関東学生アメリカンフットボールリーグ 第6戦 対早大
2026年10月31日(土)
アミノバイタルフィールド

優勝を決めてトロフィーを掲げる選手たち
勝てば2年ぶり22回目の関東優勝が決まる早大との第6戦。試合は前半から早大が主導権を握り、3Q途中で0-17と17点を追いかける厳しい展開に。それでも、DB小高遥(法1=明治学院)のファンブルリカバーからのTD。RB今手太陽(キャ2=駒場学園)のTDなどで逆転に成功。ディフェンス陣もオフェンスに感化されるように、4QはQBサックなどのビッグプレーを連発した。大逆転勝ちで、リーグ戦6戦全勝とし、優勝を決めた。
試合結果
トータル試合結果
|
法政大学 ORANGE |
0 | 1Q | 7 |
早稲田大学 BIG BEARS |
|---|---|---|---|---|
| 0 | 2Q | 3 | ||
| 14 | 3Q | 7 | ||
| 7 | 4Q | 0 | ||
| 法政大学 ORANGE | 21 | Total | 17 | 早稲田大学 BIG BEARS |
試合得点
| Q | ポジション | 選手 | 得点方法 | トライフォーポイント(以降:TFP) |
|---|---|---|---|---|
| 3 | RB | 今手太陽(キャ2=駒場学園) | タッチダウン(以降:TD) | ○ |
| 3 | DB | 小高遥(法1=明治学院) | TD | ○ |
| 4 | RB | 今手太陽(キャ2=駒場学園) | TD | ○ |
戦評
勝てば法政ORANGEの2年ぶり22回目の優勝が決まる第6戦。昨年3-31と攻守に圧倒され、関東王者の座を明け渡した因縁の相手・早大との対戦となった。
昨年の対戦で3TDを挙げた早大RB長内一航は、今季も第5節終了時点で関東1位の669ヤード、10TDを記録している。ディフェンス陣が長内をどう抑えるか。一方、オフェンス陣は前節で課題となった得点圏での決定力を改善できるか。攻守それぞれの対応が問われる1戦となった。
試合は早大のキックオフから開始。
両チームの守備陣が鋭い出足を見せ、互いにランで前進できず。法大はパントを蹴らされる展開になり、早大に攻撃権が渡る。
早大の攻撃は、敵陣34ヤードから。相手RB長内のランを止めることができず。約30ヤードのロングゲインを許すなど、ゴール前10ヤードまで迫られる。最後は4th&2から、パスTDを奪われる。TFPも決まり、0-7と1Q残り2分で先制される。
再開後、法大の攻撃となるも、3rd&3でランを止められたところで1Qが終了した。

出足の早いディフェンスを見せたLB犬飼
2Qは法大のパントから始まった。
ここでも、法大ディフェンスが粘りを見せる。自陣20ヤードからの相手の攻撃を、DL三村円仁(営4=駒場学園)のナイスタックルなどでパントに抑える。
しかし、法大オフェンスも波に乗り切れない。パス失敗や相手のロスタックルを受けて、最後は4th&7からギャンブル失敗。再び早大の攻撃となる。
早大の攻撃は敵陣35ヤードから。相手のラン中心の攻撃に苦しみ、4度1stダウンを更新される。迎えた自陣13ヤードからの攻撃で、4th&4まで持っていくも、FGを決められ0-10とリードを広げられる。
その後、互いにパントを蹴り合う展開に。再び法大の攻撃となるも、パス失敗が響きゲインすることができず。
0-10と早大に攻守に主導権を握られ、前半が終了した。

ナイスタックルがあったDL三村
ハーフタイムを挟み、法大のキックオフで試合が再開。早大は自陣35ヤードから攻撃を開始する。ランプレーで3度の1stダウン更新を許し、ゴール前まで攻め込まれると、1st&GoalからランでTDを決められる。TFPも成功し、0-17と点差を広げられた。
続く法大の攻撃は自陣25ヤードから。QBが田邊悠人(営1=日大)に代わると、自らのスクランブルやRB今手太陽(キャ2=駒場学園)のランで1stダウンを更新する。さらにWR阿部賢利(営4=法政二)へのパスを成功させるなど、着実に前進して相手陣へ。短いランやパスを織り交ぜながら攻撃を続けると、3rd&8から今手がランでTDを奪う!K鎭野涼太(社4=法政二)のTFPも成功し、7-17と反撃ののろしを上げた。

流れを変えたQB田邊
さらに、法大のキックオフで試合が再開すると、早大がリターン中にファンブル。DB小高遥(法1=明治学院)がこぼれ球を拾い、そのまま相手エンドゾーンまで駆け抜けTDを決める!鎭野のTFPも成功し、14-17。一気に3点差まで詰め寄った。

ファンブルリカバーからTDを奪ったDB小高
続く早大の攻撃は自陣45ヤードから。ランを試みるも、DL吉川和輝(経2=法政二)のロスタックルやLB瀧川元熙(営4=佼成学園)のタックルなど、法大守備陣が粘り強く対応。4thダウンに追い込み、パントに持ち込んだ。
続く法大の攻撃は自陣5ヤードから。QB田邊のスクランブルやパスで着実に前進して3Qが終了した。
4Qは自陣15ヤードから法大の攻撃で始まった。早大の反則もあり、さらに陣地を10ヤード進める。QB田邊からTE矢作一颯(法4=足立学園)へのパスや、RB宮本樹音(文3=佼成学園)のランなどで攻撃をつなぎ、2度1stダウンを更新。さらに矢作へのパスや今手のランで前進すると、3rd&1から今手がランでTD!TFPも成功し、21-17と逆転に成功した。

逆転のTDを奪ったRB今手
再開後、早大にキックオフリターンでロングゲインを許し、早大陣25ヤードからの攻撃に。それでも、DL赤穂谷怜旺(法2=法政二)がロスタックルを決め、早大の攻撃を後退させる。さらにパス失敗を誘うなど、4thダウンまで追い込んだ。早大はここでFGを選択するも、キックはゴールを外れ、追加点を許さなかった。
続く法大の攻撃は自陣26ヤードから。ランを中心に攻撃を組み立てるも、4thダウンでパントを選択。残り時間が少なくなる中、再び早大に攻撃権が渡った。

ディフェンスリーダーDB岡村を中心に粘り強く守った
早大は自陣40ヤードから攻撃を開始。ランで前進を許す場面もあったが、LB盛暢孝(人2=法政二)のタックルなど、法大守備陣が粘りを見せる。早大に1stダウンを更新され、パスやランで攻め込まれるも、再び4thダウンに追い込む。最後は早大のパスを防ぎ、攻守交代。法大がリードを守り切った。
最後は法大が攻撃権を握ったまま残り時間を消化。試合終了の笛が鳴り、法大は早大を下して6連勝を達成。見事2年ぶり22回目の優勝を決めた。

試合後、スタンドにあいさつをする選手たち
0-17からの逆転勝ちで、関東制覇を成し遂げた法政ORANGE。昨年敗れた早大にリベンジを果たした!
それでも、主将・安藤誠人(文4=明治学院)が「やっとスタートラインに立てた」と語ったように、チームの目標は”日本一”。最終戦の後には、全日本選手権が待っている。優勝に満足することなく、法政ORANGEはこれからも歩み続ける。
(記事:松野要、黒岩なつ子)





