうチームの中で、互いに切磋琢磨しながら自分自身と向き合い、努力を重ねてきた。そして2人もまた、積み重ねてきた日々を糧に、ついに公式戦の舞台でトップチームデビューを果たした。

思うようにいかない日々も、悔しさを抱えながら努力を続けた時間もある。Iリーグを主戦場に戦い続けてきた2人が歩んだ4年間は、決して平坦な道のりではなかったはずだ。それでも、サッカーと向き合い続けた2人。ひたむきに努力を重ねるその姿は、同じ道を歩む下級生たちにとっても、大きな希望となったに違いない。

彼らは何を思い、どんな壁を乗り越えてきたのか。それぞれの場所で戦い続けた2人の、サッカーに懸けた4年間を振り返る。

▼インタビュー

伊藤遼祐(経4=川崎市立橘)&野見山蒼麻(経4=法政二)

ーー今年1年間のIリーグを振り返って
伊藤:シーズン始めはメンバーが結構固定しない中で戦っていて、後半には固まってきたんですけど、そういった難しさもあったシーズンでした。後半はメインにキャプテンをやらせてもらっていて、チーム作りのところは難しいところはありました。しかし、下級生だったり、みんなが4年生についてきてくれたので、難しい戦いが続いて悔しい結果にはなってしまったんですけど、チームの一体感っていうところは評価できると思います。

野見山:伊藤も言っていたように、シーズン最初は出ているメンバー見てもそれぞれ目的が違って、全員が全員Iリーグ優勝ってところを見れていなかったと思います。しかし、最後の方はメンバ一固まってきて、特に東海大戦(17節)とかは最後結局失点して負けてしまったんですけど、今まで自分が出てきた試合でも1位2位ぐらいのまとまりだったと思います。結局、勝敗が全てですけど、内容だけ見たらすごい充実した試合が多かったシーズンかなと思います。

ーーIリーグの良さはなんだと思うか
伊藤:やっぱりメンバー間のアットホーム感っていうか。AチームはAチームで、その優勝目指すっていうところはあるんですけど、やっぱどこかなんか競争するところが強い部分もあります。Iリーグの方は全員がまずはAチームに上がるという同じ目標です。Iリーグで結果を残すしか評価されないという認識なので、全員が同じ方向を向けます。そのアットホーム感というのは、Iリーグならではのいいところだと思います。

野見山:トップチームではない分、少し無責任な言い方をすると、関東リーグほど昇降格を気にしなくていいというか、個人のチャレンジのところにもフォーカスできる部分が良さだと思っています。それは博多(広樹コーチ)さんが常に日頃から、トップチームは割とミスしないようにというサッカーなんですけど、どんどんチャレンジしてという部分は博多さん特におっしゃっています。それは博多さんのチーム作りの方針もあります。ミスしないことよりも、どんどん挑戦して、ミスが出てもいいから挑戦して、どんどんミスを通じて成長できるのがIリークの良さかなって思います。

ーー4年間Iリーグを経験して成長したこと
伊藤:成長したかな。(笑)学年上がるごとに自分だけではなくてチームのことが見えてきました。視野も広がってきて、組織の運営に関わることも増えてきたのもあります。なので、そういう人に気を配るというか、個人戦略ではなくてチームとしてどれだけ上に行けるかというか、成長できるかという考え方は確かに身についたかなと思います。

野見山:1、2年生のときは特に、もうとにかく自分のことで精一杯でした。周りのことを考えずに自分のことだけ考えていればよかったんですけど、3、4年になって出場時間も少しずつ増えてきました。その中で自分だけではなくて後輩とか周り、組織のこと考えられるようになったのは、余裕が出たからこそできた成長かなと思います。

ーーこの4年間で経験した挫折
伊藤:いっぱいありますけど、まず1年生の頃はもう自分アイリーグ1秒も出てないので大挫折です。それがまだ始まっていないとも言えるので。(笑)
Iリーグが始まってからは、3年生の春にけがしてしまい、3か月4か月ぐらい試合に出られませんでした。1、2年生が入って、1、2年生が活躍していく中で、自分の中でも焦りがあったんですけど、1、2年生が成長してることをプラスにとらえれたっていうか。逆に学年も上がり、さっきも視野広がったと言いましたけど、そういった視点を持つことができました。なんとか復帰してからも後輩への関わり方だったりを考えて、その挫折もいい経験になりました。

野見山:1年生のときは、ほとんどアリーグと新人戦合わせて多分5試合ぐらいしか出てないです。その数少ない中でも、全部勝ち切れたわけではなかったです。それ以外の試合はずっとベンチ外で、ベンチの枠が余っていてもベンチに入れないみたいな試合もありました。(笑)そこが一概に悪かった期間かって言われると全くそうではないと思います。しかし、すごい悔しさとか反骨心というのはそこで大きくなり、それが今も自分を成長させてくれてるのかなと思います。
あとは、監督やコーチが何回か変わりましたけど、その中でみんな自分の短所としている部分は同じところを挙げられていました。そこに対して毎回、ちょっと卑屈な性格もあり、真っすぐ取り組めなかったことでチャンスを逃してしまったなというのは自覚はしてました。そのたびに悔しい思いはしたかなと思います。

ーー同期がトップチームで活躍する姿を見てどう思っていたか
伊藤:もちろん悔しい思いはありますけど、同期うち全員ほんとに仲いいです。他の学年に比べても誰とも隔たりもなく関われるいい学年なので、誇りに思うことの方が強いかなというのは思います。

野見山:正直、大半の選手はスポーツ推薦で入ってくる中で、自分は付属校からの内部進学っていう立場です。入りも全然違うので、純粋にそのレベルの人たちと練習できるのが自分にとってすごい贅沢な環境です。だからこそ同期、同じ年齢なのですごい悔しい気持ちもありますけど、例えば今、晃助(松村、経4= 横浜F・マリノス 内定 ・同ユース出身)とか梅津(龍之介、経4= 鹿島アントラーズ ユース・北海道コンサドーレ札幌内定)がプロで活躍しているの見ると、なんか伊藤と同じようにすごい誇らしい気持ちは強いですね。

ーーサッカーをするうえで大切にしていること
伊藤:もう感謝だけです。いろいろな人と環境に感謝して、今を当たり前ではないと思って、常に感謝してます。感謝を大切にしています。

野見山:俺はずっと楽しい期間ではなかったんですけど、22年間生きてくる中で、もう16年間というほぼ大方の時間をサッカーに費やしてきました。結局人間関係とか人格形成の自分の核になってる部分は、良くも悪くもサッカーだと思います。その中で、すごい大事な言葉だなと思うのは、1年の頃にしごいてもらった青島(拓馬)コーチという人が、「常に自分に対しても実直であれ直であれ」と話をされ、してもらっていました。その言葉はサッカーに限らず、特に自分はちょっと曲がった性格なので、いろいろな物事に対して、その実直に愚直に取り組むっていうのはサッカーに限らず大切にしています。

ーーお互いの印象
伊藤:お互い境遇が似てて、1年生のとき、その青島コーチにしごかれました。特にしごかれた2人で、1年生苦しい思いを共にしてここまで一緒にIリーグ4年間戦ってきた仲間です。なので、1番環境というか、Iリーグの良さも悪さも共通認識として1番分かり合えている仲だなというのは思っています。4年生この2人だけになってしまったんですけど、頼れる相棒って感じでした。

野見山:自分と違ってより組織をまとめる力だったり、発言する力の強い人だと思っています。そういう部分で尊敬できるし、後輩とか上の学年もそうですし、ほんとに一切、分け隔てなく関われます。そういうのが、今年のチームの雰囲気の良さとか、特にアイリーグの雰囲気のさにはいい意味で影響していたのかなと思います。

ーー同期で今後の注目選手
伊藤:みんな注目選手です。でもやっぱり、1番Iリーグを共にした田中恵大(経4=法政二・SC相模原内定)選手です。彼は努力家なので、1番近い距離でサッカーしていましたし、ほぼIリーグだった中でも本当に誇りに思えるので、そこは注目してもらいたいなと思います。

野見山:自分も田中恵大あげようと思っていたんですけど、ちょっとつまらない内容になってしまうと思うので。(笑)
根津元輝(経4= 前橋育英・FC今治内定)は、ほんとにサッカーだけではなくて、あらゆることに対して真っすぐだし、実力ももう多分誰が見ても、うまいって思うような選手だと思います。
今治ちょっと今調子よくないですけど、復帰したら絶対に戦力になってくれるだろうなと勝手に思っています。

3年の前期はともにIリーグで戦っていた。田中恵大(経4=法政二・SC相模原内定)と根津元輝(経4= 前橋育英・FC今治内定)

 

ーー期待している後輩
伊藤:福本一太(スポ2=阪南大高)選手です。Iリーグで一緒にボランチを組んでいることも多くて、ほんとに気使えてやりやすいなと思える選手です。なんと言ったって、90分試合出た後にスプリントしてます。試合後にみんなヘトヘトなのに試合後にスプリントするような選手です。ほんとにもう随一の努力家なので、報われてほしいなという気持ちもありつつ、誰もが期待していい選手だと思います。

福本一太(スポ2=阪南大高)

野見山:自分が期待している選手は尾崎芯太朗(現2=ジェフユナイテッド市原・千葉U18)です。なんか見た目とか普段の振る舞いから、ちょっとちゃらんぽらんなのではないかというふうに思われがちだと思います。でも、自分ほんとにたまにしか自主練午後行かないんですけど、行ったときは絶対にグラウンドにいます。筋トレもほぼ毎日欠かさずやっているのは、自分は近くで見ています。来年以降多分トップでどんどん試合に絡むと思うので、そのままプロになって活躍してほしいなという気持ちも込めて期待しています。

尾崎芯太朗(現2=ジェフユナイテッド市原・千葉U18)

 

ーー「アミノバイタル®」カップでトップチームデビューを飾ったときの気持ち
伊藤:まずは普通に試合出られてうれしいなという気持ちもありました。それに加えて、同期が1番喜んでくれてたことが1番うれしかったです。
自分たちの苦しかった時期とかを知っている選手というのは同期しかいないので、そういうのを知っていてトップチームデビューで試合出たときに、みんなが喜んでくれたということが1番うれしかったです。

野見山:自分も周りの人からの反応ってのはすごいうれしかったです。さっきからちょくちょく名前が出てくる青島コーチとも久しぶりにそれを機に連絡させてもらいました。特に自分は明治戦でPK10番目で、絶対来ないだろうなと思って浮かれて冷やかしぐらいのテンションで大騒ぎしていました。そうしたら、まさか回ってきて、ああいう重要な局面に立ったときに、今まで色々苦しかったですけど、これを決めて報われたらいいなという、楽観的な気持ちで取り組めたので、すごいいい経験になったなと思います。

ーー引退までどう過ごしていきたいか
伊藤:Iリーグは終わりましたけど、まだ関東リーグもあるし、その後インカレもあるので、まずは自分が一選手として絡んでいきたいなというところで日々の練習を取り組んでいます。他にも、チームのためにどれだけ動けるか鍵になると思うので、そういったところを意識して、最後の1日まで全力で取り組みたいなと思っています。

野見山:最近前よりちょっとずつやなさん(柳沢監督)とのコミュニケーション取る機会も増えています。より明確に自分の弱みというのは理解できているつもりです。なので、そこに残り期間少ないですけど取り組みつつ、強みを伸ばして、そのサッカ一選手として、あと少しですけど、人間としても成長できる重要な期間にしたいなと思っています。

ーーIリーグで頑張っている後輩たちに向けて
伊藤:ほんとにもう全員頑張ってるので、全員報われてほしいなって思います。その努力は本当に裏切らないと思います。サッカー面だけに結果が出るわけではないですけど、確実に人間力は上がるし、人間としてほんとに成長は絶対にするので、その努力を腐らず継続してもらいたいなと思います。

野見山:博多さんには申し訳ないですけど、もうみんなアリーグの優勝、来年度優勝を目指すよりもさらに大きい気持ちで。トップチームで自分たちが全員出てやる、そこで活躍していち早くプロの世界に飛び込んでやるという気持ちでやってほしいです。先輩たち、晃助(松村)とか梅津(龍之介)とか、いっぱいいい目標となる像はいると思うので、そこ目指して頑張ってほしいです。

▼伊藤選手と野見山選手が選出!2026年度Iリーグ年間MVP

伊藤選手が選出したのは・・・

篠原茉桜(スポ3)学生トレーナー

ーー選出理由
いい選手たくさんいるので決めづらかったですけど、篠原茉桜トレーナーがIリーグのアップも全部取りまとめてくれました。活動外の時間もケアとかあり、Iリーグの選手のけがの状況だったり、自分もシーズン中、足の痛みがあり結構気になること多かったんですけど、その都度気にかけてくれました。本当にひとり一人のことを見てくれてます。あとは、癖のあるメンバーが多いので、なかなか言うこと聞いてくれなかったり、取りまとめるのが難しかったと思います。その中でも彼女は熱心だし、勉強にも熱心で、コミュニケーションにも熱心です。そういった熱心さが全体に伝播して、Iリーグメンバーのチーム力向上にもつながったと思います。

野見山選手が選出したのは・・・

池間叶(現2=名古屋グランパスU-18)

ーー選出理由
今は少し本人的には望んでいない状況かもしれないですけど、Iリーグを一緒に戦っていく中で、誰が見ても1人だけレベル違うなという選手だと思います。それは技術面においてもそうですし、頭の部分もちょっと1つ抜けていたと思います。今、先輩がいっぱい左サイドバック充実していて、なかなか思うようなシーズンになっていないかもしれないですけど、今年Iリーグで1番活躍した、力になったなと思う選手は、池間叶です。

(取材・記事・撮影:髙橋明日香)

▼順位表 (インディペンデンスリーグ2026【関東】1部Bブロック)

順位 大学名 勝点 勝-分-負 得失点
1位 東海大学U22A 37 11-4-3 12
2位 拓殖大学U22B 35 10-5-3 13
3位 産業能率大学U22A 33 10-3-5 13
4位 法政大学U22 29 9-2-7 8
5位 中央大学U22A 27 8-3-7 2
6位 東洋大学U22 26 7-5-6 3
7位 東京国際大学U22B 26 8-2-8 1
8位 城西大学U22A 19 5-4-9 -5
9位 帝京大学U22A 16 4-4-10 -16
10位 筑波大学U22B 4 5-4-14 -31

▼日程と結果

節 日付 対戦校 結果 会場
1 4月12日 帝京大学U22A ●0−1 帝京大学陸上競技場
2 4月26日 産業能率大学U22A 〇4ー1 法政大学城山サッカー場
3 5月4日 筑波大学U22B 〇1ー0 法政大学城山サッカー場
4 5月10日 中央大学U22A ●1ー2 中央大学多摩キャンパスサッカー場
5 5月17日 城西大学U22A 〇2ー1 法政大学城山サッカー場
6 5月24日 東洋大学U22 〇2ー0 法政大学城山サッカー場
7 5月31日 東海大学U22A ●1ー2 東海大学サッカー場
8 6月7日 東京国際大学U22B 〇5ー2 東京国際大学第1グラウンド
9 6月13日 拓殖大学U22B ●1ー3 拓殖大学八王子国際キャンパスサッカー場
10 7月4日 産業能率大学U22A ●1ー4 産業能率大学第二グラウンド
11 8月30日 筑波大学U22B 〇4ー1 フカガワみらいフィールド
12 9月2日 東洋大学U22 ●3ー4 東洋大学朝霞キャンパス・サッカー場
13 9月5日 中央大学U22A 〇4ー1 法政大学城山サッカー場
14 9月11日 城西大学U22A 〇2ー1 JOSAI SPORTS FIELD
15 9月26日 東京国際大学U22B 〇1ー0 法政大学城山サッカー場
16 10月4日 拓殖大学U22B △2ー2 法政大学城山サッカー場
17 10月7日 東海大学U22A ●0ー1 法政大学城山サッカー場
18 10月11日 帝京大学U22A △1ー1 法政大学城山サッカー場

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